キウイの自由研究(駒沢女子大学 西山)

キウイフルーツやベビーキウイについて、いろいろな情報提供をしていきます. あまり面白味のあるBlogではありませんが、何かの参考にしていただければ・・・.

2006年05月

キウイフルーツジャムの値段

 気の早い話ですが、今年10月の学園祭で模擬販売するキウイフルーツジャムの価格設定について、迷っています。

 インターネット上で販売されているキウイフルーツジャムの価格は、150〜250gで \380〜\1,200程度と、実に様々です。 説明を見る限り、特に品質や特徴で差別化もできないように思われましたので、なぜそんなに価格差があるのか、わかりませんでした。 ネット販売の場合には、これに数百円の送料が加わりますので、キウイジャム1個で\1,000〜\2,000かかる計算になります。

 そう考えると、模擬販売を予定しているキウイジャムは、200gを\500で販売しても、相当なお買い得感があるのですが、はたして買う人の立場ではどうでしょうか?
たとえば明治屋やアオハタのイチゴジャム、ブルーベリージャムやリンゴジャムと比べると、この価格設定はかなり高いと感じられるはずです。 また、周囲で模擬販売しているパンや焼きそばなどと比べても、\500はちょっときついかもしれません。 やはり思い切って、原価ギリギリの\350程度にすべきでしょうか?

 質の悪い果実を使ったり、ペクチンを増量して歩留まりを良くしたりするのも、私たちのコンセプトに反しますし・・・。 ジャムの品質には自信があるのですが、悩むところです。

ベビーキウイに関する誤解

 ウェブ上のベビーキウイに関する情報をいろいろと集めていて、気になったことがあります。 それは、

ベビーキウイはキウイフルーツの原種であるサルナシの仲間である

といったような誤った記載が多いことです。 サルナシは決してキウイフルーツの原種などではありませんので、お間違えのないようお願いいたします。 おそらくどこかのサイトにそのような誤った記載がなされ、それを多くの人が引用したために、このようなことになったのではないかと思われます。 正しくは、

ベビーキウイはキウイフルーツと近縁のサルナシの一種である」と言うべきです。

 また、

ベビーキウイは、健康のために摂取すべきフルーツのNo.1に選ばれたことがある

という記載も見受けられましたが、これはベビーキウイではなく、キウイフルーツのことですので、やはり誤りです。

 ちなみに、キウイフルーツに含まれているタンパク質分解酵素「アクチニジン」が、時折「アクチジニン」と記載されているのを見かけます。 数年前に某有名健康番組でも、このウェブ上の誤りを信じて、生番組で「アクチジニン」と書いたフリップを使って放送してしまったこともありました。

 インターネットによって情報収集が随分と簡単になりましたが、誤った情報も少なからず存在しますので、情報を得る側も、情報を発信する側も、お互い気をつけたいものです。