2011年02月12日

『太平洋の奇跡ーフォックスと呼ばれた男ー』

太平洋の奇跡これは大場栄大尉の軍人としての戦績を描いた映画ではなく、人としての功績を描いた映画。
それゆえに戦争映画としては物足りなさを感じるものの、人間ドラマとしてはさらに奥深いものをもっと見たくなる映画でした。個人的にはこの大場栄大尉のサイパン島での日々を実映像でも見てみたいと思える、作られたことに意義のある映画でした。

硫黄島2部作のように日米両方の視点を1本の映画に盛り込んだために、どうしても所々深みのある演出が欠けてしまうのが少しもったいないと感じるこの映画。
まぁアメリカ人原作の映画化ですから、「敵ながらあっぱれ」というルイス大尉の思いと大場大尉の人としての尊さを同時に描きたかったのでしょう。でもそれならもう少し時間を掛けて描いてほしかったですね。

特に大場大尉がフォックスと呼ばれるようになった経緯やその戦績に関してはかなり薄っぺらさを感じます。霧に隠れて戦うシーンはたった1シーンだけでしたし、米軍が通るすぐ横に民間人と共に身を隠す逃げ延びるシーンも息を殺すような緊張感もなし。なので戦争映画としては物足りなさを感じずにはいられないのです。

ただこの映画は大場大尉の戦績ではなく功績を描いた映画。大場大尉を軍人としてではなく、一人の人間として見るべき映画。

なので今もなおサイパン島にバンザイ・クリフという地名を残すほど民間人が敵を鬼畜米英と恐れ、日本兵が「死して虜囚の辱めを受けず」の信念と帝国軍人としての誇りを持って戦っていたあの当時の時代背景を考えると、大場大尉が下した数々の決断の裏には我々の想像を絶するほどの苦悩があったはずです。

帝国臣民として天皇陛下のために命を捨てることよりも、一人の人間として生きることを選択する。それは時と場合によっては非国民と蔑まれ、大尉という現場責任者の立場でありながら統率が取れなくなると逆に全員を危険にさらしてしまう。

しかも元木のように米軍に協力する者、馬場のように誇りと後悔の間で苦悩する者、青野千恵子のように憎しみだけで生きる者、堀内一等兵のように規律よりも信念で動く者、木内軍曹のように自らの意思で残留兵になる者といろんな人間がいる中で「一人の軍人かつ人間として」決断する。それは並大抵の人間には出来ないことであり、国境や人種を越えて後世に伝えていくべき尊いもの。

でもラストで米軍に投降した大場大尉がルイス大尉に対して「私はここで褒められるようなことは何一つしていない」と言っていたように、大場大尉は恐らく目に映る同胞を生きて日本に帰らせたいという思いだけしかなかったんでしょうね。
ですから彼にとって47名の兵で多くの民間人を守り抜いたというのはアメリカ側からの賛辞が込められた結果にすぎず、それよりも元木や堀内一等兵の命を救えなかった後悔が彼の本音なのでしょう。
そんな謙虚でストイックな大場大尉の功績を描いたことはとても意義があることですし、この映画を見て大場大尉の実映像も「映像の20世紀」などで見たくなりましたよ。

あと余談ですが、丸坊主で大阪弁の堀内一等兵というキャラは脚本を読んだ唐沢寿明さんが自ら発案したものだそうです。そんな唐沢さん演じる堀内一等兵がこの映画では一番印象的でした。

深夜らじお@の映画館はラストの大場大尉以下47名の日本兵による行進に感動しました。

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  □作品オフィシャルサイト 「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」 □監督 平山秀幸、チェリン・グラック□脚本 西岡琢也□原作 ドン・ジョーンズ□キャスト 竹野内 豊、唐沢寿明、ショーン・マッゴーワン、井上真央、山田孝之、岡田義徳、ベンガル、中嶋朋子、
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この記事へのコメント

1. Posted by BROOK   2011年02月12日 16:23
ハリウッドのエンタメ性の高い戦争映画といった感じではなく、
あくまで大場栄という男がいかにして戦い、投降したかを描いた人間ドラマだと思いました。
それでも、戦場シーンは結構リアルだと感じつつ・・・。

