【新】ホロのニコニコ日記

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SS 『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 いなづまこと様作

『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (後編) part1

性戯使徒集合
とうとういなづ様の【翔儀天使アユミ】、最後の話となります。
本当に長い間お疲れ様でした。いまさらですが、本音を言うと最初はブログを盛り上げていきたいがために、いなづ様の作品の掲載許可を頂いたのです。(たぶん分かってた人もいると思いますが)
もちろんだめもとで頼んだことですが、あまりにも私の好きなSSだったので、UPされたアユミの最初の画像と合わせて載せたかったのです。でも今は、他の掲載許可を頂いてる作者様達にも言えるのですが、見ている方も楽しめて作者様も納得していただく作品にするのが私の役目だと思っています。
ただふたばのスレや某スレで投下して終わるのではなく、この作品を多くの方に見ていただいて、同じ悪堕ち好きの人達が増えていただければ私は嬉しいことだと思っています。
いなづ様、そして今まで掲載許可を頂いた作者様、こんな私ですみませんでした。どうしてこんな話をしたかと言うと、今まで良くして頂いた人達をなんか騙してるみたいで嫌になったからです。でも感謝だけはいつも忘れてはいません。なんか変な話、長文になって申し訳ありませんでした。

それでは今回もいなづ様の作品をご堪能下さい。

まだお読みになっていない方、覚えておられない方は以前にUPした
1話目の『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』
2話目の桂川圭編 
3話目の飛天龍華編
4話目の居車喬編 
5話目の馬原鶴花編 
6話目の琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (前編)
をお読みになることをオススメします。 



注意! この文章と画像には官能的表現が含まれております。
(ご覧になる方は、自己判断・自己責任でお願いします。)




翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 
琴・ショルーノフ吟・ショルーノフ編 (後編)




いなづまこと様作





2

……
………なにかしら?
…………なんか…、体が くすぐったい……
…ぬるぬるして、くちゅくちゅしてて………ちょっと、きもちい……

…あれ?私、なにしていたの……?
……たしか、学校で……みんなに……

…みんな……。ギンちゃん……
?!

自分が置かれた状況、親しい友人の変貌、闇に堕ちた学校。
悪夢のような現実を次々に思い出し、まどろんでいた意識が一気に覚醒される。
3
「ギンちゃ……?!」
ぱちっと開いた琴の目に飛び込んできたのは、とてもこの世のものとは思えない光景だった。

夜のように真っ暗になった空。
互いの体を絡めあう肉人形と化した学生。
所々で蠢くぶよぶよの肉塊。

肉人形や触手が発する淫らな熱気で、もう秋になるにもかかわらず南国にいるかのような蒸し暑さを全身で感じる。
その時、初めて琴は自分が全裸に剥かれて朝礼台の上に立たされている事を知った。
琴7−1a
「きゃ……」
慌てて琴は前を手で隠そうとしたが、手は両手で万歳をしたまま全く動かない。いや、手だけでなく大股に開いた足もだ。
ぎょっとして自分の手の先を見ると、手首のあたりに細い触手が巻きつき琴の腕をがっちりと拘束している。足もまた然り。
「や、やだっ!」
琴は反射的に身を捩って触手から逃れようとしたが、全身が触手で拘束されているようなものでもちろん全く効果はない。
むしろ琴が暴れたことに反応したのか、触手は琴の体をより強く締め上げ、より細かく這いずり回ってきた。
「やめ…ひゃあぁ!!」
腕を高く上げられていることにより無防備になっている腋に触手がこちょこちょと動き回る。
「お、おっぱ……いたぁい!」
手で覆い隠すことすら出来ない胸の先を細触手がギリリと締め付けてくる。
「ひいぃっ!に、にゅるにゅるってぇ……!」
ほんの少し捩ることぐらいしか出来ない腰全体に幾本もの触手が絡まり、尻たぶや前の穴、後ろの穴をちゅるちゅると擦り上げてくる。
そのほかにも足裏や踝、首筋など、あらゆる箇所が触手によって嬲られており、不規則に、かつ決して止まることのない触手の動きが、琴に強烈な不快感と刺すような刺激を与え続けていた。
「やっ、はっ!あうぅっ、くうぅ……」
体のあちこちから絶え間なく来るこそばゆい刺激。それに翻弄される琴は手足を拘束されてろくに動かない体をピクン、ピクンと揺らし続け、真っ赤に染まった顔は息も絶え絶えになっている。
「ひひひっ、やっぱり起きているほうが動きが面白いな〜〜。ねえ琴、そんなに気持ちいいのかい?」
琴7−1
官能により思考が霞み始めている琴の後ろから聞き覚えのある、だが今まで決して聞いたことのない声が聞こえてきた。
琴の後ろで使徒・キョウが臍から伸びた無数の触手を琴に絡ませ、その体の味を堪能していた。今の台詞から考えると、琴が気を失っている間もずっとその触手を使って、琴の肢体を嬲り続けていたのだろう。
「そ、その声は……、喬さん……なの?……あくっ!」
その声の響きからは、できれば信じたくはないという思いが伝わってくる。かつての仲間、親友が人ならざるものに変貌し、人知を超えた力を使って体を貪られているなど受け入れたくはないといのが正直なところだ。
だが、そんな思いが無駄なことは琴も重々承知している。
なにしろ、先ほど使徒と成った喬を琴自身の目で見ているわけなのだから。
「当たり前じゃないか。まさかボクの声を聞き忘れたわけじゃないだろ?
それとも、感じすぎて頭の中までボケちゃったぁ?くくっ!」
喬は琴を小馬鹿にしたように低く嘲笑した。琴には見えないその表情は、以前の快活な喬を知ってる琴には絶対に想像できないほど暗く、邪悪なものだった。
「き、喬さん……、こ、こんなこと…もうやめ……ひあああっ!!」
それでも、なんとか喬の心に響けばと琴は喬に懇願しようとしたが…、その声が発しきる前に琴の腰を覆う臍触手がぎちゅぎちゅと蠢き、琴の性感帯をこれでもかと刺激してきた。
「ばぁ〜か、やめるわけないだろ。あのおすました琴がボクの目の前でこんなにいやらしい姿を晒しているんだ。
もっともっと嬲らないと、もったいなすぎるってもんだよ!!」
もう全身から湧き出すサドッ気を隠す気もない喬は、琴に絡めた触手の動きをより一層激しくしていった。それまで皮膚の表面をなぞる程度だったものを、粘液を潤滑油にしてギュッギュッと締め付けるような動きにし、決して穴に入れてなかった触手を入口に差し込むくらいの勢いで突付いている。
琴7−2
「うああっ!あーっあ―――っ!!」
先ほどとは打って変わった激しい動きに、ただでさえ途切れがちだった琴の理性はたちまち吹き飛び、苦痛とも悦びともつかない声が喉の奥から発せられてきた。
下半身を覆う触手の隙間からは粘液と共に琴の愛液がポタポタと滴り、喬の触手を艶かしく濡らしている。
「くくくっ!いい顔だよ琴!そうだ!よがり狂って人間の心なんかぶっ壊してしまえ!
気持ちいいことしか考えられない、玉王様のためにその身も心も差し出すいやらしい淫乱肉奴隷になってしまえ!」
喬の罵声も今の琴には聞こえてはいない。あまりの快楽に脳のブレーカーが飛んで、快楽を感じることしか脳が働いていなくなっている。それを見た喬の動きもどんどんエスカレートし、触手を乳首に差し込んだり、口の中に幾本も突っ込んだりと激しさを増していった。
その苛烈な責めが、琴の感じる快感をより大きくしていっていた。
琴7−3
「うぁぁ……きもひいぃ……!きもちいひよぉぉ……!」
うわ言のように気持ちいいを連呼する琴を見て、喬はケラケラと笑い転げた。
「アハハハ!いいよ…いいよ琴!それでいいんだよ。吟と同じその顔!それこそ玉王様にお仕えするに相応しい姿だよ!」
「きもち……え?ぎん……?ぎ、ん…   ?」
ボーッと霞む思考に吟という単語がぐさりと楔を打つ。ただそれでもボケた頭が完全に戻ることはなく、吟って何だっけ?
誰だっけ?と脳を低速回転で働かせている琴をわずらわしく思ったのか、喬は琴の頭を鷲掴みにするとある地点に強引に振り向かせた。そこには
使徒リュウカ7−1
「ああっ!凄いぃ!気持ちいい!壊れる、壊れるぅ!!」

