2005年11月

2005年11月30日

“死んだ息子”から母に電話が=米カリフォルニア州

Man Calls Mom After He Was Reported Dead

AP通信によると、米カリフォルニア州オークランドで、15日に息子が射殺されたと警察から知らされ、悲嘆に暮れていた母親の元に、翌日の16日、“死んだ息子”から電話がかかってきた。「声を耳にした時、幽霊が電話をかけてきたと思ったわ」とヴァーナ・マッカウワンさんは、その時の驚きを語る。

オークランド警察によると、射殺された男性から、マッカウワンさんの息子、アンソニー・シェパードさん(23)の身分証明書が発見されたため、指紋も採取せずに、親族に連絡するとともにマスコミに公表したという。マッカウワンさんから、「死んだはずの息子と話した」と連絡を受けた警察が調べ直したところ、指紋から、射殺されたのは、別人のマーク・マーティンさん(26)だと判明した。犯人はまだ逮捕されていない。アンソニーさんは、数年前に身分証明書を失くしていた。

なお、“死んだ息子”のアンソニーさんは、16日、新聞を囲んで泣いている友人たちを見つけ、普段どおり近寄っていくと、友人たちがぎょっとするのを見て、初めて自分が“死んだ”ことを知り、母親に電話したそうだ。【了】

【英語覚え書】

"When he called me I thought I was talking to a ghost."というのが、母親のヴァーナさんのセリフです。

うれしいどころか、怖かったんでしょうね。とんだ騒ぎでしたが、指紋も取らないで発表する警察って・・・こちらの方が怖いですね。

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2005年11月21日

オーブンの中に隠れた泥棒=米ミネソタ州

Alleged Burglar Tries to Hide in Oven

AP通信によると、米ミネソタ州ファーガス・フォールズのレストランに泥棒に入った元従業員が、警官らに追い詰められて逃げ込んだ場所は・・・オーブンの中だった。

14日の朝、ファーガス・フォールズの警察署は、「スピードウェイ・レストラン」の警報システムが侵入者を感知したとの連絡を受け出動、ただちに同レストランを包囲した。

警官らがレストランに突入すると、ちょうど泥棒は天井裏に隠れようともがいているところだった。泥棒は、警官らの目の前で天井から落下、あわててオーブンの中に逃げ込んだ。逮捕したマクフィー警部は、「引きずり出されたとき、生焼けのようにぐったりしてたよ」とあきれ顔だった。容疑者の43歳の男は、オターテイル郡拘置所に収容された。【了】

【英語覚え書】

警部のセリフは、"The guy was only half-baked when he was picked up."でした。"half-baked"は、「半焼け、生焼けの」という意味と「半人前の、未熟な」という意味があります。泥棒としては「半人前」という意味がかけられてるんですね。

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2005年11月19日

“氷ミミズ”の不思議な能力にNASAが注目【画像】

N.J. Biologist Studies Ice-Hardy Worms

ice worm
<今月11日、米ラトガース大学カムデン校で、角氷の表面を這う「コオリミミズ」を見せるシャイン同大学助教授【AP】>

AP通信によると、米アラスカ州などの山岳氷河の、氷の割れ目に生息する体長2.5センチほどの小さな「コオリミミズ」が持つ不思議な能力に、NASA(米航空宇宙局)が注目、このほど21万4000ドル(約2500万円)の研究補助金の交付を決めた。

  この「コオリミミズ」は0℃で発育し、氷点下では体が凍結するが、再び0℃に温度を上げると凍結から回復する能力を持つ。この能力に目をつけたのが、木星の衛星エウロパなどの“氷の世界”における生物の生存可能性を検討していたNASAだった。

  補助金を受けることが決まったのは、10年前から「コオリミミズ」のメカニズムを研究してきたラトガース大学カムデン校のダニエル・シャイン助教授。同助教授は、「コオリミミズ」は他の生物と違って、低温下でも、細胞内へのエネルギー蓄積を促す分子の量が減らない点に注目し、研究を進めている。また、「コオリミミズ」のメカニズムが解明されれば、移植臓器の冷凍保存などの分野への応用も期待されるそうだ。【了】

