2005年05月

2005年05月31日

ピアノマン、言語連想法で確認へ

ピアノマンが、チェコ人ピアニストのトマス・ストルナッドさんではないかという報道に対し、治療を担当しているウェスト・ケント・NHSトラスト病院のスポークスマンは30日、「公平に見て、重要な手掛かりと言える」と述べました。CNNウエブ版が同日付で報じました。

今週、ピアノマン本人に確認するというのですが、言葉でコミュニケーションができない彼にどのように確認するのでしょうか。

英インディペンデント紙ウエブ版は、医師らが、言語連想によって徐々に記憶を喚起させて、ストルナッドさんかどうかを確認する予定だと報じています。

「プラハ」とか「チェコ」といった言葉に対する反応を見るのでしょうか?それよりも、プラハで歯科医をしているという父親を連れて行った方が簡単な気もします。

それにしても、ストルナッドさんが15歳の時の写真をテレビで見ましたが、顔だちが確かにそっくりでした。いよいよ身元捜しも大詰めに近づいたようです。



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白黒テレビを盗み35年服役した男=米国

TV Thief Out of N.C. Prison After 35 Years

【ライブドア・ニュース 31日 東京】 − AP通信によると、27日、65歳の米国人男性が、米ノースカロライナ州の刑務所から35年ぶりに仮釈放された。35年前、男性が犯した唯一の罪は、19インチの白黒テレビの窃盗。その時、彼はまだ30歳の若者だった。

  仮釈放されたジュニア・アレンさんは、かつて、農場から農場へと渡り歩く労働者だった。35年前のその日、アレンさんは、ノースカロライナ州の鍵がかかっていない家に侵入し、140ドルの19インチ白黒テレビを盗んだ。逮捕され、第2級窃盗罪で有罪とされたアレンさんは、同州の規定により、終身刑が言い渡された。ちなみに、その後、この規定は改正され、第2級窃盗罪は最高で3年の禁固となった。

  アレンさんと同時期に服役していた殺人犯、レイプ犯、児童性的虐待犯らが次々と仮釈放を認められていく中、なぜかアレンさんに仮釈放の声はかからなかった。ノースカロライナ大学チャペルヒル校のリッチ・ローゼン法学部教授は、「アレンさんは数十年前に釈放されて当然のケース」と憤りを隠さない。「もしも早く釈放されていたら、人生を築くことも可能だったろう」。

  仮釈放を検討する同州仮釈放委員会は、アレンさんの記録を何度も調べたはずだが、ことごとく無視し続けた。ようやく昨年、同委員会は、労働を伴う退所プログラムで模範囚だった場合、仮釈放を認めるという判断を示し、仮釈放の可能性が開けたのだった。

  自由の身になったアレンさんは、支援者らに、「あそこから出られてうれしいというのが正直な気持ちです。私は、自分が犯した罪で、あまりにも長い時間を無駄にしてしまいました。でも、ノースカロライナ州の外に出たという標識を見るまでは、まだ安心できない気分です」と語った。アレンさんは友人2人と、ジョージア州の親戚の家を訪ねた後、故郷の家に向かう予定。

  アレンさんの退所プログラムを担当したハズベリーさんは、アレンさんが今後、社会に適応できるか心配だとして、肩をすくめた。「白黒テレビ1個があまりにも高くついたというわけです。冗談まじりに、みんな言ってますよ。もし盗んだのがカラーテレビだったら、まだ出してもらえてないだろうって」。  【了】

【英語覚え書】

"I won't be truly happy until I see a sign that says I'm outside of North Carolina."

仮釈放後のアレンさんのセリフです。文字通り訳せば、「ノースカロライナ州を出たという標識を見るまでは、心から喜べない」となります。かっこいいセリフだと思いませんか?

