2010年01月24日

『劇場版Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS』

Fate/stay night UBWやっぱり「Fate/stay night」の世界観には魂が震えます。アーチャーの男気、衛宮士郎の信念の強さ、そして遠坂凛のツンデレぶりに心も震えました。映画としてはあまりにも尺が短すぎて端折りすぎ感も否めないうえに、映画化による新展開も一切ありませんでしたが、それでも見終わった後にまたPS2「Fate/stay night[Realta Nua]/UNLIMITED BLADE WORKS」をプレイしたくなりましたよ。

ゲームなどで「UNLIMITED BLADE WORKS」の展開を知らない方には全く理解していただけないほどかなり展開が早く、また主人公たちの心理描写もあまり深くまで描かれていないこの映画。
それでもセイバー召還における「問おう、貴方が私のマスターか」やアーチャーが士郎に語る「理想を抱いて溺死しろ」といった名セリフにはやはり「Fate/stay night」好きとしての魂が震えちゃうんですよね。

だって「Fate/stay night」といえば、サーヴァントの英霊がゆえの苦悩や後悔とマスターの未来を夢見るがゆえの理想が激しく対立することで生まれる切なさと美しさと儚さが魅力であって、特に「UNLIMITED BLADE WORKS」においては理想と現実の葛藤を英霊エミヤことアーチャーと未来のアーチャーこと士郎の意地と意地のぶつかり合い以上の斬戟で見せることで「理想を抱く男の意地」がめちゃ格好よく描かれているんですよね。
ですからゲームをプレイしている時も士郎が固有結界でギルガメッシュを追い込むくだりに魂が震えましたし、この映画でもそのくだりにおける士郎の「いくぞ英雄王!武器の貯蔵は十分か!!」のセリフにも震えましたよ。

そして「UNLIMITED BLADE WORKS」のもう一つの魅力でもある、大人びた遠坂凛が見せる少女らしさ。アーチャーに裏切られて落ち込み、士郎に助けられて勇気付けられ、そしてアーチャーの正体を知って見せる、まるで失恋した少女が少し大人の女性へと成長したかのような笑顔。もちろん士郎への魔力供給のくだりの凛もかわいらしかったですが、私はやっぱりあのラストの凛の成長ぶりが大好きですね。

てな訳でどうせならライダー、バーサーカー、イリヤといったキャラの出番を無くして、展開もセイバー召還からではなく、世界観を軽く説明した後に柳洞寺でのアーチャーとキャスターのやりとりあたりから始めてもよかったかな?セイバーの見せ場ももう少し欲しかったかなと思いましたが、概ね満足です。

しかしやっぱりセイバーの凛とした美しさと、アサシンの粋な美しさはいいですね。
そしてアーチャーを演じる諏訪部順一さんの渋い声で聞く
「I am the born of my sword./体は剣で出来ている。
Steel is my body,and fire is my blood./血潮は鉄で、心は硝子。
I have created over a thousand blades./幾たびの戦場を越えて不敗。
Unknown to Death,Nor known to Life./ただ一度の敗走はなく、ただ一度も理解されない。
Have withstood pain to many weapons./彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う。
Yet,those hands will never hold anything./故に生涯に意味はなく。
So as I pray,unlimited blade works./その体は、きっと剣で出来ていた。」の名セリフが最高です。やはりアーチャーのように背中で語る男は格好いい!

深夜らじお@の映画館はセイバーがプリントされた前売り券を買っていました。

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この記事へのコメント

1. Posted by ミツ   2010年02月14日 15:59
こんにちは!

世界観の構築が細かにされて“いそう”で、原作は面白そうって気配は感じ取れました(笑)
事実、本来はかなりのボリュームの話なんですよね?
PSPに移植されたりすれば、気軽に手は出せそうなんですけどね……しないかな?

ただ、いわゆるギャルゲー用語の“ルート選択”は、メディアミックスにおいて、かなり美味しいシステムだと改めて実感しました。
そのアプローチ次第で、いくらでも量産出来ますからね。
それを活かして、どんどん世界観を広げていくタイプの作品も観てみたいものです。
2. Posted by にゃむばなな   2010年02月14日 16:32
ミツさんへ

この「Fate/stay night」という作品のストーリーのボリュームはごっついです。
そしてどのルートのお話も結構いいんですよね。

ですから仰るとおり、「ルート選択」というのは一つの作品でたくさんのお話を描ける優良システムなんですよね。
それを今回TYPE-MOONは実践したのかも知れませんね。
3. Posted by えめきん   2010年02月16日 22:19
こんばんは。TB&コメントありがとうございました。

原作が素晴しいのを知っているので真正面から批判はしたくないんですが、やはり構成に相当難がありますよね。上映時間は最低でも3時間は必要でした。

ライダー、バーサーカー、イリヤは本当に必要なかったですよね。エセ神父も実に中途半端でした。あの辺りはゴッソリカットして欲しかったですが、それをすると別で批判する人が出てきそうですよね。難しいところです。
4. Posted by にゃむばなな   2010年02月16日 22:49
えめきんさんへ

そうなんですよね。
あの素晴らしい原作を活かすたみにもカットするべきところはしてほしかったのですが、これがたくさんのファンを抱える壮大な作品の宿命なのか…。
本当に難しいところです。
5. Posted by かのん   2012年08月23日 09:35
何の予備知識もなく観て始めてみたらなかなか面白かったです。もともと剣と魔法モノは何でも好きだったりするんですけど、日常が背景にあることでちょっと異色なタイプで楽しめました。
6. Posted by にゃむばなな   2012年08月23日 17:18
かのんさんへ

ゲーム本編やTVアニメなどは、もっと面白いですよ。
是非ご覧あれ。

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