京都アニメーション

2012年09月20日

氷菓 全23話 総評「わたし、気になります!」

氷菓8「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんを始め、データーベースは結論を出せない福部里志、その福ちゃんに恋をする伊原摩耶花、そして省エネ主義の折木奉太郎の4人が織り成す神山高校古典部の1年間を描いた「氷菓」。京都アニメーションが手掛ける作品ということで期待をしていましたが、予想以上に素晴らしい出来栄えに大満足な半年間でしたよ。

氷菓5まずUSTREAMで配信された特別編も含め4月から始まりこの半年間で放映された全23話を振り返ると、この作品って大きく分けると古典部のルーツを探る「氷菓」、女帝・入須冬実先輩との掛け合いとなった「愚者のエンドロール」、カンヤ祭を描いた「クドリャフカの順番」、そして「遠まわりする雛」を始めとするその他のお話諸々だけなんですよね。

氷菓8でも単発ストーリーを乱発する他作品とは違い、「氷菓」があって「愚者のエンドロール」があり、そして「クドリャフカの順番」に繋がるという一連のストーリーになっている構成の巧さだけでなく、それぞれのお話で出てきた登場人物の心情や言葉が響いてくるというのも素晴らしいところ。
つまりこの作品ってお話を見るにつれて、作品の面白さが積み重なっていくのが如実に分かるのが何とも心地いいこと。

氷菓14さらに単なる謎解きでなく、その謎を生み出した背景までしっかりと描く一方で、毎回改めて見直して見るときちんとネタフリがされている丁寧な演出も素晴らしいの一言。
少々大袈裟ですけど、この作品は京都アニメーションさんにアニメ化してもらうために存在しているような、京都アニメーションはこの作品をアニメ化するために歴史を歩んできたようにも感じましたよ。

氷菓 18また脇役を演じる声優さんも豪華なこと。「万人の死角」出演者のプロだからこその棒読み演技にしても、お料理研究会部長の「わたし、気になります!」にしても、神山高校生徒会や総務委員会にしても、水梨神社生き雛運営スタッフにしても、いったいどれだけ豪華な声優さんを使っているんだ!しかもさほど重要な役でなくても!と楽しませてもらいましたよ。

そしてやはりこの作品を振り返る中で一番魅了されたのは気になることができるとうずうずしてしまい、奉太郎に聞かずにはいられなくなる、好奇心が服を着て歩いているという表現に相応しいえるちゃんですよ。もうこんなに見た目以上に性格が可愛いキャラは他にはいない!
氷菓 2話氷菓6
奉太郎に顔を近づけ、聖チタンダエルになり、ウィスキーボンボンで酔っ払い、ポニテエプロンが似合い、スネる顔も仕草も可愛く、和服も似合う。もう最高にいいキャラじゃないですか!
える15氷菓20

てな訳で間違いなく今年のNo.1アニメ作品になるであろう京都アニメーション製作の「氷菓」。是非原作ストックが溜まれば2期3期と製作していただき、えるちゃんや奉太郎たちの成長する姿を見ていきたいものです。本当に製作に携わった全ての関係者のみなさん、半年間お疲れ様でした。

酔っ払うえるちゃん、ポニテエプロン姿のえるちゃん、可愛すぎます!
氷菓9氷菓14

深夜らじお@の映画館は「氷菓」という作品が大好きです。
【清明・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・冬至・立春・春分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 22:16|PermalinkComments(2)clip!

2012年09月19日

氷菓 第22話 「遠まわりする雛」

氷菓22「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんに「お前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が修めるというのはどうだろう」と折木奉太郎のプロポーズがキタッー!と思ったのに…。
でもえるちゃんと奉太郎の人生と恋はこれからゆっくりと成長していくもの。まさにこの2人こそ「遠まわりする雛」なんでしょうね。

今回はついに最終回ということで京都アニメーションさんの演出や画力がとんでもないくらいに素晴らしいこと。
祭りの準備をする裏方のざわつき方のリアルさ、狂い咲きの桜の下を通る生き雛の行列の美しさ、えるちゃんへの恋心に歯止めが利かなくなり始めている奉太郎の心の変化、そして夕暮れ時を歩くえるちゃんと奉太郎のこれまでとはまた違う微妙なんですけど凄く近い関係と、もうどのシーンを取っても素晴らしいの一言。

しかも生き雛の行列を遠回りさせた真犯人は誰かを推理するくだりを極力短くすることで、えるちゃんの様々な心情を丁寧に、そして見事に描いているのも素晴らしい!
謎解きが気になって仕方ないいつも通りの好奇心旺盛ぶり、真犯人・小成Jr.が夢を追いかけていることに少々羨ましさを感じる淋しさ、でも自分は千反田家の人間としてここ神山市で生きていくと決めた心の強さ、そして本当は奉太郎に支えてほしいと願う恋する乙女心と、本当にたった30分でここまで描くのですから、感動しない訳がない!

そんなえるちゃんを見て省エネ主義を捨ててまで支えたいと思い始める奉太郎も、思い返せば凄く成長しましたよね。もう第1話の頃とは大違い。折木供恵お姉さんから「どうせやりたいことなんでないんでしょ」と言われていた奉太郎が今はえるちゃんを支えたいと心に思い始める。あぁ〜まさに「いいえ、もう春です♪」じゃないですか!
氷菓22氷菓22
こんな感じでえるちゃんに思いっきり頼られ、こんな感じでえるちゃんにかわいい笑顔で微笑まれ、奉太郎の人生は完全にバラ色になっているではないですか!

てな訳で伊原摩耶花と福部里志の手作りチョコレート事件の完全解決はお楽しみということなのか?とか、立場や役目のない入須冬実先輩が「愚者のエンドロール」を気にするくだりが最終回にあるというのもいいなと思えた、感動必死の素晴らしい最終回でした。

摩耶花ちゃんの恋や入須先輩の将来が…わたし、気になります!
氷菓22氷菓22

深夜らじお@の映画館は改めて「氷菓」の総評レビューを書きたいと思います。【春分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:29|PermalinkComments(2)clip!

2012年09月12日

氷菓 第21話 「手作りチョコレート事件」

氷菓21「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんが流す乙女の涙のためにも、親友の福部里志のためにも、長い付き合いでもある伊原摩耶花のためにも事件解決に乗り出す折木奉太郎が格好いいです。そしてホロ苦いのに、その先にほんのり甘さを感じる、まさにビターチョコのようなこのお話の構成の巧さに感服してしまいます。

鏑矢中学3年生の時にバレンタインチョコの受け取りを拒否した福ちゃんに高校生になって再度アタックすることを摩耶花ちゃんと、その恋する乙女に協力を惜しまないえるちゃんの熱き乙女モードが可愛らしくも面白い前半から、誰がこんなホロ苦い結末を予想できたでしょうか。

確かに福ちゃんの気持ちも分かります。拘りを捨て、拘らないことに拘ることでデーターベースとしての実力を培ってきても、推理力と観察力に優れた奉太郎やマジメで真っ直ぐなえるちゃんと比べると、自分は深みのない中途半端な人間だと思ってしまう悔しさ。加えて何かにのめり込んだとしても先日のカンヤ祭の時のように自分の実力では奉太郎のように優れた人間にはなれない。

そんな中途半端で誇れるものが何も無いと思い込んでいる自分が、一途に想いをぶつけてくる摩耶花ちゃんの愛を受け入れてもいいのか。もっと言えば中途半端なままで愛を受け入れれば摩耶花ちゃんに対して失礼ではないか。
だから摩耶花ちゃんからのチョコを隠し、答えを保留にする。これは福ちゃんなりの苦渋の決断だったのでしょうが、でもせっかく自分のために作ってくれたチョコを隠すためとはいえ割っちゃうのはねぇ〜。

この古典部の中で唯一知り合ってからの時間が短いのがえるちゃんだっただけに、結果的に福ちゃんの作戦はえるちゃんを傷つけてしまったという誤算。その誤算がどうしても許せなかった奉太郎の、でも親友の気持ちも分かるからこそ、福ちゃんと2人だけで雪降る中で男同士の話し合いの時間を作る。

恐らく奉太郎は摩耶花ちゃんも福ちゃんが犯人だということは分かっていると踏んだ上で、親友の背中を「器用だけれど不器用だ」と優しく押したのでしょうね。その後、福ちゃんが摩耶花ちゃんにどんな言葉を掛けてあげたのかは分かりませんが、摩耶花ちゃんの愛が報われるものであることを望むばかりです。

てな訳で親しい間柄の方には贈り物をしないえるちゃんが奉太郎にチョコをあげないのは、チョコの代わりに私をあげます♪という意味か!?と思いつつも、折木供恵お姉さんからの「哀」を込めたチョコは妙に笑えたお話でした。

それにしてもビターチョコのようにホロ苦くて、でもその先にほんのり甘さを感じる構成だけでなく、立春と人生の春を掛ける京都アニメーションさんの演出の巧さには脱帽するばかりです。

恋する乙女モードの摩耶花ちゃんが可愛すぎます♪
氷菓21氷菓21

深夜らじお@の映画館は甘いものが不得手なのでビターチョコしか食べれません。【立春】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 15:04|PermalinkComments(2)clip!

2012年09月05日

氷菓 第20話 「あきましておめでとう」

氷菓20「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんと省エネ主義の折木奉太郎はもはや恋人関係じゃないですか!納屋に閉じ込められた2人の互いを思いやる行動。くっはぁ〜!まさに青春じゃないですか!羨ましすぎて暴れたくなりそうですわ!

普段から礼儀正しいえるちゃんが着物姿で正月挨拶などの所作をきれいにこなせばこなすほど、よりその大和撫子としての美しさが増す前半から、同級生の十文字かほの正真正銘の巫女姿を見れたり、伊原摩耶花の付け髪でのバイト巫女姿を見れたりと、羨ましいにもホドがあるぞ!と言いたくなることばかり。

そりゃ奉太郎がえるちゃんの着物姿に見惚れるのも分かりますよ。年上に見えるほど十文字さんが凛々しく見えるのも分かりますよ。えるちゃんと摩耶花ちゃんがきゃっきゃうふふ♪しているのを何気に眺めている気持ちも分かりますよ。
でもこの作品って「ほろ苦い青春群像劇」じゃなかったの?と思いたくなるほど、そんな年初めから幸せシチュエーションに浸っている奉太郎が羨ましくて仕方ないんです。

しかもえるちゃんには着物姿を「見せびらかしにきました♪」なんて言わせる始末。もうあんたら恋人同士じゃなイカ!これでまだ恋人にならないなんて、見ている方は生殺し状態じゃなイカ!

さてそんな羨ましいエピソード満載の前半とは違い、後半は納屋に閉じ込められた奉太郎とえるちゃんの脱出劇なんですが、実家の名代として来ている以上、いらぬ噂を危惧するえるちゃんの気持ちを考えて策を練る奉太郎はもはや完全に省エネ主義じゃないですよね。
少なくともあの納屋にいる間は常にえるちゃんのことを考えてましたもんね。いかにすればえるちゃんの心配を取り除いた上で脱出できるか。あぁ〜奉太郎よ、あんたは結構男前でっせ。
こんな感じ↓でヤドカリの生態模倣や「てへぺろ♪」で可愛さアピールをしてもあんたは男前でっせ!
氷菓20氷菓20

そんな奉太郎が、奉太郎のためなら帯紐を使ってもいいとまで言い出す、つまりはそれってえるちゃんが奉太郎を普通の異性以上の存在と思っている証拠じゃなイカ!またまた羨ましいじゃなイカ!のえるちゃんの巾着を使って「金ヶ崎の退き口」エピソードを再現することで、同じ時代劇ドラマを見ていた福部里志に助けを求めるというのはなるほどなぁ〜と思いましたよ。

そして福ちゃんと奉太郎にとって新年最初の顔合わせとなる救助のくだりで「あけましておめでとう」に「あきましておめでとう」を掛けるこの巧さ。新年の挨拶と助かって良かったという安堵の言葉を掛けるこの巧さには唸ってしまいましたよ。

てな訳で次回はバレンタインって、もう早くえるちゃんと奉太郎は恋人関係になりなさいよ!でなきゃ私も壁を殴る視聴者の一人になってしまいそうですわ〜!

