2013年05月07日

『探偵はBARにいる』

探偵はBARにいるもっとスピードを上げろ〜!
探偵と相棒のキャラクターもいい、北海道から一切出ない地元愛もいい、意外性のない凡庸なストーリーでも楽しくていい。
ただ映画にリズムがない。全体的にちんたらしていて退屈の一歩手前なのがいただけない。これでは全ての要素が台無しでもったいない。そんな映画でした。

札幌の繁華街ススキノにあるBAR「KELLAR OHATA」の黒電話で依頼を受ける私立探偵と、相棒兼運転手で北大に通う空手部師範代・高田の活躍を描いたこの作品。

まず大泉洋さんのキャラクターに見事にハマっているこの探偵は凄く魅力的でした。いい加減なのに携帯電話を持たない主義だけは貫徹し、何度も命を狙われるのに絶対に諦めない。小樽での電話口で「探偵は依頼人を守らなきゃダメなんだよ」というセリフも、相手が美人だからという要素を含ませつつ、でも男女関係なく依頼人を守るという探偵魂をしっかりと見せる。これは大泉洋という俳優以外には演じ切れない役柄であったと思います。

またもう少し活躍を見せても良かったのでは?と思えるほど、気がつけば寝てるか何か食べているかなのに、ここ一番で頼りになる謎の多い相棒・高田もなかなかの魅力で、特に北大生という肩書きのおかげか、鎖骨が折れても冷静なところも他人に深入りしないところも、松田龍平さんの存在感が薄そうで薄くない魅力によく合っていたと思います。

ただこれだけ主役2人が魅力的でありながら『シャーロック・ホームズ』を見た時のような感情が何一つ沸き上がって来なかったのは、やはり映画にリズムがないからでしょうね。
正直なところ、この手のストーリーなら上映時間は110分未満で十分だと思うんですよね。それが125分もあるということはムダなシーンがあまり見当たらない以上、映画の進むスピードが遅いからとしか思えないんですよね。「俺」のナレーションにしても意外とゆっくりだったのもこの映画では大きなマイナス要因だったと思いましたよ。

てな訳で小雪さんのウェディングドレスでの発砲は不思議と絵にならないなぁ〜とか、最近の高嶋政伸さんは悪役ばかりでイメージチェンジをしたはいいものの役幅がなかなか広がらんなぁ〜とか、ススキノが舞台なのにおっぱい成分が少ない一方でコメディタッチの映画なのに血の量は意外と多かったなぁ〜など、あれこれ思うところの多い映画でした。果たして続編ではどうなっていることやら?

深夜らじお@の映画館は大泉洋という俳優の魅力が大好きです。

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acideigakan at 22:25│Comments(2)clip!映画レビュー【た行】 

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1. 「探偵はBARにいる」依頼人の調査を受けて死にかけた先にみた愛された女の復讐劇  [ オールマイティにコメンテート ]   2013年05月13日 00:26
「探偵はBARにいる」はバーでしか依頼を受けない変わった探偵がある女性の依頼を受けて調査した案件が大きな組織が絡んでおり、次第に事件に巻き込まれていくストーリーである。今 ...
2. 探偵はBARにいる  [ だらだら無気力ブログ! ]   2013年05月13日 00:55
二人のキャラクターが面白かった。
3. 探偵はBARにいる  [ 晴れたらいいね〜 ]   2013年05月17日 01:09
これ、続編決定なんだそうです。大泉洋さんは人好きのする方で、嫌いな人はあんまりいないんじゃないでしょうか?今季の月9でも探偵さんの役をされてますけど、これは脇ね。映画は ...

この記事へのコメント

1. Posted by kajio   2013年05月08日 00:12
あの『キサラギ』のジュリー古沢さんが脚本を書いていながらもテンポが良くない点も含めて、いまだに東映が

制作 セントラル・アーツ
監督 村川透

的な、非常に男臭い映画を撮るノウハウを持っている事を、濃い映画ファンは喜ぶべきでしょう、みたいな感じです(笑)
2. Posted by にゃむばなな   2013年05月08日 22:19
kajioさんへ

相変わらずいいところを突いてきますね〜。
まさか松田龍平繋がりでオヤジさん関係者を持ってくるとは。
続編はその辺りをもっと濃くした作品にしてほしいものですね。

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