*さかの鍼療室&さかのレディスセラピールームブログ* 

日記+不妊治療+自律神経失調症+症例 フロム 仙台

妊娠のご報告(凍結胚盤胞移植にて)

結婚2年半、38歳のRさんは1年半前から不妊治療を始められました。
基礎体温も二相性にならず生理がきても高温だったり、学生時代から持病のように毎日頭痛があり、痛くなる前にと1日3回鎮痛剤を服用する生活が何年も続いていました。
睡眠時間も深夜2〜7時(5時間)と少なく、身体の力が抜けない(交感神経が過緊張)状態でした。

2015年に5回人工受精をしましたが、妊娠には至りませんでした。
不妊専門病院の医師からは日常生活での指導等は特になく、はっきりとした原因もわからない状況で治療をすることに不安があったそうです。

さかのセラピールームには2015年12月に来院されました。
まずは日常的になっている鎮痛剤の服用を減らす必要を感じました。
当院での治療を始めてから1ヶ月後には頭痛の頻度も週1〜2回と少なくなり、3ヶ月後には薬を飲まなくても平気な状態にまで回復されました。

頭痛もほぼなくなり、鎮痛剤も飲まなくて済むようになったので、2016年2月に6回目の人工受精を行いましたが、今回も残念ながら妊娠には至らなかったため、体外受精にステップアップすることにしました。
●4月下旬、初めての採卵で3個受精し、2日目の新鮮初期胚移植をしましたが、結果は陰性でした。(胚盤胞2個凍結できました)
●6月上旬、凍結胚盤胞(4AA)を移植したところ、陽性反応(HCG200)あり無事妊娠(4週0日)されました。出産予定日は2017年2月下旬です。

5週0日で胎嚢確認、6週3日で心拍確認されました。
「途中出血があり、だめかと思ったこともありましたが、張り止め薬を飲んだら治まりました。つわりもなく、眠れるし頭痛も週1回あるかないかになり体調良いです。毎日1時間くらい歩いても平気です。」とのこと。
長年、悩まされた頭痛が治り、身体の緊張が緩んで血流が良くなったことで、妊娠しやすい身体になられたのではないでしょうか。
血流を良くすることは大切なことです。
8月、12週に入りましたが順調に育っている様子、本当におめでとうございます。







『AGE年齢』をご存知ですか?

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AGEとは「Advanced Glycation End Products(終末糖化産物)」という体内の老化の原因となる物質のことで、体内で糖とタンパク質が結び付いてつくられます。

AGEは2つの方法で身体に悪影響をもたらします。
組織を変色させます・・・コラーゲンが変性することによって肌の弾力性が失われます。また、美容のみならず、血管の柔軟性が失われることで、糖尿病血管合併症や動脈硬化を引き起こします。
炎症を起こします・・・腎症を起こしたり、血栓をつくったり、痛みを生んだりします。

過剰な糖や加熱し過ぎた食品などを摂ったり、加齢や疾病によって酵素量が少なくなり代謝能力が落ちたりすることによって、AGEが体内に蓄積されていきます。
肥満、運動不足、喫煙、ストレスも代謝を下げる原因になります。
個人差もありますが、一見健康に見える人でも、実際の年齢より体内年齢が高い場合には、体内で健康が損なわれているかもしれません。

AGEを減らすためにはどうすればいい?
●食事の順番を野菜を先に食べる。
●時間をかけてゆっくり食べる。(一口30回、20分かけて)
●甘味料入り清涼飲料水を控える。
●高カロリー食を控える。
●暴飲暴食、過剰な飲酒を控える。
●過度に加熱した食事(糖分が多い)は避ける。

毎日摂っている食事で体は作られていますので、是非見直してみましょう。




男性のホルモン値を上げるには?