えるちゃんの着物姿、摩耶花ちゃんの巫女姿。和服って素晴らしい!
氷菓20氷菓20

深夜らじお@の映画館も正月から和服美人と2人きりで閉じ込められたいです。【冬至】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:38|PermalinkComments(2)clip!

2012年08月29日

氷菓 第19話 「心あたりのある者は」

氷菓19「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんと省エネ主義の折木奉太郎の恋人もどきな距離感に悶え死にそうです。ホロ苦い青春群像劇はいったいどこへ行った?ここにあるのはえるちゃんと奉太郎の甘酸っぱい青春劇じゃないですか!

ひょんなことから奉太郎が運の良さだけで謎を解いてきたということを証明するために、「10月31日、駅前の巧文堂で買い物をした心あたりのある者は至急、職員室柴崎のところまで来なさい。」という校内放送の裏事情を推理することになった今回のお話ですが、まずたったこれだけの文章で見事に事件を解き明かしてしまう奉太郎は本当に凄すぎます。

繰り返しのない異例の校内放送に教頭の慌てぶりをさらりと読み取り、「10月31日」を昨日と置き換えていないことや放課後に名指しではなく「心あたりのある者は」と呼び出すことに緊急性を読み取り、職員室にと柴崎教頭が呼び出したことに重大性を読み取るなど、本当にこの男子高校生は本格的に探偵への道を模索するべきだと思うほどですよ。

しかもここから犯人が罪の意識を感じ謝罪文を書いたことやそれが元で警察絡みの事件にまで発展しつつあることを推理するだけでなく、偽一万円札が使われたこと、それが犯人が反論できない相手から返してもらった金であることなど、次から次へと論理立てていくのですから、ほんまこれのどこが「運が良かった」の一言で片付けられるねん!ですよ。

そんな奉太郎の推理に驚かされる一方で、今回はやはりえるちゃんと奉太郎の「もうキスしちゃいなよ!」な距離感と、互いを意識しすぎて頬を紅らめる様に顔がニヤけるを通り越して悶え死にそうなくらいに暴れかけましたよ。
もう何ですか、あの距離感は。傍から見たら完全にキスしてるじゃないですか!しかも放課後の部室で2人きりでって。
あぁ〜、羨ましすぎる! これですわ、これ↓
氷菓19氷菓19

てな訳で伊原摩耶花と福部里志がいないからなのか、えるちゃんが奉太郎の前であんなにもスネた表情を何度も見せる様にも何だか悶え死にそうになった今回の謎解き。あぁ〜、これぞバラ色の高校生活。もう羨ましさとこのピュアな2人を見ているだけで私は悶え死にそうです。誰か助けて〜!

えるちゃんが「む〜!」とスネる表情はどれもかわいいです♪
える8氷菓19
える15氷菓19

深夜らじお@の映画館もこんなバラ色の高校生活を送ってみたかったです。【霜降】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:54|PermalinkComments(4)clip!

2012年08月22日

氷菓 第18話 「連峰は晴れているか」

氷菓 18「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんが言いたかったことは「それはステキなことだと思います!」だったのではないでしょうか。
文化祭が終わり今回は一話完結のお話でしたが、折木奉太郎が気になっていたことの真実がちょっと切なかったですね。そして同時に奉太郎の成長が如実に伝わってくるお話でもありました。

福部里志・伊原摩耶花と共に通っていた母校・鏑矢中学の小木先生の「ヘリ好き」という話から、その小木先生の気持ちを察するところまでを「ヘリ」と「雷」だけで導き出してしまう奉太郎のハンパない推理力。いやはや、正直この男子高校生はどこまで凄いねん!?としか思えないくらいでしたが、その推理力が導き出した答えが切ないものでも、その先に奉太郎の心の成長を描くことできれいな形で〆たのはさすが演出に高い評価がある京都アニメーションさん。

要はあの日、小木先生がヘリを気にしていたのは仲間の登山家の安否を心配していたから。前日は大雨で遭難者の捜索ができない。もちろんヘリも出せない。連峰が晴れていればヘリも出せますし、遭難者の生存率も上がる。それをずっと気にしていた登山家の小木先生。
しかし小木先生は鏑矢中学の英語教師。思わず登山家としてヘリを気にしてしまった行動を生徒に悟られないために「ヘリ好き」と嘘をついた。

恐らくこの時の小木先生の気持ちは相当辛かったはず。登山家としても英語教師としても。
でもそんなもう二度と会わないであろう小木先生の気持ちを汲んで図書館まで足を運んで真相を確かめた奉太郎は凄く優しい心の持ち主ですし、えるちゃんに心根を放したあの場に相応しい言葉かどうかは分かりませんが、凄くステキなことだと思います。ほんと、奉太郎も成長しますたね〜。

ただその奉太郎はやはり基本省エネ主義者。なので自主的に図書館に行こうとすれば福ちゃんが驚愕の眼差しを向けたり、摩耶花ちゃんが憐れみの眼差しを向けたりするのはよく分かるのですが、奉太郎が「気になる」ことが気になるえるちゃん。純粋な眼差しで奉太郎を見ている割には結構失礼なことを言ってましたね。

てな訳でえるちゃんと自転車二人乗りというイベントを自ら排除した奉太郎と、なぜかミツバチではなくふんころがしの本を選んできたえるちゃんの今後の行方が気になります!

奉太郎に対する福ちゃんと摩耶花ちゃんの反応が面白すぎます。
氷菓 18氷菓 18

深夜らじお@の映画館はえるちゃんとの図書館デートが凄く羨ましかったです。【寒露】
氷菓 18氷菓 18

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:31|PermalinkComments(6)clip!

2012年08月16日

氷菓 第17話 「クドリャフカの順番」

氷菓17「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんが気にしていた十文字事件の真相に改めて入須冬実先輩の「才ある者は自覚すべし」という言葉が胸に突き刺さります。
どんなに努力しても到達できない天才に出会った時の敗北感と嫉妬。そしてその負の感情が全て込められた「期待」という言葉。福部里志だけでなく田名辺治朗総務委員長や河内亜也子先輩の切なさが心に残るお話でした。

努力は天才には敵わない。この言葉を否定する人は天才に出会ったこともなければ、その天才と戦ったこともない幸せ者。逆にこの言葉を否定しない人は自分と天才との実力の差を実感し、敗北感と嫉妬に苛まれた末に誰にも負けない自分だけの道を選ぼうと歩み始めている幸せ者。そしてこの言葉を否定も肯定も出来ない人は天才への敗北感と嫉妬でもがき苦しんでいる若人。

「夕べには骸に」という作品は脚本担当の安城春菜と作画担当の陸山宗芳生徒会長の2人の天才によって生み出された名作。そしてそれを誰よりも理解しているのが河内亜也子と田名辺治朗。
どんなに努力しても自分には出来ないことを平然とやってのける天才。そんな天才に対して「期待」をすることは自分の敗北を認めること。それが出来ないのが河内亜也子の嫉妬であり、敗北を認め期待をしたのに動いてくれない天才に対して嫉妬してしまったのが十文字事件の真犯人・田名辺治朗。

確かにこの文化祭のお話に入ってからの折木奉太郎の才能に嫉妬しては埋まらぬ実力の差に敗北感を味わい続ける福部里志のように、天才と自分の実力の差を認めてしまうことは辛いことです。そして知らぬ間に河内亜也子作品「ボディ・トーク」と安城春菜作品「夕べには骸に」に差をつけてしまった伊原摩耶花のように、世間は敗者の気持ちなど関係なく評価という形でその実力の差を明確にしてしまうものです。

あれだけ省エネ主義だった奉太郎が田名辺委員長に十文字事件の真相をバラさない約束で文集30部を通販で売る代償として、十文字事件の完遂を手伝うと交渉する成長ぶりは喜ばしいことですが、それもまた福ちゃんにとっては埋まらぬ実力の差がさらに開くという敗北感に苛まれるだけなのかも知れませんね。

でも女帝・入須先輩がえるちゃんに「単刀直入な言い方しかできないのは弱点であるが、他では得難い武器だ」と言ったように、誰にも負けない自分なりの強みを見つけることが実は天才に対抗はできないけれども、天才と同等に渡り歩くだけに自信を得る唯一の方法でもあるんですよね。

てな訳で本当に「氷菓」という作品は「ほろ苦い青春群像劇」だなと思えたお話でしたが、同時に本当に巧くネタフリが細やかにされている秀作でもあると思いました。

田名辺治朗先輩の嫉妬も河内亜也子先輩の嫉妬も切ない…。
氷菓17氷菓17

深夜らじお@の映画館も数多くの天才に敗北してきた人生を歩んで来ました。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 18:17|PermalinkComments(2)clip!

2012年08月08日

氷菓 第16話 「最後の標的」

氷菓16「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんの一喜一憂があまりにも面白すぎます。
折木供恵お姉さんがついにカンヤ祭にやってきたことで十文字事件解決に向けて大きく動き出した今回のお話。数々の謎、漫画研究会と「夕べには骸に」、伊原摩耶花や福部里志の自分自身を見つめ直す青春劇が次回のカンヤ祭最終話でどう結んでいくのか、私、気になります!

福ちゃんのグローバルアクト部への張り込みも虚しく軽音部から弦が盗まれた十文字事件ですが、供恵お姉さんが総務部横に張り出されたポスターを見て頷いたことや弟の折木奉太郎にわらしべプロトコルで「夕べには骸に」を渡すところから見るに、恐らく供恵お姉さんは去年のカンヤ祭で既に「夕べには骸に」のあとがきを読んでこの十文字事件を予想していたのでしょう。
そしてその事件解決に奉太郎を借り出すため、弟の性格を考えて万年筆を渡したと考えると、以前奉太郎が「姉貴には敵わない」と言っていたことがよく分かるほど、供恵お姉さんの頭脳回転率は恐ろしいものなんでしょう。

さてそんな供恵お姉さんが楽しみにしている十文字事件解決に向けて奉太郎が気になったことの中で特に抑えておきたいのはアガサ・クリスティの有名作として挙がった「そして誰もいなくなった」と「ABC殺人事件」と、宇宙に行って帰ってこれなかった犬の名前を模した「クドリャフカの順番」、「既に失われた」という犯行声明、そして「く」から始まる部活が飛ばされたこと。
また前回の漫画研究会の湯浅部長からの河内先輩の親友が転校したという事実と、今回判明した「夕べには骸に」の作者の一人が漫研以外の陸山宗芳生徒会長であるという事実。

これからは推理すると犯人は河内亜也子先輩と陸山宗芳生徒会長で、動機は転校した親友に代わり新たな作品を訳あって実際の事件として完成させること。被害にあった部活が選ばれた理由は共同制作者がかつていたとかではないでしょうか。中心メンバーが去ったことによって仲の良かった集団が自然消滅するという話はよくあることですから。

まぁそんな訳でこの推理が当たっているかどうかは次回への楽しみとしつつ、今回は謎解き以外に相変わらずのえるちゃんと奉太郎の距離感がたまらなく面白かったですね。
特に「夕べには骸に」を貸す貸さないで奉太郎がえるちゃんのラッキー胸チラに屈するくだりといい、なかなか何も教えてくれない奉太郎に対してダークサイドに堕ちかけるえるちゃんが「物凄く卑猥な話だがいいか?」の一言で絶句したりなど、本当にこの2人の距離感が面白いんですよね〜。

てな訳で福ちゃんのホームズを目指す覚悟、摩耶花ちゃんと漫研との関係も含めて次回どのような解決を迎えるのか。今から私、凄く気になります!

