2005年11月01日

43年ぶりに持ち主に戻ったサイフ=米国

Serviceman's Wallet Found After 43 Years

AP通信によると、米ペンシルバニア州ピッツバーグのバスターミナルで43年前、盗まれたサイフが、このほど持ち主の元へと戻ることになった。

この不思議な体験をしたのは、ロバート・ギブソンさん(70)。43年前、空軍に勤めていたギブソンさんは、1年半のドイツ勤務を終えて米国に戻り、ウェストバージニア州クラークスバーグ行きのバスに乗るため、ピッツバーグのバスターミナルに立ち寄った。バスを待つ間、ギブソンさんは、バスターミナルで熱いシャワーを浴びることにした・・・。

43年後の今月19日、取り壊しが決まった旧グレイハウンド駅で、配管内のアスベスト検査を行っていたリロイ・フィルモアさんは、管に何かが詰まっているのを見つけた。取り出してみると、それはサイフで、空軍のIDカードが入っていた。フィルモアさんから連絡を受けた軍は、退役していたギブソンさんを見つけ出した。

おそらく、ピッツバーグでギブソンさんのサイフを盗んだ者が、グレイハウンド駅でサイフを捨てたのではないかと想像される。残念ながら、サイフに入っていた300ドルの現金は無くなっていたものの、ギブソンさんは、「43年前の失くし物を誰かが見つけてくれるなんてめったにないこと」と喜んでサイフを引き取るそうだ。【了】

【英語覚え書】

"Gibson was happy to have his wallet back, even though it was empty of the $300 he had."とありました。"have his wallet stolen"(サイフを盗まれる)と同じように、"have his wallet back"(サイフが戻って来る)という表現があるのですね。それにしても、43年たって、嫌な思い出が良い思い出に変わった・・・ってハッピーエンドですね。

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acowslip at 15:56│Comments(0)TrackBack(0) ライブドア・ニュース 

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