2011年02月07日

『グーグーだって猫である』

グーグーだって猫である原作者の大島弓子先生ファンか、吉祥寺に縁がある人か、女性以外でこの映画を楽しめる人がいるのでしょうか。
残念ながら大島弓子先生を今回初めて知った関西人の男性であるうえに、犬童一心監督の作品と相性の悪い私には主演の小泉今日子さんの演技が賞賛されている以外、特に何の面白さもない映画にしか見えませんでした。

まずこの映画が女性向け映画であることを考慮に入れても、映画よりも深夜の30分枠の連続ドラマとして作った方が面白く出来たのでは?と思えるほど、何の感想も出てこないんですよね。

確かに猫の顔を真正面から見るだけでなぜかニヤけてしまうようなカットは心がほんわかしました。でもそれ以外はサバという猫の死を通して命の重みを訴えようとしているんですけど、何か薄っぺらくにしか感じないのです。

そもそも大事にしていたサバが死んで、しばらくしてから新しい猫を飼うという神経が私にはちょっと理解が難しかったんですよね。
サバという猫を家族のように大事に思っていたなら、次の猫を飼えるようになるまでにそこそこの時間が掛かるかと思うのですが・・・。

でもまぁそこは映画ということで納得しても、その後の上野樹里さん演じるナオミが彼氏を寝取った女子高生たちと一緒に入院する麻子先生の応援ダンスを踊るとか、突然ナオミがNYへ行くと言い出すシーンが来たりとかが何かよく分からんのです。

だいたい今時の他人の彼氏を寝取るような女子高生ってそんなに熱いパッションを内に秘めてはすぐに寝取った相手の女に協力するものなのか?とか、その応援ダンスに巻き込まれたサラリーマンのおっちゃんは全然目立ってないので全然笑いになってないよ!とか、ナオミはNYに行きたいとかいつ言ってました?とか、何かもう全てにおいて「何なんでしょ?」の連続。

そしてこの映画で一番理解不可能だったのが、ラストで死んだサバを擬人化してしまったこと。というか、何で擬人化なんかしたの?って思いましたよ。
サバの言いたいことは凄くよく分かりますよ。自分のことを凄く思ってくれる麻子先生に対する愛が詰まっている言葉の数々でしたし。
でも擬人化しちゃダメでしょ。擬人化したらサバでなくなってしまいますやん。あくまでペットはその犬や猫の容姿で、かつ言葉が通じないけど心の言葉は通じるような絆を感じるからいいのであって、いくら死神の仲介で再会できたとはいえ、擬人化しちゃったら「何だかなぁ」としか思えませんでしたよ。

てな訳でなぜかこれまでの犬童一心監督作品同様に、この映画の良さも全く分からない私でございました。
どなたか犬童一心監督作品の良さを教えてください。

深夜らじお@の映画館はサバの味噌煮缶が大好きです。

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acideigakan at 20:45│Comments(6)clip!映画レビュー【か行】 

この記事へのトラックバック

1. グーグーだって猫である  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2011年02月07日 21:06
猫大好きです。今も2匹飼ってます。一匹は雑種のキジトラで男の子。もう一匹はチンチラとアメショのハーフで女の子。もうとにかく可愛いです。猫大好きです。だからこの映画も予告が流れた瞬間に観る事が決定してました。ただ・・・いつも行くTOHOシネマズでは公開しない...
2. 「グーグーだって猫である」愛猫とご主人様の絆を描いたグーグーストーリー  [ オールマイティにコメンテート ]   2011年02月08日 23:59
6日公開の映画「グーグーだって猫である」を鑑賞した。 この映画は漫画家の主人公が愛猫を亡くして 落ち込んでいたところをアメリカンショートヘアーの 子猫を飼い始め再び元気 ...
3. グーグーだって猫である ─ ほろ苦い現実に"はっぴいえんど"を願う ─  [ Prototypeシネマレビュー ]   2011年02月13日 09:46
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この記事へのコメント

1. Posted by KLY   2011年02月07日 21:12
ネコ好きからするとまあまあ色々言いたいことがあるんですが、やっぱりこの作品を素直に気に入ることが出来ないのはラストでしょうね。私も最後はいきなり冷水ぶっ掛けられた感じでしたよ。「はぁ?」みたいな。(苦笑)

余談ですがサトウのメンチカツはマジで絶品です。噛むと熱い肉汁が口にあふれ出してそりゃもう!もし吉祥寺にいらっしゃる機会がありましたら食してみてください^^
2. Posted by にゃむばなな   2011年02月07日 21:53
KLYさんへ

あの擬人化はやっぱりアカンですよね。あそこはホンモノのサバでないと。

で、サトウのメンチカツですね。インプットしますた。吉祥寺に行く際は必ず寄ります。
3. Posted by アンパンマン   2011年02月11日 16:11
 この前深夜に放送されてましたね。
 見てなかったので録画しようかどうか迷ったのですが、結局録画せず。

 犬童監督作品は有名どころでは「ジョゼと虎と魚たち」、、、の、上野樹里さんのキスシーンが印象的。
 いや、なんちゅうか、もう、リアルすぎる。
 1分未満のキスシーンですが、めっちゃ興奮します。(苦笑)

 あとマイナーかもしれませんが、「2人が喋ってる」。
 トウナイトなるみ、しずか主演で、おおさか映画祭で見ました。
 何だか印象に残ってます。
 こっちはキスシーンではないですが。。。
 
 思いついたんですが、今度にゃむばななさんのブログで、にゃむばななさんの印象的なキスシーンベスト10とか見てみたいです。
 アシッドリスナーの僕は、色んな意味でキスには(キスだけちゃうけど)食いつきます。(笑)
4. Posted by にゃむばなな   2011年02月11日 16:15
アンパンマンさんへ

>「2人が喋ってる」

これ、見てませんわ。ちょっと探してみます。

>印象的なキスシーンベスト10

これ、面白そうですね。ちょいと考えてみますよ。
5. Posted by GAKU   2011年02月13日 09:44
こんにちは。お久しぶりです。
この映画は奥さんと見に行きましたが、奥さんの感想は「よーわからん」の一言で片づけられましたww
一応ねこ好きなんですけどね。ちょっと観点がイマイチだったみたいです。

個人的感想は「吉祥寺ライフって楽しそうでしょ?」とかアピールしてるオシャレさん向け不動産広告かな。かもめ食堂の雰囲気は出てるきがしますが、こちらは難解で理解できませんでした(^^;
6. Posted by にゃむばなな   2011年02月13日 11:43
GAKUさんへ

不動産広告っていうのはちょっと納得です。
なんか吉祥寺っていい街でしょ?と言われているような感じで、東京に縁のない人間は置いてけぼりって感じもしましたからね。
『かもめ食堂』の雰囲気を出そうとして世界観が小さくなった感じですね。

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