えるちゃんと奉太郎のこんなやりとりも青春ですなぁ〜。
氷菓16氷菓16

深夜らじお@の映画館もラッキースケベにもっと遭遇したいです。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:05|PermalinkComments(2)clip!

2012年08月02日

氷菓 第15話 「十文字事件」

氷菓15「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんだけでなく、伊原摩耶花も福部里志も必死に足掻いている姿こそ、まさに青春じゃなイカ!
入須冬実先輩との一件以降、確実に、そして如実に成長している折木奉太郎の姿に自分の無力さ、焦り、弱さを感じ始めている古典部の3人。公式発表によるとこの文化祭絡みはあと2話もあるそうですが、果たして「わらしべプロトコル」と「夕べには骸に」と「十文字事件」がどう絡んでいくのか、私、気になります!

アカペラ部からはアップルジュース、囲碁部からは石、占い研究会からは運命の輪、園芸部からはAK式水鉄砲、お料理研究会からはおたまが盗まれたことから、十文字事件の犯人は文字通り「10文字」に従って、しかも五十音順での10文字に従って犯行に及んでいるのをあっという間に解き明かした奉太郎。

これも折木供恵お姉さんのエスニック風お弁当の効果なのかと思いつつも、この犯人が古典部を標的にしてくれたら文集が売れるとか、犯人はハナから「十文字」が「五十音の10文字」と読まれることは分かっていたはずだから他に目的があるはずだと考えるなど、本当に摩耶花ちゃんが驚くほど内面的に成長してるんですよね。

一方えるちゃんは入須先輩から教えてもらった交渉術をストレートに使ってしまうほど、人にモノを頼むのが苦手。まぁ壁新聞部からカッターナイフが盗まれた情報を得たのはお手柄でしたけど。
また福ちゃんはやはりシャーロック・ホームズに憧れているのか、今度こそ犯行の現場を抑えるとばかりに奇術部に乗り込むも、キャンドルが盗まれた現場を抑えきれず。焦りが冷静な判断力を鈍らせたのでしょう。

そして「夕べには骸に」が合作であったこと、その作者の一人が河内亜也子先輩の友人だったことを湯浅尚子部長から聞かされた摩耶花ちゃんは、福ちゃんを頼ろうとした自分の弱さと漫画研究会でのゴタゴタで限界に近付いている状態。

とまぁ3人とも奉太郎が大声を出してまで小麦粉を届けるなど確実に内面的成長を遂げているのを目の当たりにしたことで、自分はどうなのかと焦り始めているのですが、果たしてこの青春的焦りを奉太郎がどう受け止めるのか。
奇術部ショーを少女のように楽しみにしていたあの入須先輩が第10話で奉太郎に言った「才ある者は自覚すべき」がここに来てちょっと青春の傷に響いてきましたね。

ちなみに第12話を見直してみると古典部が載っているパンフのページに同載されていたのは軽音部、囲碁部、アカペラ部、壁新聞部、お料理研究会、園芸部、ブラスバンド部、奇術部、占い研究会となっているので、軽音部の次に、つまり最後に狙われるのは間違いなく古典部でしょう。
またそのページの隣に記載され、かつ総務委員長にえるちゃんが直談判した際に通り過ぎたグローバルアクト部、もしくは第13話で福ちゃんが活躍したクイズ研究会も被害予定ではないかと。

となると古典部から盗まれる「こ」から始めるのは、コップかコスプレ衣装か。あぁ〜、私、気になります!

それにしても古典部はいつも賑やかですなぁ〜。
氷菓15氷菓15

深夜らじお@の映画館は改めて京アニさんのネタふりの凄さに驚いています。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 17:53|PermalinkComments(4)clip!

2012年07月25日

氷菓 第14話 「ワイルド・ファイア」

氷菓14「わたし、気になります」の千反田えるちゃんが見つけた犯行声明も気になりますが、それよりも古典部4人で頑張った料理対決が熱いじゃなイカ!折木奉太郎のナイスアシストと最後まで諦めなかった伊原摩耶花ちゃんの頑張りが熱いじゃなイカ!

文化祭2日目も文集完売に向けて動く古典部面々。えるちゃんは協力者を求め女帝こと入須冬実先輩を訪ねるも文集現物を忘れる不始末。でもあの入須先輩のペースを乱すほどマイペースにお手をしたり、悪女講座を希望したりしている姿は凄く滑稽で面白いこと。

しかも3人1組で出場する料理対決でも福ちゃんこと福部里志が念を送っても届かないほどに食材を全部使ってしまう後先を考えることを忘れるマイペースぶり。
もちろん数々のおいしそうな料理を次々に手際よく作る姿はポニテで制服にエプロンという見事なコラボレーションもあって素晴らしかったのですが、それでも食材を使い切っちゃうのはねぇ〜。ほんと、このお嬢さんは見ているだけで退屈しませんわ。

さて「夕べには骸に」が見つからなかった摩耶花ちゃんは漫画研究会で河内亜也子先輩とイラスト対決のため、料理対決には大将として最後に登場。でも食材はほぼ皆無で八方塞状態。

しかしここで万年筆から安全ピン、水鉄砲を経てわらしべ長者式に交換されてきた小麦粉が奉太郎の手から福ちゃんを経て摩耶花ちゃんに渡されるのがいいですよね。しかも奉太郎の叫びをえるちゃんがキャッチしていることからも、この最大の危機を古典部みんなで乗り切るというのも。
ですから摩耶花ちゃんが残ったわずかな食材で掻揚げ丼を作るくだりは自然と応援しちゃうんですよね。イラスト対決に続き時間との勝負2連戦でも頑張る摩耶花ちゃんとその摩耶花ちゃんを応援し続ける古典部面々を。

そして見事に料理対決を制した古典部を遠く部室から静かに拍手する奉太郎といい、部室に向かって一礼するえるちゃんといい、素直に喜ばず「揚げ足りない」とツンデレぶる摩耶花ちゃんといい、頑張った摩耶花ちゃんに最大限の祝福を送る福ちゃんといい、改めてこの古典部の仲の良さを感じさせてくれる京都アニメーションさんの演出もしっかりと楽しませてもらいましたよ。

それにしても今回は古典部以外の個性豊かな先輩たちも実に面白かったですよ。
えるちゃんに交渉術の教えを乞われた入須先輩の慌てぶりといい、得体の知れない料理を作る沢木口美崎先輩といい、あれは杉田智和さんのアドリブとしか思えないお料理研究会部長の「私、気になります」といい、あちこちで笑わせてもらいました。

てな訳でわらしべ長者の部分が見事にオチがついた次はアカペラ部のアップルジュース、囲碁部の碁石、占い研究会のタロットカード、お料理研究会のおたまが犯行声明と共に盗難された事件の解決が凄く気になります!

ポニテで制服にエプロン姿のえるちゃん、かわいすぎます!
氷菓14氷菓14

深夜らじお@の映画館はポニテで制服にエプロンこそ最強のコスプレだと信じています。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 20:11|PermalinkComments(2)clip!

2012年07月18日

氷菓 第13話 「夕べには骸に」

氷菓13「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんと折木奉太郎の「写真を見たんですか…?」の目配せに顔がニヤけてしまいます。
今回も新たな謎が追加されただけで謎解きは一切なし。それよりも新OPでの福部里志と伊原摩耶花の奉太郎へのイタズラが不意打ちで面白すぎて爆笑してしまいましたよ。

クイズ大会でデーターベースぶりを発揮する福ちゃん。古典部の宣伝は順調なものの、ほぼ宣伝という名目で学園祭を楽しんでいるだけ状態。人生の楽しみ方というのをよく分かっていらっしゃること。

一方、摩耶花ちゃんは漫画研究会の河内亜也子先輩と一悶着で乙女の戦い状態。読み手のレベルで名作が決まるという河内先輩の主張も、名作は名作として生まれてくるという摩耶花ちゃんの主張もも間違ってはいないのですが、どちらも正しくないと私は思うんですよね。だって彼女達の主張ではゴッホのように死後に評価される芸術家が存在することについて満足な説明が出来ませんから。
ちなみに個人的には名作は「その時代にしか評価されない名作」「時代を選ばず評価される名作」「一部の人にしか評価されない名作」の3種類があると思っています。

さて遠垣内先輩の壁新聞部に古典部の宣伝を依頼するもムダに終わったえるちゃんでしたが、桁上がりの四名家の一つ十文字かほから情報提供を受けたのは占い研究会からタロットカードが拝借され、「占い研究会から運命の輪は既に失われた」というメモが残されていたということ。
前回のコーラス部のジュース消失といい、福ちゃんが同級生の谷クンから得た犯行声明付で囲碁部の碁石が消えた件といい、これが万年筆から被服部ショー優先券に、優先券の安全ピンが園芸部の水鉄砲に交換されたことや摩耶花が探している「夕べには骸に」とどう繋がるのか。現状では全く読めません。

それにしてもえるちゃんの写真部で撮った写真を奉太郎が見たことでえるちゃんとの間に青春の日々らしい気まずい空気が流れるのが何ともいいですね。「見たんですか?」と聞けないえるちゃんと「悪い、つい見てしまった」と言い出せない奉太郎。
あぁ〜、青春っていいなぁ〜♪

てな訳で次回でいよいよ謎解きが見れる…のかな〜?

このほうたるとえるちゃんの微妙に気まずい空気こそ青春ですな〜。
氷菓13氷菓13

深夜らじお@の映画館もえるちゃんのコスプレ写真がほしいです。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 19:55|PermalinkComments(2)clip!

2012年07月11日

氷菓 第12話 「限りなく積まれた例のあれ」

氷菓12「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんよりも伊原摩耶花ちゃんのことが心配で気になります!
ついに始まった第54回神山高校文化祭、通称カンヤ祭。今回はその導入部分ということで謎解きの種まきと古典部の4人それぞれがカンヤ祭を楽しむ姿が描かれていましたが、興味を引かれると前に進めなくなるえるちゃんのカンヤ祭満喫ぶりは凄く面白かったですよ。

カンヤ祭で販売する文集「氷菓」30冊を誤って200冊と発注してしまったがために落ち込み、しかも漫画研究会のブースに出ずっぱりということで自分のミスを取り返す術も限られてしまうことで余計に落ち込む摩耶花ちゃん。
普段は気が強い摩耶花ちゃんだけに、こういうしょぼぼんな姿は凄く可愛く見えるんですけど、でもこの摩耶花ちゃんの気持ちは凄くよく分かります。やっぱり自分のミスは自分で取り返さないと余計に負い目を感じてしまいますからね。

で、200冊の文集完売に向けて古典部面々が頑張るはずの展開になるところが、これが四者四様、上手くいっているんだかどうだかな展開ばかり。

まずえるちゃんと総務委員会に交渉しに行くはずだった宣伝担当の福ちゃんは漫才を楽しみすぎて仕事を忘れる始末。その福ちゃんのことも忘れ一人で総務委員長に交渉に行ったえるちゃんは興味を引かれた催しがあれば立ち止まり、手荷物だけが増えて交渉の結果を古典部に持ち帰るのも一苦労。

一方、漫画研究会に顔を出した摩耶花ちゃんは何やら先輩たちと一悶着あった模様で悩みの種が増えているみたいな様子。その摩耶花ちゃんとは正反対に悩み事などなく一人のんびり店番をする奉太郎は文集が一冊売れた際に営業スマイルを作るという彼にとっては重労働で頑張っていただけ。

ただこの文集が一冊売れた際にパンク兄ちゃんが供恵お姉さんからもらった奉太郎の万年筆と被服研究会のショーの優先券を交換したことと、コーラス部のアップルジュースが消えていた事件から、恐らくわらしべ長者的に古典部の文集が売れていくのでしょうが、さて奉太郎がいったいどんな方法で文集を完売させるのか。これは凄く楽しみですね。

てな訳で前しか見えなくなるメガネがどこかに落ちていないかと悩むほど興味を引かれるたびに立ち止まりカンヤ祭を満喫するえるちゃんがどこまでも可愛らしいお話でした。

カンヤ祭を楽しんでいるえるちゃんがとにかく可愛いです♪
氷菓12氷菓12

深夜らじお@の映画館は何気に福ちゃんの意味不明なコスプレも好きです。【秋分】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 14:23|PermalinkComments(2)clip!