不妊の原因の半分は男性側にありますが、男性の10人に1人が精子に問題を抱えていて、男性も不妊とは無縁ではない時代になってきています。
「精子の力は35〜40歳で衰える」という研究結果があります。男性の精子の力にエイジングの影響はあるのだろうということです。

リプロネットみやぎでは6月中旬、「男性の性と健康〜男性ホルモンとともに生きる」と題して、泉中央病院副院長の中川晴夫先生をお招きして会員研修会が開かれました。
その時の内容をご報告させていただきます。



ホルモンとは、体内で作られる化学物質で自分の意志ではコントロールできません。
男性ホルモン(テストステロン)女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の他インスリンやアドレナリンなどがあります。
【男性ホルモン値を上げる15ヶ条】
1.食にこだわり、忙しくても食をおろそかにしない。
2.ニンニク、ネギ、玉ネギ 、臭い野菜が男を救う。
3.赤身魚(マグロ、カツオ)を意識的に摂ろう。
4.家族や恋人の前で男の晴れ舞台をつくる。
5.ポジティブなストレス解消を心がけよう。
6.休日といえど起床時間を遅らせない。
7.朝活を大事にしなさい。
8.生活の中に運動を取り入れよう。
9.孤独を恐れるべからず。
10.オン・オフを切り替えよう。
11.根拠がなくても希望を持つ。
12.スポーツ観戦で興奮しよう。
13.常に自分を勝者だと思え。
14.ときめきを忘れるべからず。
15.いくつになってもエロくあれ。

運動⇒  筋力トレーニング、ウォーキング、ランニングなど。
食生活⇒  玉ネギ、カツオ、マグロ(赤身魚)、イソフラボン(大豆食品)、抗酸化物質(ポリフェノール、抗酸化ビタミン、リコピン、ベータカロチン)、※イソフラボンは女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンの分泌も促します。

男性ホルモン低下はいつ頃から?⇒  女性とは異なり一定の時期はない。

男性ホルモンを低下させる要因⇒  加齢(10年毎に平均9%程度低下)、ストレス(仕事と家庭のダブルストレス)、生活習慣(偏食、運動不足、喫煙、多量飲酒)

男性ホルモンを低下させないためには?⇒  ストレスコントロール→リラックス、趣味(嫌々やると逆効果)、アウトドアライフ、褒められること(褒められると男性ホルモンが増加)


ユーモアを交えてお話いただき、とても分かりやすくためになる講座でした。
パートナーにも当てはまる内容が幾つかあったのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。




妊娠のご報告(自然妊娠)

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結婚8年になる35歳のYさんは、以前生理の出血が長く続き、不正出血ではないかと婦人科を受診したところ化学流産だったことがありました。
3年前からは不妊専門病院にてタイミング法から始め、人工受精も数回しましたが、妊娠には至りませんでした。
2014年10月、IVFにステップアップし、初めての採卵で6個の胚盤胞凍結ができ、2015年6月までに4回移植しましたが陰性でした。

残りの凍結胚盤胞移植(B2、3BB)を控えて、体調を整えたいと2015年7月にさかのセラピールームを初診されました。
「不妊治療を始めてから5〜6kg太ってしまい、お腹と足の冷えが気になるんです。生理前は便秘、生理中は下痢になります。」とおっしゃっていました。
治療を続けて1ヶ月過ぎた頃から足の冷えがなくなってきました。
5回目の移植に向けて、8月末の生理3日目からエストラーナテープを貼り、内膜の厚さも問題ないので、今回は最後の凍結胚移植なのでシート法とアシステッドハッチングをし、9月中旬胚盤胞2個(B2、3BB)を移植しましたが陰性でした。

今年に入り、自然周期で卵胞チェックをしたところ大きく育っていたので、ご主人の精液検査もかねて人工受精をしましたが、残念ながら生理が来てしまいました。
2月、2回目の採卵周期に入り、生理3日目から自己注射をし、3個の胚盤胞凍結ができました。
仕事のスケジュールなどの都合で、3月の移植は見送り4月に生理が来たら移植をする予定でしたが、生理がなかなか来ないので妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応が出て自然妊娠していました。
「生理が来ないなんて思ってもいなかったので、びっくり。信じられないです。結婚して約8年、今までこんなことなかったので、本当にびっくりしました。」とのこと。