校庭に四つん這いになった吟が前と後ろから使徒に貫かれ、あられもない声を上げていた。
「ほら、もっといい声で哭きな。私をもっと昂ぶらせるんだ!」
後ろの穴へは龍華が猛々しい陰核触手を深々と埋め、ぱつんぱつんと激しく腰があたる音を響かせている。
「うふふ。あの生意気な吟さんがすっかり蕩けてしまって…。私も興奮してしまいますわ」
前の穴へは吟の下にもぐりこんだ圭がぷよぷよの複乳を吟の腹にめりこませ、幾本かの乳首触手を潜り込ませて中を攪拌している。
すでに先ほど快楽に堕ちた吟の目に理性は感じられず、触手によって与えられる快感に完全に溺れていた。
「ほらよく見な!キミと同じく触手で全身を嬲られ、情けないアヘ顔晒しながら悶え転げるキミの妹のはしたない姿を!」
「……ぁ…」
全身を這いずる触手によって擦れがちな琴の頭の中に、自分とほとんど同じ姿形をした人間が嬌声を上げながら腰をゆすっている姿が写りこんでくる。
それはまるで、自分がその場所で乱れ狂っている様をモニターを通して目の前で見ているような錯覚を覚えさせた。
だが、そこにいるのは琴ではない。琴は金色の髪の毛をしているがそこにいる人間は透き通るような銀色の髪の毛をしていた。
その姿に琴は見覚えがあった。いつも一緒にいて、いつもその姿を見て、いや別に鏡を見ていたわけではなくて……
「あ、あ……、ぎ…」
ボケた頭に次第に記憶が蘇り始めた。そうだ、あれは……あれは!
「ぎ、ぎん…ちゃ……ん!」
ようやっとその名を口にした琴に、喬が馬鹿にしたような視線を送った。
「そうだよ!キミを助けようとしてボクたちの触手を全身に喰らって、頭の中まで触手漬けになった吟だよ!
まさか今まで思い出せもしなかったのかい?なんて冷たいお姉さんなんだいキミは!」
「い、いや……いやぁぁ!ギンちゃん!!」
喬の冷たい言葉が琴の胸にグサグサと突き刺さってくる。確かに喬の言うとおり、今まで自分はさっき妹がされたこと、
妹に助けられたことも忘れ、触手の肉の味に酔いしれていた。なんと恥ずべきことなのだろうか。
使徒リュウカ7−2
「ギンちゃん、ギンちゃん!ギンちゃぁぁん!!」
我に帰った琴は眼下で悶える吟に悲壮な声で叫んだが、聞こえていないのか聞こえていても理解する判断力を無くしているのか、吟は琴のほうを見もしないで使徒たちとの饗宴に明け暮れていた。
完全に向こうの世界に行ってしまった妹の姿に、琴の心に生まれた罪悪感がみるみる膨らんでいく。
ギンちゃんがああなってしまったのは明らかに自分のせいだ。自分が逃げるなり立ち向かうなりしていれば、この最悪の事態は防げたはずだ。
いや、あの時ギンちゃんが自分を守る代わりに自分がギンちゃんを守っていれば、あそこにいたのは自分になっていたはずだ。そうすれば、ギンちゃんならこの場から逃げることも出来ていただろう。
自分の生ぬるい判断が、ギンちゃんの心と体を壊してしまった……!
自分でも気づかぬうちに、琴の目から涙がボロボロと溢れ落ちてきていた。
「ごめん、ごめんギンちゃん…あっ!私が、私がぁ……あうぅ!!ごめぇん!!」
流れる涙を拭おうともせず、琴は俯きながら吟へ向けて謝罪を繰り返した。
ただ、敏感な部分を擦られながら謝罪の声を出しているので所々に悩ましい響きが混じっている。
その光景が喬にはまたたまらなくおかしい。
「あはは…いまさら謝ってもムダムダ!
それに謝る筋合いもないよ。吟は今とっても素晴らしい思いを味わっているんだからさ!いや、これからもっとかなぁ?!」
喬が後ろから琴の髪を掴み、強引に顔を吟のほうへ向ける。
そこには、吟に向って歩いてくる歩美の姿があった。
赤い髪を揺らして股間から触手を伸ばし、大きくなったお腹を抱えながら近づいてくる歩美の姿は非常に艶かしく、そしてグロテスクだ。
使徒リュウカ7−1v
「くくく…、吟ちゃん。随分といい姿になったじゃないの。もう頭の中は気持ちいいことしか考えられないかな?かなぁ?!」
「あぃっ…!いい、いくいくぅ〜〜っ!!」
歩美の嘲笑をこめた言葉にも吟は全く反応を見せない。龍華と圭に体を抉られる快感を感じるには頭も五感も働いてはいないようだ。
「ムダだ歩美、こいつはもう私たちに掘られることしか考えられない肉壷に成り果てているぞ」
「先ほどから私たちの淫液をたっぷりと肢体の中に注ぎ込んでおりますもの。普通の人間ならとっくにぶっ壊れていますわ。
あ、吟さんはどう見てもぶっ壊れていますね。これは失礼致しました…ふふふ……」
龍華も圭も吟を壊したことにはなんの良心の呵責も感じてはいない。かつての仲間であり今は玉王の供物といえど、彼女らにとっては所詮吟は人間であり、蹂躙か捕食をする対象の一匹という認識でしかないのだ。
大事なのは吟の体に宿る天使の力であり、吟の心ではない。むしろ心など力を抜くためには邪魔なものとさえ言える。
だから歩美も吟を壊したことを咎めることはない。というか吟を壊すきっかけは作ったのは歩美本人なのだから。
「だから歩美、もうこいつから力を奪ってしまえ。そうすれば玉王様の復活もいよいよだ」
「うん……。じゃあ、いただこうかなぁ〜〜〜」
龍華に促され、歩美は顔を吟に近づけその口をくぱぁと開いた。
すると、その中からグロテスクなピンク色の舌触手がにゅるにゅると飛び出してくる。たっぷりとした粘液に濡れ光っているそれは、口吻を開け閉めしながら吟の口元へと伸びていった。
「さあ吟ちゃん、お口を大きく開くのよ。
そうすればこの触手が、吟ちゃんを今よりもっともっと気持ちよくしてくれるからさぁ……」
「ふぇ……?きもひ、よくぅ……?!」
壊れた頭にも『気持ちいい』という単語には反応するのか、吟の顔に壊れきった緩い笑みが浮かんでくる。
使徒リュウカ7−3
「きもち…きもちよく、なりたぁぁい……!なりたいなりたいなりたぁぁぁい!!!」
歩美の舌触手を目の前にして、吟はまるで犬のように舌を出して熱い息を吐きながら言われるままに大きく口を開いた。
それを含んだらどうなるかとかの頭は働かない。ただただ、気持ちよくなりたいという一点の思いが吟の獣欲を暴走させ後先考えない行為に走らせていた。
「んふふふ…、いい子よ吟ちゃん。さあ、吟ちゃんの身も心も玉王様に捧げて貰うわよぉ……」
「あっ、あっ!これっこれがぁ気持ちよくぅぅ……!」
ニタリと笑った歩美の口から伸びた舌触手が吟の口元をつんつんと突付き、吟は舌触手を愛しそうに舐めしゃぶっていた。
あの舌触手を吟が受け入れた時、どうにもならないことになるのは火を見るより明らかだ。
(きっとギンちゃんもみんなみたいに……?!)
「あぁっ!ダメ、ダメよギンちゃん!気をしっかり……」
琴はなんとか吟の正気を取り戻そうと呼びかけるが、吟は琴のほうを向こうともせず舌触手を舐るのに夢中になっている。
「ダメなの!ダメなのよキンちゃん!それは……むぐっ!」
それにも関わらず必死に声をかけていた琴の口が、突如伸びてきた触手によって塞がれてしまった。
琴7−2a
「……うるさいですわねぇ……!」
触手の先にいたのは、実に不機嫌そうな顔をした使徒・カクカだった。きゃんきゃん騒ぎ立てる琴がよほど煩わしかったのか、鶴花の目には殺意すら感じられる。
「ふぇ、ふぇんぱい……」
「せっかく吟が玉王様に捧げられる素晴らしい光景を特等席で見せてあげているっていうのに…。集中して見ていなさいな。
どうせあなたも、もうすぐ同じ事をされるのですから……」
琴の口に含まれた髪触手が密度を増して琴の口を蹂躙する。もしこれ以上余計な口答えしようものなら顎を外されかねない。
「ふぐっ、ふぐぅ……」
もはや琴はまともに声も出せず、吟が汚される姿をただじっと見てるしかない。
だが、そんな妹の悲惨な姿を見る気にはとてもなれなかった。
「うぅ…うぅぅ〜〜〜っ…」
琴は硬く目をつぶり、不甲斐ない自分への怒りからか閉じた瞼の間から悔し涙をボロボロと流していった。
「んっふっふ……、いい顔をしていますわ琴さぁん。その全てに絶望したかのようなくらい顔、もうたまりませんわ!」
そんな琴の絶望に押し潰されたような姿を見て溜飲を下げたのか、意地悪く口元を歪ませた鶴花は髪触手を何本か琴に伸ばすと、そのまま琴の顔にしゅるしゅると巻きつき、琴の目や耳を覆ってしまった。
「どうやら琴さんは吟さんが成るところを見たくないようですね。なら視覚も聴覚もいりませんね!
このまま見えない聞こえないまま、目元や耳元をちるちると責めてさしあげますわ!」
極細の髪触手が琴の瞼や睫毛の根、耳の中や鼓膜の脇をずりずりと這いずり回る。
「んぐっ?!んううぅ〜〜〜〜っ!!」
そのあまりのおぞましさに加えて、視覚聴覚が遮断されたことによって鋭敏になった触覚が髪触手のみならず龍華の陰核触手、喬の臍触手の感触もより鮮明に琴の神経に伝わってくるようになってきた。
琴7−2as
「いひひっ!じゃあ琴のはじめて、ボクがもらってやるよ!!」
それまで乳首や尻穴を執拗に責めていた喬の触手が、琴の陰唇に向ってにゅるにゅると伸びてくる。目も耳も利かない琴だが、太腿を這いずってくる触手の滑る感触に嫌悪感から両腿をキュッと閉じようとしたが、それより前に喬の触手が脚に絡んで強引に大股を開かせてしまった。
すでにこれまでの責めで琴の股座は潤みきっており、太腿は淫蜜でびしょびしょに濡れてポタポタと朝礼台に滴り落ちている。
その水源にたどり着いた何本もの喬の触手がぴとりと琴のぽってりとした粘膜に張り付くと、そのまま間髪居入れずに奥へ割って入っていった。
「っ?!んぐ…っ!!」
それまでの電気ショックのような痺れる快感から突然、焼けるような痛みが琴の肢体に襲い掛かり、口を塞がれている琴だがたまらずくぐもった悲鳴を上げた。
「あはっ!琴のはじめてごちそうさまぁ!ん〜〜っ、肉は柔らかいし蜜も血も美味しい〜〜っ!!」
琴の中に入り込んだ触手はそのまま琴の子宮いっぱいに広がり、先についた口吻で内部の粘膜を舐めしゃぶったり、溢れ出る愛液や破瓜の血をちゅるちゅると吸い取っていた。
「ふぐ!ふぐうぅっ!!」
耳を舐られ瞼を弄られ、処女を貫かれお尻を穿られる。
触手に翻弄される琴はとても吟の事を顧みる余裕がなくなり、二体の使徒からもたらされる触手にされるがままにされていった。