2012年07月08日

氷菓 第11.5話 「持つべきものは」

氷菓11.5「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんと「おりき〜!」の伊原摩耶花ちゃんの水着姿が画質が悪くて満足に拝めません!
KADOKAWAコミック「氷菓」第3巻BD付に収録されるOVAの先行配信として先日USTREAMで見ることができたこのエピソード。第11話「愚者のエンドロール」の後日談としてはなかなか面白く見ることのできたお話でしたが、やはり水着回なのにこの画質の悪さだけはいただけませんでしたわ。

黒幕の黒幕である折木供恵お姉さんが実家に帰ってきたという導入から始まる今回のお話。恐らく入須冬実先輩の件で結果的に利用してしまった折木奉太郎の様子を見るためと励ますための「姉としての」一時帰国だと思いますが、ただ策士な供恵お姉さんですからね。市民プールの監視員のバイトを勧めてくるあたりにも何か裏があると思えるんですよね。

さてそんなきっかけで働くことになった奉太郎を見るために市民プールにやってきた福部里志・摩耶花・えるちゃんの3人ですが、まずえるちゃんの白ビキニと摩耶花ちゃんの黄色水着を画質の悪さで堪能できないのが辛い!
しかもえるちゃんは水着姿なので当然ポニテ。なのにこの画質の悪さ。あぁ〜いろんな意味でもったいない。となるとやはり高画質で見れるコミック第3巻BD付を買うべきなのか…悩みどころです。

とまぁ話は逸れましたが、今回は古典部の面々がフルボッコで無気力状態に戻りそうになっている奉太郎を気遣う、つまりは「持つべきものは…(友)」というお話。
まぁ福ちゃんも摩耶花ちゃんもえるちゃんも「愚者のエンドロール」で奉太郎だけにあれこれ期待を掛けすぎたことに対する反省もあったのでしょうけど、奉太郎に対していつも通りに接したいと自分のペースで声を掛け、ピアス捜索にも文句も言わず手伝うなんて本当にいい友人たちじゃないですか。
恐らく供恵お姉さんが監視員のバイトを勧めた本当の狙いはこれだったのでしょうね。

てな訳で耳元で白く光ったものはピアスではなくソフトクリームが耳についたものであることを立証するために、背の低い摩耶花ちゃんをえるちゃんに抱きかかえてもらうなんて奉太郎も嬉しいことをしてくれるじゃなイカ!と思いつつも、「このプールに白いものがもう一つあった」とえるちゃんの水着姿を見るなんて、水着姿の摩耶花ちゃんに腕を掴まれる福ちゃんと一緒で何か羨ましすぎるじゃなイカ!

摩耶花ちゃんとえるちゃんの水着姿なのに…。
氷菓11.5氷菓11.5

深夜らじお@の映画館はポニテビキニに弱いです。【白露】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!


acideigakan at 21:58|PermalinkComments(0)clip!

2012年07月04日

氷菓 第11話 「愚者のエンドロール」

氷菓11「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんに救われたとはいえ、フルボッコ状態の折木奉太郎が可哀想です。でも実質2年F組自主映画のプロデューサー的立場であった入須冬実先輩の考えや気持ちも分からんでもないんですよね。それでも仲間を守るためとはいえ他の誰かを傷つけちゃダメですよ。

正義(正当性からの視点)の伊原摩耶花からザイルの件を指摘され、魔術師(状況の開始)の福部里志からは叙述的トリックがシャーロック・ホームズが書かれた時代にはなかったことを指摘され、愚者(好奇心・行動への衝動)のえるちゃんからは脚本担当の本郷先輩の気持ちは何かと指摘された、獰猛なライオンが優しい女性にコントロールされている絵で象徴される力(内面の強さ)の奉太郎こと、ほうたる。

みんながみんな、ほうたるの実力に期待しているからこそ厳しいことを言ってしまう気持ちも分かるのですが、ただ「何でも理由はつけれる」が如く言い訳をしようとしてしまう追い詰められていくほうたるを見ると何とも心が切なくなることか。
あれだけ頑張って脚本を完成に導いたのに「面白かったけど何か違う」と言われたら、そりゃ「その何かって何やねん」と思ってしまいますよ。

結局、事の真相は女帝(成熟した女性・母性愛)の入須先輩が脚本担当で気弱な本郷を守るために仕組んだこと。
みなをまとめるプロデューサーという立場として、殺人事件なしのウケない脚本に対して各班が善意からの暴走したことについては無闇に断ることなどできない。かといって本郷を病気ということで退場させ推理大会と銘打っても代わりになるアイデアは出てこない。それならば外部に頼るしかない。そう、それが折木供恵お姉さんオススメのほうたる。
そのほうたるをノセるため「誰でも自覚すべき」と発破をかけ、謎を解かせるという名目で使えそうな脚本を完成させる。全ては仲間である本郷を守るために。

もし入須先輩がプロデューサーとして本郷に対しても「成熟した女性」の一面を見せウケる脚本を書かせていたなら、いやそれ以前に漫画しか描いたことのない本郷を脚本担当に選ぶということに意義を唱えていたなら、恐らくほうたるが傷つくことはなかったはず。
しかし入須先輩は本郷に対して「母性愛」を、ほうたるに対して「成熟した女性」の一面を見せてしまった。これがこの悲劇の始まり。

ほうたるが最も解かなければならなかった謎。それはえるちゃんがずっと気にしていた「本郷の気持ち」。
それを「みんなで出来たとばんざいすること」を望んでいた本郷と同じ愚者のえるちゃんが「人の亡くなるお話が嫌いなんです」と解いてくれたあのラスト。
本郷の親友である江波に聞けば解決するだけだったはずの単純なお話には、実は関谷純の一件と同じく声にならない叫び「I scream」があったのかも知れませんね。

どちらの表情も入須冬実先輩の素顔なんでしょうなぁ…。
氷菓11氷菓11

深夜らじお@の映画館は多分タロットでは「死神」だと思います。【処暑】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 17:41|PermalinkComments(4)clip!

2012年06月27日

氷菓 第10話 「万人の死角」

氷菓10「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんの「あとでです」が凄く気になります。
女帝こと入須冬実先輩からハッパを掛けられて2年F組の自主映画の結末を考えることになった折木奉太郎が出した「カメラマンが犯人」という答え。個人的に一番避けて欲しい答えになってしまったことが少々残念ではありましたが、最後の最後に「ありゃりゃ?」という展開。こりゃまた楽しみが増えましたぞ!

才ある者は自覚すべき。これは他人より有能さが明確に現れている人間なら誰もが自覚しなければならない責任。
もちろん謙遜などで自分が他人より優れていることをあまり表面化したくない人も多くいることでしょう。しかしそれでは入須先輩も言っていた通り、周りが歯がゆくバカバカしい気持ちになるだけ。
要は実力の違いなど百も承知のうえで、正々堂々勝負して能力の差を明確にする。それは勝者と敗者を決めるものではなく、各々が自分の役割や立場を明確にするために必要なこと。
これは組織強化を考えるうえでは至極重要なことで、いわば分業制を行うための選別作業のようなもの。

ですから自分には才能がないと嘆く福部里志の考え方も実は間違っているんですよね。恐らく福ちゃんが伊原摩耶花の気持ちに未だ応えていない理由もこの考え方が原因だと思いますが、でも彼には広く浅くでも優れた情報集積能力とそれに伴う細かな観察力があります。自主映画の照明を懐中電灯と見抜いたのも奉太郎ではなく福ちゃんでしたからね。

またそういう意味では摩耶花も同じで、彼女の場合は情報や意見の取りまとめが上手なところでしょう。奉太郎が完全に忘れていた羽場先輩のザイルの一件といい、彼女には冷静に物事を考える能力があると思われます。
だからこそ奉太郎一人に謎解きを任せることに多少の無責任を感じ「ごめんね」と言い残したのかも知れませんね。逆に言えば、奉太郎は摩耶花や福ちゃん、そしてえるちゃんの助けなしでは答えに辿り着けない未熟さが最後の最後で露呈したとも考えられますからね。「万人の死角」と名付けた本人にも死角はあった訳ですよ。

それにしても入須先輩の人心掌握術は本当に凄いですね。同級生3人を餌に奉太郎を誘き寄せる非情なる戦略といい、遠垣内将司先輩からも情報を得る顔の広さといい、「君は特別だ」の直後に「君は特別よ」と語尾を一文字変えるだけで言葉に温かみを注入する言葉選びといい、こんな美人な先輩に頼まれたから動くというよりも結果的に策略家の先輩によって動かされた、でも動かされた本人はまんざらでもない状況に持っていく術は素晴らしいです。
ただ彼女もまた何かを隠しているようにも見えるんですよね。それが次回の「愚者のエンドロール」で明らかになるのでしょうか。

てな訳でウィスキーボンボンで二日酔いをしちゃうえるちゃんの出番が少ないと何だか別作品にも見えるお話でした。

いろんな表情を見せてくれる摩耶花がかわいすぎます♪
氷菓10氷菓10

深夜らじお@の映画館は入須先輩の笑顔に酔いしれそうです。【処暑】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 16:42|PermalinkComments(4)clip!

2012年06月20日

氷菓 第9話 「古丘廃村殺人事件」

氷菓9「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんの酔っ払う姿が可愛くて仕方ありません。
今回は探偵役志望の中城順哉先輩・羽場智博先輩・沢木口美崎先輩の推理を聞くだけのお話しで終わりましたが、いやはや情報が多いのか少ないのか、これは難儀になってきましたぞ。

まず撮影班・中城先輩の推理は完全に推理にあらず。誰でもいいから犯人に仕立て上げるのはもはやミステリーの形を成してませんもん。そもそも窓から侵入するという案も思い付きですし、折木奉太郎が指摘した他者の視線をクリアするリスクも考えていない。なんか期待して損したって感じでしたね。

続いて伊原摩耶花の堪忍袋の緒を切りそうな話し方をする小道具班・羽場先輩の推理はいわば自己満足論。海藤が自発的に鍵を選んであの部屋に入って行ったというのも、ミステリーが本当に好きな人なら海藤に誘導的にあの部屋の鍵を持たせる手法もあることを知っているはずですから、推理としては弱いこと。
血糊の量を勝手に増やしたり、脚本担当からの依頼で人間一人の重さに耐えられるザイルを用意したなどの情報は有用でしたが、それでもザイル=2階から窓を伝って侵入というのはちょっと机上理論すぎ。
またもちろん奉太郎が指摘したように窓を開けるのが難しいというのもありますが、中城論と同じように外から侵入する場合の他者の視線というリスクを考えてませんからね。

そして「ちゃお♪」と「てへぺろ♪」で登場した広報班・沢木口先輩の怪人登場という推理は一番ぶっ飛んでましたが、ある意味他の2人の推理よりは視点を変えるという面ではいい推理だったと思います。
ただ7人目をカメラマンにするという案だったら却下にしてほしいですね。数年前にTVドラマでこのトリックを使った番組が放送されましたが、その時はえらい批判を浴びたそうですから。

ただ気になるのは入須先輩が奉太郎をお茶に誘った理由以上に、えるちゃんが酔っ払って寝込む直前に放った「万華鏡のようです」という一言。これが謎解きのキーワードなら本当に解くべき謎は別にあるということなのでしょうか。入須先輩の誘いはそのためのもの?

