2013年09月24日

『そして父になる』

そして父になる6年間育てた息子を、本当に他人の子と言えますか。
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したこの作品は、是枝裕和監督らしい静かに語り、じわじわと心に響く今年の邦画を代表する秀作。
血の繋がり、家族の絆、親という仕事を通して見えてくる親子の繋がり、本当の家族、そして嫉妬や無力感の先にある親になるということ。
これは今年必見の映画です。

都内の高級マンションに住む野々宮家。夫・良多は勝ち組のエリート社員、妻・みどりは一人息子を溺愛する母親。でも息子・慶多と3人で過ごす時間は少ない家族。
群馬で電器店を営む斎木家。夫・雄大は子供と遊ぶ時間を優先する父親、妻・ゆかりは姉御肌で3児の母親。でも経済的には決して裕福とは言えない家族。

6年前、後妻であるがために家族関係が上手くいっていなかった看護士の嫉妬により、子供の取り違えという被害に巻き込まれた2つの家族が辿る「家族とは何か」、そして父親の再婚という家庭で育ったがために優先事項の判別に狂いが出だした野々宮良多が辿る「父親とは何か」。

子供の取り違えという特異な事例に遭遇した時、正しいと思える判断が見つからない時、譲れない信念か数多の情報のどちらかを基準にしない限り、人は結果的に納得の出来る答えを出すことは出来ないのだと思います。

この映画でも6年間育てた子供と血の繋がった子供を交換すべきかどうかで悩む2つの家族の周囲には、「前例では100%交換を選びます」「両方とも引き取ってはどうか」「これからどんどん子供は相手の親に似てくるぞ」といった当事者の立場に立たぬ意見ばかり。
一方で微妙に違えど自分の意見を持たぬ野々宮良多と斎木雄大に対して、母親である野々宮みどりと斎木ゆかりも子供を産めなくなった負い目や琉晴以外の子供への母心で迷いが拭えない。

でもこの4人の親は既に交換お泊りの初日に答えを出しているんですよね。それが血の繋がった子供との距離。
実子である慶多の肩を抱こうともしない斎木夫婦はただ琉晴を心配そうに見送る。
実子である琉晴を後部座席に一人座らせた野々宮夫婦はただ前を向き慶多を思う。

もし本当に血の繋がった子供が大事というならば、待ちに待った実子に寄り添うのが本当の親というもの。でもそれをしない野々宮夫婦と斎木夫婦は既にこの時点から慶多こそが、琉晴こそが自分たちの息子だと心では分かっていたはず。

ただ親として心配してしまう息子の将来、親として嫉妬してしまう相手にあって自分にない親としての要素。
経済的見地、将来的見地、性格的見地。様々な見地から見れば見るほど出せなくなる答えですが、「野々宮慶多の親として」「斎木琉晴の親として」の答えなど別に前例に縛られなくても容易に出せるはず。
単に遠くに住む家族が一人増えたと思えば、父親の寝顔をカメラに収めてくれた慶多も息子、撃ち合いごっこをして流れ星を一緒に眺めた琉晴も息子。

親になるということはどういうことか。いい学校に通わせることも、一緒に遊ぶ時間を作ることも、立派な親の仕事かも知れませんが、それよりも大事なのは子供との思い出を作ること。

親という立場にいる人の多くがこう言います。「いつの間にか親になっていた」「結果的に親になっていた」と。
法律上では子供が生まれた時から親になりますが、でもそれを強く実感するのは子供の成長という思い出を振り返った時だと。
そしてこれだけは親になった者にしか味わえない醍醐味でもあると。

深夜らじお@の映画館にとっては是枝監督作品で最も心に響いた映画でした。

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2013/09/28公開 日本 120分監督:是枝裕和出演:福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー、二宮慶多、黄升げん 6年間育てた息子は、他人の子でした これまで順調に勝ち組人生を歩んできた大手建設会社のエリート社員、野々宮良多。妻みどりと6歳になる...
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第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞、受賞作品。アート系映画としては異例のヒット作品になった記憶も新しいです。まず、目のつけどころがイイですよね。「人は、血か育ちか…」永遠のテーマです。それに、気づいたのが子供が6歳の時、という年齢設定もまた絶妙。かたや、庶民

この記事へのコメント

1. Posted by BROOK   2013年09月24日 16:06
血の繋がりか、時間か…
これは難しい問題ですよね。
しかも6年間も一緒に過ごしてきてしまっていると、思い出もたくさんあるワケで…。

最後に良多が下す決断は正しかったのか?
“本当”の父親となり、家族になり…
今度の展開を解釈出来る作品に仕上がっていたと思います。
2. Posted by にゃむばなな   2013年09月25日 00:02
BROOKさんへ

良多が最後に下す決断は少なくとも息子・慶多から見れば正しい判断だったと思います。
やっぱり生みの親より育ての親ですからね。
3. Posted by かのん   2013年09月25日 11:25
子供たちにも自覚があればまだしも交換初日にいきなり父親となるのは難しかったのではないのでしょうか?事情がわからない子供自身も戸惑うだけでしょう。でも良多に関してはもうちょっと愛情注いであげなさいって思いましたけど。