そうそう、私も唐沢さん演じる一等兵が一番印象的でした。
2. Posted by にゃむばなな   2011年02月12日 16:28
BROOKさんへ

日米双方それぞれに別監督を配して描いたのが巧く作用した映画でしたね。
大場栄大尉がいたということを知れただけでも十分でしたよ。
戦場シーンに関しては私がちょっと期待しすぎただけかな?
3. Posted by KLY   2011年02月12日 23:11
そうですね。死ぬことではなく生きることを優先した、今言葉で言うのは簡単ですが、当時のあの状況でそれを実行したことこそが大場大尉の功績なのでしょうね。
竹野内豊さんんは割と一本調子な演技が特徴ですが、今回はそれが良いほうに出ていたと思います。説得力のあるあの声も上手くはまっていました。
4. Posted by SOAR   2011年02月12日 23:36
題材もいいし、安易な戦争ドンパチにしていないのもいいし、大場大尉をありがちなカリスマ仕立てにしなかったのもいいし、脇のキャスト陣もいい。
となると自ずと重厚な人間ドラマに期待が向くわけですが、登場人物相互の絡みも浅く、各エピソードのぶつ切り感も気になってしまいました。
いい作品なだけにすごく残念な思いです。
ただこの実話が映画化されたことの意義は、おっしゃるようにとても大きいと思います。
5. Posted by PGM21   2011年02月13日 08:25
何時もお世話になっております。

あの時代の日本は自決して当然、生き延びる事は恥と教えられた時代ですからそんな時代で多くの日本兵が自決したサイパンにおいて民間人と兵士たちを生かした大場大尉の行動はアメリカ兵からみたら尊敬の念に値するという事になったのでしょうね。現実に両軍合わせて5万人以上が亡くなっている訳ですし、わずかな兵だけで戦った大場隊の戦いぶりと民間人に生きろという行動が最終的にフォックスという呼び方にさせたのだと私は感じております。
確かに時間が短い部分は映画である以上仕方ありませんが、映画は短い間にそれをどう受け止め、そしてどう感じるのかが映画だと思いますので、本当に人間関係まで深い部分を描くなら壮大な連続ドラマで描かないと無理でしょうね。でもそうしたらそうしたで演出に別の批判が出るでしょうから、薄いというより重要な部分だけ描いたと観た方が良いのだと思います。
6. Posted by にゃむばなな   2011年02月13日 11:36
KLYさんへ

竹野内さんって決して演技派ではないのですが、今回は彼のストイックなイメージがそのまま大場大尉に重なってましたよね。
ですから余計にホンモノを実映像で見たくなりましたよ。
7. Posted by にゃむばなな   2011年02月13日 11:38
SOARさんへ

描き方に関しては硫黄島2部作を見てしまっていることもあってか、よりレベルの高いものを期待しちゃったのかも知れませんね。
でも今後こういう素晴らしい功績を残された方の人生が描かれることを期待しますよ。
8. Posted by にゃむばなな   2011年02月13日 11:42
PGM21さんへ

私は個人的にはこの映画はもう30分ほど長くても良かったのでは?と思います。
でもまぁ監督が重要と思われるところだけ描いたというのは納得ですし、それがこの映画の真実なんでしょうね。
ですからより補完という意味も込めて実映像を見てみたくなるんですよね。
9. Posted by ノラネコ   2011年02月13日 17:17
私もあと30分欲しいと思いました。
非常に優れた作品なのですけど、エピソードが多い分、もうちょっとづつ描いて欲しかった部分が多いのです。
ただ描くべき物語は無限に広がっていきますから、ここまでで留めたのも理解できるんですよね。
10. Posted by にゃむばなな   2011年02月13日 19:38
ノラネコさんへ

そうですよね。こういう話は描き始めたら終わりが見えなくなってしまいますからね。
そういう意味ではここまでで止めたのかも知れませんね。
11. Posted by yukarin   2011年02月13日 22:33
確かにフォックスと恐れられたというのにそのへんが薄っぺらいのはわかりますが、これは人間ドラマとして観る作品ですね。
12. Posted by にゃむばなな   2011年02月14日 17:06
yukarinさんへ

戦争映画というよりは、あの戦争中にこういう人がいらっしゃったということを知るべき人間ドラマなんでしょうね。
13. Posted by えい   2011年02月16日 00:44
この映画、
最初なぜ「奇跡」と付いているのか、
よく分からなかったのですが、
いまなら分かる気がします。
もし、大場大尉がいなかったら、
これだけ多くの日本人の命は助からなかった。
あの時代、バンザイクリフがあった島で
これだけの命が生きながらえた、
やはりそれは、
ひとつの奇跡だと、
いまはそう思います。
14. Posted by YUKKO   2011年02月16日 07:46
日本人としての誇りを持った行動に感動しました。先日見た「ヤコブへの手紙」やこの映画を見た後は自分が情けなくなります。高潔には、なかなかなれません。
15. Posted by にゃむばなな   2011年02月16日 16:53
えいさんへ