てな訳でウィスキーボンボンで酔っ払い、奉太郎が依頼した脚本を見ては「いいなぁ〜いいなぁ〜」と羨ましがったり、笑い上戸になったりする酔っ払いえるちゃんがとにかく可愛いお話でした。

ちなみに犯人はやっぱり鴻巣さんかな〜。あの廃屋にトリックを仕掛けていたとなると、みんなを自然に誘導できるのは廃屋があることをみんなに知らせた鴻巣さんだけですからね。それなら彼女が最後に屋敷に入ったのも辻褄が合うと思うのですが、ただ何でも理由はつけれますからね〜。果たして真相はどうなっているのでしょうか。

酔っ払うえるちゃんの一挙手一投足がかわいいです♪
氷菓9氷菓9

深夜らじお@の映画館はめっちゃ下戸です。【処暑】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 17:16|PermalinkComments(2)clip!

2012年06月13日

氷菓 第8話 「試写会に行こう!」

氷菓8「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんの感情移入の度合いが面白すぎます。まさか高校生の自主制作映画にあそこまで見入ることが出来るなんて…。
今回から「愚者のエンドロール(Why didn't she ask EBA?)」に突入ということで新しい先輩キャラも登場し、ちょっとえるちゃんの面白さを垣間見れる時間が減るという淋しさはあれど、お話としては面白そうな感じが凄く漂っていましたよ。

入須冬実先輩からの依頼により、脚本家の体調不良による離脱のため2年F組の途中まで完成したミステリー映画の結末を予想する手伝いをすることになった古典部。
今回はその導入ということで古典部4人でその自主制作映画を見るだけだったのですが、いやはやこれはちょっと難解そうでありますぞ。

まずあれだけの映像情報では犯人の割り出しはムリです。ただ脚本家がノックスの十戒に従って書いているらしいので、あの6人の中に真犯人がいるのは確実。チャンドラーの九命題にも従って書いているらしいので、現実的かつ単純な構造のはず。そしてヴァン・ダインの二十則にも従って書いているらしいので、余計な情景描写はしていない、つまりは描写されていた情景のどこかにヒントが既に提示されているということ。

なので映画ファン的に見ると第1容疑者は部屋鍵の場所をすぐに見つけ出した鴻巣友里先輩。理由は最後に建物に入り、エントランスで唯一カメラに背を向けていたというカメラワーク。恐らくマスターキーの存在がトリックの重要ポイントでしょう。
そして第2容疑者は密室で被害者となった海藤武雄先輩。密室だからこそ出来る自作自演の失敗と推測。
態度の悪い山西みどり先輩やアホそうな瀬之上真美子先輩、リーダー格の勝田竹男先輩は犯人っぽくないですし、大人しそうな杉村二郎先輩が犯人っぽい描写はなかったように思えるんですよね。

まぁ謎解きは次回以降に探偵役の中城順哉先輩・羽場智博先輩・沢木口美崎先輩の考察を聞いてからの話になりますが、それにしても女帝と呼ばれている入須先輩がまぁお美しいこと。これぞクールビューティというのでしょうか、えるちゃんや伊原摩耶花ちゃんがまだまだ少女っぽさが抜けきれていない可愛らしさなだけに、よりその冷たさの残るお美しさと時より見せる柔らかな笑顔がたまりませんね。

てな訳で自主制作映画というヘタな映像をヘタっぽく見せる京都アニメーションの演出が凄いうえに、小西克幸さん(海藤役)・入野自由さん(杉村役)・小清水亜美さん(山西役)・広橋涼さん(瀬之上役)・泰勇気さん(勝田役)・茅原実里さん(鴻巣役)といった実力派声優の棒読み演技も巧いなぁ〜と思えるお話でした。
ちなみに入須先輩役はゆかなさん、江波倉子先輩役は悠木碧さんが演じていらっしゃるんですよね。この辺りのキャスティングも本当に豪勢ですわ。

あとOPのチャットシーン、えるちゃんの変換のヘタっぴが目立ってましたが、それ以前に入須先輩がチャットしていた「先輩」は折木供恵お姉さんのような気がするんですよね〜。その辺りも次週以降かな。

入須冬実先輩、お美しい!そしてこの笑顔がまたいい!
氷菓8氷菓8

深夜らじお@の映画館はクールビューティな年上女性にめちゃ弱いです。【処暑】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 18:08|PermalinkComments(2)clip!

2012年06月06日

氷菓 第7話 「正体見たり」

氷菓7「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんの色気がたまりません。ポニテ、入浴、お風呂上り、寝起き、瞳がキラキラ、そして笑顔。あぁ〜、いつの間にか灰色を抜け出しバラ色の高校生活を送っている折木奉太郎が羨ましいですぞ!

えるちゃんの企画と伊原摩耶花のツテで摩耶花の親戚の旅館で合宿という名の温泉旅行をすることとなった古典部。
まず温泉回なのに奉太郎と福部里志の入浴シーンばかりで、女性陣の入浴シーンが短すぎるじゃなイカ!しかも摩耶花の入浴シ−ンはないじゃなイカ!
でも奉太郎が女湯から聞こえてくる水音などで同級生の女の子の入浴シーンを想像して逆上せるのはある意味リアル。というか、こういうシーンもまさに青春ですね〜。

しかも逆上せた奉太郎を心配する摩耶花といい、湯上りで見舞いに来てくれたえるちゃんといい、学校ではあまり見せない女の子の異性を感じさせる魅力や色気。これが制服を着ていない効力なのか、もしくは旅行という魔力なのか、普段でもかわいらしい摩耶花やえるちゃんに大人の女性っぽさが加わったみたいで、より魅力的に見えましたよ。

さてそんな旅行先で奉太郎が解決することになった今回の謎は摩耶花の姪でもある青山荘の善名梨絵が怪談で語っていた、本館七号室に自殺した人の影を摩耶花とえるちゃんが見たというもの。
怪談に青褪める摩耶花、えるちゃんが中学2年生まで夏休みの朝のラジオ体操に通っていたという事実など珍品を揃えつつも、奇をてらうことなく着実に集めた情報から妹の善名嘉代が黙って借りるも雨で濡れてしまった姉の浴衣本館七号室で乾かしていたという答えを導き出すという謎解きはオーソドックスでありながら実に面白かったです。

そして兄弟姉妹がいる人なら所有物の貸し借りくらいで仲の良さを計るバロメーターにはならないと分かっていても、一人っ子であるがために姉や弟に憧れを抱いてしまうえるちゃんがその導き出された真実から消沈してしまうのも、これは後にやってくるであろう折木供恵お姉さん登場回への布石なのでしょうね。

てな訳で「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という諺をこうも面白く見せてくれる「氷菓」という作品と京都アニメーションの演出力。こりゃ今後も楽しみでなりませんよ。

えるちゃんの入浴だよ♪ 湯上りだよ♪ 寝起きだよ♪ そしてポニテだよ♪
氷菓7氷菓7
氷菓7氷菓7

深夜らじお@の映画館は湯上りの浴衣女性を見ると興奮せずにはいられません。【立秋】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 16:14|PermalinkComments(4)clip!

2012年05月30日

氷菓 第6話 「大罪を犯す」

氷菓6「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんでも七つの大罪を犯します。特に怒る時は怒ります。
憤怒・傲慢・大食・強欲・嫉妬・色欲・怠惰といったキリスト教の七つの大罪の憤怒を中心に物語を構成しつつ、何気に他の六つの大罪を匂わすシーンも入れてきた今回のお話。謎自体はこれまでの中でもかなり簡単な方でしたが、人物描写を通して作品の深みがより増したお話でもあったと思います。

福部里志にデートをすっぽかされてお怒りモードの伊原摩耶花を止めれずにあたふたするえるちゃんが可愛すぎてたまりまへんわ〜な前半から、この古典部の4人が関谷純事件解決を通して一層仲良くなっているのが如実に分かると同時に、このほんわかした放課後の雰囲気が心地よく、そして羨ましくも思えてくること。

特に摩耶花の憤怒を折木奉太郎が「疲れないか」の一言で止めるくだりや福ちゃんでも怒るという話題になった時など、高校1年生ならではの出身中学が違う空気、つまり付き合いの長さと短さから相互理解がまだ進んでいない新鮮さが初夏の心地よさに見事にリンクしているんですよね。

で、今回えるちゃんが持ち込んできた謎は数学の尾道先生がなぜ授業範囲を間違えたのかというもの。
そもそも「a」と「d」の表記を間違えたという「先生の勘違い」で解決する問題なのですが、奉太郎やこの作品において今回のお話で重要なのはこの解決ではなく、えるちゃんがなぜこんな謎を持ちこんできたのかということ。
そこにあるのがえるちゃんが自分のことは分からないと言っていたように、えるちゃんの人間性という謎。単なる好奇心旺盛な女の子という一言では片付けられない魅力が詰まっているんだと思うんですよね。
ということは前回までの「The niece of time」は完全なる前フリということになるのでしょうか。前フリに5話も費やすとは、この先が凄く楽しみになってしまうじゃないですか。

てな訳で奉太郎がえるちゃんの人間性を決めつけることは「傲慢」だと言っていたように、その他にも奉太郎が英字クッキーをたくさん食べていた「大食」、奉太郎がえるちゃんのことをもっと知りたいと思い始めた「強欲」、摩耶花がえるちゃんの怒らない性格を羨んでいた「嫉妬」、えるちゃんのくびれが色っぽかった「色欲」、奉太郎そのものが「怠惰」と程度の問題ではあれど、何気に憤怒以外の六つの大罪を匂わすシーンを入れてきた京都アニメーションさんの演出力にまたしても唸ってしまった、新章「Little birds can remember」に入ったのか?と思えるお話でした。

聖チタンダエルの好奇心の強さは凄すぎます!
氷菓6氷菓6

深夜らじお@の映画館は小さなエンジェル・チタンダエルも大好きです。【小暑】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 14:55|PermalinkComments(4)clip!

2012年05月23日

氷菓 第5話 「歴史ある古典部の真実」

氷菓5「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんが知りたかった真実が切なすぎます。
45年前の学生運動が激しかった時代とはいえ、関谷純の犠牲は英雄譚ではなく完全なる生贄じゃなイカ!そして古典部の文集「氷菓」に隠された関谷純の叫びがこれまた切ない。高校時代は誰にとってもバラ色生活を夢見る時間なのに、自らの意志ではなく集団の意思で灰色生活にされるなんて…えるちゃんじゃなくても泣いてしまいそうです。

折木供恵からの電話で「カンヤ祭」が「禁句」「悲劇」「嫌だった」と聞かされたことで自分の推理が不十分だったと考えた折木奉太郎。彼が古典部全員を集め、「氷菓」創刊二号を書いた当時の古典部々長・郡山養子こと糸魚川養子先生に真実を教えてもらうという今回のお話。

文章は書き手の心象とよく言われますが、その文章が時に真実をそのまま描いていることもある。これが奉太郎にミスリードを生み出した要因だった訳ですが、いやはや「あれは英雄譚ではなかった」という一文が謙遜した言い回しではなく真実そのものということには驚かされる以上に心が切なくなりましたよ。

これまでも様々な映画で学生運動が激しかった時代は描かれてきましたが、どの題材にも共通するのは運動の中心にいながら責任ある立場には別の者を立てて裏から操ろうとする偽善者の存在。
糸魚川先生が文化祭日程縮小に反対する生徒たちを「おもちゃを取りあげられて駄々をこねる子供」と揶揄していたように、当時の神山高校の生徒たちには自分が犠牲になってでも文化祭日程を守るという信念の欠片すらなかったのでしょう。
つまりは学生運動の真似事をしたかっただけ。学生運動らしきものを行うことで酔いしれたかっただけ。
だからこそキャンプファイヤーからの引火で格技場を燃やしてしまうという失態を起こし、名目責任者だった関谷純の退学にも誰もが背を向けてしまう。全ては自分のバラ色の高校生活を守るためだけに。

一人のバラ色の高校生活を生贄にして守られた多くの生徒たちのバラ色の高校生活。そこに後ろめたさがないはずはない。だからこそ「関谷祭」と書いて「カンヤサイ」と読むことは禁句だったのでしょう。

そして何よりも切ないのは関谷純が唯一我がままを通して決めたという文集のタイトル「氷菓」に隠された意味。
「氷菓」とは「アイスクリーム」、つまり「I scream(私は叫ぶ)」。バラ色になるはずの高校生活を生贄にされて納得する人間なんていない。ましてや共に戦ったはずの仲間はみな自分の退学に対して背を向けるだけ。自分の叫びはこの時代に生きる誰にも届かないのかという無念をくだらない駄洒落にしか込めることの出来なかった悔しさを思うと、心が締め付けられます。

でもこの「I scream」は関谷純が幼い頃のえるちゃんに伝えたように「強くなれ」という叫びでもあったのでしょう。「助けてくれ」という叫びが届かないのなら、未来に生きる後輩たちよ、自分のようにはなるな、「強くなれ」という叫び。

後悔はしたくないと思えるのは後悔をしたことのある人間と、後悔をしたことのある人間を知っている人間だけ。供恵お姉さんの「十年後の自分」という言葉とえるちゃんの「私が生きているのは今なんです」という言葉がこの先奉太郎の生き方を大きく変えていきそうな気がしましたが、ただ気になるのは供恵お姉さんが奉太郎に古典部入部を勧めた理由に関谷純事件が関係しているのかどうかということ。
もし関係しているのなら、この事件にはまだ明かされていない謎があるということではないでしょうか。それが明かされるのはこれからになるのでしょうか、凄く楽しみです。

それにしても今回は伊原摩耶花が可愛すぎます。
氷菓5氷菓5

深夜らじお@の映画館の高校時代はバラ色ではありませんでしたが、灰色でもありませんでした。【夏至】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 18:05|PermalinkComments(4)clip!

