2010年08月14日

『キャタピラー』

キャタピラー言葉を失う映画。生ける軍神、化物、黒川久蔵。軍神の妻、貞操の鑑、黒川シゲ子。その全てに込められている「忘れるな、これが戦争だ!」というメッセージ。
これはもはや単なる反戦映画ではなく、日本人として絶対に見るべき、いや世界中の人間が見るべき映画です。なぜなら「正義の為の戦争などない。戦争は人殺しである」のだから。

2月にベルリン国際映画祭で寺島しのぶさんが銀熊賞を受賞されてからすぐにでも上映してほしいというオファーが殺到したにも関わらず、5月に沖縄、8月6日に広島、9日に長崎、そして14日に全国公開というスケジュールに固執した若松孝二監督。
その公開スケジュールにまで固執しただけある監督の執念はこの映画全体を否応なく包み込み、そして観客の心にまで容赦なく届いてくるんですよね。

特にタイトルクレジットと共に四肢を失った久蔵が映し出されるまでの、言葉を失う黒川一家や動揺を隠し切れずに水田で発狂するシゲ子が醸し出す、あの異様なまでの空気を漂わせるOPは鳥肌モノ。それはまるで戦争そのものが異様なものであることを強烈に暗示しているかのようでした。

そして四肢を失っただけでなく顔も一部が焼けただれ、耳も片方聞こえないどころか言葉を発することもできなくなった、まるで化物のような軍神・久蔵の旺盛な食欲と性欲に戸惑うシゲ子。その姿は「建前」と「言えぬ本音」の狭間で苦しんできたこの時代の多くの方の姿そのものではないかと思うのです。

というのも、例えば銃後を守る婦人たちの竹槍やバケツリレーなどは銃兵や焼夷弾の前では無力であり、その建前を貫けば死ぬということが簡単に分かっていても、それは言葉にできない本音であるように、食べて寝て求めてくるだけの軍神を世話することは「お国のため」という「建前」であっても、化物か夫か分からない生き物に騎乗位で奉仕するシゲ子の当初の戸惑いはまさに「言えぬ本音」なんですよね。
ですから前半でシゲ子が久蔵のことを「軍神さま」としか呼んでいないのもその一つの表れではないかと思うのです。

でも銀シャリを久蔵と2人で仲良く食べたり、当時高価だった卵を久蔵の顔に投げつけたりした時のシゲ子は笑顔であろうと発狂していようと間違いなく「軍神さまをお世話する妻」ではなく「夫を愛する妻」であり、また「軍神の妻」という建前ではなく「夫を愛する妻」という本音で夫を求めていたからこそ、勃起せぬ夫でも「あんた」と呼べるようになったのだと思うのです。

ところがシゲ子が建前ではなく本音で夫に向き合ったように、久蔵もまた介護に疲れたシゲ子の冷たい目を通して自分の過去の中国での蛮行に対して「軍神」という建前ではなく「強姦魔」という本当の姿を見てしまったからこそ、入水自殺という最後を選んだ、いや入水自殺という最後に逃げたのだと思うのです。
もし仮に久蔵が話すことだけでも出来ていれば、恐らくシゲ子によって救われていたのかも知れませんが、皮肉にも「言えぬ本音」が彼をあんな結果に導いてしまったように思えました。

1945年8月15日。その日は本音が言えるようになった日。そして本当の自分の姿が分かるようになった日。
「戦争が終わった。万歳」と笑顔になるシゲ子、池に映った醜い自分の顔を知った久蔵。
忘れるな、これもまた戦争だ。

深夜らじお@の映画館は8月15日正午には黙祷を捧げます。

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2010年 88分 監督:若松孝二 出演:寺島しのぶ  大西信満 吉澤健 粕谷佳五  増田恵美  河原さぶ 石川真希  飯島大介  地曵豪 ARATA 篠原勝之 声の出演:小倉一郎 戦場で四肢を失って故郷に帰還した男性と、その妻を待ち受けていた、あまりにつらい日々
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あらすじ頭と胴体だけの姿になって傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となっ