5月初め、不妊専門病院を受診し5週5日で胎嚢確認、7週3日で心拍確認されました。
出産予定日は2016年12月末です。自然妊娠、本当におめでとうございます。

「3個の凍結胚盤胞は二人目の時まで大切に取っておきます。」と、おっしゃっていました。

今まで5回移植しても1度も妊娠には至らなかったのに今回自然妊娠できたのは、全身の血流が良くなったことで自律神経のバランスが整えられたことと、ゴールデンウィークがあり精神的にもゆっくり過ごせたことも、ホルモン分泌を促し、妊娠に繋がったのではないかと思います。

Yさんの体には本来自然妊娠できる力があって、今回良いタイミングで妊娠されたのだと思います。
心と体はひとつです。
気分よく過ごすことは大切なことだと改めて感じました。







更年期障害の改善例

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今年2月に初診された62歳のIさんは自律神経に問題があるのでは?と来院されました。
昨年8月からご家族に度重なる不幸が続き、10月から身体の不調が始まり、不眠、手足のしびれ、のぼせ、胃腸障害、動悸、肩凝り、頭痛、吐き気、胃痛が治らず、神経が参ってしまい数か所の病院で検査をしてもらいましたが、脳のCTも内科的には異常なしでした。
体重が3キロも減ってしまい、外出もできないくらい精神的にも落ち込む日が続いていたそうです。

お身体を触ってみると、肩甲骨周りとあご、首周りが固くなっていました。
強いストレスを受けると無意識に力が入ってしまうところです。交感神経の過緊張から起こる症状です。

そして足首から先が凄く冷たかったので、足元に湯たんぽを置き、腰から背中、肩、首へと温熱治療をした後、脳血流を良くするSGBをし、副交感神経が優位に働くようになる四肢通電を20分行いました。
全身の血流が良くなり、身体の力が抜けるので怠く感じますが、繰り返すうちに「それが正常」だと筋肉が記憶するようになり、緊張しても、緩みやすくなるのです。
患者さまご自身にも「頭寒足熱」を実践して頂くため、毎日冷え取り靴下を履いてもらいました。

患者さまの『治りたい』お気持ちと、治療する側の『治してあげたい』気持ちが一つになると、どんどん身体は良くなっていきます。治療には『相互信頼』が大切だと実感します。

治療を始めて4ヶ月、現在は2週間に1回の治療ですが、お友達と趣味を楽しまれたり、旅行にも行けるまでに回復されました。
まだ肩から背中の凝り、手足のしびれが少し残っていますが、本来の活動的なIさんに戻りつつあります。





更年期を上手に乗り切るために

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リプロネットみやぎ『女性の健康』連続講座のひとつで、「更年期を上手にステップアップしたい〜女性のWell−Agingを目指して」の報告が届きましたのでお知らせいたします。

女性の一生は2種類の女性ホルモン、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響を受けています。更年期になると女性ホルモンが減少し、自律神経が不安定になって、ほてりや発汗、動悸、頭痛などが現れます。
月経が無い状態が12ヶ月以上続けば閉経とされます。
更年期は閉経の前後5年間を指します。
日本人の平均的な閉経年齢は50歳前後。昔も今もほとんど変わりません。
けれども今は平均寿命が延び86歳ですから、30年以上もホルモン欠乏状態で暮らすことになります。
日本人女性の平均寿命は2012年の統計で86.3歳ですが、健康寿命は73.62歳。12.68年は要介護状態で過ごしているということです。
それで、更年期をどうステップアップするかというテーマが注目されるのです。
Well−Aging(ウェルエイジング)という考え方は上手に老いることを意味します。