もちろん、裏には、ノースカロライナ州のとんでもない法規への批判があるでしょう。でも、それをストレートに言わずに、ウィットを効かす。もしかしたら、英語の楽しさってこういうところにあるのかもしれません。

故郷のジョージア州に向けてドライブし、州境を越えた時は、おそらく"walking on air"(天にも昇る心地)だったでしょう。

ライブ記者cowslipのストレンジ・ニュース

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2005年05月30日

ピアノマン=チェコ人ピアニスト説に重大反証

ピアノマン=チェコ人天才ピアニスト、トマス・ストルナッド説に重要な反証が浮上しました。

やはりロックバンドをやっていたミハエル・コカブさんが、プラハのガソリンスタンドでストルナッドさんと4月10日に会ったと記憶していると証言したのです。チェコ・プラハの地元紙が報じました。

ピアノマンがイギリスで発見されたのが4月7日ですから、この証言が正しければ、ストルナッドさんはピアノマンでありえないということになります。

ところが、いくつか気になる点もあります。コカブさんは、「自分の日付の記憶は少し曖昧だ」と述べており、また、ピアノマンの写真は「自分がよく知っているストルナッドさんだ」とも述べているのです。さらに、最後に会った時、ストルナッドさんは「不安げな様子で自分の後ろを歩きながら、アメリカとか外国に行ってピアニストを続けたいなどとぶつぶつ呟いていた」というのです。

このように気になる点も残るものの、現時点では重要な反証と言えるでしょう。

一方、英ヘルプラインのスポークスマンは、チェコ人ピアニスト情報について、「現時点では、特に有力ではない」と述べています。現在、250人の身元情報について確認作業を進めているそうです。

なお、ストルナッドさんの年齢ですが、35歳ぐらいということがわかりました。したがって、年齢に関してはピアノマンとさほど矛盾しないようです。

ただ、これほど大騒ぎになっているのに、ストルナッドさん本人の居場所がわからないのも、ちょっと不思議ですね。

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2005年05月29日

ピアノマン=チェコ人天才ピアニスト説を追う

昨日に続き、ピアノマンのチェコ人ピアニスト説を追ってみます。

まず、ピアノマンが、チェコのプラハでクラシックコンサートを開いたこともある「孤高の天才」ピアニスト、トマス・ストルナッドさんではないかという友人クラウディウス・クリスピンさんの談話を載せたのは、英デイリー・メイル紙の日曜版メイル・オン・サンデー紙でした。

その記事で、クリスピンさんは、9年前から会っていないが、ピアノマンの写真は、かつてのバンド仲間で、その後、クラシックピアニストを目指していた友人ストルナッドさんとそっくりだと証言しています。

ところが、豪メルボルンの地方紙ヘラルド・サンのウエブ版が伝えた詳報を見ますと、いくつかの疑問点が浮かんできます。

まず、現在、別のバンドでドラマーをしているクリスピンさんは38歳ですので、ストルナッドさんも近い年齢だとすると、ピアノマンにしては少し年齢が上のように思えます。

さらに、ストルナッドさんが最も愛していた曲が、ショパン、モーツァルト、リストで、ピアノマンが弾いているとされているチャイコフスキーではないこと。

また、ピアノマンのピアノの腕がコンサートピアニストほどではないという報道とも矛盾します。

とはいえ、まだ、ピアノマン=ストルナッドさん説を否定しきれないことも確かです。クリスピンさんは、ストルナッドさんが家族とうまくいかず、3年前、食べ物を買うため金の無心をして回っていたと聞いているとも言っているからです。

家族とのトラブル、貧窮、亡命、精神的ショックなどを想定すれば、ストルナッドさんとピアノマンを結び付けるのは難しいことではありません。

やはり、ストルナッドさんの特徴的なアザが決め手になるのでしょうか。今後の展開が注目されます。

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2005年05月28日

口臭に悩むシロクマに手術が=米国

Polar Bear With Bad Breath Gets Surgery

【ライブドア・ニュース 28日 東京】 − AP通信によると、米ニューヨーク州のセネカ・パーク動物園のシロクマ、ユーコン君は、すごい口臭の持ち主だった。同動物園で動物衛生を担当する獣医ジェフ・ワイアットさんは証言する。「ユーコンの檻に近づいただけで、あいつの息の匂いが鼻につくんだ」。

  口臭の原因が一本の虫歯にあると見たワイアットさんは手術チームを率いて、26日、ついに手術を決行した。体重360キロのユーコン君に麻酔をかけ、診察台に載せ、のみと金づちで虫歯を摘出。「数週間で、きれいな息に戻るでしょう」とワイアットさん。人間たちの奮闘をよそに、ユーコン君は1時間あまりの手術の間、診察台の上で、時折、気持ちよさそうなため息を漏らしていたという。  【了】

【英語覚え書】

原文には"Yukon is a 16-year-old polar bear with massive paws and some mighty stinky breath."という文がありました。"migty stinky"は、「ひどい匂いの」「ものすごく臭い」です。