2012年05月16日

氷菓 第4話 「栄光ある古典部の昔日」

氷菓4「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんのポニテエプロン姿がたまりません!
いや、今回はポニテエプロン姿がメインではなく、えるちゃんが折木奉太郎だけでなく福部里志や伊原摩耶花の協力を得て、古典部として伯父・関谷純の神谷高校での過去を読み解くもの。この謎解きもかなり面白く見れましたよ。

奉太郎の協力だけでは限界があるということで福ちゃんと摩耶花も加わり、45年前の古典部の先輩でもある関谷純の事件について調べることとなった古典部面々。
いつものように学校で見つけた資料に対して4人で考えるという形ではなく、4人それぞれが独自の調査で資料を集め、その資料に基づき仮説を立てながら45年前の真相を探っていくというもの。

その過程で見えてきたのは、この古典部面々の役割というもの。これまでのお話でも分かるようにえるちゃんが謎を持ち込み、奉太郎がその謎を解くのが基本筋ですが、その奉太郎が頼りにしているのが情報量豊富な福ちゃんと本人は意識しないようですが意外と核心を突いている摩耶花。

今回でもえるちゃんの仮説は改めて謎のおさらいをする程度でしたが、仮説が抽象的でも「生徒の自主性を損なう」という核心を見事に突いていた摩耶花と、「データーベースは結論を出さない」主義を貫くけど学生運動など時代背景情報をしっかりと提供してくれた福ちゃんのおかげで、奉太郎は関谷純先輩が文化祭開催期間5日間を死守したという結論を導くことが出来たのだと思うのです。
そしてこの流れはこれからも基本筋として続いていくのでしょう。

とまぁ、「いつ」「どこで」「だれが」「なぜ」「どのように」「どうやって」という5W1Hで分かりやすく説明してくれた奉太郎の解説は凄く面白かったのです。えるちゃんが幼き頃に泣いた理由がまだ解明されていないという新たな謎が出てきましたが、それは次回以降にまた奉太郎の素晴らしき解説を楽しみにしたいと思います。

しかしそれにしてもあの新妻のようなえるちゃんのポニテエプロン姿は最高でしたね♪そりゃ福ちゃんが「手造りだね♪」と喜ぶ気持ちも分かります。ただでさえ同級生の女の子が直接握ってくれたおにぎりを食べるだけでも幸せなのに、その女の子が新妻のようにポニテエプロン姿でおにぎりを握ってくれ、さらに雨が降り出すと干していた椎茸を取り入れに行くなんて…あぁ〜なんてリアルな新妻姿。これは男としてはたまらん光景ですな!

てな訳でポニテエプロン姿のえるちゃんです。
氷菓4氷菓4

深夜らじお@の映画館はポニテエプロン姿の女の子にめちゃ弱いです。【芒種】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 20:56|PermalinkComments(4)clip!

2012年05月10日

氷菓 第3話 「事情ある古典部の末裔」

氷菓3「わたし、気になります!」の千反田えるちゃん、過去が気になります!
古典部に入部した折から何度も濁してきたえるちゃんの「一身上の都合」。これが明かされたことにより、物語の面白さが一気に加速してきたように思えた第3話。「CLANNAD」を見てきた者にとっても、今後どの声優さんがどんな役で出演されるのかも楽しみになってくるお話でした。

ポニテのえるちゃんが折木奉太郎に明かした気持ちは告白ではなく依頼に近い相談。
要は彼女が幼き頃によく懐いていた伯父・関谷純が45年前に古典部でいったい何をしていたのか。古典部の文集を見ただけで幼きえるちゃんが泣き出すほどの事情とはいったい何だったのか。えるちゃんがいくら考えても導き出せなかった答えを謎解きの時だけは異様に活躍する奉太郎に導き出してほしい。生死不明のまま7年間も行方不明になると死亡扱いされてしまうまでに…というもの。

奉太郎の心の声でも語られていましたが、こういうことは一人の人間の人生観にも大いに関わる大事なこと。だから容易に受け入れることもできないですし、安易に断ることもできない。その中でヒントを見つければ報告する、悩んでいたら解決するように助けると省エネ主義なのに最大限譲歩した奉太郎の判断は、一人の人間として、また一人の男としては立派なものだと思います。
でもまぁ目の前でポニテで私服姿の同級生の女の子が半ば泣きそうな顔で必死に頼み込んできたら、男としては断るに断れないのが本音なんでしょうけどね。

で、その45年前の古典部の事情を知るためにまず行うのが文集探し。図書室ではなく2年前まで古典部の部室だった生物準備室に文集があるということで探すはずが、遠垣内将司先輩という思わぬ邪魔が入るのを奉太郎がどう解決するか。それが今回の見所でしたが、まさか高校生のお話でタバコ話を持ってくるとは思いませんでしたね。

ただ真正面から挑むえるちゃんや伊原摩耶花ちゃんたちとは違い、観察と推察でカマを賭けて脅迫まがいのことをすることで、最小人数の関係者以外には知られないようにお互い損をしない結果を選ぶ奉太郎の作戦。なかなかクールじゃなイカ!でしたよ。
次回以降も創刊号だけがない古典部の文集「氷菓」を奉太郎たちがどう扱っていくかが凄く楽しみです。

しかしそれにしても遠垣内将司役をパン屋のあっきーが演じているのにはちょっと驚きでしたね。そもそも奉太郎と福部里志が岡崎朋也と春原陽平に加え、折木供恵お姉さんが相良美佐枝お姉さんですし、今後17歳教の教祖様やゆかりん王国のお姫様も出演されるのかどうか、ちょっと楽しみになってきましたよ。

てな訳でたった4人しかいない古典部なのに個性の強いメンツが揃っているなと改めて思えた第3話でした。

福ちゃんのひまわ〜り〜♪摩耶花ちゃんのじ〜。何かおもろいです。
氷菓3氷菓3

深夜らじお@の映画館はポニテの女の子に頼まれるとより断れなくなる傾向が強いです。【小満】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 21:38|PermalinkComments(2)clip!

2012年05月02日

氷菓 第2話 「名誉ある古典部の活動」

氷菓 2話「わたし、気になります!」の千反田えるちゃん、顔が近すぎます!
これまでの京都アニメーション作品と比べると地味なイメージが拭えないのは否めないですけど、2クール掛けてゆっくりと面白味を味わえるような気がするこの「氷菓」という作品。今回は福ちゃんこと福部里志に一途に恋する伊原摩耶花も登場し、ますますこの古典部の活動が面白くなりそうな気がしますよ。

「不毛です」「一年に2回植えるヤツか?」「それは二毛作です」とノリツッコミをしつつ、それを理解するまでに少しの間ができてしまう天然のえるちゃんが相変わらず可愛いというか、なんかほっとけない感じがするというか、この娘を見ていると心がほんわかするんですよね。

今回はそんなえるちゃんに加えて、中学時代から福ちゃんに片想いするも福ちゃんにずっと返事をはぐらかされている伊原摩耶花が登場。
折木奉太郎のことを「こんな陰気な男、ナメクジの方がまだマシよ!」と完全に敵視したり、奉太郎の謎解きに悔しがったり、図書委員としてしっかり者だったり、でも奉太郎の謎解きに瞳を輝かせたりと、えるちゃんとは違った可愛らしさがあって退屈しないこと。

そんな摩耶花を加えた4人で今回挑む謎は貸出期間が2週間もあるにも関わらず毎週金曜日の昼休みに貸出されては放課後には返却される「愛なき愛読書」。
前回よりは優しい謎でしたが、この謎が気になって仕方ないえるちゃんがまぁ可愛らしいこと。

特に奉太郎にほぼ密着状態になっているところがたまらなくいいんですよね。
奉太郎の読書を邪魔するように後ろから覆いかぶさったり、奉太郎が謎解きを快諾してくれるまで顔を近づけたりなど、年頃の男ならそこまで顔を近づけられると女の子特有のいい匂いに覆われて理性が崩れるって!目の前に唇があるとキスしたくなるって!もう少しで豊満なところがあたるんじゃないかと期待しちゃうって!なシチュエーションを連発。
で、謎解きを快諾すると満面の笑顔を見せるも、謎解きには思考では全く役に立たずでも犬のように鼻が利くことで解決の糸口を見つけ出し、奉太郎の省エネ活動を天然笑顔でジャマをする。

しかし謎を見事に解いた奉太郎に向けられるえるちゃんと摩耶花の羨望の眼差しがまぁ可愛らしいこと。というか、複数の女の子にあんな羨望の眼差しを向けられるなんてなんて羨ましいことか!

てな訳で喫茶店でえるちゃんが奉太郎に告白!?と期待しつつも、それは恋愛絡みではないらしいんですよね。まぁえるちゃんの呟きを見ていると、奉太郎に謎解きの依頼が関の山でしょうけど、それよりも私服姿でポニテのえるちゃんがかわいいじゃなイカ!

えるちゃん、近いよ!近いよ!近いよ!ポニテだよ♪
氷菓 2話氷菓 2話
氷菓 2話氷菓 2話

深夜らじお@の映画館は女の子に羨望の眼差しで見られると何でも買ってあげたくなります。【立夏】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 18:01|PermalinkComments(2)clip!

