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人間の脳は左側に配置されたものを感覚的に美しいと感じやすく、右側に配置されたものを理論的な思考で捉えやすくなっています。そのため写真に見出しを付ける場合は左側に人物、右側にテキストを配置する事でバランスが良くなります。
さらに、人の視線は左側から右方向に流れやすくなってるので、ビジュアルと文章がある場合も、このルールにしたがってレイアウトする事で文章を自然に読ませる事ができます。
このルールを知っていると、伝えるべき文章、魅せるべきビジュアルを上手くコントロールすることが出来ます。
左側と右側の意味。 
レイアウト上で左側には過去やネガティブ、右側には未来やポジティブと言った意味があります。年齢ごとのシルエットを並べる成長過程の図や、棒グラフなどを思い浮かべると想像がつきやすいと思いますが、これらも場所の持つ意味をうまく使った表現がなされています。 
縦のレイアウト。
縦にビジュアルと文章を配置する場合はビジュアルが上で文章が下になります。人は上にあるものを捉える時にふわっとしたイメージで捉えがちです。そういったふわっとしたものを下側に配置すると効果的でない上に、読ませるべき文章を上部に配置させてしまうことで、伝えるべきものがしっかりと伝わりません。デザインを行う場合において、人の心理や癖を考える事は非常に重要なプロセスと言えます。 

デザインには意味があります。
物を配置するにしても、なぜそれを配置するのか? なぜその色味なのか?
なぜそこに置くのか?など、実に多くの事を考えてデザインは行われています。
そのためデザイナーが考える事は実に沢山有り大変なのですが、デザインには決められたルールという物が存在し、「こうしなければならないルール」、「こうしてはいけないルール」と言ったものが多数存在します。デザイナーはそういったルールを知識として蓄えているので、考えるべき点を素早く整理し形にしていくことが出来るのです。

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