2012年07月03日

『ブラック・ブレッド』

ブラック・ブレッドスペイン内戦を一通り勉強してから見ましょう。
第25回ゴヤ賞では作品賞や監督賞を含む9部門を制覇し、様々な映画ファンの間でも評判の高いこの映画でしたが、個人的には残念ながら最後までいまいち乗り切れませんでした。
ただ理由は明確です。スペイン内戦の結末やらに対して不勉強だったうえに、タイトルを他のブロガーさんのレビューを拝読するまで「ブラック・ブラッド」と思い込んでいたから。こりゃ、映画ファンとして失格ですわ。

上記にもあるように今回は不勉強と勘違いにより、レビューが書けません。なんせ映画を見ながら「黒い血」ばかり期待していたがために、「黒いパン」も「白いパン」も完全に見逃しておりましたから。
とは言っても何も書かずにここで終わる訳にもいきませんので、支障がないところだけでレビューを組み立てたいと思います。

『デビルズ・バックボーン』『永遠のこどもたち』『パンズ・ラビリンス』、『蝶の舌』にも通ずるのですが、ここ数年のスパニッシュホラーやスパニッシュミステリーは基本的にスペイン内戦下の子供を主人公にした作品が多いですよね。

この作品も上記の例に漏れず子供が主人公なんですが、この子供を主人公にホラー仕立てのミステリードラマを作るという流れもそろそろ飽きが来てもいいところ。
なのに不思議と秀作が立て続けに生み出されるスペイン映画界にはいったいどれだけの才能がまだ眠っているのでしょうか。

またこの作品を見ても思ったのですが、こういう映画で演技をする子供たちも特に上手な訳ではないのですが凄く印象に残る存在感を放っているのも日本映画界とは違い、凄く不思議なもの。
特にヌリア役のマリナ・コマスちゃんの存在感は凄く印象深かったですね。あの年齢にしてもう女になったような色気を放つんですもん。ありゃ小悪魔になること間違いなしでっせ。

てな訳で不勉強と勘違いでは感動なんて出来るはずもなく、映画館に後悔だけを残して去ってしまいましたが、いやはやいつまでもどの作品にでもぶっつけ本番で映画に挑んでいていけませんね。もう少し事前勉強をしてから映画を見に行かないと。

深夜らじお@の映画館は映画の感想を書けないのは久方ぶりです。

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acideigakan at 21:03│Comments(2)clip!映画レビュー【は行】 

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1. ブラック・ブレッド/Pa negre  [ LOVE Cinemas 調布 ]   2012年07月03日 22:56
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この記事へのコメント

1. Posted by KLY   2012年07月04日 22:22
スペインの内戦に関しては私もアバウトな知識しかなかったので色々と解らないところがありました。だもんですからちと意地になりまして2日連続で観て来た次第。もちろん2回目はしっかり予習して(苦笑)
きっとこの物語、スペイン人には当たり前のように染みるんだろうなと思います。そしていつも思うのですが、こういったことを勉強させてくれる作品て、それだけでありがたいし貴重です。
2. Posted by にゃむばなな   2012年07月05日 15:02
KLYさんへ

やっぱりこの映画は2回見た方がいいのかも知れませんね。
特にタイトルそのものを勘違いしていた私のような者は。

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