2011年12月23日

紅白歌合戦を前に、歌について語る

みなさんは、歌が好き?
誰でも好きな歌手(アーティスト)がいるハズだし、
カラオケで歌った事もあるだろう。
そんな歌について、今回は語りたい。
(専門的な話でゴメンなさい

歌とは声帯という楽器を使って、
誰もが演奏出来る唯一のパート。
そこそこ歌えれば、その人は立派な演奏者。
アーティストの端くれである。

この国には、カラオケという素敵な箱が完全に普及しており、
巷にはシンガーが溢れている。
人前で歌えば、もうそれは歌手と同じ。
面白い社会になったもんだ

しかし、この歌ってのは、本当に難しい
一人に一つしかない声帯を使いこなす技術。
歌とは、ある意味スポーツともいえる。
上達には訓練が欠かせないのは当然だが、
それ以前に明らかな才能の有無がある。
歌手が俳優で成功出来ても、
俳優で歌手として評価される人はいない。
二世俳優は大勢いるが、二世歌手は殆どいないだろう?
歌とは、それほどに難しいのである。

なんでこんなテーマで書いてるかというと、
我輩自身が歌手だからだ。
もちろんアマチュアの。
それでもキャリアだけは長い。
子供の頃から練習していたからだ。
というか、我輩には歌しかない。
取り柄はこれだけ。

さて、歌が上手いって何だ?
音程が狂わない、高い声が出る、
カラオケの採点で高得点を出せる…
などは上手いという基準ではない。
上に当たる人は巷で大勢いるが、
実際に聴いてもピンと来ないだろう。

上手い人とそうでない人の違いとは何か?
歌の上手さは第一声で決まる。
声そのものの質で聴かせる事が出来なければ、
どんなに高音を出そうが、
ビブラートを効かせようが上手いとは評価されない。
まず第一声に磨きをかけるのが、
歌唱の第一歩なのだ

上手いといわれる歌い手は、みな声が大きい。
正しい発声法を覚えれば、誰でも声量が増し、
その人が本来持っている最高の声が出せる。
その声こそ、世界でただ一つの自分だけの声。
まず、この声を出すのが先決だ。
しかし、残念ながら、多くの人が、この段階にも達していない。
にも関わらず、音感とリズム感だけ磨き、
ビブラートを安易に身につけようとする。
そんな、残念な歌い手はプロの世界にもいる

歌を歌うには、会話と違い、
もっと深い息を出さねばならない。
歌の基本は腹式呼吸というのを聞いた事があるだろう。
横隔膜の上下運動だけで、
お腹を使って呼吸をするのがコツ。
これがマスター出来ると、よく響き、
よく通る声が出せ、喉も疲れにくくなる。

欧米人は、みんな歌が上手いと思わないか?
彼らが使う英語を始めとした言語は、
発音するために自然と深い息になる。
普段の会話で腹式呼吸が自然と身につくのだ。
反面、日本語の発音は浅い。
喉だけで出す声だから歌に向かない訳である。
我々は生れつき不利という事がわかっただろう。
だからこそ、これを身につければ、
それだけで格段に高いレベルへ達してしまう。
以前は、こういった実力派が大勢いたが、
近年の歌い手のレベルは低いといわざるを得ない。
女子は、なかなか素晴らしい歌い手が多いのだが、
男子の不甲斐なさには、残念無念
(もちろん、男性の実力派もいるが、女子よりは少ない

欧米人は、成熟した大人の声を持っているが、
日本男児は成人しても学生のような幼い声だ。
もちろん、体格が違うから、声帯も違うのだろう。
そして、呼吸法の違い。
我々が実力派歌手になるのは、ひと苦労なのである

声帯とは、空気を当てて振動させる事で音を出せる、
吹奏楽器のリードみたいなもの。
それ自体が筋肉であり、
いくつかの筋肉に支えられている。
声を磨くというのは、
この声帯と周囲の筋肉を鍛える事に他ならない。
音程を安定させるのも、
さまざまな声を使いこなすのも、
ビブラートを使うのも、
声帯が鍛えられてこそ可能なのだ。
まず、呼吸法を覚え、そして筋肉を鍛える、
というのが上達の順番といえる。
だからスポーツみたいなのだ

本物の声を出すには、喉に力を入れてはならない。
体をリラックスさせ、
ただ、強くて深い息を声帯にぶつければいい。
コツを掴めば、声量を出してるのに喉が疲れなくなる。
これこそが、一流となる最大の条件だ。

声帯を鍛える(ハイトーン、ビブラート、表現力)のは、
後回しにしていい。
まずは、最も出しやすいキーの曲を、
力みのない大きな声で歌えるようになりたい。
声量が身につけば、次第に高い声も出るようになる

声帯とは、クルマのエンジンに似ている。
たくさん回せばパワーが出て、
エンジン音も高くなるだろう?
同じく、ハイトーンを出すにも大きなパワーが必要。
そのためには、しっかりと息を出さねばならない。
多くの人がハイトーンを使えないのも、
声量(息)が不足しているためである。
もちろん、裏声を使えば簡単に高い声は出るが、
男の場合は聞き苦しい。
やはり、声量を増して地声で歌うのが理想的である。

近年はハイトーンで歌う男性歌手が増えた。
それはそれで素晴らしい事ではあるが、
豊かな低音を売りにする歌い手が見られず、
それはもう残念な事だ
特に男は低音にこそ真価を発揮する。
これは、けして女性には出せない聖域。
にも関わらず、
女性に挑むかのように高音に走る者が後を絶たない。
はっきりいって女子の高音に敵う訳ないのに
生れつき声帯が違うんだ。
性差を意識して、男なら男らしく歌うべきだろう。
高音を出すならば、
裏声ではなく地声を磨くのが筋である。

さて、毎年恒例の紅白歌合戦が迫っている。
しっかりした発声と声量。
これらを押さえた歌い手はどれだけいる?
今回のテーマに沿ってプロたちの歌を聴いてみて欲しい



adam_2021 at 20:23│Comments(0)TrackBack(0) サブ・カルチャー(芸能、映画、音楽、マンガ、グルメなど) | 時節ネタ

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