『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (後編) part2

そんな琴たちの狂態をよそに、歩美は今まさに吟を堕とそうとしていた。舌触手が吟の唇を割って、どんどん銀の中へと入っていく。
喉の粘膜を触手がこすれていく感触に歩美も吟もうっとりと酔いしれ、頭を抱き寄せ合って唇を重ね、ぐちゅくちゅと卑猥な音を立てながら互いの口の中を貪りあっていた。
「さあ吟ちゃん、いくよぉ〜〜〜!」
喉の奥までもぐりこんだ舌触手が不気味な蠕動を開始する。ぐびり、ぐびりと触手が蠢き吟の体から何かを吸い出していく。
「っ?!んんっ!!んうぅ〜〜〜っ!!!」
そして、それと同時に吟の顔が壊れた喜色に染まり、鼻を鳴らして口に含んだ舌触手を舐め回しながら嬌声を振りまいている。
圭と龍華を受け入れている孔からもそれまで以上に蜜が溢れ出てきて、挿入している二人に新たな悦楽を与えていた。
「はははっ!いいだろ、気持ちいいだろ吟!玉王様に力を捧げる快感。一度味わったら癖になるぞ!!」
「私たちもすぐに虜になりましたもの!吟さんももう逃れることは出来ませんわぁ!!」
「むぐぉ!!んおぉ〜〜〜!!」
龍華と圭に応えかけているだろうが、口を塞がれた上脳が爆発するほどの勢いの快感に翻弄されている吟からは意味をなす言葉として声が出てこない。だが、蕩けまくった顔と発情しきった体から発せられる淫熱から吟が歩美=玉王に力を吸い取られることに完全に溺れているのは明らかだ。
(あああっ!!凄い!頭がバチバチするぅ!頭から、体から大切な何かがどんどん吸い出されていっているぅ……)
それが吸い出されることがどれほどやばいことか、それは弾けた吟の頭でも理解できる。すぐに止めないと取り返しのつかないことになるのも分かりきっている。
(でも……でもぉ……ぉ!)
けど、それを止める気にはならない。
                吟7−4
(でも、こ、こんな気持ちいいことやめられるわけないじゃないぃ!吸われるのが気持ちいい!吸われて吸われてからっぽになって、からっぽになったところに満たされていくどす黒いものが気持ちいい!
どんどん吸って!吸って歩美!!吸って私をからっぽにして、その黒いもので私をいっぱいにしてぇ!!)
頭の中にどんどん浮かんでくる破滅的な願望。それは心と体が歩美から流れ込んでくるものよって黒く染められていくに従って勢いを増し、吟そのものを壊しかねないものになってきている。
いや、それは本当に吟・ショルーノフという人間そのものを破壊し、使徒・ギンとして新たな生を与えようとしていた。
吟の心に、それまで嫌悪と憎悪の対象でしかなかった玉王が、敬愛と忠誠の存在として刷りかえられていっている。
しかも、それが嫌ではない。扱く当たり前であり自然なこととして吟の心は受け入れつつある。

