2017年07月03日

『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊大海原で繰り広げられる狭い人間関係。
何て薄っぺらいストーリーなんだ。何て中身のない映画なんだ。でも何て楽しい映画なんだ。これぞカリブの海賊、いやジャック・スパロウ・ザ・ムービー。
見終わって数十分で内容を忘れるほどの映画ではあるが、酔いどれ千鳥足のジョニー・デップはこれからもまだまだ見れそうだ!

ウィル・ターナーとエリザベス・スワンの息子ヘンリーが呪いのダッチマン号に囚われた父親を救いたいと「ポセイドンの槍」を探す、父親を知らぬ女性天文学者カリーナが父の痕跡を追い求め「ポセイドンの槍」の謎に迫る、若き日のジャック・スパロウにハメられ亡霊と化したサラザール艦長が復讐のため「ポセイドンの槍」を求める。
そしてこの3人が求める先にいるのは、相変わらずの酔いどれぶりと千鳥足がトレードマークの我らがジャック・スパロウ船長。

そんなジャック・スパロウがOPから手下と共に銀行から金庫を引っ張り出して盗むはずが、妙な手違いで建物ごと盗むハメになる絵面がまさに岸和田のだんじり祭りか!と言わんばかりの迫力。これぞこのシリーズ特有の「勢いで押し切れ!」。あぁ〜、久しぶりにスクリーンでジャック・スパロウに出逢えたわ〜と思っちゃうこの面白さ。

しかも魔女扱いされるカリーナに、反逆者扱いされるヘンリー、ギロチンの意味も知らずに処刑寸前にまで追い込まれるジャック・スパロウの、何だかんだありましたけど結果が良ければまぁええか♪なドタバタ劇も面白い。ジョニー・デップのピンチに陥る度に繰り広げられる「あぁ〜!あぁ〜!」という叫びがたまらんですたい!

ただ自分の船さえ持っている体のジャック・スパロウに対し、海賊軍団を形成したバルボッサが魔の三角海域から蘇ったサラザール艦長に形だけの協力を申し出るくだりから、ドタバタ劇というよりは正統派の海洋冒険劇になっているのが評価の分かれ目。

もちろん海洋劇が十八番のノルウェー出身の監督コンビの冒険劇の見せ方は実に面白いうえに、若き日のジャック・スパロウが生前のサラザール艦長を急転回で魔の三角海域に追いやる面白さも素晴らしい。

けれど何だか世界観が映像ほど広く感じないのはどうしてだろうかと考えると、やはりジャック・スパロウとヘクター・バルボッサの掛け合いが物足りないと感じてしまうからだろうか。ヘンリーとカリーナの恋模様がウィルとエリザベスほどではないと感じてしまうからだろうか。それともカリーナの父親がヘクター・バルボッサだと分かった瞬間、登場人物の人間関係が狭いなぁ〜と思ってしまったからだろうか。

特に呪いが解けてサラザール艦長が生身に戻り、ブラックパール号の錨に飛び乗るジャック・スパロウたちを追い掛けるクライマックスでのスパロウとバルボッサの行動がどうも腑に落ちない。

別にサラザールによりカリーナの命が真っ先に狙われている訳でもなければ、バルボッサの命が先に狙っている訳でもない。なのにバルボッサはジャック・スパロウから渡された剣でサラザールと共に海の奈落へと落ちていくのはなぜか?娘を守るためという理由が成り立たない状況下でのあの行動は腑に落ちない。
またジャック・スパロウもあれではまるでサラザールを葬るためにバルボッサを生贄にしているようなもの。そんなことをバルボッサもそうすんなり受け入れるものなのかと。

でもまぁウィルとエリザベスの再会も無事に済み、全てが円満に終わるかと思いきや、EDロール後でまさかのウィルとエリザベスの寝室にフジツボが…。あれはもしかしてウィルの父親ビル・ターナーか?それともデイヴィ・ジョーンズか?もしくは不死身のバルボッサか?

