2010年11月20日

『インベージョン』

インベージョンパラサイトウィルス映画とゾンビ映画を足して2で割るのを忘れたような映画でした。
1993年の『ボディ・スナッチャーズ』のリメイクかと思いきや、何とジャック・フィニィ原作「盗まれた街」の4度目の映画化だったんですね、この映画。そんな4度もリメイクする必要がある映画なのかな~。

帰還するスペースシャトルが空中爆発し、付着したウィルスが飛び散った機体の破片と共に全米に広まるという設定から、ちょっとヌルいこの映画。
普通はある一つの街などの一定区画で物語を進めるものをいきなり全米が云々とか言っちゃうので緊張感が全くなし。せっかくニコール・キッドマンが「眠ってはダメ」と必死になっていたOPもこれでは台無しです。

で、このパラサイトウィルスに感染した人々が睡眠を経て別人格以上の別の存在へと遺伝子を書き換えるというのですが、まずこのウィルスが知的生命体でもなければ致死ウィルスでもないので、緊張感も恐怖感も全くなし。
それどころか世界がウィルスに感染したことで紛争が収まったりしているので、別に感染してもさほど問題ないのでは?と思えてしまうんですよね。

ただニコール・キッドマン演じるキャロルからしてみれば、このウィルスに感染した元夫たちが免疫遺伝子を持つ息子の命を狙ってくるので、息子を守るため逃避行に走るというのは理解できるんです。自分がウィルスに感染していても眠らなければ発症しないはずだから、ずっと起きていなければならないというのも理解できるんです。

ですが、キャロル親子を追いかけてくる人もいれば無表情で街を歩いているだけの人もいるというのは全くもって理解不可能でした。
仮に街中がみな感染者ならゾンビ映画のようにみんなで追いかけてくるでしょうし、逆に追いかけてくる人だけが感染者なら普通に歩いている人は非感染者になりますから、キャロルと同じように感染者に追いかけられる立場になるはず。なのに普通に歩いているだけってどゆこと?でしたよ。
その辺り、重度の感染者だけが追いかけてくるとかちょっとしたフォローがあればいいのですが、そんな丁寧なものはないのでキャロルが街中を無表情で逃避行するシーンには非常に違和感を感じました。

あと感染者か非感染者かをバレないように無表情でいるというのもちょっと単純。表情だけで判断するウィルスってどないやねん!ですよ。

てな訳でかつてのオスカー女優ニコール・キッドマンもこういう映画にしか出演できないのかと思うと、少し淋しささえ感じる映画でした。彼女も『ライラの冒険』シリーズが復活してくれれば、もう一度確実にブレイクするチャンスがあるんですけどね~。

深夜らじお@の映画館はニコール・キッドマンの完全復活を心待ちにしています。

※お知らせとお願い
【元町映画館】8.21より開館!■【ABCアシッド映画館】の復活を!

acideigakan at 13:24│Comments(2)clip!映画レビュー【あ行】 

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1. インベージョン  [ ともやの映画大好きっ! ]   2010年11月20日 14:28
(原題:THE INVASION) 【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆) ジャック・フィニイのSF古典小説「盗まれた街」を原作にしたSFサスペンス映画。 1956年の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」。 1978年の「SF/ボディ・スナッチャー」。 1993年の「ボディ・スナッ...
2. インベージョン  [ ☆彡映画鑑賞日記☆彡 ]   2010年11月20日 17:23
 『ある朝突然、あなたの家族が、別人になっている。 眠っちゃダメ。 家に帰っちゃダメ。 必ず助けるから。 ─ママより』  コチラの「インべージョン」は、何度も映画化されているジャック・フィニィの傑作SF小説「盗まれた街」をニコール・キッドマン主演でリメイク....
3. 映画『インベージョン』(お薦め度★★★)  [ erabu ]   2010年12月11日 10:50
監督、オリヴァー=ヒルシュビーゲル。脚本、デヴィッド=カイガニック。2007年米

この記事へのコメント

1. Posted by ともや   2010年11月20日 14:34
こんにちは、にゃむばななさん♪
この手の作品って、どこに怖さのポイントを置くかが結構重要になってきますよね。
ツッコミどころが多々出てくるのはしょうがない?ww

>あと感染者か非感染者かをバレないように無表情でいるというのもちょっと単純。
これって「ショーン・オブ・ザ・デッド」のゾンビの真似で危機を防ぐ…みたいですよね(笑)。

過去3作品は観てないんですが、見比べると面白いかも??
2. Posted by にゃむばなな   2010年11月20日 20:46
ともやさんへ

ほんと、怖さのポイントを置き間違えるとダメになっちゃいますもんね。

しかし『ショーン・オブ・ザ・デッド』のマネとは驚きですが、それでもゾンビと感染者とでは恐怖感も違いますし、何だかなぁ〜って感じですね。

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