2012年08月18日

『トガニ 幼き瞳の告白』

トガニこの映画を見ると反吐が出るほど韓国人が嫌いになります。でもこの真実を描いたのも同じ韓国人。その少数派かも知れない良識人が作る明るい未来を信じたいと思います。
実際に起きた事件を描き、公開後には性暴力に対する法律改正まで成し遂げたという、世の中を変えたこの映画。でも本当に見終わった後には反吐が出そうになります。

白い霧が真実を隠す街ムジンにある聴覚障害者の子供たちが寮生活を送る慈愛学園で起きた、おぞましいという言葉でも言い尽くせないほどにおぞましい、男女問わずに行われる児童に対する暴力及び性的暴行事件。

まずこの映画で描かれる韓国社会における理不尽さの数々に怒りを通り越し反吐が出るほど気持ち悪い感情を抱かざるを得ません。
キリスト教会長老も務める校長や行政室長の女児に性的暴行を働く鬼畜さ、男児に対して暴力だけでなく性的暴行も働くパク教師の変態さ、生徒の顔を洗濯機に押し付けるユン寮長の容赦のなさといった加害者側の悪行三昧だけでなく、責任を押し付けあうだけの教育庁と市役所、事件が明るみになるまで捜査しない警察、被害者の告発を嘘だと公言するキリスト教会信者、証人の弱みを握り裏で脅す校長の妻といった周囲の正義の欠片もない恥知らずな行動の数々。

しかもこれだけに収まらず、被害者の親に知的障害があるのをいいことに金で示談を飲み込ませる弁護士、初めての裁判に挑む弁護士には勝たせるという前官礼遇を重んじる裁判所、正義のために動くカン先生に金と出世確約で示談を持ちかける恩師、そして新たな資料提出をせずに敵弁護士事務所で雇ってもらうことを条件に正義を踏みにじる検察官と、本来なら立場上または職業柄正義を貫ぬくべき人間まで私利私欲で動く様は、もはや韓国という国家の恥。

でもこの韓国という国には、現役大統領が天皇陛下を侮辱するような嘘を公の場で平気でつくように、恥という概念がないのでしょう。
自分さえよければ性的暴行を受けた子供が泣こうがどうでもいい。社会的弱者が真実を解明するため座り込みをしようと知ったことじゃない。要は弱者は強者の肥しとなればいい。強者は強者と結託してさらに丸々と太ったブタになるだけ。

正義は何のためにあるのか。それは弱者を守るためにある。それが法律であり、裁判所であり、弁護士や検察官であり、教育者であり、大人であり、親であるはず。
なのに韓国では正義は強者の都合で決まる。弱者が正義を貫くならば13歳の男の子ミンスのように自分の命を犠牲にしてまで仇を取らなければならない。それが韓国での常識なのか。

他人の子供さえ守れない大人は自分の子供に顔向けできるような親にはなれない。
そんな親としての正義に従い、いつか自分の娘に「悪いことをすれば罰が下る」という世界では人間としての一般常識を教えるためにも静かに戦い続けたカン先生の虚しさ。

韓国ではこの映画が公開されたことでトガニ法という性的暴行に対する改正法案が施行されたそうですが、ただ日本版公式HPの記載内容を見ると、その法案は女児に対するものだけで男児は対象外のようですし、何よりもこの法案改正を呼びかけたのは恥知らずの嘘つき李明博大統領。
もしこのトガニ法がザル法になれば、また第ニ第三の慈愛学園が現れ、そして弱者を守る正義が踏みにじられるだけ。

いつになったら韓国でマトモな正義が実行されるのか。カン先生が感じた虚しさや我々観客が抱いた反吐が出るほどの気持ち悪さが繰り返されないことだけを切に願います。

深夜らじお@の映画館は最近の恥知らずな行動を平気で繰り返す韓国が好きになれません。

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acideigakan at 20:44│Comments(2)clip!映画レビュー【た行】 

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1. トガニ 幼き瞳の告発/コン・ユ  [ カノンな日々 ]   2012年08月18日 21:24
韓国で実際に起きた聴覚障害者の学校での教職員らによる生徒らへの性的虐待事件を基にして描かれた社会派ヒューマンドラマです。この事件のことは韓国のニュースで見聞きしました ...
2. トガニ 幼き瞳の告発  [ 銀幕大帝α ]   2013年03月04日 22:16
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3. トガニ 幼き瞳の告発  [ いやいやえん ]   2013年04月12日 10:19
実際に韓国で起きた事件を基にした話で、トガニ法というものも出来たらしい。 知的障害の子どもたちへの性犯罪は他の国でも同じような事件が起きています。勿論日本も。弱者に対する権力者の暴力がもたらす負の連鎖が恐ろしい。 暗く重い内容で、なかなか考えさせられ

この記事へのコメント

1. Posted by かのん   2012年08月18日 22:03
そうなんですよね、こんなにも観ていてものすごい嫌悪感が沸き上がって心が怒りで充満する映画も珍しいかもしれません。校長もパク教師も寮監も弁護士も本当にその場にいたら蹴飛ばしたくなるほどでした。

決して褒めたくはない内容なんですけど、映画の力強さには圧倒されました。
2. Posted by にゃむばなな   2012年08月18日 22:12
かのんさんへ

ここまで嫌悪感を抱かせるほどの映画だったからこそ、法案改正にまで社会が動いたのだと、改めて冷静になるとそう思いますよ。

ほんと、映画の力って凄いですね。

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