2010年10月31日

『さらば愛しの大統領』

さらば愛しの大統領人間、アホなくらいがちょうどいいんです。
世界のナベアツ大統領、ホンマええこと言いますわ。やっぱりこういう不況の時こそ笑ってナンボ、笑顔になってナンボですもんね。
この映画は冒頭でもあるようにインテリぶってはアカン、100%アホになって見て、声出して笑える映画です。正直笑いは全部が全部「ドストライクです」ではありませんでしたが、それでも心から「100%アホやな~」と言える映画でしたよ。

事前の予想を覆し、見事現職を破って大阪府知事になった世界のナベアツが公約に掲げたのは大阪が大阪合衆国として日本から独立すること。そのために行う政策が道頓堀川の水を六甲のおいしい水のように売り出したり、電力を火力や原子力でなく100%笑力に頼ったり、通天閣を打ち上げたり、オモローランドというテーマパークを建設すると言い出したりなど、どれも奇想天外というより100%アホなものばかり。

そんな大統領を暗殺すべく仲村トオル、大杉漣、志賀廣太郎といった名優たちがマトモな刺客となって次々と送られてくるのですが、これがまぁ尽くアホな理由で次々と暗殺計画が失敗に終わるのがおもろいこと。
例えばノンちゃんの寝言が長すぎるとか、大名優が芸人と一緒になって「ぷぅ~」を連発するとか、ガリガリくんの当たり棒がアメリカ大統領の肩痛を治すきっかけとなるとか、どれも名優がマジメに演じていることもあってか、よりアホに見えてくるんですよね。

しかも要所要所に「お前はもう死んでいる」の大御所が登場して即座に強制退場させられたり、M-1王者のお巡りさんが制服の下でえらい格好してたり、取調室の後ろにいた警察官が「なにわ突撃隊」の山田カントリー・浅井さんだったり、前田吟署長が鼻毛で熊の置物を完成させたりと、予想外にアホなネタも盛りだくさん。
ただ取調室NG集はちょっとおもろなかったのが残念。サバンナ高橋さん・中川家・次長課長河本さんを擁しながらでアレではね~。

ただそんなシーンも箸休めと思えば楽しいもので、大阪のオバチャンを大阪合衆国の軍隊にするとナベアツ大統領が宣言するシーンで『地獄の黙示録』や『プラトーン』などの有名なシーンを用いたり、クライマックスでも「5ー2=?」であの映画の超有名なシーンを持ってきたりなど、映画ファンを唸らせる演出もたくさんあっておもろいこと。

でも一番おもろかったのはやっぱりリットン調査団の水野さんでしょう。水野キングダムの国王がまさかまさかあんな大活躍をするとは驚き桃の木山椒の木。格好えぇ~!よりもおもろい!と思わせるあたりも、やっぱり100%アホだからこそ。ホンマに大爆笑させてもらいましたよ。

その他にもミスター御堂筋の背中にはきちんと御堂筋線・四つ橋線・谷町線・堺筋線が走ってたり、初代串かっちゃんの釈ちゃんへの恋焦がれるドラマもおもろかったり、大統領を心配している時の釈ちゃんはかわいすぎたり、ケンコバさんの何度となく繰り返される「ドストライクです」も最高に笑えたりと、100%アホなのに細かいとこまできちんと作ってあるとこも結構楽しめる映画でしたよ。

ちなみにEDロールの最後の最後でケンコバさんがケンコバさんらしいネタで笑わせてくれます。これもまた100%アホですけど、おもろかったです。

深夜らじお@の映画館はナベアツ大統領の演説に涙腺が緩みかけました。

※お知らせとお願い
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acideigakan at 16:26│Comments(6)clip!映画レビュー【さ行】 

