キウイの自由研究(駒沢女子大学 西山)

キウイフルーツやベビーキウイについて、いろいろな情報提供をしていきます. あまり面白味のあるBlogではありませんが、何かの参考にしていただければ・・・.

2006年12月

本年度の食物栄養総合ゼミ

44e394c5.jpg 先週の木曜日(12月21日)に、本年度の食物栄養総合ゼミ最後のジャム製造を行いました。 官能検査で残った100個以上のヘイワードを使って、12リットル程のジャムを完成しました。 ジャムびんは、これまでの190mlのものから140mlの小さなものに変えてみました。 これらのジャムは、これから保存して、成分や色調の変化等を調査します。

 本年度のゼミでは、10リットル程度の量のジャムを衛生的に作製することや、そのジャムの品質を安定させ、再現性よく作製すること、また、これをジャムびんに詰め、滅菌して長期保存ができる製品に仕上げることなどを目標としました。 ゼミ学生の皆さんがよく頑張りましたので、これらの目標は、ほぼ100%達成できたものと思います。

 来年度に向けての目標としては、次のようなことがあげられます。

1.製造原価を下げることにより、もっと低価格で良質のジャムを模擬販売できるようにする。

2.季節に関係なく、品質の安定したジャムを作れるように、凍結保存したキウイフルーツを原料として、今とそん色ない品質のジャムを作る技術を完成させる。

3.シンプルなキウイフルーツジャムのほかに、付加価値を付けたより高品質なキウイフルーツジャムのレシピを完成する。

 上記の「3」については、今年もすでに少し取り組みました。 キウイジャムを作製する際に、オレンジピールやリキュールを加えたり、レモンピールやレモン果肉を加えたり、あるいはマンゴ果肉を加えたりと、いろいろと試したのですが、シンプルなキウイジャムを超えるには至りませんでした。

 そうこうするうちに、本年度のゼミは、来年1月開講の1回を残すだけになってしまいました。 高品質ジャムの開発は、また来年度のゼミに託すことになりそうです。(とは言っても選択科目ですので、来年度の履修者が0になるかもしれませんが・・・。)

この時期のキウイフルーツ売り場で思うこと

 この時期、スーパーなどのフルーツ売り場に行くと、ニュージーランド産のキウイフルーツと国産のキウイフルーツとの両方が、ほぼ同等の価格で売られていることが多いようです。 お客さんの様子を観察していると、どちらを買うか迷う人もいれば、迷わずどちらかを取る人など様々です。 結局どちらも半々に売れているように思われます。

 ニュージーランドと日本では季節が全く逆ですので、今販売されているニュージーランド産のキウイフルーツは、4〜6月に収穫されて、半年ほどの長期間貯蔵されたものです。 一方、国産のキウイフルーツは、10月下旬〜12月に収穫されたもので、いわば旬のものと言えます。

 どちらを選ぶかは個人の自由だと思いますが、販売する店には適切な商品管理と情報提供をお願いしたいと思います。 私が実際に目にした不適切な例としては、次のようなものがありました。

1.すでに熟しすぎていて、商品価値がないものが販売されている。それも、手でさわって確認しにくいようにパッケージされている。

2.産地を表示した札の場所と商品の置き場所とがずれていて、非常にまぎらわしくなっている。

3.国産のキウイフルーツに対して、「国産なのでかたいです。」と書いてある。

 特に「3」に関しては、国産のキウイフルーツがニュージーランド産のものに比べて硬くて劣っているように受け取られかねません。 書いた人はもしかすると「今がシーズンの国産キウイフルーツなので、まだ追熟が十分ではなく硬いものがありますから、何日かかけて追熟してお召し上がりください。」という親切な意味で書いたのかもしれませんが、キウイフルーツについて詳しい人以外はほぼ間違いなく「品質が劣る」と判断したと思います。 十分に注意してほしいものです。

キウイフルーツの官能評価

9417610f.jpg 本日の食物栄養総合ゼミ(西山)では、キウイフルーツ3品種の官能評価を行いました。 食物栄養科1,2年生に、パネルとして協力してもらいました。 皆さんのおかげで、実験を無事終えることができました。 協力してくれた皆様、どうもありがとうございました。 また、ご尽力いただきました先生方にも感謝です。 あと2品種の官能評価も近々予定していますので、またご協力願います。

 それにしても、キウイフルーツの官能評価は、ものすごく準備が大変。 何品種もの熟度をそろえて、実施日にすべてを適熟にもっていくことの、何と難しいことか。 ここ1〜2週間ほど、毎朝毎夕、温度管理した数百個のキウイを手の中で転がしながら、やや軟らかくなったものから順番に冷蔵庫に移す作業に追われました。 当日、硬すぎてもダメ、軟らかすぎてもダメということで、胃が痛くなるような日々でした。 もちろん多大なご協力をいただきました農業試験場の方にも感謝です。

さて、どんな結果が得られましたやら。

早朝坐禅会(摂心会)

 駒澤学園では、12月1日から12月8日(日曜日を除く)まで、早朝坐禅会を行っています。 早朝と言っても4時や5時ではなく、7時30分頃からなので、「朝の坐禅会」と言った方がいいかもしれません。 私も昨日今日と、2日続けて坐ってきました。

 私の場合、普段でもたいてい7時前後には大学に来ているので、朝早いことは全く苦にならないのですが、30分間同じ姿勢を続けるのがつらい。 もともと姿勢が悪いので、背筋をピンと伸ばしているだけでも、かなりの力が必要になる。 そして、変な力を入れるから、肩に力が入って、不自然な姿勢になるようです。

 本当ならば坐禅をして、心を空にしなければいけないのでしょうが、坐っていてもどうしても思い出すのがキウイのこと。 この前エチレン処理したキウイは、そろそろ追熟するだろうか? とか、追熟が進みすぎるといけないので、少し温度を下げようか? とか、なかなか落ち着きません。 来週こそは、一切の先入観をすてて、迷悟にとらわれずにただ坐禅をすることができますように。

学燈会(2006年12月11日)

 駒沢女子大学・駒沢女子短期大学では、毎週月曜日の昼休み12:30から、学燈会という集会を行っています。 わずか20分ほどの間ですが、大学・短大の先生方や学外からの講師の方に、建学の精神に沿ったお話をしていただく会です。 学生は任意参加です。

 再来週の学燈会では、私がお話をさせていただくことになりました。 何の話をしたらいいのか迷いましたが、「私がキウイフルーツの研究を始めたきっかけ」について話をすることにしました。 この学燈会の予告ページを作成しましたので、よろしければご覧ください。

 たった50分間しかない昼休みに、昼ごはんを食べる時間もなく聞きに来てくれる学生さんのために、少しでもためになる話を、できる限りわかりやすくしなければ・・・と思っています。(できなかったらごめんなさい。)
Profile
駒沢女子大学 人間健康学部 健康栄養学科でキウイフルーツの成分について研究している教員です.