更年期障害と更年期症状は、別のものと考えて下さい。
〇更年期障害・・・日常生活に支障を来し、対処が必要となる病態のこと。
〇更年期症状・・・更年期に現れる、器質的変化に起因しないさまざまな症状のこと。
尿が近い、尿が漏れる、ほてる、汗をかく、手足が冷える、不眠、イライラ、憂うつ、めまい、動悸、関節の痛み。
概して真面目な性格の方は更年期症状が現れやすい傾向があるようです。また、ストレスに対する抵抗力、卵巣機能の衰えに対する反応、自分の人生への満足度によっても更年期症状の現れ方は異なります。

改善するには
仝彊に直接対応するため、ホルモン補充療法を行う(根本治療)
漢方薬、抗うつ剤、睡眠薬などを用い、辛い症状を軽くする(対症療法)
生活習慣や環境を見直し、病状を悪化させている原因を減らす

大事なことは、更年期症状を乗り越えるために自分はどのようにしたいか、主体性を持つことです。
いろいろな選択肢の中から自分に合った方法を自分で選ぶことです。                以上。


次回、さかのセラピールームでの更年期障害の患者さまの改善例を、ご報告したいと思います。




基礎体温と生理周期の乱れについて

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33歳のNさんは「生理周期30日で順調に来ているのですが、半年に1度くらい38日周期になるんです。基礎体温はドキドキするので測っていません。」
「妊娠検査薬を使ってみても陰性で、なんで乱れるんでしょうか?」
30歳のAさんは「高温期なのに下がる時があって、排卵してないんじゃないかと心配です。」
また、「生理の出血量が、周期によって多かったり少なかったりします。」
他にも数名の患者さまから基礎体温や生理周期の乱れについてのご質問をいただきます。

女性ホルモンは、視床下部から分泌されるGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)によって調節されています。
GnRHはコンスタントに一定量が分泌されているのではなく、約90分間隔の律動的分泌(リズムをもって分泌)です。
視床下部は「脳の中の脳」と言われるほど重要な器官で、視床下部の指令を受けて下垂体ホルモン(LH、FSHなど)が分泌されますので、卵巣機能にとって、とても大切なところです。

強いストレスは脳血流が悪くなり、視床下部を刺激し自律神経のバランスを狂わせます。
自律神経は体調をコントロールする大切な役割を果たしていますので、自律神経が乱れると女性は特に生理に影響しますので、周期、基礎体温が乱れやすくなってしまうのです。

「どうして?」と不安になりネットで検索し始めると、かえって脳血流が悪くなってしまい逆効果です。
「こんなに頑張ってるのに、何でうまくいかないの?」とご自分を責めないでください。
体調や精神状態はいつも同じではありませんので、周期の乱れは起こるものと思ってください。
振り返ってみると、思い当たる事がきっとあるはずです。






妊娠のご報告(完全自然周期、体外受精にて)

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36歳のS さんは結婚7年、1年半前から不妊治療を始めました。
排卵障害があり、血液検査の結果「AMH値が0.1未満だったので、早目にIVFすることをお勧めします。」と言われ、ART治療をおこなってきました。
2014年から2015年の1年間は採卵、移植を数回行いましたが妊娠には至らなかったとの事。
2015年9月のさかのセラピールーム初診時は、
LH、FSHが高くE2が低いので、このままだと卵巣機能不全になり早期閉経になると言われました。」
「1年間治療をガンガンしていたので、できればホルモン剤は使いたくないです。身体がついていかない感じです。」
「ホルモン刺激をしても卵胞が1〜2個しか育たないし、FSHを下げないと採卵すらできない。AMHも低いのでタイムリミットが迫っているんですが、改善の見込みはありますか?」
と不安そうにおっしゃっていました。

