2009年11月08日

『SAW6』

SAW6ジグゾウ、アマンダ、ホフマン刑事、そして元妻ジル。この4人が新たな一本の線で結ばれるこのシリーズ第6作目。
今回の映像はさほどグロくないものの、脚本などちょっとこのシリーズにも陰りが見え始めたかな?と思えるのが少し残念。ですからそろそろ原点に立ち返ってジェームズ・ワンとリー・ワネルが監督や脚本に戻ってきてほしいんですけどね。

これまで処刑機材を作ってきたデヴィッド・ハックルに代わり、これまで編集を担当してきたケヴィン・グルタートが新たな監督として挑んでいる今作。でも身内ばかりで監督を歴任しているせいでしょうか、今回は新鮮味というものが大きく欠けているように思えるんですよね。

まずいつも通りジグゾウ先生の処刑ゲームが行われるOPも確かに映像はグロいのですが、映像がグロいだけで「間」や「雰囲気」などはさほどグロくないんです。ですからちょっと冷静に見れば容易に次の展開が読めてしまうため、そのグロささえ平気になってしまうほど。
みなさんのレビューを拝見していても今回はそんなにグロくなかったというのも、このシリーズの映像に慣れてしまっている以上に、今回は新鮮味を感じられなかったのも大きな一因なのではないでしょうか。

また処刑ゲームのターゲットとなった保険会社のイーストンが部下の命を選択するのも意外とあっさり。確かに迷った末に2人から1人を、6人から2人を選び残しているのですが、これまでのように様々な感情が襲った末の選択という感じがしないんですよね。
特にあれだけ「計算式」という言葉を連発したので、理論的思考と感情的思考の狭間で悩み苦しむのかと思っていたのですが、本当に「迷う」であって「悩み苦しむ」という感じはしませんでした。

そしてホフマン刑事に代わると言っていいのでしょうか、ジグゾウ先生の真の後継者がまさかあの人というのはちょっと残念というか、やっぱりというか。
映画の製作だけでなく、ジグゾウ先生の後継者まで身内からですかと思えてしまうのも新鮮味を感じられないうえに、ジグゾウ先生の遺品の中身もそれだけ?と思えたのも残念。やはり1作目のように「そこから来ましたか!」と観客を驚愕させてほしいですよ。
ただラストのイーストンの家族が云々というドンデン返しは面白かったです。

てな訳で1作目のヒット以降、製作に名前を連ねているだけのジェームズ・ワンとリー・ワネルがそろそろこのシリーズを完結に導くべく、再び彼らの手で直接7作目以降を撮ってほしいと願うと共に、この映画を見てどんなことがあっても保険会社だけには転職しないでおこうと思いました。

そして『スペル』を見ておばあさんを大事にしようと思ったように、この映画を見ておじいさんも大切にせなあかんと思いました。特に食事会で出会うおじいさんには。

深夜らじお@の映画館が再来週に取引先の食事会に参加する予定があります。

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この記事へのコメント

1. Posted by miyu   2009年11月08日 16:01
7の脚本もパトリック・メルトン&マーカス・ダンスタンみたいですね。
あたしは4作目ぐらいから別の楽しみを見つけたので、
このシリーズはやっぱり好きですね。
2. Posted by にゃむばなな   2009年11月08日 17:31
miyuさんへ

あぁ〜やっぱり当分の間は路線変えずですか。
まぁそれでも面白ければいいのですが、完結に向けてそろそろ原点回帰であの2人には戻ってきてほしいですね。
3. Posted by かのん   2009年11月09日 21:37
今回はターゲットになったイーストンが嫌なヤツとしてかなり強調されてためにジグソウにやられて当然みたいな感情を持ってしまい作品特有の不条理さが薄かったような気もしました。

4. Posted by yukarin   2009年11月09日 21:41
ほんと新鮮さがなかったですね^^;
まだ続くのにこの先どうなっちゃうんでしょ。
ソウソウ、おじいさんもおばあさんも大切にしなきゃいけませんね(笑)
5. Posted by にゃむばなな   2009年11月09日 22:18
かのんさんへ

そうそう、ヤラれて当然と思っちゃうところがエグさを薄めていたのかな?と思いましたよ。
やっぱり不条理さを感じるところがこのシリーズの怖さですもんね。
6. Posted by にゃむばなな   2009年11月09日 22:20
yukarinさんへ

シリーズは9まで続くそうですよ。
でもそろそろテコ入れとかしてほしですね。
7. Posted by えめきん   2009年11月10日 22:51
こちらにもお邪魔します。

アッサ過ぎずグロ過ぎずで丁度良い塩梅の残酷描写、ゲームの最後に仕掛けられた意外な仕掛け、シリーズのファンへのお楽しみ要素など、決して悪くない出来なのに今一つ盛り上がれなかったのは、やはりこのシリーズに飽きてきたからなんでしょう。そろそろ幕を引くべきだと思うんですが、それはまだまだ先の話なんですよね。
本当に次くらいは、オリジナルのメンバーを復帰させてガツンとインパクトのあるものを作って欲しいです。
8. Posted by にゃむばなな   2009年11月10日 23:47
えめきんさんへ

やっぱりそろそろテコ入れというか、マンネリ化を避けるためのインパクトがほしいですね。
そう思うと期待したいのはやっぱりオリジナルを作ったあの2人ですよね。
9. Posted by とらねこ   2009年12月10日 15:16
私は逆に、これまでのシリーズが混沌としていて拡がりすぎてしまった辺りを、上手に回収していったように思えました。
次回もまた見に行こうという気持ちになりましたが、にゃむばななさんはいかがでしたでしょうか?
10. Posted by にゃむばなな   2009年12月10日 20:44
とらねこさんへ

「毒を食わねば皿までも」でしたっけ?
私はこのシリーズが終焉を迎えるまで映画館に通い続けますよ。
もうここまで来たら、最後まで行かないと!ですもん。
11. Posted by KLY   2010年07月21日 01:07
ふ〜、やっと追いつきました。まずはコレで今年の11月の祭りに参加する資格を得たという感じです。(笑)

ホントもう最初の2人に戻って欲しいですよ。でもmigさんだったかな、7と8はバウズマン監督で決まったんだそうですね。だとしたら完結する9で、最後ぐらい締めてもらわんと…。ああ、あの1のおかしな爽快感というか、負けた感というか、やられた感というか、もう一度味わいたいです。
12. Posted by にゃむばなな   2010年07月21日 15:53
KLYさんへ

お疲れさまです。こういう映画を6本も見るのは大変でしたでしょ?

そういう苦労も報われるよう、最新作には期待したいんですが、あの2人が帰ってこないことには期待もできませんよね。

早く戻ってきてくれないかな〜。

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