(あぁ…ぎょくおぉ……さまぁ……。ぎょくおぅさまぁぁ……ぎょくおうさまぎょくおうさまぎょくおう様玉王様……)

心の中で玉王と唱える毎に、吟の玉王への忠誠心が膨らみ心が満たされていく。これほどの幸福感を、吟はかつて味わったことはなかった。
(あぁ、すごいぃ…。玉王様をとても身近に感じられる……。みんな、こんな気持ちで使徒に生まれ変わっていったんだ…
だったら、逆らえるわけないねぇ…。玉王様に傅くことが、こんなに素晴らしい事だってわかるんだから……
ふふ、なんであんなに玉王様のこと嫌っていたんだろ。私って、ほんとおばかさぁん……)
                20090609-173432-85025300
「んふぅぅ……ぎょふおう、はまぁぁ……」
触手を含む吟の顔が単に快楽に蕩けたものから、次第に淫らな中に邪悪っぽさを含んだ使徒のものへと変わりつつある。
それに伴い、透き通るような銀髪も血のような真紅に染まっていった…

 

「ふぐぅ――っ!ふぅぅ―――っ!!」
そうして妹が使徒に変えられている最中も、琴は二体の使徒による容赦ない責めに晒されていた。
三穴は言うに及ばず尿道や臍には喬の臍触手、外耳や鼻腔には鶴花の髪触手が潜り込み、今はさらに乳首の先から髪触手がその細長い利点を生かしてずるずると侵入してきている。
「琴さぁん…、これから人間同士のまぐわいでは決して得ることの出来ない快感を教えてあげますわ!」
鶴花の眼がギラリと赤く輝き、一本一本の髪の毛の先がしっかりと亀頭状に変化した髪触手が琴の乳首からどんどん奥へと進んでいっている。それは琴の細長い乳腺全てに深く潜り込み、ずりずりと抽送を開始していた。
「?!んぐぅぅ!!」
まるで両胸の奥に何千個もの性器が作り出されたような激しい快感に、琴は触手で縛り付けられた頭をがくがくと上下に振っていた。
顔に巻かれた触手の間から、汗と涙と涎が一緒くたになってボトボトと染み出し落ちてきている。正直、このままでは吟と同様心が壊れてしまう恐れがあった。
だが、もともと使徒たちはそんな事気にも留めていない。
琴7−2dsa
「ふふふふ…!あちこちから垂れ流しっぱなし…。まるで壊れた蛇口ですわ」
「ほらほら、気持ちよすぎて喋ることもできないのかい?ひひひっ!」
どうせ使徒に成る時には今までの心なんてぶっ飛んで、人間の弱さを亡くした強靭な心を植え付けられるのだ。
むしろ人間の時の心なんて邪魔なものでしかない。とっとと壊してしまったほうがいい。
「喬さん、もっともっと激しくして琴さんの心を完全に壊してしまうのです。頭の中を空っぽにして、玉王様のお力をすぐに染みこませられるようにしてしまいましょう」
「オッケー先輩!」
自分たちの欲望を満たすという側面もあるのだろうが、鶴花と喬の責めはさらに増して琴を襲ってくる。あまりの激しさに当り一面に琴と鶴花たちの体液が飛び散って肉人形にかかっているくらいだ。
「あはっ!はっ!!いいですわ琴さん!触手の一本一本に、琴さんの肉が纏わりついてきますわ!」
「やっぱり、て、天使の体は最高だよぉ!ただの人間なんか比べ物にならない!」
そのあまりの激しさからか、次第に鶴花も喬もそれまでの邪悪さに満ちた表情から単に肉欲に溺れた牝の表情へと変わっていき、琴の心を壊すという目的を忘れて単に琴の肉を貪るようになっていった。
「う……うぐうぅ……!」
そんな人知を超えた激しい責めに、琴のほうはもう小さい呻き声しか発することしかできなくなっていた。ただ、目元を鶴花の触手で隠されているために壊れたのかどうかまでは確認できない。
「あぁ……、もう、辛抱できませんわ!」
それまで激しく琴を突いていた鶴花が、全身をがくがくと震わせ目元も虚ろになってきている。そろそろフィニッシュのようだ。
「ボ、ボクも!ボクももう出ちゃ……うぅ〜〜っ!!」
また、喬も鶴花と同じく昂ぶりが限界に達しようとしていた。

「うあっ!」
「あうぅ〜〜っ!!」
"ビュウウウゥゥッ!!"

そして肉欲に任せ一際深く琴の体に挿した瞬間、ついに耐え切れなくなった二人は夥しい量の精液を触手から迸らせた。
「むぐうぅぅっ!!」
喬の触手から出た精液はたちまち琴の子宮と直腸をいっぱいに満たし、臍からは収まりきらない精液がブシュッ!と吹き出してきた。
鶴花が琴に挿していた口からは触手と唇の間からごぼごぼと精液が湧き出し、耳の中までたぷたぷに満たされていった。
中でも、一本一本の乳腺の中まで侵入した髪触手はその一本一本から普通の成人男子が一回に出すのと同じくらいの量の精液が注入され、胸の体積が一瞬膨張しただけでなく、乳首からまるで母乳のように真っ白な精液が噴出してくる。
使徒キョウ6−2
「ぐぶっ…ぐふぅぅ!」
精液が気道に行ってしまったのか琴は激しくむせ、咳と共に鶴花の精液が口の間から垂れてきた。息が満足に出来ていないのか、触手の間から覗く顔色は真っ青になっている。
「うはぁ……。気持ちよかったですわ、琴さん…」
そんな琴を見て殺してはまずいと思ったのか、それとも散々射精して満足したのか鶴花は琴に挿していた触手を一本一本ゆっくりと引き抜いていった。
ちなみに喬のほうはまだ出し足りないのか、自らの精液を潤滑油にしていまだにグチュグチュと音を立てながら琴の穴を味わっている。
「げぇっ…げほっ!げほっ……!」
それによりやっとまともに呼吸が出来るようになり、琴は口と喉に絡む鶴花の精液をえづきながら吐き出した。相当な量を流し込まれたようで、吐き出した精液により琴の下に白い水溜りが出来てしまった。
「あらあら勿体無い。せっかく飲ませてあげたのに……あら?」
顔を真っ赤にしてむせている琴の顔を意地悪く覗き込んだ鶴花だったが、その顔を見て思わず目を丸くしてしまった。
触手に巻きつかれたことで所々が真っ赤に擦れ精液や粘液でべっとりと汚れているが、その目に宿る光はいまだに強い輝きを放っていた。
とっくに堕ち、壊れていたと思っていた鶴花にとって、これは全く意外なことだった。
使徒キョウ6−2a
「なんですの、その目は……」
鶴花の態度がみるみる不機嫌になっていく。散々嬲り、散々犯し、魂まで汚しぬいたと思ったのに目の前の人間はいまだに確固たる自我を保ち続けている。
「不愉快ですわ……。あんなにぐちゃぐちゃにしましたのに、まだ心が残っているなんて……
どうやら、昔の仲間ということで無意識に手加減をしてしまったみたいですね……」
鶴花の髪触手が、まるで蛇のように一本一本ざわざわと蠢きだした。しかも今回はある程度束ねられて触手化しており、一本の太さが相当なものになっている。
「覚悟なさい……。今度こそ滅茶苦茶に犯し尽くして、いっぱい精液を注ぎ込んでその体をパンパンのザーメン袋にして上げますわ。
そうすれば、クソ忌々しいその心も確実に壊れることでしょうよ……」
鶴花の触手が先端から粘液の糸を引きながら、再び琴の体の中に埋まろうと覆い被さってくる。だが琴はいまだにむせている上に下半身を喬の触手に絡められているためにとても逃げだすことは出来ない。
(こ、このままじゃ殺されてしまいます……?!)
鶴花に明らかに自分に対する殺意を感じ、琴は背筋をゾワリと震わせた。
「あ〜あ、琴が下手に頑張るから先輩本気で怒っちゃったよ。
ま、悪いのは琴だからボクは知らないよ。正直、穴が無事なら琴なんかどうなっても構わないんだし。くくくっ」
琴の穴に抽送をしながら、喬は脅える琴にさらに絶望に落すような言葉を発した。見知った同級生が、先輩が、自分に対して向けるとはとても思えない態度で接してくる。それが哀しくもあり恐ろしくもある。
「さあ、壊れてしまいなさいな!!」
鶴花が一際大きく叫び、その触手を琴に埋めようとした時、

