March 2011

March 31, 2011

ユーザー視点

戦中派のたくましさで、大地震後2週間を「大丈夫よ」と乗り切っていたノーテンキ(母)の勢いが、ここにきて段々とスローダウンしてきている。とうとう風邪気味になったと2日も寝ていたそうな。理由はわかっている。テレビが切れなくて、いつものどうでもいいような番組の代わりに、悲観的なニュースばかりが流れ、それを見ているうちに次第に鬱になってきているせいである。

勿論、震災に関する実務的な情報を伝えることは、公共放送の大事な役割だ。でもわたしが編成だったら多分、避難先でみているであろう被災者が何を見たいか、また、直接の被災地でなくても伴に痛みや不安を分かち合っている人々が何を必要としているか、そこを考えて編成するだろうなぁ。例えば、被災地の住民に人気のある歌手やタレントからの応援メッセージを送るとか、チャリティーイベントを催しての中継とか。民放だって、ACの同じ広告を流すぐらいなら、そういう応援メッセージでアドタイムを埋めればいいのに。避難所には子供からお年寄りまで幅広い年代層がいるのだから、それぞれにあったコンテンツでね。

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actonian at 15:56|PermalinkComments(12)TrackBack(0) ちょっと考えたこと 

March 30, 2011

わ〜、これはいいね:須藤「元気」!

ときどき書き込みしてくれるスイスののーこさんが貼っていた須藤元気さまのヒップな映像



これ最高!のーこさん、ありがとう。のーこさんのFBページに行けない人のために、ここにも貼付けておきました。



他のもついでに貼っておきます。


ぷるぷるぷるっと揺れて体が起きてくる所がかわいいかんじ。



NYバージョン


このバージョンのすごいところは、撮影ポイントがかわってもちゃんと画がつながっているところ。ぴくんとジャンプしないのがすごい。ブルーを背景にとってバックの映像と合成してなら可能だけれど、周囲の人がみてるってことはそれぞれ実写ってこと?すごいな〜。



もう一つ ー 期間限定Tokyo Midtown バージョン

こんなとこ、あったっけ?六本木のミッドタウン?



ところで、千葉県の放射線汚染の水道水について1週間遅れの発表の話には呆れちゃいますね。書き込みの、「いや、もう飲んじゃったから」「のんじゃったよ、のんじゃったよ」「え?」とか、笑える中に怖いもの満載。

東電社長は「めまいと高血圧で入院」だそうだ。影でがんばっていたのだと信じるしかないでしょうか。被災者の高齢病人は低体温のまま、避難先の体育館等で亡くなったりしてるってのにね。

日本の行政、ほんと〜にまずいっすね。
大体、汚染水や核廃棄物の処理能力や高度な専門知識をもって原発を管理できる組織も企業もなくして、アメリカ/フランスについで第3の原発国って、ふざけんな、だ。よくわからないものに手を出さないでほしい。これを機に原発新規設立はすべて即刻中止にし、現行の原発も一番危ない順から(東海地震予定エリアの中部電力浜岡原発は、まっさきに)停止/廃炉にしましょうよ!世の中、絶対の100%の安全なんてあり得ないんだから。



actonian at 08:20|PermalinkComments(12)TrackBack(0) 見た? 

March 28, 2011

Ganbatte - yo!



明け方、原発の行方はどうなるのだぁと半分寝ながら考えてるのやら夢みているのやら。取材手みやげのショッピングリストを忘れてお店で困っている夢もみて、もうやだなと目覚める事、夏時間に切り替わった6時ってことはきのうまでの5時じゃな〜い。

応援してくれる映像を見ると涙腺が緩んじゃう。
でも、ganbatteee yo! (がんばって〜よ〜と叫んでるんだよね、子供たち?)