国籍関係なく一人の人間として見ると、軍規と人命の間で結果的に人命を選んだ大場大尉の功績は奇跡に値するのだと思います。
でも一人の日本人として見ると、どうしても何かしら大場大尉がアメリカから多くの日本人を救ってこそ奇跡なんかじゃないのかと期待してしまうのでしょう。
まぁ戦争を描いている分、敵味方分かれる訳ですし、自国の目線で見てしまうのが人間なので、そういう期待を抱いてしまうのは仕方ないことなんですけどね。
16. Posted by にゃむばなな   2011年02月16日 16:56
YUKKOさんへ

高潔に生きるというのは時代背景も加味することですから、そこまで思われることはないと思いますよ。
でも今の時代に生きる人間として、この大場大尉の思いというものは是非知っておくべきことなんでしょう。
17. Posted by たいむ   2011年02月16日 19:29
唐沢さん、存在感ありましたねー。
堀内はなんとも勿体ない命の落とし方をしてしまって残念に思ってましたが、これはフィクションですかね?

戦争における戦績ではなくて、隠れた功績を伝えるような作品が増えるのはなんかよいですね。
18. Posted by にゃむばなな   2011年02月16日 20:21
たいむさんへ

ほんと、堀内一等兵はもったいない退場の仕方でしたもんね。
彼の存在がフィクションかどうかは分かりませんが、少なからずああいう命の落とし方をした軍人さんもいらっしゃったんでしょうね。
19. Posted by ななんぼ   2011年02月16日 22:15
私も大場大尉がルイス大尉に最後に言った台詞がとても印象に残り、大場大尉が背負った十字架の重さを痛感しました。

予告編やタイトルと内容が少し合っていないような違和感は覚えましたが、多くの日本人(特に若者)に観て欲しいと思った戦争映画です。
20. Posted by にゃむばなな   2011年02月17日 16:56
ななんぼさんへ

このタイトルはアメリカ目線ですよね。それを日本人監督と日本の映画会社で作っているので違和感を感じるのかも知れませんね。
21. Posted by 悠雅   2011年02月17日 22:18
>大場大尉を軍人としてではなく、一人の人間として見るべき映画
・・・ですね。
特別に優秀な軍人という感じではなく、
気がついたら、多くの兵隊と民間人を率いることになってしまった、
心優しい地理の先生が、戦場でどう戦い、どう命を繋いで帰国したのか、というお話でした。

映画で知った「戦争」がまた1つ増えました。
22. Posted by にゃむばなな   2011年02月17日 22:26
悠雅さんへ

ほんと、また映画で知った「戦争」が増えましたね。
私たち戦争を知らない世代はこうやって先人たちの功績を学ぶことで、その教えと反省を次世代へと繋いでいかないとダメですもんね。
そういう意味では本当に意義深い映画でした。
23. Posted by えめきん   2011年02月17日 22:56
こんばんは。

サイパンの戦いという極限状態を舞台にして、当時の日本人の姿が丁寧に描かれていましたね。若干地味な感じもしましたが、そこがまた日本映画らしくて良かったと思います。
ただ、お客さんの年齢層が非常に高くて、劇場には若者がほとんどいなかったのが気になりました。こういう映画こそ若者に観て欲しいのに。
24. Posted by にゃむばなな   2011年02月18日 20:33
えめきんさんへ

私が見た上映回でも中高年層ばかりでしたね。
こういう映画こそ戦争を知らない若い世代が見に行かないとダメですよね。
25. Posted by FREE TIME   2011年02月19日 20:41
こんばんは。
日米両国の視点で描かれた戦争映画でしたが、当時の様子が伝わってくる映画だったと思います。
自分も最後の大場大尉がルイス大尉に語った「私はここで褒められるようなことは何一つしていない」のセリフに感銘を受けました。
やはり戦争なんてするものではありません(><)
26. Posted by にゃむばなな   2011年02月19日 20:44
FREE TIMEさんへ

あのラストのセリフを敵将校に言えるところに大場大尉の人柄が出てますよね。
そしてそういう人だからこそ、彼の下した決断がアメリカ側には奇跡と映ったのかも知れませんね。

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