2009年10月10日

『ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜』

ヴィヨンの妻女性には生まれながらに2つの魅力があると思います。桜桃のように人を生まれ変わらせる魅力と、タンポポのように我慢強く生きる魅力。そしてこれらは大概の男性には生まれながらには欠けているものであって、生きていく中で愛する女性から教えてもらわなければならないこと。そんなことをふと思わせてくれるような映画でした。

太宰治生誕100周年記念作として作られ、第33回モントリオール国際映画祭にて監督賞を受賞したこの作品。太宰文学を読破された方ならこの映画が「ヴィヨンの妻」だけを映画化したものでないことをも楽しめる内容になっているとか。でも太宰文学をあまり知らない方でも十分その太宰の世界観を堪能できるのではないかと思います。

一応公式HPなどを見ると放蕩な小説家である大谷が「桜桃」、健気な妻・佐知が「タンポポ」ということらしいので、本来なら最初から最後までこの夫婦がこの映画の主人公であるはずなんですが、前半は佐知に恋する岡田や弁護士になった辻、椿屋夫婦からの視点で語られるなど、不思議と群像劇のような感じさえ受けるんですよね。

でもそれは別に主人公夫婦の魅力が薄いからとか、変に脇役を目立たせているとかではなく、この夫婦がそれぞれいろんな人から愛されている。そして映画が進むにつれて、どんなにいろんな人から慕われても大谷と佐知それぞれの一番の理解者はやはり佐知と大谷であることが徐々に浮き彫りになっていく。

特に警察署にご厄介になった大谷に鉄網越しに佐知が愚痴るくだり。ここで佐知の顔がアップになるにつれて鉄網の陰がゆっくりと消えていく演出は、この夫婦の何物にもジャマされない本当に強い絆を感じるシーンでしたよ。
このシーンを始めとして終始静かで地味な演出ばかりでしたが、太宰治文学の死を求める苦しさと生を求める繊細さが混在しているという世界観を壊さない丁寧な演出は凄く好感の持てるものでしたね。

また「女には幸せも不幸もない。でも男には不幸があるだけ。」という大谷のセリフや、「生きていてくれさえすれば、それだけでいい。」という佐知のセリフも男性と女性の根本的な違いを描いていて、凄くいいんですよね。
ちょっと大谷に太宰治のキャラを被せ過ぎというご指摘もあれど、男という生き物は本当に繊細で弱い生き物。愛する女性に叱咤激励されないと奮起して生きていくことのできない生き物。その繊細さを壊さない繊細なセリフが男心を代弁してくれてましたよ。

そして「生きる」ということは「誰かのため」の行動であって、「死ぬ」ということは「自分のため」の行動であることを教えてくれるこの大谷と佐知の夫婦像。
佐知がマフラーを盗んでしまったことも、その佐知を大谷が庇ったことも、佐知が椿屋で働くことも、辻が大谷の弁護を引き受けたことも、岡田が国分寺から三鷹まで歩いて帰ることも、秋子が大谷を待って酔いつぶれることも、椿屋夫婦が大谷夫婦のために何かと動いてくれたことも、多くの客が鼻の下を伸ばしながら佐知にチップを弾んでくれたことも、そして佐知が大谷のために口紅をしたことも全て「自分のために生きる」ことではなく「愛する人のために生きる」こと。

そのことを要約した佐知の「生きていてくれさえすれば、それだけでいい。」という最後のセリフ。もうこれだけで十分といった感じでしたよ。
やはり太宰文学は時代をどんなに超えて素晴らしい。特に戦後すぐの頃と同じように希望が持てそうなのに今を生きるので精一杯になりがちの現代にはその素晴らしさをより堪能できるのではないでしょうか。