2012年04月25日

氷菓 第1話 「伝統ある古典部の再生」

氷菓1話「わたし、気になります!」の千反田えるちゃんがいい!
今期の深夜アニメで誰もが最も期待している作品「氷菓」。その理由は第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞した原作以上に、京都アニメーション製作だから。逆に言えば、京都アニメーション製作だからこそ見る!で、第1話の感想は予想通りおもしろい!でした。

作者・米澤穂信先生の出身地でもある岐阜県高山市をモデルに、部活動が盛んな神山高校で何のために存在しているのか分からない「古典部」に入部した男女4人をメインにした謎解きストーリーが本作らしいのですが、なるほど、これは謎解きもおもしろいですが、それ以上にキャラクターに変なアクがなくて見易いこと。

要は「一身上の都合」で古典部に入部した好奇心旺盛な千反田えるちゃんの「わたし、気になります!」を満足させるために、「データベースは結論を出せない」という口癖の福部里志が情報を集めては提供し、そして「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」をモットーとする省エネ主義者で主人公の折木奉太郎が謎を解く。
もう一人の古典部・伊原摩耶花は第2話からの登場ということらしいですが、第1話を見る限り、基本はこんな感じなんでしょうね。

で、今回用意された謎は2つ。
1つはえるちゃんが内側から閉めていない、けれど奉太郎が外側から開けた地学準備室の鍵はどうやって閉められていたのか。
もう1つは秘密倶楽部・女郎蜘蛛の会勧誘ポスターが校内掲示板に密かに貼られているという神山高校七不思議その2。

どちらの謎に関しても階段で奉太郎が公務員さんとすれ違ったり、奉太郎が何やらえるちゃんを気にしながら作業をしているなど、事前にヒントがしっかりと描かれているので、謎解きと言っても軽い謎解き程度。
神山高校七不思議その1の音楽室の乱れ髪女子生徒の謎解きと比べても、ちょっと勘のいい人ならすぐに分かるものなので、結構楽しく見れるのがいいですよね。

でもこの第1話を見て思ったのは、この作品は好奇心旺盛なえるちゃんの魅力が一番楽しそうな気がしますよ。
というか、こういう素直に目を輝かせる女の子が相手なら誰だって奉太郎のように省エネ主義者とか関係なく謎の提供とかしてあげたくなっちゃいますもん。

てな訳で「青春は、やさしいだけじゃない。痛い、だけでもない。ほろ苦い青春群像劇」がキャッチコピーのこの作品を京都アニメーションが今後どのように料理していくか。それが楽しみでならない第1話でした。

好奇心旺盛なえるちゃんがたまらなくいいです!
氷菓1話氷菓1話

深夜らじお@の映画館も好奇心旺盛な女の子に弱いです。【清明】

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 17:55|PermalinkComments(4)clip!

2011年11月25日

けいおん!!番外編

けいおん!!番外編サブタイトルは「計画!」
放課後ティータイム海外進出に向けてパスポート取得!というか、平沢唯たちの卒業旅行を計画するだけのお話なんですが、相変わらずこの作品は本当にほんわかしていて面白いこと。

受験勉強のプレッシャーから逃れたい意味も込めて卒業旅行を計画する放課後ティータイムの面々。後輩の中野梓も含めて5人で計画を練るところも個性があって面白いこと。
NYに憧れる梓、ロンドンを希望する秋山澪、ベタにハワイを選択する田井中律、みんなとならどこへでもな琴吹紬、そしてお菓子がおいしいところならどこでもな唯。
この5人それぞれ意見を出し合いながらも、結局は5人が5人、みんなと同じならどこでもいいんでしょうね。そんなほんわかさこそが放課後ティータイムですよ。

しかし今の時代は高校生の頃から卒業旅行で海外へ行くんですかね。私は後期試験やらの受験云々でそんなヒマはありませんでしたが、梓が「マツピチュ」「マチュピツ」と言えず終いだったマチュピチュにも一度行ってみたいものです。

さて話が少し逸れてしまいましたが、そんな放課後ティータイムの5人が行き先やパスポート取得の前に平沢憂が買ってきてくれた本で護身術を勉強するあたりが凄く彼女たちらしいんですよね。
普通は行き先を決めて、パスポートを取得して、それから護身術も勉強しよかなんですけど、それが全て逆に行くところもこの5人のほんわかした魅力なんでしょう。

パスポート用写真も頭部に空白がないと受付してもらえないなど普段の安全な日本での生活では想像もつかなかった世界のルールを学びつつ、弟がいるのもいいなぁ〜とみんなで話しつつも、そんな経験を高校卒業と共に終わらせたくないという想いが唯の提案した梓が卒業する時もみんなで旅行に行こうということなんでしょうね。

放課後ティータイムは海外に行っても「放課後ティータイム」のまま。決して「Afterschool Teatime」にはならない。そう、彼女たちは永遠に「放課後ティータイム」として時を刻んで大人になっていくんでしょう。

てな訳で『映画けいおん!』の予習はこれで全て完了。あとは本公開を待つのみです!

深夜らじお@の映画館は現段階では『映画けいおん!』をいつ見に行くか決めてません。

※お知らせとお願い
【元町映画館】に行こう!

acideigakan at 18:30|PermalinkComments(0)clip!

2010年10月03日

けいおん!!番外編(終)

けいおん!!26サブタイトルは「訪問!」
平沢唯・田井中律・秋山澪・琴吹紬が走り抜けた桜が丘高校軽音部での3年間。その最後を締め括るのに相応しい最終回でした。
山中さわ子先生宅への訪問だけになるかと思いきや、中野梓の新たなる出発などこれまでのいろんなエピソードを巧く盛り込んだ、本当に気持ちのいい終わり方。そして3枚の写真という形で「けいおん!」という作品の全てを語る京都アニメーションさんの演出にも改めて感服しましたよ。

けいおん!!26あずにゃんが軽音部に入部した頃に撮った写真のエピソードから始まるこの最終回。まず普通の部活なら新入部員と初めて一緒に撮る写真でこんなお遊びなんてしないものを、単に面白いからという理由だけでやっちゃう「けいおん!」ならではのお話が凄く笑えること。
しかもこの写真が2年後には放課後ティータイム5人の仲の良さを証明する大切な写真になっているというのも、「けいおん!」を見てきた人にしか味わえないもの。

けいおん!!26また卒業アルバムの中身を確認してもらうため、風邪でお休みのさわちゃん先生宅へ唯たちが4人で遊びにいくのも四者四様で面白いんですよね。
澪がさわちゃん先生が彼氏と一緒にいるかも知れないと心配すれば、律や唯だけでなく紬までもダッシュ!ダッシュ♪になる始末ですし、いざさわちゃん先生宅前にくれば生徒手帳をかざしてガサ入れする気満々。そしてガサ入れしてさわちゃん先生の昔の衣装と卒業アルバムを発見しちゃうんですもんね。

さらに唯の目論見が外れても、3年2組の集合写真を撮った時に律がしたイタズラになぜか紬以外の4人が驚くのも面白いこと。
で律にイタズラ疑惑が向けられると澪の追及捜査、ゲンコツ平謝りといつも通りのパターンをしっかりと見せてくれるのも、最終回なのに淋しさをあまり感じさせない、ファンのことをきちんと考えてくれている演出。

けいおん!!26そしてやはりちょっとしんみりしたのはさわちゃん先生の「静かになっちゃうのね」という一言で回想される、まだ唯たちが1年生だった頃。
あの頃は唯・律・澪・紬、そしてさわちゃん先生の5人で復活させたばかりの軽音部で、演奏よりもお茶を優先させるそのマイペースぶりを楽しみながらも、軽音部としてやる時はしっかりと音楽に向き合っていた、本当にたくさんの思い出が詰まっていた大切な時間。

けいおん!!26そんな思い出たっぷりの写真を撫でながら、あれから立派に成長し一層友情を深めた4人を見つめるさわちゃん先生の優しい目だけでなく、この4人がやがて大人になったらきっとさわちゃん先生や河口紀美先輩たちのように、いくつになっても親友でいられることをさりげに描いているところも、本当に巧い演出なんですよね。
そしてさわちゃん先生の「軽音部は絶対になくならないわ」という力強い一言も心温まること。

けいおん!!26ですから最後に唯たちがあずにゃんが鈴木純や平沢憂と一緒に来年の新歓ライブに向けて頑張っているのを知っても、ヘタにジャマせず優しく見守ろうとする「逃げろ〜!」にも温かみがあるだけでなく、紬・澪・律・唯が桜が丘高校で軽音部で3年間を走り抜けたことを4人が走るシーンでしっかりと見せきる演出にも淋しい気持ちよりも心から「ありがとう」って言える気持ちにさせてくれるんですよ。

そして最後を締め括るあずにゃんも含めた5人での軽音部で撮った写真も、やっぱりそのジャンプの仕方それぞれに紬・唯・律・梓の特徴が現れていて、一人飛び遅れた澪もまた澪らしくて、本当に最後の最後まで「けいおん!」らしさを存分に味あわせてくれたと思いましたよ。

けいおん!!26なので、これだけ素晴らしい演出をしてくれた京都アニメーションさんがこの「けいおん!」を映画化してくれるのも非常に楽しみ。『涼宮ハルヒの消失』でのクオリティの高さを考えても、この「けいおん!」の映画化が成功する確率は100%で間違いないでしょうね!

本当に「大好きをありがとう」と言いたくなるくらい、「けいおん!」は歴史的名作です!

深夜らじお@の映画館もいつか「けいおん!」の聖地巡礼をしたいと思います。

acideigakan at 15:31|PermalinkComments(2)clip!

2010年09月26日

けいおん!!番外編

けいおん!!25サブタイトルは「企画会議!」
「軽音部にようこそ、にゃん♪」の中野梓がかわいすぎます。ネコミミをつけてもつけなくてもかわいすぎます。でもそれは単に梓がかわいいだけでなく、やっぱり放課後ティータイムのみんなが個性的であるからなんでしょうね。みんな個性的なのに妙にまとまりがある「けいおん!!」ならではの楽しい雰囲気を久しぶりに堪能できたお話でした。

本編は前回で終了ということで、今回はちょうど平沢唯が前髪を切り落としてしまった「卒業アルバム!」直後頃のお話になるのですが、梓が軽音部に入る以前に秋山澪にナースのコスプレをさせたDVDが見つかったことで、再び新入生勧誘ビデオを作ろうと始まった企画会議が本当に面白いこと。
というか、本当にみんな好き勝手な提案ばかりしているのが本当に「けいおん!!」らしいんですよね。

例えば第1回会議で山中さわ子先生が提案した「全米を震撼させた・・・ヤツラが帰ってくる!遂に日本上陸 THE軽音部」というハリウッド映画の予告編風なんて、唯がカンフーマスターになったり、琴吹紬がレオンになったりと面白すぎます。
また第2回会議で澪が提案したトンちゃんに声当てをするという案も、真鍋和にトンちゃんの声当てをしてもらったら唯が「和ちゃんがアタイって言った」と一人驚いているし、「チェケラッチョイ」には一言も触れないしと、一向に会議が進む気配すらなし。

さらに第3回会議では田井中律が怪しい広告みたいなことを言い出したり、唯は懐かしの着ぐるみ作戦を提案し出したりしますし、第4回会議ではみんな案を出す前にどのケーキを選ぶかで頭を悩ませた挙句、梓も律のペースにしっかりと飲み込まれているしと全くの進展なし。
そして第5回会議になれば紬がサスペンスドラマ風の提案し、なぜか梓は死体役になっちゃうしと、本当にみんな好き勝手だけど凄く個性的なことばかり言っているのが本当に面白いこと。

でも軽音部って、鈴木純や平沢憂も認めてましたけど、練習時間は決して長くないけれどお茶している時間が長い分、本当にみんな「やる時はやる」という結束力が凄く強いんですよね。そしてそれが軽音部の一番の魅力であり、唯たちにとって最後の学園祭ライブがあんなにも盛り上がったのも全て「放課後ティータイム」のその魅力のおかげだと思うのです。

けいおん!!25ですから梓が監修を務める軽音部の日常を描く案も、例え純が「本当に普段から練習していないだ」と呟いても、唯がちらちらとカメラ目線になったり大福を何度も食べたいがためにNGを連発してもいい作品に出来上がるのは、もちろんさわちゃん先生の「ごはんはおかず」と「U&I」をBGMに用いた編集の巧さもありますが、3年2組のクラスメイトも和も笑顔で出演してくれるほど、軽音部が周りも笑顔にするほど凄くみんな仲良く楽しくあったかあったかで大切な時間を過ごせているからなんでしょうね。

完成した勧誘ビデオも、まさかこのタイミングでさわちゃん先生お手製の全米を震撼させたあの網タイツ衣装もしっかり登場させてくるとは思いませんでしたが、それでも第1期からこれまでのいろんなお話を思い出させてくれるような、懐かしさと温かさのあるステキな内容でした。
そしてさわちゃん先生の「てへっ♪」も懐かしく思いつつ、最後は梓がネコミミをつけてなくても「軽音部にようこそ、にゃん♪」と言ってしまうあたり、梓もまた「けいおんぶ」の一員なんですよね。
というか、それでこそあずにゃんですよ♪

てな訳でいよいよ次回が最終回になってしまう訳ですが、最後の最後に原作でも大好きなお話である風邪をひいて休んでいるさわちゃん先生のお宅訪問をもってくるとは、さすが京都アニメーションさん。
最後の最後まで「けいおん!!」はみんなで楽しく♪これを貫いていてほしいですね。

深夜らじお@の映画館はあの勧誘ビデオがほしいです。

acideigakan at 20:56|PermalinkComments(2)clip!

