2013年11月23日

『かぐや姫の物語』

かぐや姫の物語生きているという手応えさえあれば、幸せだった。
日本最古の物語「竹取物語」を大胆に新解釈することもなく、ただかぐや姫の心情を中心に描くことで見事に大人の、そして家族の物語へと昇華させたこの作品。
姫の犯した罪と罰を要点に見ていくと、改めてこの「竹取物語」というお話が娘を嫁に出す両親とその娘自身の物語であると痛感しました。

「タイトルに『ほ』が入ってませんけど、どうしましょ?」「えぇ〜い、『ホーホケキョ』でもつけとけ!」という会議の末に公開された前作『ホーホケキョとなりの山田くん』から14年。
構想8年、でも本当は14年、製作費50億円を掛けて「一緒に仕事をすると宮さんより疲れるんです。だってマイペースだから24時間つきっきり状態になってしまうんですもん」と鈴木敏夫Pに言わしめた高畑勲監督が放つこの新作。

日本人なら誰もが知っている物語を、観点を姫の主観へと少しズラしただけでその他は一切のアレンジをせず、水彩画のようなタッチとキメ細やかな動きで、まるで絵巻物を読んでもらっているかのように見せる演出の巧さ。そして不思議と自分の両親のことを考えずにはいられなくなる心の片隅に淋しさを感じさせる構成の巧さ。
その大御所ならではの巧さを味わうと、タイトルに『ほ』が入っていない理由は何かと探ることなど、どうでもよくなりました。

それよりも重視すべきなのは姫が犯した罪と罰とは一体何だったのかということ。個人的には以下の3点ではないかと思うんですよね。
一、キジ鍋の約束を果たせず都に行ってしまったがために、捨丸兄ちゃんにその後10年も逢えなくなってしまったこと
二、都で再会した捨丸兄ちゃんに何も言えずただ身なりの差を見せつけただけになってしまったことで、ただならぬ後悔に苛まれたこと
三、大臣たちの求婚に無理難題を出したことで、求婚者の一人・石上中納言を死なせてしまったこと

ただこの3点「約束破りの後悔」「不意の再会での戸惑い」「見通しの甘さによる罪悪感」って事の大小は違えど、思春期を過ごした方なら誰しもが経験することばかりなんですよね。
そしてこれらの罪と罰を経験する中でいつも自分を支えてくれたのは、両親であり、友人であり、恋しき人である。それを実感することが生きているという手応えだと思うのです。

でもかぐや姫にはその手応えを感じる機会がほとんどなかったのが淋しいところ。
竹取の翁は姫の幸せを見誤り、その姫も花見に行けば昔を思い出せると期待するも痛感するのは自分が籠の中の鳥であることだけ。そして逢えぬ愛しき捨丸兄ちゃんへの想いが募ってもそれが恋煩いにはなってくれない切なさにまた苛まれてしまう。

ほんの少しでもいい。捨丸兄ちゃんと過ごせたらという姫の想いが叶うと同時に、その幸せが捨丸兄ちゃんの見た夢幻になってしまう、あの月へと帰らなければならない姫が全身で感じる淋しさ。

もしこの幸せが夢幻ではなく現実になっていたなら、姫が翁と媼に今日まで育ててもらった感謝と思い出も忘れずに、嫁になる娘として両親の元から旅立てたはず。
でも地上に生きながら月に願った姫の罪は、月の羽衣を着ることで地上での様々な思い出も感情も忘れてしまうという罰になり、両親に「ありがとうございました」の一言も言えずに月に帰らされてしまう。

今の全てが過去の全てだからこそ、嫁に行く娘は両親に大事に育ててもらった愛を秘めて旅立つことが出来る。
今の全てが未来への希望だからこそ、両親は大事に育てた娘を嫁に出すことが出来る。

かぐや姫はそんな「両親に大事に育ててもらった娘」としての幸せを全う出来なかった悲しきヒロイン。
そして「竹取物語」はそんなヒロインを通して、子供の幸せと両親への感謝を今一度考えさせるための家族の物語だったのではないでしょうか。

深夜らじお@の映画館は女童が子供たちと共に歌う最後の抵抗が功を奏して欲しかったです。

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アカデミー賞、ノミネートまでいったのですが、惜しかったですね。まるで、水墨画のようなタッチだけど、無駄を削ぎ落したビビッドな動きが両立していて感動的。日本人なら、誰もが知っている「かぐや姫」及び、「竹取物語」は古典で学校で習い、原書を覚えさせられたので、

この記事へのコメント

1. Posted by BROOK   2013年11月23日 16:32
高畑監督独自の解釈の「竹取物語」といった感じでしょうか。
かなり“魅せる”作品に仕上がっていたと思います。

姫が犯した罪と罰…
この辺りはちょっと説明不足だったような気がしますね。
2. Posted by にゃむばなな   2013年11月23日 23:01
BROOKさんへ

大人の映画ですからね。
描かれていない「行間を読む」という作業がこの映画を見ながら出来るかどうか。
そこが評価の分かれ目ではないでしょうか。
3. Posted by AKIRA   2013年11月24日 11:09
『竹取物語』ってこんなに切ない話だったんですね。

高畑監督の人間描写力は健在!