●2015年11月初め(採卵後2回目の生理)D2に受診の際、E2が高く、エコーで28世了塚駛Δ見つかったので、プラノバールを14日間服用。
●11月末(採卵後3回目の生理)D2のホルモン検査でやっとE2が下がり、LH、FSHも10以下に下がったので今回はタイミング法をする。
●12月末(採卵後4回目の生理)は卵胞チェック、排卵チェックのみ。
●2016年2月初め(採卵後5回目の生理)D1のFSH19と高めだが、エコーで小さい卵胞が5個見えていたので、完全自然周期で、育ってたら採卵をしてもらうことになりました。
●2月中旬D12に1個採卵し、新鮮胚移植(3日目8分割フラグメントなし)ができ、11日後の判定日に陽性反応(HCG120)あり、無事妊娠(4週0日)されました。
出産予定日は2016年11月初旬です。
移植から判定日まではデュファストン、バファリンを服用していましたが、陽性判定後はホルモン補充はしなくてよいとの事(自然妊娠と同じと考える)。
●3月初め、5週0日で胎嚢確認、6週6日で心拍確認されました。
7週6日に分娩する病院に初診し、その後はセミオープンで個人の産婦人科で検診をされています。

「食べづわり」のせいか3食しっかり食べ、さらにお腹が空いて食べると夕方気持ち悪くなるようでしたが、5月に入り13週辺りからはつわりも軽くなってきたようです。
「生ものは控えていましたが、お寿司も美味しく食べられるようになりました。16週からはマタニティヨガを始めます。」と明るくおっしゃっていました。

「治療しても良い結果が出ず、悪い事ばかり考えてしまっていたので、こちらに最初に来た時、今まで感じたことのない幸福感を感じました。」とおっしゃっていただき、とても嬉しく思います。
これからどうすれば良いか、方向性が見えると安心するものです。身近になんでも話せる人がいる事は大切な事だと思います。
Sさん、本当におめでとうございます。

卵巣機能は視床下部、脳下垂体でコントロールされています。
ストレスや不眠、不安感などは交感神経の過緊張を引き起こしますので、卵巣機能が乱れホルモンバランスが崩れる原因になります。
ホルモン補充療法を休むことも治療になると思って下さい。






新出生前診断(NIPT)、開始から3年

さかのセラピールームでは不妊治療をメインにしていますが、高度生殖治療を受けている患者さまは平均年齢37歳以上で、40歳以上の方も多くいらっしゃいます。
無事に陽性反応が出てもそこから胎嚢確認、心拍確認と乗り越えなくてはいけない壁がいくつもあり、高齢になればなるほどリスクも高くなるので、不安がつきません。

心配な方はは妊娠初期に染色体異常の検査を受ける事ができます。
『新型出生前診断』は2013年4月、実施機関を日本医学会の認定施設に限定する臨床研究として開始されました。
日本産科婦人科学会の指針をベースに、35歳以上の方(凍結胚移植の場合は、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上)や染色体異常(21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー)の子どもを産んだ経験のある妊婦が対象です。

妊娠10週から出来るので、従来の羊水検査よりも早く出来、流産の危険性もないため関心を集めています。
妊婦さんから血液を採取し、その血液中の遺伝子解析をすることで、胎児の染色体や遺伝子を調べる検査です。
新型出生前診断は自由診療で保険が適用されませんので、費用は全額実費負担で、医療機関によって異なりますが約20万円程かかります。
自由診療ですので、該当する妊婦さんでも、ご夫婦で相談した結果「染色体異常症があるかどうかは出産前に知らなくてもいい。」、「異常が見つかったとしても産むと決めているので受けない。」という方もいらっしゃいます。