この記事へのコメント

1. Posted by KLY   2010年08月14日 21:39
なるほどあれは中国のシーンだったのですね、それで謎が解けました。どうしてもそこが解らなかったもので。ありがとうございます。
寺島しのぶさんの素晴らしい芝居は言うまでもないのですが、久蔵役の大西さんがまた頑張ったなぁと思いました。あんなに難しい役ってないと思うんですよ。
2. Posted by にゃむばなな   2010年08月14日 21:49
KLYさんへ

大西信満さんは両手を後ろで縛った状態であの衣装を着て撮影に臨まれたと、先日放送されていたメイキングを見ましたが、あれは本当に大変だったと思いますよ。
でもこれだけ素晴らしい演技をしても、来年の日本アカデミーでは寺島しのぶさんだけが賞候補になるんでしょうね。それが非常に残念です。
3. Posted by KLY   2010年08月14日 22:51
恐らく大西さんは候補にも入らないんでしょうね…。あの状態で久蔵の気持ちを、うめき声と表情と動きだけで伝えてくれた素晴らしい演技だというのに。
主演女優賞は恐らく、「告白」の松たか子さんを含めた梨園で争われそうですね。

それと、拙ブログに“中国での罪”に関して追記しました。その際ににゃむばななさんの名前とリンクを貼らせてもらったのですが宜しかったでしょうか。もし不都合でしたらすぐに削除します。

4. Posted by にゃむばなな   2010年08月15日 02:04
KLYさんへ

ほんと、今年の日本アカデミーは梨園対決になるでしょうね。

それと記事云々に関しましては大いに結構。全く問題なっしんぐですよ。
気を掛けていただきましてありがとうございます。
5. Posted by mezzotint   2010年08月16日 22:13
にゃむばななさん
今晩は☆彡
そうなんですか。そのあたりは詳しくおっしゃらなかったのですが。
若松組は確か総勢14名ののスタッフさんだそうです。
その中ですべてやらなきゃならないらしいので本当に大変だと思います。
寺島さんはそんな小さな若松監督組での仕事に凄く魅力を感じられたようです。そして監督の意気込みにも。
これからも一緒に仕事をしたいと話されていました。寺島さんのパワーは聞いているだけで、圧倒されます。
演技も本当に凄いですよね。
貴重な女優さんだとつくづく感じましたね。
6. Posted by にゃむばなな   2010年08月17日 21:39
mezzotintさんへ

公開前のTV番組での作品紹介でもやってましたが、若松監督は相当気合を入れていたみたいですね。
その想いは映画全体に凄く現れていたと思いますよ。
7. Posted by にいな   2010年08月17日 22:40
久蔵は中国人女性をチャンコロとののしってレイプして殺し、家ではシゲ子にあととりも生めないと言って殴り・・・人間として決して尊敬できないイヤなタイプだと思いましたが、そんな人間でもあのように自責の念にかられ、命を絶ってしまうほど追い詰められていたのでしょうね。
芋虫みたいな身体で勲章をもらって何になるのでしょう・・・軍神と崇められて彼は幸せだったのでしょうか・・戦争とは本当に無益で茶番です。
8. Posted by ノルウェーまだ〜む   2010年08月18日 09:01
にゃむばななさん、ご無沙汰してます。
しばらくジプシー生活をしておりました。
ようやく通常生活モードに入って、すこしは映画でも観ないと〜と思っているところです。

ところで、8月15日は日本にとって「終戦記念日」ですが、ここイギリスでは「勝戦記念日」としてお祝いになります。
なんとも複雑な気分です。

この映画はとっても観たかった映画でした。
原作だけでも読み返してみようかな。
9. Posted by にゃむばなな   2010年08月18日 17:03
にいなさんへ

軍部にとって久蔵の体など、どうでもいいんでしょうね。
要は彼を戦意高揚の道具に使いたいだけ。
そんな自分勝手な軍部によって久蔵もシゲ子も、そして日本も翻弄されたのが戦争だったのでしょう。
10. Posted by にゃむばなな   2010年08月18日 17:14
ノルウェーまだ〜むさんへ