てな訳で何はともあれ楽しんだ勝ちの映画でしたが、やっぱりメインテーマはもっと重低音を響かせてもらわないと!あの重低音で心身ともに震わされてこその「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですから!

深夜らじお@の映画館は若き日のジャック・スパロウを見てみたいですが、ジョニー・デップ以外が演じるのはありえんなぁ〜。

※お知らせとお願い
【元町映画館】へ行こう!

■TBアドレス:http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/59c09f8e63aec1309a2f5d3e2affe15e/3f こねたみっくすgoo版

この記事へのコメント

1. Posted by BROOK   2017年07月04日 05:36
言われてみれば、たしかに終盤の展開は腑に落ちないような気がしますね。
ジャックはバルボッサがああなることを見越していたのでしょうか…。

エンドロール後の映像はやはりデイヴィ・ジョーンズなのでしょうね。
折角、ウィルの呪いが解けたのに…と。
2. Posted by にゃむばなな   2017年07月04日 23:29
BROOKさんへ

なぜにジャック・スパロウはヘクター・バルボッサにあんなことをさせたのか?
あのクライマックスは凄く不思議ですよ。
あとやっぱりあのフジツボはデイヴィ・ジョーンズですかね?
3. Posted by ジョニーA   2017年07月10日 23:16
ストーリーは目新しいところは何一つなかった
と言えますがw 4DXでアトラクション的な
楽しみで十分満足できましたー♪
終盤の地上の星シーンでは、シャボン玉が飛
んで来るという、意外な演出で驚かしてくれ
ましたよ〜。
4. Posted by にゃむばなな   2017年07月12日 00:00
ジョニーAさんへ

ストーリーに目新しさがない=シリーズもそろそろ潮時かも知れませんね。
ジョニー・デップ@ジャック・スパロウに頼り過ぎのシリーズでしたから。
5. Posted by FREE TIME   2017年07月14日 00:08
こんばんは。
確かにストーリーはメチャクチャでしたが、それでも楽しく観られたのがたまらなかったですねw
今回は前作と違って海での戦闘シーンも多いかったので、それだけで充分に満足でした。
6. Posted by にゃむばなな   2017年07月16日 00:18
FREE TIMEさんへ

もうこのシリーズは楽しければいいやん♪になってますよね。
まぁジョニー・デップが楽しそうなら、それでも十分見る価値のある映画になっているのも凄いことですけど。
7. Posted by ノルウェーまだ〜む   2017年07月17日 22:58
にゃむばななさん☆
確かに仰る通りです!
ヘンリーとカリーナは今一つ恋に発展した感じが伝わってこないし、人間関係が狭くなってしまうとちょっと…ですよね。
ただバルボッサのシーンは結構素直にジーンときました♪
8. Posted by にゃむばなな   2017年07月21日 00:23
ノルウェーまだ〜むさんへ

広い海で小さな人間関係なので、お話がどうしても小さく感じてしまうんですよね。
映像はすごく広々としていたのに…。
9. Posted by Ageha   2017年07月28日 00:01
脇で目立つオイシイ役だったはずが
完全にメインキャラになってしまったのに、
今回はコンパスこそキーアイテムになったものの、
ど真ん中で何やってたん?っていうのが
正直な感想でした。ただ、何やってても楽しそうで、楽しければええんちゃうんの力技で納得してもた感があって。(;^_^A
ジョニデ好きだからな〜、やはり甘い。(;^_^A
オーリーが無事戻ってきて、話としては今度こそ完結したはずなのに、やっぱりまだやるつもりなんですかね・・・・。
10. Posted by にゃむばなな   2017年07月31日 23:30
Agehaさんへ

そうなんですよね、ジャック・スパロウって基本脇役だったはずなのに…。
シリーズの顔になってしまったがために、そのまま主役にしちゃうのもねぇ〜。
それだけシリーズがヒットしにくいという時代背景なのでしょうか?

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載