『やめなさい先輩』

後ろから鶴花を静止する歩美の声が響き、その声にビクッと反応した鶴花はすんでの所で触手を止めた。

『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (後編) part3

「な、なんで……歩美さん、あなた……っ?!」
邪魔されたことに憤慨して後ろを振り返った鶴花だが、歩美の姿を一目見て言葉を失った。
歩美の腹は先程よりもさらに大きく肥大し、体のあちこちに奇怪な紋様が浮かんできている。
が、それより何より歩美の体にまとう気配が先ほどとは段違いに黒く巨大になっている。それはまるであの玉王本人のもののようだ。
「あ、歩美さん……?」
「先輩、琴ちゃんを犯してもいいとは言ったけれど、琴ちゃんを殺してもいいとは言ってませんでしたよね?
あ、言い訳は聞きませんよ。玉王様の下僕である使徒の考えは、今の私には丸わかりなんですから」
歩美はお腹をぽんぽんと叩きながら鶴花をじろりと睨みつけた。その視線の寒々しさは、あの快活な歩美が見せるものとは思えない。
「要するに、私の中の玉王様のお力が大きくなったことで玉王様のお力が私に干渉してきているみたいなんです。
だから、どんなに誤魔化しても今の私には通じませんよ。さあ先輩、そこをどいてください」
「は、はい……っ!」
鶴花はまるで玉王に命令されたかのように、ぴんと背筋を立てて横に引っ込んでしまった。命の危機を脱した琴だったが、自分に向って進んでくる歩美を見てまたその顔から血の気が引いていく。
「あ、歩美、さん……」
「ふふ…琴ちゃん見てみてぇ、この大きくなったお腹ぁ。もうすぐ、ここから玉王様が蘇られるんだよぉ…」
琴の前で大きく膨れ上がり、真っ赤な妊娠線が幾重にも張っている腹はグロテスク極まりない。が、歩美はそれをさも大事そうに優しく擦っている。
「これから琴ちゃんの力を吸って、琴ちゃんも使徒に成らせてあげる。そうすれば、これからみんな玉王様の下でいつまでもいつまでも気持ちよく暮らせることが出来るんだよ?とっても凄いことだと思わない?」
「そ、そんなの…全然凄く、ありません……。お願いです歩美さん、正気に……戻って…」
「………琴ちゃん…」
さっきから散々喬たちに犯されているというのに、まだ正気を保っている琴に正直歩美も驚いていた。琴よりよほど意思が強いと思う鶴花ですら、そう間をおかずに自分たち使徒の発する淫気に呑み込まれ自ら堕ちていったというのに。
(となると…やっぱ決定的なダメージを与えなければいけないね)
それも、肉体ではなく心に直接与える強烈なものを。
「…ふぅん。まだそんなこと言うんだ。素直じゃないなぁ〜
吟ちゃんのほうは、もうとっくに受け入れているって言うのにさ」
「えっ……?ギン ちゃ……?!」
吟の名前を言われ、琴はビクリと反応した。『もうとっくに受け入れている』とはどういうことか。
いやその意味はもうわかっている。でも、それを認めたくはない。
「ほら琴ちゃん向こうを見てみなよ!」
いや、そんなもの見たくはない!
琴7−3
「ん?どうしたの?見たくないの?見ようよぉ!」
「いやぁぁ!そんなの見たくありません!やだやだぁ!見たくないぃ!!」
「ふん、わがまま言ってるんじゃないよ!よっこいしょ、っと!」
吟の姿を見ることを頑なに拒否し掌で顔を覆っていやいやする琴を、喬が琴を挿したまま腰に手を当て強引に持ち上げた。
そのまま喬は朝礼台の端まで進み、腕に触手を絡ませて強引に腕を開かせた。
「ほら見ちゃいなよ琴!大事な妹の生まれ変わった姿を!!」
見ちゃダメだ!すぐに目をつぶらなければ!と思い瞼を閉じようとした琴だったが、それより先に眼下の吟の姿が網膜の中に飛び込んできてしまった。
「あぁ……ああ!!」
琴が目にした吟。それはもう琴が知っている吟ではなかった。
新たな使徒として生まれ成った性戯使徒・ギンは下半身を風子に押さえつけられ、立ったまま愛撫を受けていた。
琴7−3a
「あぁっ!!風子ぉ!気持ちいい、気持ちいいよぉ!!」
雪のように光く輝いていた銀髪は他の使徒と同様真っ赤になり、背中から生えた黒い羽がぱたぱたと羽ばたいている。
半開きなった目には淫欲の光が宿り、股間に埋まっている風子の頭を両手でガッチリと掴んだその姿からは正気は感じられない。
いや、琴に見えるのはそれだけではない。吟の下半身を掴んでいる風子は時折口をもごもごと動かし、その都度吟はビクビクと腰を震わせて快感に戦慄いている。
それは明らかに風子が何かを頬張っているように見えた。それも、吟の体から生えたものを。
「んぐ……ふふ……。ぎんふぁん、ふぉんなひもひいいれすかぁ?」
『何か』を口に含んだままクスッと微笑んだ風子は、そのまま顔を吟の股間から離していった。
「?!」
琴はその時風子の口から出てきたものを見てギョッとした。そこに見えたものはピンク色をしたぬめぬめと輝く触手だった。
しかも、それは吟の膣口の中から伸びてきている。
「ああぁっ!!風子、それ気持ちいい!気持ちいいぃぃっ!!」
触手が唇で擦られる感触がよほどいいのか、吟は腰をガクガクと揺らし、今にも腰を抜かしそうに悶えている。やがて、ちゅぽんと艶かしい音をたてて、優に40cmを超える長い触手が風子の口から出てきた。
「あははっ!吟さんの膣中から出てきた子宮触手、とぉっても綺麗でいやらしい〜〜〜」
そう、それは吟の肢体の奥の子宮口が変化して伸びてきた触手だった。どうやら使徒は体の器官の一部分が触手となって顕現するようになっているらしく、他の使徒も全てどこかしらが人間を責める触手となっている。
「どうです吟さん。早くその触手で人間を食べたいでしょ?すっごく気持ちいいんですよ。触手で人間の生気を吸うのって」
「…うん。食べたい……。人間食べたぁい……。この触手で、たっぷりねっとり……、ああぁぁ―――っ!!」
人間の味を想像して感極まったのか、吟の子宮触手の先から勢いよく精液が噴き出し目の前にいた風子の顔にべっとりと降りかかった。
「うふふっ、さっきから私の口の中に何回も出しているのにまだ収まらないんですね。そんなに射精するの気持ちいいんですか?」
「うん……、しゃせぇきもちいぃ……。人間も食べたいけど…もっと出したい、ぶちまけたい!どくどくしたいぃ!」
すっかり射精の虜になったのか、血走った目を風子に向けた吟は子宮触手をぐにぐにと動かして、今出したばっかりの風子の口に再び触手を突っ込んでしまった。
「あはぁっ!やっぱ風子の口いいよぉ!もっともっと私の触手舐めてぇ!お肉かみかみしてぇ!精液飲んでぇ!
うはあぁぁ〜〜〜、気持ちいい〜〜〜〜っ!!」
もはや以前の吟のイメージを全く思い起こさせないまで堕ちた吟は、琴に見られていることも気づかずに風子の口からもたらされる悦楽に完全に虜になっていた。
「や…やだぁ……ギン、ちゃ……」
目の前でいる妹のあまりに無残な姿。しかも、その原因の一端が自分にある。
「ギ、ギンちゃん…ギンちゃん………」
自分でも抑え切れないほどの自己嫌悪が琴の心を蝕んでいく。正直、自分の肉体がどれほど責められるよりもこの光景を見せ付けられるほうが琴には響いた。
琴7−3sda
「いや……ギンちゃ……ぃ  ゃ……」
琴の瞳から急速に光が失われていき、その頭はかくんと力なく垂れてしまった。歩美が俯いた琴の顔を覗き込むと、琴は何も写さなくなった瞳を大きく見開き、『ギンちゃん、ギンちゃん』とか細い声でうわ言のように呟き続けていた。
「……琴ちゃん。琴ちゃん?」
歩美が話し掛けても琴は全く反応しない。何も見えていないし、何も聞こえてはいないようだ。
「…どうやら、心が壊れちゃったみたいだね」
こんなにもあっけなく壊れたのはむしろ拍子抜けではあるが、下手に抵抗されるよりはまだ都合がいい。
本来ならじっくりと身も心も嬲って心を屈服させ、琴自らが堕ちることを宣言させたかったのだが、そんな悠長に待つ時間も今は惜しい。
なにしろ、この琴の力を吸ってしまえば待ちに待った玉王の復活が実現するのだから、気長に屈服させるより壊してでも早く心を開かせたほうが手っ取り早い。
「うふふ。ではいよいよ、琴ちゃんの力いただきま〜〜す!」
歩美は琴の髪を掴んで強引に頭を持ち上げ、ぶつぶつと小声を発している半開きの口に自らの舌触手をつぷりと捻じ込んだ。
「……んっ…」
異物が入ってきた感触に琴が軽く眉をひそめるが、それ以上の抵抗らしい抵抗は見せず歩美の舌触手はずぶずぶと琴の喉の奥に潜りこんでいっている。
「あぁ…、これでついに玉王様が蘇りなさるんだぁ……いひひひっ!」
「待ち遠しいですわ……。もうすぐ、あのご尊顔を再び見ることが出来るかと思うと……あぁ!」
いまだに琴を嬲っている喬は嬉しさからその突き入れるペースを加速させ、歩美の横にいる鶴花は辛抱し切れなかったのか股間に指を這わせて手淫を始めている。
「じゃあ琴ちゃん、気持ちよすぎて狂っちゃうかもしれないけれど……、存分に狂ってね!!」
完全に舌触手を琴の中へ埋めた歩美は瞳を金色にギラリと輝かせると、舌触手が琴の体から何かを汲み出すかのようにぐびり、ぐびりと蠢きだした。
「うふふ!これで、これでついに玉王様が蘇られるのよ!!琴ちゃんの中にある天使の力、一滴残らず吸い取ることでね!
ああ、安心してね。吸い取った力の代わりに、たっぷりと玉王様の力をあげるから!
そうして、琴ちゃんも玉王様の下僕の性戯使徒に生まれ成らせてあげるよ!!」
嬉々とした表情で歩美は鼻を鳴らせて琴の体から力を吸い出していた。それに対し琴は、ろくな抵抗も見せず歩美の為すがままになっていた。
周りで見ている喬や鶴花の目から見ても、玉王復活はもう時間の問題だと思われていた。
しかし、そこで異変が生じた。