お体が元に戻られて良かったです。

そうそう、日本では「終戦」でも連合国側からすれば「勝戦」なんですよね。
確かに日本人としては複雑でしょうね。
11. Posted by YUKKO   2010年08月19日 08:02
言葉がでない衝撃でした。この映画見るかどうか迷いました。暗く重い映画を見てぐったりするのではと思ったからです。今「キャタピラー」を見ないで今年の日本映画は語れない!と思ってます。でも、私には反戦というテーマより、虐げられたものの解放!の方が強く感じられました。途中からシゲ子の行動が小気味良かったです。寺島しのぶが凄かった!
12. Posted by にゃむばなな   2010年08月19日 17:32
YUKKOさんへ

やはりこの映画を暗く重い映画だと思われている方はいらっしゃるんですね。
そういう感覚でこの映画を見ないのは非常に残念です。
これは暗いとか重いとか関係なく、平和な現代に生きる日本人は必見ですよ。
13. Posted by rose_chocolat   2010年09月04日 19:37
私もこの映画、「本音と建前」かなと思いました。
というか、それ以外に当時の人たちにはなす術もなかったと思います。
反抗などは一切許されませんでしたからね。
久蔵は「軍神」に、そしてシゲ子は「軍神の妻」意外に選択肢がありませんでした。

それを思えば、言いたいこと言っても(一応は)許される今は恵まれてますよね。
14. Posted by にゃむばなな   2010年09月04日 21:04
rose_chocolatさんへ

確かにこの時代と比べると今の時代は本当に恵まれてますよね。
本音が言えないから「軍神」や「軍神の妻」にならざるを得なかった。
そんな悲しさが垣間見えた映画でしたよ。
15. Posted by びおれった   2010年10月02日 13:35
3 乱歩ファンとしては、クレジットに一切名前がないことから、既に???でした。

主演の2人の演技には脱帽でしたが、どうも「反戦映画」になってしまったのが、個人的には残念無念。

でも原作にはなかった(と思ったけど忘れてるだけかも)シゲ子が代わりに勲章を付けるシーンは、明らかに流れが変わる象徴的ないいシーンだったなー。
16. Posted by にゃむばなな   2010年10月02日 14:38
びおれったさんへ

確かにそうですよね。
権利関係で何かあったのかも知れませんが、とにかく主役2人の頑張りによって昇華された映画であったことは間違いないと思いましたよ。
17. Posted by ちゃぴちゃぴ   2011年04月11日 00:04
こんばんは〜
これは、戦争ではないですが、今の日本の状況とかが妙に自分の中で重なった部分もあったりして、感想が書きにくかったところもありました。
久蔵って、五体満足なときは威を借りた男でしょうもない人間だったと思う。弱い立場になって、痛みがわかり、犯した罪の重さもわかるようになったのは皮肉です。まっ、みんなそうなんだけどね。
俳優さんの凄さを感じた一本でした。
戦争のもたらすものは、耐え難いことばかり。それでも、この星で戦争は終わらない…
18. Posted by にゃむばなな   2011年04月11日 13:15
ちゃぴちゃぴさんへ

本当にこれだけ耐え難いことばかり起こるのが戦争なのに、それがなくならないというのは変な話ですよね。
今の時代もこの時代と同じものが渦巻いているなんて、本当に悲しいことですよ。
19. Posted by latifa   2011年04月13日 10:09
こんにちは、にゃむばななさん

>もし仮に久蔵が話すことだけでも出来ていれば、恐らくシゲ子によって救われていたのかも知れませんが、皮肉にも「言えぬ本音」が彼をあんな結果に導いてしまったように思えました。

↑言えてますね・・・。
戦争は、本当にイヤです。絶対にあってはいけませんね・・・。
20. Posted by にゃむばなな   2011年04月13日 15:14
latifaさんへ

戦争って百害あって一利なしですよね。
どんな戦争であれ、人の心に残る傷は深く、そして一生モノ。
絶対にあってはいけないものなのに、未だに続いているのが悲しいことですよ。

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