この余韻深さは今年トップかもしれません。
4. Posted by にゃむばなな   2013年11月24日 17:48
AKIRAさんへ

ほんま、切ないですよね。自分の知っている「竹取物語」では知り得なかったことでしたよ。
それにしても高畑監督は14年経っても、その演出力に衰えは感じませんね。
5. Posted by 悠雅   2013年11月24日 22:09
姫の犯した罪と罰をどう捉えるか。
それによって、この作品の主題も違って見えるかもしれないですね。

娘をお嫁に出した経験者ですが、
幸せそうな顔の娘を見る喜びと、家にいなくなった寂しさを味わったわけですが、
この翁と媼とは違って、永遠の別れではないんですよね。
なので、わたしはちょっと違った見方をしていたと思います。
6. Posted by Ageha   2013年11月25日 17:59
姫目線でもって竹取物語を描くと
こんなふうになるんだ〜っていうオドロキでした。
慎ましい楚々とした姫君に描かなかったのも
ミソかもね。

生きている手応え・・ってのは
けっこうきましたね〜。
限られた時間でも、あれやこれやの制約のなかでも
自分らしくイキイキとしていた姫は
とても人間ぽかったです。
それも昔の雅なひとじゃなくて
妙に今風だったかと。(^-^)
7. Posted by ノラネコ   2013年11月25日 21:32
忘れさせられるけど、最後思い出すんですよね。
そしてふっと地球を振り返る。
あそこがなんとも切なくて良かったなあ。
今年の私的ムービー・オブ・ザ・イヤーです。
8. Posted by にゃむばなな   2013年11月26日 00:58
悠雅さんへ

我が家は妹が結婚して海外に住んでいるので、あの時の両親のことを思い出すと、娘を国内で嫁に出された方々とはまた違った見方になったんですよね。
ほんと、微妙な立場の違いが大きな感想の差異になる映画ですね。
9. Posted by にゃむばなな   2013年11月26日 01:01
Agehaさんへ

籠の中の鳥になっていた姫が今風な性格がゆえに、「生きているという手応え」は響きますよね。
雅な世界もいいですが、やっぱり心のままに生きることの出来る庶民の生活が姫には一番合っていたのかも知れませんね。
10. Posted by にゃむばなな   2013年11月26日 01:04
ノラネコさんへ

ここに来て「オブ・ザ・イヤー」が来ましたか!
そうそう、記憶は消えたはずなのに、ふと地球を振り返る。
あれは本当に切なかったです。
11. Posted by メビウス   2013年11月28日 21:21
にゃむばななさんこんばんわ♪

竹から生まれるとか最終的に月に帰ってしまうとか、お話自体の骨格や結末は変わっていないんですけども、かぐや姫の細かな心情を加える事でこうも新鮮に見えるものかと自分も驚いてしまいましたねぇ。高畑監督の新解釈とはいえ、あの時かぐや姫はこうだったろうああだったろうという状況みたいなのも凄く分かり易く且つ納得できるものばかりでしたし、今更ながら竹取物語の魅力にも気付けたかな〜?といったところです^^;
12. Posted by にゃむばなな   2013年11月28日 23:04
メビウスさんへ

ほんと、我々が知っている「竹取物語」と同じ作品とは思えないほどでしたね。
でもかぐや姫の心情を挟むだけで、別作品のように見せながら、やっぱり「竹取物語」として見せるのはさすが高畑勲監督でしたよ。
13. Posted by kajio   2013年11月29日 01:25
ようやく観てきました。

制作期間8年・制作費50億円という手間隙の掛け方からして、

今作におけるあの画風をはじめとするアニメーションの進化の仕方が、

日本の他のアニメ作家の皆さんではとてもじゃないけど付いていけないところに行ってしまった辺りからして“孤高の大傑作”になっていそうな気はしますが、

そんな“孤高の大傑作”の原作が竹取物語であるというところが、高畑勲監督の凄さなんやろーなぁ、と思いましたね…
14. Posted by にゃむばなな   2013年11月30日 16:21
kajioさんへ

マイペースな高畑勲監督だからこそ、「孤高の大傑作」で良かったのだと思います。
そこが宮崎駿監督とは違うところなんでしょうね。
ただ興行はどうなるかは分かりませんけど。
15. Posted by FREE TIME   2013年12月01日 10:21
おはようございます。
「竹取物語」は読んだことがあるけど、ここまで切ない話だったとは…。
結末はわかっていたとはいえ、離れ離れになってしまった時は悲しくなりました。
水墨画のようなタッチは、最近のアニメでは見られなかった新鮮さを与えてくれたと思います。
16. Posted by にゃむばなな   2013年12月01日 14:49
FREE TIMEさんへ

視点を変えるだけで同じ作品が別作品のようにも見える。それが切ないと余計に心に残りますよね。
高畑監督の演出もさることながら、あの水墨画のようなタッチも素晴らしかったですね。
17. Posted by 健太郎   2014年02月16日 17:14
4 こんにちは。

「罪」の解釈は本当に悩む所ですよね。
僕的には全く考えずに観ていました。

確か、「地上に来た理由」も月で罪を犯したからなんですよね。

そこら辺は見落としてしまったのですが、地上の記憶は「何故か口ずさんでしまうわらべ歌」を覚えていた事で、僅かながら残っていた筈です。
微妙に歌詞も違っていますし。
18. Posted by にゃむばなな   2014年02月16日 17:23
健太郎さんへ

語り継がれる昔話には何かしら人生の教訓が含まれているとよく言われますが、それを物語の観点を変えるだけで浮かび上がらせるこの演出の巧さ。
もう一度見る価値のある作品でしたね。

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