【英語覚え書】
"Worms have been these creatures that people think to put on their fishhook, but now they're receiving attention because they can live near thermal
ocean vents or inside mountain glaciers."というのが、全米科学財団のDeChaine特別研究員の言葉です。

"thermal ocean vent"とは、海底のマグマの噴出口のことで、「海底熱水域」と訳したらいいかもしれませんね。この「コオリミミズ」は2年間何も食べずに生きられるそうで、すごい生命力ですね。

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2005年11月11日

女性はユーモアを分析する=米論文

Women May Enjoy Humor More, if It's Funny

AP通信によると、米スタンフォード大学医学部の研究グループは8日発行の米国科学アカデミー紀要誌に、「男性と比べて、女性はユーモアを分析する」とする研究論文を発表した。

同研究グループを率いた同大学のアラン・ライス博士によると、研究では、10人の男性と10人の女性に、70種類の漫画を読んでもらい、その面白さの等級付けをしてもらった。そして、その間、被験者らの脳をMRI(磁気共鳴画像装置)で観察し、脳のどの部位が活動しているかを調べた。

すると、言語理解を司る部位など、脳の活動している場所に男女の違いはほとんど見られなかったものの、女性の場合、男性に比べて、左前頭前野と側坐核が活発化していた。そして、左前頭前野が言語を通じた判断やアクションと関連しており、側坐核は人が快感を覚えたときに反応することから、女性は、漫画が面白いかどうかを分析しており、より強い快感を覚えているとした。

ライス博士は、このような男女間の違いの理由について、男性が最初からユーモアが面白いことを期待しているのに対し、女性は面白いとは期待していないために、本当に面白いかどうかを確かめるために分析もするし、面白かった場合は余計に反応するのではないか、と推察している。さらに、男性は、分析的でないため、どちらかといえば短いジョークやどたばた喜劇を好むものと考えられる。同博士は、「男性と女性では、同じ物がまったく違うように見えているのです」と述べ、男女の認識の大きな違いを指摘した。【了】

【英語覚え書】

"The long trip to Mars or Venus is hardly necessary to see
that men and women often perceive the world differently."というのがライス博士のセリフです。

「地球と火星の違いほど、男と女の知覚の差は大きい」という意味だと思われます。こうした言い回しは、英語で表現するとかっこよく感じられますね。

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2005年11月01日

43年ぶりに持ち主に戻ったサイフ=米国

Serviceman's Wallet Found After 43 Years

AP通信によると、米ペンシルバニア州ピッツバーグのバスターミナルで43年前、盗まれたサイフが、このほど持ち主の元へと戻ることになった。

この不思議な体験をしたのは、ロバート・ギブソンさん(70)。43年前、空軍に勤めていたギブソンさんは、1年半のドイツ勤務を終えて米国に戻り、ウェストバージニア州クラークスバーグ行きのバスに乗るため、ピッツバーグのバスターミナルに立ち寄った。バスを待つ間、ギブソンさんは、バスターミナルで熱いシャワーを浴びることにした・・・。

43年後の今月19日、取り壊しが決まった旧グレイハウンド駅で、配管内のアスベスト検査を行っていたリロイ・フィルモアさんは、管に何かが詰まっているのを見つけた。取り出してみると、それはサイフで、空軍のIDカードが入っていた。フィルモアさんから連絡を受けた軍は、退役していたギブソンさんを見つけ出した。

おそらく、ピッツバーグでギブソンさんのサイフを盗んだ者が、グレイハウンド駅でサイフを捨てたのではないかと想像される。残念ながら、サイフに入っていた300ドルの現金は無くなっていたものの、ギブソンさんは、「43年前の失くし物を誰かが見つけてくれるなんてめったにないこと」と喜んでサイフを引き取るそうだ。【了】

【英語覚え書】

"Gibson was happy to have his wallet back, even though it was empty of the $300 he had."とありました。"have his wallet stolen"(サイフを盗まれる)と同じように、"have his wallet back"(サイフが戻って来る)という表現があるのですね。それにしても、43年たって、嫌な思い出が良い思い出に変わった・・・ってハッピーエンドですね。

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