"mighty"はこの場合、副詞ですが、韻を踏むので会話などでけっこう使えそうですね。

「臭い」は"stinky"が一般的ですが、そのほかに、"funky"、"bad-smelling"なども使われます。

その他、動物にたとえる、"skunky"、"smell like a goat"という表現もあります。日本では、ヤギはあまりなじみがないですが、英語圏ではよく出てきますね。ちなみに口語で"goat"は「助平」、「ばか」。ヤギのイメージって、日本では「紙を食べる」ぐらいですが、欧米ではかなり悪いようです。

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ピアノマンはチェコの天才ピアニストか?

「ピアノマン」は、チェコでコンサートも開いていたピアニスト、トマス・ストルナッドさんではないか、という可能性が浮上しました。英インディペンデント紙(ウエブ版)が28日付で報じました。

ストルナッドさんと、民主化前の80年代前半に、反体制ミュージックのバンドを組んでいたクラウディウス・クリスピンさんは、「ピアノマン」の写真を最初に見た時、音楽で成功したと勘違いして、「やったね、トマス、ついに有名になったんだ」と思ったといいます。現在38歳で、別のバンドでドラマーとして活躍しているクリスピンさんは、「自分の両親も含め、写真を見た誰もがトマスさんだと思った」と言っています。


実際、1983年に撮影されたトマスさんの写真を見たインディペンデント紙記者は、「非常に似ている」ことを認めています。

また、クリスピンさんによると、チェコスロバキアの体制崩壊後、ストルナッドさんは、クラシックピアニストの道を目指していたといいます。そして、プラハの音楽ホールで多数の有名音楽家が参加したコンサートを開き、暗譜でショパンとリストを弾き、観客をうならせたこともあるといいます。

こんなストルナッドさんは「孤高の天才」と呼ばれていて、すごい音楽的才能の持ち主だが、寡黙ですごく内気だったそうです。

そういえば、「ピアノマン」にはポーランド、リトアニア、ラトビアの通訳が話しかけたが、チェコの通訳はつかなかったですね。

クリスピンさんは、すでに「ピアノマン」ホットラインに情報提供をしているそうですから、今後が注目ですね。なお、クリスピンさんは、ストルナッドさんの特徴的なアザを覚えているそうで、そのアザが身元判明の鍵になりそうです。

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2005年05月27日

タバコを追って時速90kmの車からダイブした男=米国

Man Leaps From Car to Retrieve Cigarette

【ライブドア・ニュース 27日 東京】 − AP通信によると、米アーカンソー州フォアマンで21日、車の助手席でタバコを吸おうとした男性が、風に飛ばされたタバコを追って、走行中の車の窓から飛び出し、大ケガを負うという事件が発生した。

  ジェフ・フォランさん(38)さんは、意外に几帳面な男だった。土曜日の夜、街で浮かれ騒いだ後、家まで送り届けてもらうよう、あらかじめ友人のジェリー・ネルソンさんに頼んでおいたぐらいだ。「あいつはいつも、キチっとしてる」とネルソンさん。

  だが、そんなフォランさんの性格が裏目に出た。送ってもらう車の中、一服しようと取り出したタバコが風に飛ばされた時、1本欠けるのが許せなかったのか、フォランさんは迷いもなくタバコに向かってダイブ。時速90キロの車の窓から外に飛び出したのだった。フォランさんは顔面に大ケガを負ったものの、幸い命を取り留めた。なお、最終的にフォランさんが、そのタバコを取り戻したかどうかは定かではない。 【了】

【英語覚え書】

"A leap of faith proved hazardous for a smoker" in need of a cigarette fix after a night on the town."という一文で、この記事は始まっていました。

"A leap of faith"とは直訳すれば「信念の飛躍・跳躍」で、いい意味では「思い切ってやること」、「信頼に基づく賭け」、悪い意味では「妄信」となります。