深夜らじお@の映画館は松たか子さんの意外と似合う着物姿に少し見惚れてしまいました。


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モントリオール映画祭で根岸吉太郎監督は最優秀監督賞を受賞しました。太宰治が自殺する2年前の短編小説です。あらすじ戦後の混乱期、小説家の大谷(浅野忠信)は大酒のみで浮気を繰り返しています。妻佐智(松たか子)は夫の踏み倒した酒場で働く事になります。彼女の魅力....
「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」は太宰治原作の映画で、小説家の妻が小説家の不祥事を謝罪したり、働く事になり献身的に支えるが小説家は妻を疑い自らも愛人に溺れて自殺未遂をするがそれでも小説家を妻は支えるストーリーである。ダメな夫を持ってもなお支え続ける妻の....
19. 『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』  [ 京の昼寝〜♪ ]   2009年10月20日 12:06
□作品オフィシャルサイト 「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」□監督 根岸吉太郎 □脚本 田中陽造 □原作 太宰治 □キャスト 松たか子、浅野忠信、室井 滋、伊武雅刀、光石 研、広末涼子、妻夫木  聡、堤 真一、山本未來、新井浩文■鑑賞日 10月12日(月...
20. 映画「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」  [ FREE TIME ]   2009年10月20日 22:51
映画「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」を鑑賞。
21. ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜  [ 空想俳人日記 ]   2009年10月28日 08:15
この世には 生まれた喜びと 刹那さと  太宰の生誕100年だそうな。この映画の前の「斜陽」を見逃したのはアホかもしれない。でも生誕100年だからといって、何でもかんでも絡まなくてもよかろう。私はとっくに太宰を卒業したはずなのだから。  私にとって文学...
22. ★「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜」  [ ★☆ひらりん的映画ブログ☆★ ]   2009年10月29日 03:42
TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスもこれで打ち止め。 合計18作品をタダで見ることができました。 本作は、文豪・太宰治の原作・・・ 2009年は太宰の生誕100周年だったのね。
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2009年に、生誕100年を迎える文豪・太宰治の同名短編小説を、『雪に願うこと』の根岸吉太郎監督が映画化した文芸ドラマ。戦後の混乱期を背景に、道楽ざんまいの小説家の夫に振り回されながらも、明るくしなやかに生きていく女性の姿を描く。逆境の中でも活力にあふれるヒロイ...
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この記事へのコメント

1. Posted by たいむ   2009年10月11日 10:43
夢も希望も無い事を言うようだけど、夫婦でも「生きていてくれればよれで良い」なんて心境にはちょっと行きつかないかなぁ、というのが本音(笑)
今の時代、こんなことがサラリと言えそうなのは、何もかもを失ってそれでも愛し合っている夫婦くらい?
この感覚が独身貴族を増やしてるのかなぁ?(笑)
夫婦の原点を観る事が出来る作品でした。
2. Posted by にゃむばなな   2009年10月11日 13:23
たいむさんへ

時代背景を考えるとこの夫婦の言葉はまさに夫婦の原点だと思いますよ。

でも独身貴族の私からの意見になりますが、今の夫婦観はちょっとぜいたくなのかも?と思うときがたまにあります。
まぁ時代が変わると夫婦観も変わってしまいますからね。
3. Posted by ミチ   2009年10月11日 19:38
こんにちは♪
魔性の男と魔性の女の組み合わせだな〜と思ってみてました。
これは絶対に離れられないでしょう〜(笑)
主演ふたりがすっごく良かった!
4. Posted by にゃむばなな   2009年10月11日 20:05
ミチさんへ

表には出さないまでも、心の内ではお互い離れられないのが分かっている。
そんな夫婦が一番なのかも知れませんね。
5. Posted by rose_chocolat   2009年10月11日 20:59
>「生きていてくれれば、それだけでいい」

本当はそう思えればいいのですが、そうもいかないのが夫婦です(苦笑
私だったら、お金にだらしないダンナだったら愛想尽かしちゃうかもなあ。。。
でも本気で才能に惚れたらついて行くかな!?
そうなってみないとわかんないのも夫婦です(笑
6. Posted by にゃむばなな   2009年10月12日 14:22
rose_chocolatさんへ

才能で惚れさすのは男の甲斐性の一つ。
でもそんな男性が世の中に少ないのも事実。

まぁ実際に夫婦を経験されている方のご意見も様々ですが、それもまた独身者からすると結構面白かったりするんですけどね。
7. Posted by Ageha   2009年10月14日 12:54
現実問題として
じょおだんじゃないわよ〜〜(笑)ですが。

いざ、ダメダメオトコに
頼られて甘えられて
お前にしか本音も弱さも見せられへんねんときたら
コロッと・・・(おいおい)

基本オンナが持っている母性ってのは
こういう男を包み込む能力なのかもしれず
はたからみてむっちゃ不幸でも
尽くしてる本人はぜんぜん幸せだったりするわけで。

ただ、この作品に出てくる佐知に関しては女の自分から見てもなぜか
さっぱり理解できませんでした。
うまく説明できませんが
「変わってるな〜」と・・・。
8. Posted by にゃむばなな   2009年10月14日 18:52
Ahehaさんへ

大谷はヘタレなところを詩的に表現するところが、ダメンズ好きな女性にはウケるのではないでしょうか?

