2012年03月09日

『クラッシュ』

クラッシュこれはセックスを描いた映画ではない。セックスという名のマスターベーションを描いた映画だ。
カンヌ国際映画祭でも賛否が真っ二つに分かれたという、変態でお馴染みデビッド・クローネンバーグ監督の問題作。日本公開時は成人映画扱いになっていたそうですが、そんな過激な性描写もないだけに、心に気合と期待を充満させてみるとスカを喰らう映画だと思います。

ハイウェイでの正面衝突事故により、事故の衝撃を通して性的興奮を覚えるようになった男と女。そしてそんな性的興奮にのめり込んでいる人々が集う世界。
一見、生死を彷徨った挙句に生きている実感を得るためにセックスにのめり込んでいるのかと思いきや、実はある意味首を絞められてエクスタシーを感じるセックスが好きな人と同じで、事故車に乗って誰かと交わるのが好きなだけの人たちのお話。

しかもこの映画にはストーリーがほぼあってないようなものですから、主人公夫婦がこの変態嗜好な人たちの世界にのめり込んで命が危なくなるとか、元の生活に戻れなくなるとかは一切なし。
要は男女が事故車でカーセックスに励むだけ。いや正確には男同士でも女同士でも関係なく事故車でカーセックスに励むだけの映画。ですから誰かと交わることに意味がある映画ではなく、自分が昇天すればそれで満足の映画。つまりはセックスを描いた映画ではなく、マスターベーションを描いた映画ということなんです。

まぁセックスやマスターベーションの趣味嗜好って人それぞれですから、男女別々の車に乗ってカマを掘りあいながら脱輪した場所で腰を振るのも、この人たちの勝手だと思います。
一度大きな危険という名の刺激を経験したがために、より強い刺激を求めてさらに激しいプレイを求めようとするのも、理解出来ないことはないです。

でも事故車同士でピストン運動をしたり、股を開いた女性が男性に杖を預けたり、傷跡を女性器に見立てて舐めたり、洗車している最中に後部座席で男女が絡み合ったりするシーンがどれも意味を持って後々のシーンで回収されることがなかったのは残念。
やはりマスターベーションの映画なので、一度満足したらそこで終わり。また次のマスターベーションに移るといった感じでしたね。ですから3人の女性陣の中ではデボラ・アンガーがホリー・ハンターや、ロザンナ・アークエイドよりも色気がありましたが、興奮するほどの妖艶さがなかったのも残念でしたね。

てな訳でこんな趣味嗜好の映画が撮れるのなら、是非とも故デヴィッド・キャラダインの死の真相も映画化してほしいですよ。部屋中に張り巡らされたロープを辿ると仏の股間に行き着いたというあの伝説のマスターベーションを映像化しましょうよ。

深夜らじお@の映画館は裸エプロンや裸ネクタイに興奮する派です。

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acideigakan at 21:19│Comments(2)clip!映画レビュー【か行】 

この記事へのコメント

1. Posted by アンパンマン   2012年03月20日 15:24
 、、、僕この映画当時映画館で見ました。
 
 梅田ピカデリーで。

 確か当時、教習所に通ってました。

 「この映画、教習所の教材として流したらどうなるだろ」って思ったのを覚えています。(苦笑)
 個人的には教習所では見たくないけど。

 まあ、何とも言われへん雰囲気の映画ですよね。
2. Posted by にゃむばなな   2012年03月20日 16:14
アンパンマンさんへ

これを教習所の教材として流しちゃダメでしょ。
もちろんカマ掘るのを推奨しちゃイカンのと、車にも異性にも乗るというのを公然と教えるのもね。

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