2010年02月17日

『ローマの休日』

ローマの休日オードリー・ヘップバーンの色褪せない魅力がふんだんに詰まった映画。そして数々の映画からオマージュを捧げられるほど恋愛映画のスタンダード作品になっている映画。1953年の作品ということで古典的名作と言われながらも、今の時代に見ても新鮮ささえ感じるほど本当に魅力たっぷりなんですよね。本当にこの映画こそパーフェクトに近い恋愛映画だと思います。

映画界には各時代を彩る女優が常に存在するものですが、彼女たちはやはり時代が変わればその魅力も当然過去のものになってしまうものです。
でもこの映画のオードリー・ヘップバーンの魅力は完全に時代を超越しており、50年以上経ったこの21世紀になってからこの映画を見ても彼女に「惚れてしまうやろが~!」状態になってしまうほど魅力的なんですよね。

アン王女としての凛とした美しさ、ローマに一人で遊びに出る時のおてんばさ、一人の記者と過ごし恋を知る女性としてのかわいらしさ、そしてアン王女として生きる道を選んだ時の強さ。
見た目だけでない内面の美しさやかわいらしさも思う存分に描かれているからでしょうか、とにかく彼女の魅力にハマっちゃうんですよね。ですからこの映画が白黒映画なのが無性に悔しくなるんです。カラー映画でもっと彼女の「この時の」魅力を味わいたいと思っちゃうんですよ。
ほんと、こういう感覚を公開されてから50年以上経っても観客に抱かせる女優さんというのも、もしかしたらオードリー・ヘップバーンだけかも知れませんね。

またそんな彼女とグレゴリー・ペック演じる記者とが過ごすローマでのデートシーンも、今となっては数々の恋愛映画で模倣されるほどの有名なシーンばかり。
例えばバイクに2人乗りするシーンは『八月のクリスマス』や『リプリー』で、ラストの記者会見シーンは『ノッティングヒルの恋人』でなど、とにかくこの映画が世界の恋愛映画に与えた影響がいかに凄いかは映画好きであればあるほど理解していただけると思うのです。

もちろん真実の口のシーンも有名ですが、もうこの映画はあのアン王女と記者のデートシーン全てが名シーンと呼んでもいいくらいだと思います。とにかくこの映画は恋愛映画として凄く魅力的で、まさに「うっとり」なんですもん。

そしてその「うっとり」感を味わえたからでしょうか、あのラストの記者会見のシーンは心が少し締め付けられるんですよね。どう足掻いても結ばれない2人だけれども、2人で楽しく過ごした時間がある限り2人はこれからも強く生きていける。それもまた『恋におちたシェイクスピア』に通ずるところもあり、本当にこの映画の影響力の凄さを感じてしまいます。

てな訳でこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞したオードリー・ヘップバーンが受賞の驚きと喜びのあまりに、授賞式会場でもらったばかりのオスカー像を失くしたというエピソードもなぜかかわいらしく思えてしまう、本当に「永遠に輝く名作」と呼べる映画でした。

深夜らじお@の映画館は真実の口に手を入れると危険な気がします。


acideigakan at 22:09│Comments(8)clip!映画レビュー【ら行】 

この記事へのトラックバック

1. ローマの休日  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2010年02月17日 22:54
 「邂逅(めぐりあい)」に次いで、モノクロ名作シリーズ!って勝手にそんな祭りを開催してみました〜。実はまだ観ていなかったのですねぇ〜。  と言ってもこれだけ有名な映画ですし、内容はもちろん名場面ダイジェストなんかはCMだとかTVだとかで観ているので、今更っ....
2. ローマの休日  [ 映画鑑賞★日記・・・ ]   2011年01月27日 18:10
【ROMAN HOLIDAY】 1954/04公開 アメリカ 118分監督:ウィリアム・ワイラー出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、テュリオ・カルミナティ、パオロ・カ ...
3. ローマの休日  [ E'S STREAM ]   2017年05月17日 19:41
破天荒な王女との束の間のバカンス。ローマを訪問中の某国のアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、連日の強行軍に嫌気がさし宮殿を抜け出す。路上で眠ってしまった王女を見つけ ...

この記事へのコメント

1. Posted by miyu   2010年02月17日 22:47
確かに美しさや面白さってのは時代によって変わるけど、
変わらないモノもあって、それがこの映画にはどちらも
揃ってるっつ〜ことなんでしょうねぇ。
色あせない名作ってのが本当に存在するんだと言う
証拠みたいな作品ですよね〜♪
2. Posted by にゃむばなな   2010年02月17日 22:58
miyuさんへ

そうなんですよね。時代が変わっても変わらないものがこの映画には溢れてますよね。
それがこの映画の名作たる所以なんでしょうね。
3. Posted by アイマック   2010年02月19日 12:46
こんにちは!
数年前にTVで観たんですが、オードリー・ヘップバーンの魅力は半端なかったです。
時代に関係なく人気があるのがわかりました。
優雅、キュート・・現代の女優さんで彼女に勝る人はいないですよね。
王女のひとときの恋、「永遠に輝く名作」ですね!
4. Posted by にゃむばなな   2010年02月19日 18:08
アイマックさんへ

> 優雅、キュート・・現代の女優さんで彼女に勝る人はいないですよね。

そうですよね。オードリー・ヘップバーンが時代を超えて今も人気が高い理由はこの映画一本を見るだけで十二分に理解できますよね。
ほんと、「永遠に輝く名作」ですね。
5. Posted by yukarin   2011年01月27日 18:18
久々に観ましたが、オードリー・ヘップバーンの美しさにはうっとりしてしまいます。
50年以上たっても変らぬ美しさ、全く古さを感じさせない作品ですね。
6. Posted by にゃむばなな   2011年01月27日 19:48
yukarinさんへ

本当にオードリー・ヘップバーンは時代を超えた魅力を持ってますよね。
とても50年以上前の映画とは思えませんよ。
7. Posted by    2017年05月17日 19:40
どこでも観られるのが、王族の宿命でしょうが、そんな世間の評価を気にしないで、自分の我がままを通せるのも、アンの魅力の一つでしょうね。

大根とか、田舎者でもあるのでしょうが、それが許されるのは、アンだからなのでしょう。映画で言葉を否定する事は出来ませんが、説得力のある美しさを形用できるのは、これだけの名作のゆえんでしょう。
8. Posted by にゃむばなな   2017年05月17日 23:05
隆さんへ

王族でありながら、王族であらずの人生を模索する。
それがアン王女の魅力であり、それを体現したオードリ・ヘップバーンの魅力であるからこそ、名作として語り継がれるのかも知れませんね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載