やはり6年間という月日がこの物語で大きな鍵を握っているんですよね。
4. Posted by にゃむばなな   2013年09月26日 17:23
かのんさんへ

子供の将来を考えてという親御さんはたくさんいらっしゃいますが、6歳くらいの子供にはやっぱり無邪気に遊んであげることこそ親の務めでしょうね。
だって6年も一緒に過ごした訳ですから、子供が向けてくるその信頼にはきっちりと応えてあげないとと思いましたよ。
5. Posted by オリーブリー   2013年09月27日 14:40
ほんとうに今年必見の映画ですね。
考えてみれば、犬やネコだって、飼い主に似るもので(苦笑)
いかに愛情を注ぐか、愛されるかが、生きる証しでもあるのでしょうね。
交換の日、車のバックに映される斎木家、車内の野々宮家。
私も答えが出ていると思いました。
ただ、血のつながりとどう折り合いをつけるのか、展開を見守るしかなく、この結末は自分もおそらくそうなるだろうと感じました。
色んな対比に、色んなことを考えさせられる作品でしたわ。
6. Posted by にゃむばなな   2013年09月27日 18:18
オリーブリーさんへ

血の繋がりも大事ですが、やっぱり一番大事なのは心の繋がり。
それは親になった人なら誰しもが無意識のうちに行動に出してしまうことなんでしょうね。
愛し愛される。それは確かに子供が生きた証ですよね。
7. Posted by 悠雅   2013年09月28日 21:33
女は自分が生んだという実感がある分、同じ時間を過ごすことが長い分、
男性より早く「親」になる気がしますが、
逆に、男性はいつどんな時をきっかけに、親の心が生まれるのだろうと、素朴な疑問がありました。
夫の息子への愛情の半端なさを見ていて、シンプルに「凄いなぁ」と思っていたことを、思い出しました。
もし、我が家に起こっていたらどうだったのだろう…
もう起こり得なくても、ついそんなことを考えて観てしまいました。
8. Posted by にゃむばなな   2013年09月28日 22:42
悠雅さんへ

女性と男性では親になる「きっかけ」が全然違いますもんね。
女性の場合は出産という明確な時期があるのに対して、男性はどこで覚悟を持てるかなのかも知れませんね。
9. Posted by ノラネコ   2013年09月30日 22:28
私は親ではないのですが、この映画の突きつける究極の選択は刺さります。
もしも自分だったらどうする?
血を選ぶのも、共に過ごした歳月を選ぶのもどちらも間違ってるとは言えないですし。
主人公たちと共に心が揺れ続ける2時間でした。
まあ男というのは単に子供が生まれただけでなく、何か切っ掛けがあって心境の変化が無いと、真に父になる事は難しいのかなあと思ったり。
10. Posted by にゃむばなな   2013年09月30日 23:41
ノラネコさんへ

ほんと、男という生き物は何かきっかけがないと親としての自覚が持てないですからね。
だからこそ母親よりも余計に時間か血で悩むのでしょうね。
11. Posted by みすず   2013年10月02日 17:34
こんばんはー^^

ついつい自分だったら・・・って思いで観てました。
でも、おっしゃるように、最初に答えは出ている感じですねー。
やっぱ時間だと思います。6年もたっていたら。
12. Posted by にゃむばなな   2013年10月03日 16:56
みすずさんへ

親の愛って言葉に出ない部分で如実に表れていますからね。
私はまだ親になってはいませんが、今年は親の愛について考える機会が増えたことで、よりそういうシーンに目が行ってしまいましたよ。
13. Posted by FREE TIME   2013年10月06日 18:51
血のつながりを選ぶのか、愛した時間を選ぶのか、非常に難しい問題でしたが、その答えを、それぞれに取り違えられた子ども達が導いてくれましたね。
現実にはありえない話ですが、親が平気で子どもを虐待するニュースが多いので、決して他人事ではないとも思えました。
14. Posted by にゃむばなな   2013年10月06日 22:47
FREE TIMEさんへ

取り違いというのは現実にはまだまだ起こりえる話だと思いますよ。
病院の手違いはなくとも、こういうケースなら。
それでも愛した時間も血の繋がりも大事なもの。
家族として何を重要視するかで出す答えも違ってくるのでしょうね。
15. Posted by YUKKO   2013年10月12日 20:45
静かな映画なのに緊迫感がありましたね。これからの苦しみを思うと胸が痛みます。
16. Posted by にゃむばなな   2013年10月13日 12:16
YUKKOさんへ

これからの苦しみはもちろんあるでしょうけど、その反面これからの喜びもあるでしょう。
子育ても人生も多面的であることを見事に描いていると思いましたよ。
17. Posted by くろねこ   2013年10月20日 17:23
6年は大きいですよね〜。
でもどちらももう我が子。
願う事は幸せであって欲しいと言う事ですよね。この家族はこれからも親交を続けて行くんだと思う。きっと---。
とはいえやっぱ被害者は子供。最後まで聞き分けき分けのよかった慶多くんのラストの行動には言葉がない分いろいろな思いが見えて泣けました。福山さんの涙も良かった。こういう演出秀悦ですね!
18. Posted by にゃむばなな   2013年10月20日 23:41
くろねこさんへ

ほんと、一番の被害者は子供ですからね。親の行動次第では子供に二次被害が及ぶこともあってしまうのも悲しいこと。
だからこそ両方の家族にとって2人とも我が子である選択が最善なのでしょうね。
19. Posted by ジョニーA   2013年11月02日 05:30
キャスティングが絶妙だったように思います!
リリーさんの関西弁が不安でしたが、「金で買えへんもんもあるんやで」の
台詞のみ、若干惜しい感じでしたが、それ以外は実に自然!
ピエール瀧も登場して、ちょっと『凶悪』コンビの姿が
脳裏をよぎりかけましたが・・・w無理やり追い払って、集中
して是枝監督の世界観に浸ることができましたー♪
子供の行動は相変わらずカンッペキ!感動モンですよ〜♪
20. Posted by にゃむばなな   2013年11月02日 22:43
ジョニーAさんへ

リリー・フランキーさんは本当に演技が巧いと思いますよ。
純粋な関西人には見えませんでしたが、福山さんと対照的になるように巧いこと存在感を出していたと思いましたね。

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