映画のタイトルとなった時、邦題は「奇跡を呼ぶ男」。うまいですよね。

"fix"とは「修理」ではなく、「やめられない嗜好品などを嗜む」という意味です。タバコだと「一服」ということになります。

"on the town"は「浮かれ遊ぶ、夜遊びする」という意味です。

ここでは、"a leap of faith"が「タバコの害を知ってて喫煙すること」と「車から跳ぶこと」の2つに掛けられているのですね。

つまり、冒頭の一文は、「タバコの害を覚悟のスモーカーも、街で浮かれ遊んだ後の”信念の跳躍”は危険となることがわかった」という意味になります。

専門的な科学誌に載る論文でも、冒頭の一文は「掛けられている」ことが多いので、「謎解き」気分で気をつけて読むと楽しいです。

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2005年05月26日

絶滅種の花、60年ぶりに見つかる=米カリフォルニア

「植物学者の聖杯」と地元では呼ばれていたが、60年前に絶滅されたと考えられていた、野草マウント・ディアブロ・バックウィート(学名:Eriogonom truncatum)がこのほど、カリオフォルニア州立のコントラ・コスタ・カウンティ公園で発見された。発見したバークレー大学の大学院生マイケル・パークさんは、「びっくりしすぎて、何度も自分の目を疑ったよ」と言う。他に数十本自生しているのが見つかったが、詳しい場所は公開されていない。


wildflower2
<画像をクリックすると拡大します>





A flower long thought to be extinct was rediscovered in a California state park — more than six decades after it was last seen, scientists said Wednesday.

The pink wildflower Eriogonom truncatum, known as the Mount Diablo buckwheat, was found in a remote section of a Contra Costa County park about 30 miles east of San Francisco. The plant resembles baby's breath used in floral arrangements.

"We've been calling the Mount Diablo buckwheat the holy grail for botanists (in the region)," said Barbara Ertter, curator of western North American flora at the University of California-Berkeley's Jepson Herbarium.


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世界記録60Kgのナマズ、釣り上げる=米国

ミシシッピ川で釣り上げられたナマズ(ブルーキャットフィッシュ)。この種のナマズとしては過去最大の大物。ティム・プルーイットさんは、30分格闘の末ゲット。だが、展示のため搬送中、ナマズは成仏した。

<クリックすると画像は拡大します>
catfish








In a photo from Tim Pruitt and provided by the Illinois Department of Natural Resources, Tim Pruitt, of Alton, Ill., holds a 124-pound blue catfish early Sunday morning, May 22, 2005, that he hooked late Saturday on the Mississippi River near Alton. The fish is 58 inches long and 44 inches around. It took Pruitt more than a half-hour to drag the fish into his boat. It is the largest of its kind in state history, and is expected to be certified a world record by the International Game Fish Association. The fish has been kept alive and will be on display in a tank at the Cabela's Outfitter store in Kansas City, Kan., according to the Illinois Department of Natural Resources. (AP Photo/Handout photo provided by the Illinois Department of Natural Resources)



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2005年05月25日

クレーンゲームに入り込んだ3歳児=米国

Boy Gets Trapped Inside Vending Machine

【ライブドア・ニュース 25日 東京】 − AP通信によると、米インディアナ州サウスベンド市近郊で19日、3歳の男の子がクレーンゲームの中に入り込み、出られなくなるという事件が発生した。

  その日、ジェームズ君は風邪ぎみで昼寝をしたため夜寝つけず、母親のダニエル・マンジスさんと深夜3時、スーパーマーケットに出かけた。ジェームズ君は乗り物で遊んだ後、小さな動物のぬいぐるみがいっぱいのクレーンゲームを見つけ、ダニエルさんにねだった。「ダメ」と言われて怒ったジェームズ君がジュースの入ったビンを投げ捨て、ダニエルさんが目を離したのはわずか2秒。だが、次にダニエルさんが見つけたジェームズ君は、クレーンゲームの中でぬいぐるみに囲まれて大喜びしている姿だった。

  「ジェームズは、商品の落とし口を這いのぼって中に入ると、出されないように蓋を閉めたの」とダニエルさん。最初は、大喜びで跳ね回るジェームズ君をダニエルさんも面白がって見ていたという。買い物客もインスタントカメラを手に集まってきて、クレーンゲームの中の男の子を写して笑っていた。「私もインスタントカメラを買っちゃいました」とダニエルさんは言う。

  ところが、スーパーの店員が蓋を開ける鍵を持っていないことが判明、ダニエルさんはあわてて消防署に助けを求めた。駆けつけた消防署員は、40人ほどの客らが見守る中、機械の背板をはずし、いやがるジェームズ君を“救出”した。残念ながら、ジェームズ君はぬいぐるみをもらえなかったという。 【了】

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