『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (後編) part4

「?!」
愉しそうに舌触手を動かしていた歩美が、突然目を見開いて琴の顔を覗き込んだ。その顔には動揺の様子が見て取れる。
琴7−4
「ん…?!どうしたんだい歩美ぃ」
丁度歩美と挟むように琴を犯していた喬が、歩美の変化に気づいてそれとなく声をかけた。それに対する歩美は戸惑いを隠せない様子だった。
「喬ちゃん……。なんでだろ。琴ちゃんの力が、吸い取れないの……」
「はぁ?!吸い取れない?何バカなことを言ってるんだ。歩美の舌触手で吸い取れないものなんて……っ!!」
そこまで言った時、喬の体がビクン!と大きく跳ねた。別に快楽を感じたからではない。その顔には、明らかに苦痛の色が浮かんでいる。
「あ……あぁ……」
「ど、どうしたの喬ちゃん?!」
喬の呻き声に驚いた歩美が顔を上げると、なんと喬と琴の繋がっている部分からぶすぶすと煙が上がっているではないか。
喬は急いで触手を琴から抜こうとしているが、それよりも煙の回りのほうが早い。
琴7−5
「あ、あつ……触手が、熱……あがぁ―――――っ!!」
とうとう喬は獣のような叫び声を上げて仰け反り、その拍子に臍触手がビンビンと跳ねて琴の体の中から飛び出てきた。
その先は高熱からか溶け崩れており、周りに肉が焦げる嫌なにおいを振りまいている。
「がぁぁ……っ!」
そのまま喬はひっくり返って倒れ、白目を剥いて失神してしまった。
「き、喬ちゃん!!」
突然のことにびっくりした歩美だが、その時自分の舌触手の粘膜も異様に熱を持ち始めていることに気づいた。
「ま、まずっ!」
歩美は慌てて琴から身を離し、舌触手を一気に引き抜いた。その先端のほうは高熱で白く変色し始めており、危機一髪だったことがよくわかる。
「あつっ……。き、琴ちゃん!!なにをす……」
完全に自我を失っていたと思っていた琴の思わぬ抵抗に、歩美は驚きと同時に激しい怒りが込み上げてきて琴をギロッと睨みつけ…、凍りついた。
「えっ……?琴ちゃん……?!」
そこには、つい今まで歩美と喬になすがままにされていた琴がゆらりと立ち上がっていた。
しかも、元々白かった肌が鮮やかな白銀色に輝き、意志の光を失っていた瞳は金色の輝きをたたえている。
その姿はどう考えても普通の琴では…、いや翔儀天使の琴ですらない。
「………」
琴が目の前にいる二人の使徒をジロリと睨みつけてきた。その圧倒的威圧感は、まるで玉王に睨まれた感じすらする。
「こ、この感じ……どこかで…」
歩美の足がかたかたと細かく震えてきている。自分は確かにこの力を知っている気がする。だが、思い出そうとすると頭の奥がズキリと痛んで思考を妨害してくる。
琴7−6
「き、琴さん……。あなたは、あなたは何ですの!!」
その威圧感に耐えられなくなった鶴花が、髪触手を振りかざし一斉に琴目掛けて打ち放った。それは相手を捉えるための動きではない。明らかに相手を突き殺すためのものだ。
"バチィン!"
だが、鶴花の髪触手は全て琴の目の前で虚しく弾かれてしまった。まるで琴の周りに見えない壁でもあるみたいだ。
「な?!」
驚く鶴花に、琴が手をスッとかざした。すると掌から目も眩むような光量の光球が放たれ、鶴花の鳩尾に吸い込まれていった。
「ぐはっ!!」
その光線に当った鶴花は苦悶の声を上げて朝礼台から吹き飛ばされ、乳繰り合ってる吟と風子のほうへと落ちていった。
下のほうでなにか派手な音が聞こえてきたが、今の歩美にそれを省みる余裕はない。
それだけ、目の前の琴が発する圧力に気を奪われていた。
「琴ちゃん、ううん違う……。あなたは……」
その時、上での異変を察して琴の後ろから龍華が飛び込んできた。鶴花を突き飛ばされたからなのかその顔は怒りで燃えている。
琴7−7
「琴、貴様ぁ!!」
龍華は鋭い爪を振りかざし琴の胸板を貫こうと勢いよく腕を突き出してきた。が、やはりその腕は琴には届かず直前でバチンと弾かれてしまった。
琴7−8
「クソッ!なんでこんな!!」
「…少し眠っていなさい」
冷たく言い放った琴の掌からまた眩い光球が放たれ、直撃を食らった龍華はそのまま肉人形の群れの中へ突っ込んでいき何体かの肉人形を派手に吹っ飛ばして昏倒してしまった。
それを感情の無い目で追っていた琴の腕や腰に、不意にシュルシュルと巻きつくものがあった。
横を見ると勝ち誇った顔の圭が自らの乳触手を琴に絡ませている。
「フフフッ、油断大敵ですよ琴さん。このままその体中の穴に触手を突っ込んであげ…」
「ま、まって圭ちゃん!」
さっきの喬の顛末を知っている歩美があわてて圭に警告しようとしたが、既に手遅れだった。
琴に絡みついている圭の触手からたちまち煙が上がり、高熱により触手はドロドロと溶け出してきた。
琴7−9
「ひぎっ?!きゃあぁ―――っ!!」
刺すような熱の痛みにたまらず胸を抱えてのたうつ圭に琴からの攻撃が容赦なく加えられ、他の使徒と同じく圭も眼下に吹き飛ばされてしまった。
理性のリミッタ―が外されて以前よりはるかに強力な力を出せるようになった性戯使徒たちをまるで相手にせずにあしらう琴。その姿を歩美はわなわなと震えて見ていた。
「や、やっぱりあなたは……、いや、お前は!!」
その時、歩美の気配ががらりと変わった。瞳が琴と同じ金色に変わり、体から発する邪悪な気配が何倍にも増して高まっている。
それはまさに、玉王そのものといえるものだった。
琴7−10
「キング!貴様なのか!!」
「…そうです、玉王。これ以上あなたの好きなままにはさせません」
歩美=玉王にキングといわれた琴はそのことを否定せずに歩美に言い放った。
今の歩美が玉王に意識を乗っ取られているのと同様、琴も今は翔儀天使の力の源であるキングジェネラルに意識を奪われていた。
琴7−11
「ふん!普段は決して表に出てこない臆病者の貴様が出てくるとは、そんなに自分の持ち駒が俺に奪われるのが嫌だったのか?
所詮駒は駒だろうが」
歩美=玉王はここぞとばかりに琴=キングジェネラルを罵倒した。
同一の力を持つキングと玉王は、どちらも相手を直接倒すことが出来ない。そこでキングは玉王に自分の力を分けた人間を差し向け、自分以上の力を玉王にぶつけることで玉王を押さえ込もうとしてきた。
だから玉王にしてみれば、ここでキングが自分の前に出てきたのは、最後に残ったキングの力の持ち主である琴を玉王に奪われたくないためにへっぴり腰を上げてきたようにしか見えなかったのだ。
だが、そんな歩美へ向ける琴の目は相変わらず表情の感じられない怜悧なものだった。どうやら歩美の罵声など気にもめていないようだ。
琴7−12
「…何か勘違いしているみたいですね。あなたは決して琴の力を奪うことは出来ません」
「なに?!」
意外なことを口走り始めた琴に歩美は目を丸くした。決して力を奪えないとはどういうことだ?
「この琴の持つ『金』の力は決して外からのあなたの力に侵されない特性をもっています。つまり、琴を外部から汚して使徒に堕とすことも琴の力を吸収してあなたが復活することも叶わないのです。