これでアジアと仲良しになれるかも、ね。
傷ついた、堕ちたパワーに、世界は優しいね。

actonian at 11:04|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

March 26, 2011

バスは客を降ろして走り去るのであった

6日で断層になった高速道路を150メートル直せる日本人の片割れとして、イギリスで生活するのにどうしても頭にくることは、数限りなく多々あります。


これまでバス停にある時刻表ってのは、「10−20時は、毎6−8分」という実に大雑把なものしか見た事がなかったが、今回苦情を申し立てるのに調べたら、実は細かい時刻表というものが存在することを発見。あったってほとんど意味ないんだけれどもね。しかしこの意味のないものがあるが故、こういう頭に来る現象がおこるのだ。

わたしがしばしば使う夢のバスxx番。素敵なエリアを次々通るので楽しいけれども、日中はものすごい渋滞な上に、大型スーパーの駐車場近くへわざわざラウンドアバウトにはいって停まるので、そこでもーれつ時間が取られる。そこを漸く通過して後に起こることなのだが、運転手が突然、バス前面にある行先表示をくるくるくるっとまわして変えてしまい、「終点!」と無愛想に言って乗客全員を降ろし、ばたんと扉を閉めるや否や、突風のごとく走り去っていくのである。そもそもこのバスは、渋滞のために来るまでに15分ぐらい待ったバスですよ。

一体なんなんだ?と頭にきながらも次のバスがくるのをまた20分位待つ。乗り込む。4つほど停留所を過ぎると、またもや運転手が行先くるくるくるっ。「終点!」。

さすがに2度目は冗談じゃないと思って、運転手の所へつかつかと近づき、一体どうなってるんですか、2台つづけざまに!なんだって途中で行き先変更するのよっ!その度運賃払わされちゃ、たまったもんじゃない!と怒ると、これは今降りた人全員分、とチケットをわたしに手渡すのである。そしてびしゃっとドアを閉め、これまた疾風のごとく、最終目的地へと走り去っていくのである。

バスの役目って、客を運ぶことじゃないのかっ!許せん!

そんなことしても無駄だね、と冷たい目でみるザッハを尻目に、文句のメイルをロンドントランポートに送りつけましたが、返事の一つもきやしない。そうそう、ハマースミス駅では、大雪であろうが大雨であろうが、20分ぐらい乗客を待たせた上でやってくるバスは更に「時間調整」のため、固く扉を閉ざし、客を待たせるのである。

どおりでイギリスでは公共交通手段に人気がなく、誰もが自家用車を使いたくなるわけであります。

actonian at 16:31|PermalinkComments(8)TrackBack(0) ロンドン:巷の話題 

March 25, 2011

さすがNIPPON!

すごいなぁ、と思う今朝のニュース

ゆうに1メートルは有るかと思われる高さで150メートルに渡って隆起した高速道路が、たった6日で元どおりに修復されたというニュース。こんなことが可能なのは、世界広しとはいえども日本だけと確信する。すごいなぁ。

この大いなる決意と超がつく勤勉が、戦後の焼け野原からの奇跡的復興を可能にしたんだよね。これができる日本人、この災害からも、前よりもより賢く、より良く、そしてもっと人間らしく、復活すること間違いない。

それにしても被曝して入院した作業員の2人は放水されている現場で長靴もはいてなかったのでしょう?イギリスの過剰なHealth and Safetyのルールとは対照的に、ほとんど従業員の保全保護についての意識がないよなぁ〜。これは常々、たかが番組の撮影でも感じていること。個人まかせではだめな事も有ると思うけれどもね。


なんだか原発で何が起きているのか、情報を伝える側も困難な状況下、現状をなかなか把握できないのだろうけど、一歩前進3歩後退状態が続くうちに、じりじりと悪化しているように思える。炉の融解はもう起きていると想定したら、そこで作業を続けている人たちへの影響はどう考えられているんだろう。。。

NHKのニュースはUstreamというオンラインで見ているのですが、なんとなく何だかよくわからない。全体が見えない。

2週間ぶりの首相会見、どうでした?もうちょっとがつっとしたスピーチ、考えればいいのになぁ。。。チャーチルみたいな、ね?同じ話べたでも汗びっしょりでがんばるえだのくんは、次期首相候補かしらね?あの人ほんと、福耳だもんね。

_SX500_CR131,121,220,241_
 (アマゾンでこのTシャツが買えるそうな。はは!)