ダメンズなのに軽くないところというんでしょうか。この人はいつか成功する可能性が垣間見えるという感じかな?
9. Posted by 由香   2009年10月14日 21:57
こんばんは〜♪
にゃむばななさんも堪能されたようですね〜
私もかなりツボでした。太宰治の世界観が好きってわけでもないのですが、この映画でそれを堪能出来たことには大満足でしたよ〜
浅野さんと松さんがとても良かった・・・二人の会話やちょっとした仕草が素晴らしかったです。
10. Posted by にゃむばなな   2009年10月14日 23:15
由香さんへ

世間ズレした夫婦と言ってしまえばそれまでですが、こういう夫婦も何かいいですよね。
実益だけじゃないって感じがして。
11. Posted by YUKKO   2009年10月18日 21:06
時代背景を考えると仕方ないかもしれませんが、私の理想とする夫婦像と違いすぎて、共感できないまま見終わりました。けなげな妻というより、したたかさを感じましたね。
12. Posted by にゃむばなな   2009年10月18日 21:39
YUKKOさんへ

男性の好みにもよりますが、私個人的には健気な妻よりもしたたかな妻の方が好きですね。
男って生き物は女性に軽くあしらわれたいという願望もあったりするものですから。
13. Posted by miyu   2009年11月03日 18:45
そうですね。映画的に少し地味な映画ですが、
とても質は良かったと思いました。
夫を献身的に支える妻、少し見習わなくっては
いけないなぁ〜と思ってしまいましたですヾ(´ε`*)ゝ エヘヘ
14. Posted by にゃむばなな   2009年11月03日 20:15
miyuさんへ

地味な映画ではありましたが、俳優の起用法の巧さもあって、いい映画でしたよね。
やっぱり佐知のように、夫のことを理解したうえで支えてくれる女性は素敵だと思います。最近は男性のことを理解してくれない女性も増えただけに・・・。
15. Posted by mezzotint   2009年11月11日 23:23
にゃむばななさん
今晩は☆彡
コメント&TBありがとうございます。
本当のところ、男性は女性よりず〜と繊細だと思います。いつからか、男性に女性が依存する傾向になっていますが・・・。
実は女性は佐知さんのように芯の強い
人が多い気がするのですが?

16. Posted by にゃむばなな   2009年11月12日 18:56
mezotintさんへ

女性は本当に強いですよ。
そして男性は本当に繊細ですよ。

その構図がいつからかおかしくなっただけに、誤解も生まれているんですもん。

そこんとこを描いている太宰作品はやっぱり素晴らしいですよ。
17. Posted by latifa   2010年06月21日 12:04
にゃむばななさん、こんにちは!
いやぁ〜〜〜相変わらずにゃむばななさんのレビューは深いですねっ!!

>女性には2つの〜〜桜桃のように人を生まれ変わらせる魅力と、タンポポのように我慢強く生きる魅力
↓ 
なるほどー。でも、HPなどでは、
>大谷が「桜桃」、健気な妻・佐知が「タンポポ」ということらしい
そうなんですか? 
実は、このタイトルの意味が解っていなかったので、とても勉強になりました。

また、
>そして「生きる」ということは「誰かのため」の行動であって、「死ぬ」ということは「自分のため」の行動であること
 いや〜名言ですね。色々しばし考えてしまいました・・・。
18. Posted by にゃむばなな   2010年06月21日 13:00
latifaさんへ

私は太宰作品を全て読んでいる訳ではないのですが、太宰作品って一人で苦しんでいるように見えて、実は他人との繋がりを強く求めているように思えるんですよね。
そんな太宰作品の根底にあるものがこの映画ではそれとなく現れていたような気がしましたよ。

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