そして、琴が汚されそうになったときのみ私はこの世界に顕現することが出来る。あなたがこの子の体を狙った時点で、あなたの敗北は決まっていたのです」
琴7−13
「な、なんだとぉっ?!」
とんでもない事実を突きつけられ、歩美は滑稽なほど狼狽した。いや、玉王がと言うべきだろうか。
玉王はぎりぎりと歯軋りをして悔しがっていた。目の前に見えていた肉体の復活が、決して叶わない夢だと知ったショックは相当なものだったのだろう。
「ち、畜生…キングぅ……姑息な手を使いやがってぇ……。外からはそいつの力を吸う事は出来ねえだとぉ…。だったら!!」
その時、怒りと悔恨で真っ赤になっている歩美の目がギラリと光った。と、同時に歩美の膨らみきったお腹が急激にしぼみ、下腹部から薄いもやのようなものが飛び出してきた。
「う……うはぁぁぁ……」
歩美は苦しそうに顔を歪めながら下腹からもやを吐き続け、完全にもやが出きったあとにドサリとその場に崩れ落ちてしまった。
そして、漂うもやは次第に人の形をとり、玉王本人へと姿を変えていっている。ただ、その体はあくまでももやだ。
歩美達天使の力を吸い続けてなんとかこの世界に顕現するまでにはなったが、やはり琴の力も奪わないと実体化までは至らないようだ。
そして、ある程度の形を取った玉王は、そのまま琴に向って猛スピードで突進していった。
琴7−14
「だったら琴の体を乗っ取ってやるうぅぅっ!!」
ある意味、これは無謀な行為と言える。琴の体の周りには、先ほどから使徒の攻撃を悉く退けてきた障壁があるから突進するだけ無駄なのは普通に考えれば明らかだ。
だが今の玉王は怒りで頭に血が上り、そんな分別すら失っていた。
ところが、玉王が琴の体に触れた時、玉王は弾かれることはなくそのまますぅっと琴の体の中へ潜りこんでいけてしまった。
『ハハハハッ!!どうだキング!このままこいつの体の中から力を吸い取れば、俺は復活することが出来るぞ!!』
琴の体の中から玉王の勝利を確信した笑い声が聞こえてくる。確かに外部からの侵食ができないなら、内側から攻めるのは道理に叶っている。
でもそれはキングも十分承知のはずだ。なら、なぜ簡単に玉王の侵入を許したのか。
琴7−15
「…ひっかかりましたね、玉王」
その解答をキングは口開いた。
「これであなたはもうこの体から逃げ出すことは出来ません。あなたは私の体の内に閉じ込められたのです」
『はぁ?!』
つまり、キングはわざと玉王を体内に受け入れ、その逃げ道を閉ざしたのだ。
だが、これだけでは単に玉王を閉じ込めただけにすぎない。そして、玉王と同じ力を持つキング自身では玉王を滅ぼすことができないのも前述の通りだ。
『…お前はバカか?!こんなことをしてもお前が俺を倒せない以上、俺はゆっくりと中から琴を乗っ取ることが出来るんだぞ?!』
「ええ。私自身ではあなたを滅ぼすことは出来ない。あなたを滅ぼすことが出来るのは、私の力を受けた翔儀天使たちだけ」
『ああそうだ!だがお前の天使はこの琴を除きすべて俺の使徒として生まれ成っている!つまり、俺を滅ぼせるものはいない!!』
「いいえ、琴だけではありません……。目を覚ましなさい、歩美!」
琴が凛とした声で傍らに倒れている歩美に呼びかけ、その掌から放たれる白い光を浴びせ掛けた。
すると、完全に意識を失っていた歩美の指がピクリと動き、頭を抱えながら歩美がフラフラと立ち上がってきた。
琴7−16
「……あ、あれ……、私……」
起き上がってきた歩美の髪の色は次第に赤から昔どおりの黒髪に染まり、狂気と獣欲で緋色に輝いていた虹彩も元の茶色に戻っていた。
「私……確か…玉王……に…!」
起き抜けの時ようにうまく働かない頭がゆっくりと回り、歩美はここ数日自分がしてきた行いを次第に鮮明に思い出してまずは羞恥で赤く染まり、次に絶望で真っ青になった。
「や、やだ……私、なんてこと……」
自らのしたことに脅え、後悔し、気を落すその姿は、ついさっきまで玉王を復活させることにこの上ない悦びを感じ、臨月のように腹が膨らませていたことを全く想像させることのないものだった。
『あ、歩美!きさまキング!歩美に何をした!!』
「私はあなたと同じ力をもっているのですよ?あなたが天使を使徒に成らせることが出来るように、私も使徒を天使に成らせることが出来るのは分かっていることでしょう?先ほどまでは歩美の体の中にはあなたがいたためにさすがに成らせることは出来ませんでしたが、今の歩美なら天使に成らせるのは造作もないこと」
琴7−17
『?!』
そう言われてみれば、周りで気を失っている他の使徒たちも全て元の人間の姿に戻っている。玉王が直接力を吸わないと使徒に成らすことが出来なかったのに、キングは光を放つだけで天使に成らすことが出来たのは、単純に今の玉王の力が戻りきっていない差であろう。
『し、しまったぁぁっ!!』
「歩美!後悔するのは後にしなさい!今は、玉王を倒すことのみを考えるのです!」
その場にぺたりと蹲る歩美に聞こえてきた叱咤の声。その声に促された歩美が力なく顔を向けた先には、白く光り輝く琴が自分のほうを向いて立っていた。
「え……琴ちゃ…?!いや、違う…この力…」
琴から発せられる力、玉王に体を乗っ取られていた時は玉王の力に邪魔されてはっきりと感じ取ることは出来なかったが今の歩美にはかつて自分に天使の力を分け与えたキングジェネラルのものだということがはっきりと理解できる。
琴7−18
「歩美、仇敵玉王は今私の体の中に閉じ込めてあります。今のうちにあなたの力で、玉王を完全に滅するのです!」
『や、やめろ歩美!貴様に与えた至高の快楽、あれを再び味わいたくはないのか?!いま少し、いま少し待てばこいつの体を乗っ取ることが出来る!そうすれば俺は完全に復活し、この世を淫乱と悦楽の園に変える事が出来るぞ!』
琴の体から相反する二つの声が聴こえて来る。かたや自分を諭す声。かたや自分を誘惑する声。
玉王の依代とされていた時の悦楽は、未だに記憶の中に鮮明に残っている。あの時歩美は確かに魂まで溶けそうな快感を味わい、それに溺れていた。
でも、だからと言ってそれを望む…、ということは当然なかった。
「玉王……」
歩美の目に怒りの炎が燃えがって入る。自分が玉王の手先にされた事に対する屈辱もあるが、自分の手で仲間や学校をメチャクチャにさせたことに対する怒りのほうがさらに上回っていた。
琴7−19
「玉王!今度こそこの世界から完全に消滅させてやる!!」
歩美の怒りが炎となって歩美の体を覆い、久しく着けていなかった翔儀天使のコスチュームとなって顕現する。赤い天使となった歩美は、そのまま拳をぎゅうぅっと力強く握り締め、琴へ向って突進していった。
『うわ、うわわっ!!やめろ歩美!やめろやめろやめろぉ!!』
退路を立たれた玉王は、琴の体の中からただただうろたえた悲鳴を上げることしか出来なかった。そして、そんな言葉に従う歩美でもなかった。
「消え失せろおぉっ!玉王ぉぉっ!!」