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1. 『さらば愛しの大統領』 そのビジョンは転倒している  [ 映画のブログ ]   2010年11月07日 21:38
 遂に日本にも登場した!  徹頭徹尾アホなだけの映画!!  『オースティン・パワーズ』や『食神』にも負けない、強力コメディの誕生である。  これまでも舞台劇ではお笑い主体の作品はあったし、舞台...
2. さらば愛しの大統領  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2010年11月09日 22:16
CM界で活躍するの柴田大輔監督と、芸人・世界のナベアツの共同監督作品。何故か大阪府知事に当選してしまったナベアツが大阪合衆国大統領を名乗り、大阪の独立を宣言するという奇想天外なギャグムービーだ。本人自ら出演すると同時に、宮川大輔、ケンドーコバヤシほか吉本...
3. さらば愛しの大統領/宮川大輔、ケンドーコバヤシ  [ カノンな日々 ]   2010年11月19日 23:30
この作品に特に何かを期待するというわけでもありませんけど、宣伝文句の通り頭空っぽにして楽しめればいいかなというアホ度100%らしい映画です。私は食べませんけどそれこそポップコーンとコーラのお供が似合えばいいですね。 出演はその他に、世界のナベアツ、吹石一恵、....
4. ★「さらば愛しの大統領」  [ ★☆ひらりん的映画ブログ☆★ ]   2010年12月15日 03:01
吉本芸人が映画監督・・って流れが最近多いけど、 どれだけ本気か・・・観てみる事に。 まあ、今回のはコメディ丸出しみたいなので、 馬鹿丸出しで気軽に見れそうだけど。
5. さらば愛しの大統領  [ 銀幕大帝α ]   2011年04月21日 00:06
10年/日本/87分/コメディ/劇場公開 監督:柴田大輔、世界のナベアツ プロデューサー:一瀬隆重 主題歌:世界のナベアツ『誰よりも遠くへ』 出演:宮川大輔、ケンドーコバヤシ、世界のナベアツ、吹石一恵、大杉漣、前田吟、宮迫博之、仲村トオル、釈由美子、中川...
6. さらば愛しの大統領  [ Memoirs_of_dai ]   2011年05月01日 12:14
心からオモローとは言い難い 【Story】 大阪府知事選挙に立候補したお笑い芸人の世界のナベアツ(世界のナベアツ)は見事当選を果たすが、すぐさま日本からの独立国家宣言をして、“大阪合衆国”の最初...

この記事へのコメント

1. Posted by KLY   2010年11月03日 23:53
観てきました〜。ナベアツさんと監督の舞台挨拶付き。盛り上がりましたよ。(笑)
ただ映画は確かにアホで面白かったけれど、多分これは関西向きだと思いました。関東では受けないかも。コアすぎて解らないんですよ。関東で受けるのはむしろにゃむばななさんがおもろないと言っていた取調べのシーンとかだと思います。
舞台挨拶で「質問のある方!」って言われても関東の人間は誰一人手を上げないですしね。(苦笑)もっともその程度はナベアツさんたちも想定済みでしょうけど。(笑)
2. Posted by にゃむばなな   2010年11月04日 01:08
KLYさんへ

確かにこれは関西向きかも知れませんね。
関西の笑いって、「待ってたものが来る笑い」や「待ってたものをうまいこと裏切ってくれる笑い」が主流ですからね。
そういう意味ではあの取調室シーンは「もっとレベルの高いものを待ってたのにそれが来なかった」って感じだったんですよ。
なんか改めて関西の笑いは独特なんだと思いました。
3. Posted by kajio   2010年11月12日 19:57
観てきました〜

ナベアツらのギャグのクオリティーのばらつきが大きかったのは、驚かさgggggggggggg…
4. Posted by にゃむばなな   2010年11月12日 20:34
kajioさんへ

確かにギャグのバラツキはありましたよね。
特に取調室のシーンは待っていたものがないというのはツラかったです。
中川家礼二さんも「香港のスター」ぐらいやれよ!ってね。
5. Posted by 氷雨@竜兄   2010年11月13日 09:43
細かいとこまでネタが作り込まれたかなり面白い映画でした。個人的に楽しめたのは串かっちゃんのドラマと、大阪のおばちゃん軍隊、そして警察署の垂れ幕(笑)。「警察官募集、フリーター歓迎」とか妙にやる気のないスローガンがつぼりました。
しかし冒頭の拷問刑事ガイルにはやられました。あのキャラは反則ですわ(笑)
6. Posted by にゃむばなな   2010年11月13日 15:06
氷雨@竜兄さんへ

個人的には拷問刑事ガイルをクライマックスでもどうにか使ってほしかったんですよね。
やっぱりあの冒頭の強烈さは、仰るとおりに反則でしたもん。

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