2010年09月19日

けいおん!!最終話

けいおん!!24サブタイトルは「卒業式!」
「消せないじゃない」の山中さわ子先生の言葉に号泣でした。
「卒業しないでください」の中野梓の言葉にまた号泣でした。
そして「天使にふれたよ!」を聴いてまた号泣でした。
でもこの涙は凄く温かい涙です。淋しさがないと言えば嘘になりますが、それでも平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬たちの卒業を心から祝福できる幸せな涙でしたよ。

けいおん!!24卒業式なのに唯・澪・律・紬の友情を特に強く描くことのなかった今回のお話。でも唯の「鮭に痛てて」を紬が「先に行ってて」と読解したり、卒業式当日も遅刻ギリギリだったり、澪からの「さわ子先生が心配してる」という伝言を律が「さわちゃんが失敗してる」に聞き間違いしてしまうなど、やっぱりこの4人はどこまでも「ほんわか」「ぽわぽわ」「ギリギリで生きている」「けいおん!」の4人なんですよね。

ですから多分今更この4人の絆の強さを描く必要なんてなかったのでしょう。だって唯・澪・律・紬の仲良さって「放課後ティータイム」の楽曲を聴けば、そこに全てが詰まっているんですもん。

なのでこの最終話で描かれるのは唯・澪・律・紬をずっと支えてくれた梓やさわちゃん先生、真鍋和といったみんなへの感謝の気持ち。それを京都アニメーションは凄く優しく温かな演出で静かに見せてくれるところがたまりませんでしたよ。

けいおん!!24例えばさわちゃん先生が学級名簿を名残惜しく触ったり、さわちゃん先生目線で3年2組のみんなを見せてくれたり、寄せ書きを受け取った後にご愛嬌なのかキャサリンに戻ってみたりするくだりよりも、誰もいなくなった教室を静かに思い出に浸りながら歩き、ふと振り向くと生徒たちが黒板に書いたさわちゃん先生への感謝の寄せ書きの数々に思わず涙が溢れてしまうくだり。これには本当に泣けました。そりゃあんな大切なもの、消せませんよね。

また生徒会室に寄って行くという和に唯が「一緒に帰ろう」と約束するのも、唯なりの和への感謝の気持ちの表れなんでしょうね。
唯も卒業証書をもらった時から「和あっての今の自分」ということをしっかりと自覚していたからこそ、何かの形で感謝の気持ちを表したかった。それが多分「一緒に帰ろう」だったんでしょう。

そして卒業式前に「あだっ!」とおでこをぶつけてしまった梓が、部室で先輩たちの卒業証書を見た途端にギリギリまで必死に我慢していた涙を思わず流してしまうくだりも本当に泣けてくるんですよね。
けいおん!!24特に「もう部室片づけなくても、お茶ばっかり飲んでても叱らないから」という梓のセリフには、梓の軽音部に入部してからの「終わらせたくない思い出」がいっぱい詰まっているのに、唯が梓に渡したあの写真やあの花びら、そして唯・澪・律・紬が歌う「天使にふれたよ!」には「卒業は終わりじゃない」「これからも仲間だから」「ずっと永遠に一緒だよ」という想いがいっぱいいっぱい詰まっているんですよね。
もうこれにはあずにゃん並みに号泣でしたよ。

やっぱり京都アニメーションさんって『涼宮ハルヒの消失』もそうですが、その作品のファンと一緒に作品を作っていくという演出が巧いですよね。
今回のお話でも唯・澪・律・紬に涙を流させずに梓やさわちゃん先生に涙を流させたのも、あずにゃんやさわちゃんを通じて唯・澪・律・紬をずっと応援してくれたファンの気持ちを代弁してくれたような気がしましたよ。本当に京都アニメーションさんの演出は最高です!

深夜らじお@の映画館は残り2話の番外編も楽しみです。

acideigakan at 18:08|PermalinkComments(2)clip!

2010年09月12日

けいおん!!第23話

けいおん!!23サブタイトルは「放課後!」
平沢唯・田井中律・秋山澪・琴吹紬が私立桜が丘高校で過ごす、最後の放課後。中野梓が明日卒業式を迎える大好きな先輩たちと過ごす最後の放課後。山中さわ子先生が「放課後ティータイム」と過ごす最後の放課後。
なのにしんみりするどころか、いつも通りまったりしているというのがこの作品の魅力なんでしょうね。ほんと、次回で最終回を迎えるのに淋しさよりも温かさを感じるなんて、さすが京都アニメーションさんですよ。

律のアイデアで卒業式前日に音楽準備室に集まった唯・澪・紬。とは言ってもやはり思い付きの律ですから、もちろんノープラン。
ということで自分たちの教室に遊びに行ったり、生徒会の用事で登校していた真鍋和とおしゃべりしたり、お昼になれば梓に購買のパンを買ってきてもらったりと、本当に特別なことなど何も起こらないのですが、逆にそのいつも通りのまったりな中に大切な思い出がたくさん詰まっているものなんですよね。

唯が溜め込んだ授業中にやりとりした手紙を欲しがる紬、トンちゃんに餌をあげたい澪、卒業式前日まで置き勉をしていた律、和の眼鏡を掛けたがる唯、ゴールデンチョコパンを鈴木純や平沢憂と一緒に食べたことをふと思い出す梓など、何でもないことなのにそこにはこれまで第1期から見てきた全ての思い出があちらこちらに散らばっているんですよね。

だからこそ、その散らばった思い出をそのままではなく、何か一つの形として残したいと思えてくるのも当然のこと。
特にこれが桜が丘高校で過ごす最後の放課後を知らせるチャイムを聞くと、よりその想いも強くなること。

そんな唯・律・澪・紬、そして梓の「放課後ティータイム」としての思い出をカセットテープに録音して残すというのは凄くいいですよね。しかもCDとかMDに録音するのではなく、カセットテープというアナログなところがシンプルでいい!
さらにさわちゃん先生が「放課後ティータイム」の名付け親としてだけでなく、「放課後ティータイム」の結成から今までを優しく見守ってきた一人の教師として見せる笑顔もいい!

何と言うか、こういうシーンを見ていると、最後の学園祭ライブで唯が「放課後ティータイムは永遠に放課後です!」と言っていたのも何となく理解できるような気がするんです。
やっぱり放課後のまったりした空気の中にいてこその「放課後ティータイム」ですもん。そのまったりが永遠に残る限り、「放課後ティータイムは永遠に放課後」なんでしょうね。

そして大好きな部室をきれいにするのも、大切な友達と時間を過ごすのも、さわちゃん先生に自分たちの曲をずっと聴いてもらうのも全て、唯・律・澪・紬・梓がこれまで頑張ってきたことを見守ってきてくれた人たちに対する唯・律・澪・紬なりの「ありがとうございました」という感謝の表れ。

さわちゃん先生が学生時代を過ごしたあの頃と同じように、私たちの青春に後悔なし!を証明するカセットテープに残された「放課後ティータイム」の音源は、いつかきっと唯・律・澪・紬・梓のように音楽を志し青春を迎える後輩たちの耳に届くのでしょうね。

いよいよ次回は最終回。次々回以降の2話は番外編になるそうですが、本編の最終回をどのような形で〆てくれるのか。
私も「けいおん!」だけでなく「放課後ティータイム」のファンの一人として楽しみに迎えたいと思います。

深夜らじお@の映画館も永遠に放課後でいたいです。


acideigakan at 16:27|PermalinkComments(2)clip!

2010年09月05日

けいおん!!第22話

けいおん!!22サブタイトルは「受験!」
「あったか、あったかだよ。あずにゃん♪」「あったか、あったか♪」で思わず感涙してしまいました。
本当に中野梓は平沢唯・秋山澪・田井中律・琴吹紬だけでなく平沢憂や鈴木純などみんなから愛されているんだなと思えると、凄く心が優しく、そして温かくなるお話でした。

ツンデレあずにゃん、しっかり憂、基本適当な純が唯たちのためを思って迎えるバレンタイン。
梓にとっては大好きな先輩たちと迎える最後のバレンタインだからこそ頑張って作ったチョコレートケーキを渡したいのに、恥ずかしさよりも「みんな卒業していなくなっちゃう」という淋しさで渡せないその姿がいつもよりも小さく見えて、かわいらしいんですけど切なくも見えちゃうんですよね。

特に4月に唯が桜の花を拾った同じ場所で梓が淋しさを募らせるシーンは凄く切ないですが、でも梓の両隣にはいつも憂と純がいてくれるですよね。いつも梓の気持ちを思ってくれる優しい憂と、いつもは適当なのにこういう時だけはしっかりと梓の背中を押してくれる心強い純がいてくれるんですよね。
きっと3年生になったら憂だけでなく純も梓との友情を取って迷わずジャズ研から軽音部に入部してくれること間違いなしと思えるくらい、2年生トリオの友情に思わず感涙してしまいましたよ。

また梓の気持ちをしっかりと理解してくれているのは憂や純だけでなく、大好きな先輩たちである唯・澪・律・紬も同じ。
梓がチョコレートケーキを自分から出してくれるまでしっかりと笑顔で待ってくれますし、そして何よりも雪が降る外を音楽準備室から眺める時に律・紬・澪・唯がしっかりと梓を囲んであげている、優しい眼差しで見てくれている。もうその姿だけでなく、「青春ね~」と言いながらしっかりと梓の気持ちも唯たちの気持ちもサポートしてくれる山中さわ子先生の優しさにも涙涙涙ですよ。

もう外がどんなに雪が降って寒くても、大好きな先輩たちがもうすぐ卒業して淋しくても、梓には一生大切に出来る温かなモノを大好きな先輩たちや大切な親友からしっかりともらっているんです。
この第2期が始まった当初から梓が淋しくならないように新入部員を勧誘し続けたことも、トンちゃんを飼い始めたことも全てこのシーンのためにあるようなモノ。やはり「涼宮ハルヒの憂鬱」と同様に、京都アニメーションさんの長期に渡る演出の巧さには問答無用で感動してしまいましたよ。

そして「せーの!」で4人同時に見る合格発表。授業中に憂が震えているのを見て純が梓の方を見ると梓も嬉し涙で体を震わせているのも凄くステキで、しかも唯からのメールが「合格」という文字ではなく「サクラサク」という4つのデコメというのもいい!
梓が10円x100回で1000円札を投げ入れてまで「ぜ~ったい、絶対」と連呼した願いが叶った瞬間、もうすぐこの「けいおん!」が終了してしまうという淋しさを感じつつも、これだけ温かな気持ちにさせてくれた作品だからこそ、最後まで淋しがらずに頑張って応援していこう!という梓と同じ気持ちになれるこの演出の巧さ。

本当に京都アニメーションさんはいい仕事してますよ。
本編は残り2話ですが、最後まで梓と一緒に唯・澪・律・紬を応援していきたいと素直に思える、そんなお話でした。

深夜らじお@の映画館は梓・憂・純が卒業するまでのお話も見てみたくなりました。


acideigakan at 16:48|PermalinkComments(2)clip!
昨日の訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

※オススメです♪※
『KANO~1931海の向こうの甲子園〜』主題歌
ぷろふぃ〜る

にゃむばなな

Twitter始めますた
nyamu_bananaをフォローしましょう
livedoor 天気
ちょいとした広告掲載