以下、毎日新聞の4月25日(月)付のニュース記事です。
『妊婦の血液から胎児の病気の有無をたやすく調べられる「新型出生前診断」(NIPT)は、3年前の導入以来、検査で異常が確定して妊娠を続けるかどうか選択できた人のうち96.5%にあたる334人が中絶を選んでいたことが分かった。検査を受けた女性は2万7696人に上り、「命の選別」との指摘がある一方、利用が拡大している実態が浮かんだ。
新型出生前診断を実施している病院グループ「NIPTコンソーシアム」が、加入する44施設の昨年12月までの実績を集計した。
対象となっている疾患は、21トリソミー(ダウン症)、心臓疾患などを伴う18トリソミーと13トリソミーの計3種類。いずれかで陽性反応が出たのは全体の1.7%にあたる469人。このうち、診断を確定するためその後に行った羊水検査で異常がなかったのは35人、流産・死産が73人のほか、その後が不明の人などもいた。残り346人のうち334人が中絶したのに対し、異常が分かっても妊娠を継続した女性が12人いた。
分析した関沢明彦・昭和大教授(産婦人科)は「想定よりも検査の精度が高いことが分かった。臨床研究の形で漫然と続けることには批判もあり、今回の結果は(本格導入など)今後のあり方を見直す議論につながるだろう」と話す。』

通常の妊婦健診で一般的に行われている超音波診断(エコー)も出生前診断の一つなので、そこで異常が見つかった場合、まず事前にカウンセリングを受け、何のための検査かということをきちんと理解し、また出てきた結果に対してどう対処するのかご夫婦で考えておくということが大切だと思います。

授かった大切な命です。
さかのセラピールームの患者さまで受けられた方は3人ですが、皆さん異常なしで無事ご出産されました。





経皮毒について

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4月23日(土)の勾当台公園の八重桜です。今が見頃、2度お花見ができて嬉しいです。

食べ物には気をつけているけれど、皮膚に直接付ける化粧品やヘアカラー、ヘアケア製品は成分より、色や香りを重視して選んでいる方が多いのではないでしょうか。
このことについて、考えてみたいと思います。

人が物質を体内に取り込む経路は3つあります。
1)飲食物を口から取り入れる「経口吸収」
2)呼吸によって取り入れる「経気道吸収」
3)皮膚から吸収する「経皮吸収」です。
経皮毒とは、経皮吸収によって有害な物質を体内に取り入れてしまうことを指します。

経口吸収された化学物質は、肝臓で分解できずに蓄積する物質もありますが、多くは数日中に排出されます。ところが、経皮吸収された化学物質は10日たってもその10%ほどしか排出されないようです。

【経皮毒の危険が指摘されている主な物質】
ラウリル硫酸ナトリウム(合成界面活性剤)、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(合成界面活性剤)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)(酸化防止剤)、パラベン(防腐剤)、ソルビン酸(保存料)、蛍光増白剤、安息香酸塩(防腐剤)、タール色素、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(紫外線吸収成分)、シリコン(コーティング剤)、ジアミン(酸化染料)など。

特にヘアケア製品(シャンプーやリンス、ヘアカラー)は注意が必要です。
頭皮の毛穴は身体の毛穴の10倍の数があり、他の皮膚の
3.5倍も吸収率が高いといわれています。

吸収された化学物質は皮下脂肪に蓄積されるか、血液などを通って体全体に回ります。
多くの化学物質は脂溶性のため消化や分解されにくく、特に女性は子宮に蓄積されやすいため、妊婦さんや妊娠を希望されている方は注意が必要かと思われます。

経皮毒により、なる可能性がある病気として指摘されているのは、肌荒れ、湿疹、アレルギー性皮膚炎といった皮膚のトラブルをはじめ、アトピー、免疫力低下、がん、脳疾患、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などです。

経皮毒を恐れるあまり、過度に神経質になる必要はありませんが、毒性がある物質を知っておくことは大切なことだと思います。否定派、肯定派のいろいろな情報が飛び交っています。
何を信じるかの価値観は人それぞれですが、シャンプーや洗剤、化粧品を買う際に少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。






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