2018年08月28日

『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』

マンマ・ミーア2メリル・ストリープ不在では前作ほど盛り上がらない。
ハッピーなミュージカル映画のはずなのに、不思議と盛り上がらないのはなぜか。
誰もが知っているABBAの大ヒット曲がほとんど流れないせいか、メリル・ストリープが不在のせいか、それともミュージカルを繋ぐストーリーが薄いせいか。
10年ぶりの続編だったのに…。

メリル・ストリープ演じるドナは既に他界しているという設定により、ホテルのオープニングパーティに勤しむソフィの妊娠発覚と、若き日のドナがどのようにしてビル、サム、ハリーと出逢ったかを同時進行で描くこの映画は、どこか大きな存在感を放っていた大黒柱が抜け落ちたような物足りなさが充満している。

もちろんメリル・ストリープがインタビューで語っていたように、次世代へのバトンタッチは大事なこと。2つの物語を奏でるアマンダ・セイフライドとリリー・ジェームズの魅力も歌唱力も素晴らしい。もっと言うと若き日のドナの親友2人を演じたジェシカ・キーナン・ウィンとアレクサ・デイヴィーズも、クリスティーン・バランスキーとジェリー・ウォルターズそっくりで素晴らしい。

けれど前作とは違い、誰もが知っているABBAの大ヒット曲がほとんど流れない前半から、普通のミュージカル映画との違いが見出せない。

しかもメリル・ストリープが全然登場しない、3人の父親もなかなか揃わないので、映像的な物足りなさも加わるうえに、ソフィがいる現代劇は若き日のドナの前日談と比べても全然動かない。

さらに童貞卒業のハリー、ヨットで添い寝のビル、実は婚約者がいたサムがドナをそこまで愛した理由も深く描かれなければ、ドナが3人から誰かを選ばなかった理由も描かれない。つまりはソフィの父親が3人いるという理由が明かされないまま、いや明かしてはいけないのかも知れないが、物語が進んでも全くスッキリしないのだ。

せめて強引にでも何かしら理由付けをしてくれればまだしも、その理由付けをしないのであれば、別にこの前日談の3人の父親と出逢うくだりは別に描く必要性もなかったのではとも思えてくる。

結局のところ、メリル・ストリープがいない穴を埋めるほどの大人数で踊る豪勢なミュージカルシーンもなければ、そんなミュージカルを繋ぐドラマも薄いので、『マンマ・ミーア!』を見ているという気分になれない映画だ。

そしてやっぱりトム・ハンクスとリタ・ウィルソン夫妻は『月の輝く夜に』に思い入れがあったのだろうか、シェール様登場だけでなく、シェール様の単独ステージで全てを締め括ってしまうのもどうなのだろうか。そのためにアンディ・ガルシアにフェルナンド役を任せるというのもどうなのだろうか。
確かこの『マンマ・ミーア!』はABBAの楽曲で構成されたミュージカルだったはずなのに…。

てな訳で『月の輝く夜に』からほとんど変わっていないシェール様のエキゾチックな美貌を拝見するだけでも十分価値のある映画でした。

深夜らじお@の映画館は前作の方が好きです。

※お知らせとお願い
【元町映画館】へ行こう!

acideigakan at 19:00│Comments(0)clip!映画レビュー【ま行】 

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載