ところで連続中国の話になりますが、病院へぶちこまれた日本人旅行客は原発からほど遠い県の人でしょう?貨物飛行機は荷下ろしもせず追い返されたり、船が保留されたり、ちょっとおかしすぎません?それほど神経質になるほどの整った環境にあるのか、と言いたいわ、まったく。自国の河川や空気の汚染、食べ物の汚染に神経質な国ならまだしも。。。。むかむか。

もう一つの中国、台湾からは義援金が57億円と。。。かつて日本に統治され、あげくに孤児のように見捨てられたという台湾が、です。どちらが中国なのか、よく考えるべし。






actonian at 10:56|PermalinkComments(16)TrackBack(0)

March 24, 2011

他国の震災で中国は塩

ほんとの話とも思えないのですが、今回の福島原発の事故で、中国で塩のパニック買い占めがあったんですって?誰が被曝には塩が効くなんていうデマを流したのか知らないが、このニュースによれば(これもどこまでほんとかわかんないけど)、価格ピーク時に6トン塩を買い占めた男がそれがデマだとわかった後の祭りに、売りに売れずにどうするよ、という話。

それに続いて中国のポータルで精液を飲めば被曝に効くという噂が流れたというけれども、こりゃぁ、ちょっと眉唾もののニュースだね。

まあ「風評」の怖さというか、なんでも噂を鵜呑みにする事のばかばかしさがよくわかる話。

でも....そこまで何も知らないって....ちょっと怖いかも,,,,,,。こういう人たちを煽動するほど簡単なことはないな。中国政府はだから安泰なのねぇ〜。

そういう政府が災害にあった自国民をどう扱うか:



あの手抜き建造物の学校のがれきの下に埋まった子供と、その死を嘆き悲しむ貧しそうな人たちの姿は、なかなか忘れられませんよね。


知識は武器、だね!


ところで、テレビ局に提案!ばかばかしいお笑いなどは自粛して大いに結構ですが、情報を知りたいためにニュースを見続けている視聴者は相当精神的に疲れているでしょう?穏やかな音楽を伴う瞑想とか、リラックスさせるための体操とか、そういう番組流したらどうだろう。じゃないと、疲れきっちゃうよねぇ?



actonian at 09:41|PermalinkComments(16)TrackBack(0) 見た? | ちょっと考えたこと

March 23, 2011

「世紀の美女」ご昇天

エリザベス・テイラーが亡くなったとのニュース。アルコール依存症だけかと思っていたらなんだか色々病を抱えていたのですね。

「世紀の美女」というタイトルがいつもつくけれど、日本人的観点からするとちょっと濃過ぎ?7人の夫を持ったというのもすごいが、リチャードバートン以外は、なんだか釣り合いの取れない相手ばかりだった気もする。できすぎる女性とか美しすぎる女性にままある話。


ところで、日経ビジネスオンラインの記事によると、中国のネット社会で、今回の日本の地震を「熱烈祝賀」する輩が大勢いるとか。それに意見を言うと売国奴扱いなんだそうな。四川地震のときに、日本はあんなに支援したというのに、送り込まれたレスキュー隊だってたったの15人でしょう?

貧困に喘ぐアフガニスタンのカンダハーからですら、400万円も義援金が届いているのに。ブータンの王様からも、ブータンにしてはものすごい額の義援金が届けられているというのに。

日本を誹謗することばかりを洗脳して、自国内の問題に火をつけないようにする政府の国家戦略だろうけど、なんだかわびしい話よのぉ。民度の低い国家に輝かしい将来なんかないぜ。







actonian at 14:17|PermalinkComments(8)TrackBack(0) ちょっと考えたこと 

March 20, 2011

がんばってるよね〜 ウルトラマン50!

原発2号機に外部電力がつながったというニュース。徹夜作業で100キロもの重量のケーブルを1.5kmに渡ってつないでいったのでしょう?被曝の危険もものかわ、志願していった人々の勇気と義務感には頭が下がる。やったね〜。これで次々と問題が解決していくに違いない。

胸につけられた被曝量計測器が、一定の被曝量に達すると警告するのでしょう?まさにそれって、地球を守るウルトラマンが、エネルギー切れになる時のあの胸の赤いランプの点滅!Fukushima50というより、ウルトラマン50だ!



CNNでは、避難所になっている学校で、プールからの水をなが〜い行列を作って、バケツリレーでとりこんでいる姿が映されていた。これももう、日本人ならでは、だ。

これからの日本はさ、石油でも核燃料でもない、代替えエネルギーの開発で生き延びていこうよ。絶対知恵と努力の人、日本人なら、世界に先駆けてそれが出来ると思うんだけど。

この週末、イギリスではあちこちで日本人が募金活動をしています。オックスフォードでも学生たちが鶴をおって、募金してくれた人にわたしていたそうな。ロンドン大学でも募金活動とレクチャーがあるし、St Paulの近くでも、募金活動がある。一部に、金持ちの日本に義援金なんかいらないというようなことを煽っているメディアもあるらしいけれど、どれほどの被害額でどれほどの金額が必要か、冷静に考えてみてほしい。確かにハイチやインドネシアのような事情とは違うけれども、日本政府に頼らずに自活して生きている日本人のことは、誰もよくわかってないよなぁ〜。

ところで、地震ニュースをおっかけながら仕事してきた一週間、まったくジムにいかなかったので、昨日8日ぶりにいってきたのだけれど、まあ、体はばきばきに固く、トレッドミルで走る間中、体内にべと〜っとラードがくっついているような妙な感覚を味わいました。走って汗流した後更にサウナで汗をかいて、汗腺を通してべと〜っを気化させたってかんじ。

一週間運動しないだけでこれほど劣化するとは。。。また週明けから朝練いかなきゃ!

actonian at 09:51|PermalinkComments(10)TrackBack(0)

March 18, 2011

We shall never surrender - あきらめないぞ!

「原発君、いいじゃない?」の少数派の片割れR氏。彼は正真正銘のイギリス人だけど、語学と音楽の天才で、話せる言語の数知れず。日本語も、標準語、沖縄方言、古語が全部できちゃう。

彼から原発君についての発言のやりとりをめぐってメイルがきたときに、こういうことが書いてあった。

「月曜日、居ても立ってもいられない気持ちだったから、二人の沖縄の音楽仲間と一緒に出かけて、色んな場所でbusking をして、一日だけで1,000ポンド弱日本赤十字のために募金できた。心のあるイギリス人はこんなに多いというのが感動的な驚きだった。」
(無断転用:いいよね?許して!)

翻訳/通訳ネットワークのメンバーの中には、すでに被災現場へ撮影クルーと一緒にでかけた人もいるし、これからいく人もいる。どこへ寄付金を送れば一番効率よく被災者へ届くか、真剣かつ熱心な情報交換のメイルが毎日とびかっている。

数日前には以前一緒に海軍系のリサーチをしていた人から、こんなメイルも送られてきた。
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actonian at 14:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ちょっと良い話 

March 17, 2011

原発君 早く回復してね



こちらの翻訳家仲間の間で、この投稿が「不適切かつ悪趣味」なのではという意見が飛び交っている。いいんじゃない?と言っているのはわたしと、わたしの大学に留学していたR氏だけ。。。みたいだなぁ。180人も命をかけて対処している作業員がいるのにこの軽い扱い方はあまりに趣味が悪いと怒ってる連中が大多数。

「なんだかよくわからないけど怖いことが起きている」と思って心配している子供たちにはわかりやすいし、希望が持てる話じゃない?かわりばんこに「お薬」あげている「お医者さん」たちだって、奇跡は起こせないかもしれないし、お薬きかないかもしれないけど、がんばってできることやってるんだよ、と、敬意を示しているではないか。

「おむつ」がどれぐらいもつかわからないけど、なんとか原発君のお腹痛いのがなおりますように!





actonian at 23:26|PermalinkComments(12)TrackBack(0) ちょっと考えたこと