"ドスン!"

歩美の燃える拳が琴の腹へと吸い込まれていき、強烈なインパクトと共に炎の幻影が琴の背中から飛びぬけ、その拍子で琴の体から玉王の幽体も飛び出してきた。
玉王5
『グオオオオオォォッ!!』
玉王の体は実体がないにも関わらずメラメラと燃え、次第に大気に拡散し始めていっている。その顔は苦痛に歪み、恨みがましい目で歩美と琴を睨んでいる。
『お、おのれ歩美、おのれキング!!お、俺は俺は俺は俺は俺は俺はあああぁぁぁぁっっ!!!!!!』
断末魔の悲鳴を上げながら玉王の体はみるみるうちに薄くなり、やがて完全に消え失せてしまった。
「はあっ、はあっ……、こ、これで玉王は……」
「有難うございます歩美。これで今度こそ今回の玉王は完全に消えてなくなりました」
全身全霊の一撃を叩きつけへたりとしゃがみこむ歩美に、琴=キングがねぎらいの言葉を投げかける。
「ですが、いつかまた玉王は蘇ってきます。これは光である私の暗黒面として玉王が存在する以上、仕方のないことなのです。
ただ、それがまたすぐという訳ではありません。少なくとも、あなた方が生きているうちに玉王が体を取り戻すことはないでしょう。
そういう意味で、あなた方が対峙していた玉王は消え去りました」
「消えた……本当に、玉王が……」
つかれきった歩美の顔に、達成感から繰る爽やかな笑みが浮かんできている。
「ですが、この世界には……玉王以外の……脅威もたくさ…ん、ありま す」
これからも……強い意志 を失わ  ず に、世界のへい わを………」
ドサリ
「えっ?!うわっ琴ちゃん?!」
それまで饒舌に話していた琴がいきなり意識を失って自分に倒れ掛かってきたので、歩美は慌てて琴の体を受け止めた。
歩美の腕の中にもたれてきた琴の体は光ってはおらず、それまであった超然とした気配も感じられない。
「…ん、あ、歩美さん……?」
気がつき、うっすらと開いた瞳の色も元の濃いブルーに戻っていた。顕現する理由がなくなったキングは琴の体から抜けていってしまったようだ。
「歩美さん……あなた元に……?みんなは……、玉王は……?」
どうやら琴はキングに憑かれていた時の記憶は残っていないらしい。きょとんとした目で歩美のほうを見る琴を歩美はぎゅっと抱きしめた。
歩美7−6
「終わったよ、琴ちゃん。みんな、みんな終わったんだよ……」
琴を抱きしめている歩美の目からは、本人も気づかないうちに涙が溢れていた。

『翔儀天使アユミ〜成淫連鎖』 琴・ショルーノフ&吟・ショルーノフ編 (後編) part5

その後、玉王が消滅したことによって肉人形と化した生徒たちも元に戻り、学園にも7人+1人の天使たちにも元の日常が戻ってきた。
もちろん天使たちに性戯使徒と成って仲間や学園の皆を陵辱した忌まわしい過去の記憶は残っているが、それも結局は自分たちの心の弱さが招いたことと感じ、未熟さを恥じる一方で今後二度とこんなことがないようにと決意を新たにしていた。
しかし、歩美だけはそうはいかなかった。
皆の前では以前と変わらず快活に振る舞おうとしてはいるものの、やはり自分が大本となって仲間を使徒に堕とし、学園全体を淫獄と化したという事実が歩美の心に暗い影を落としていた。
圭たちも、歩美が無理をしているのが分かってはいるのだが、下手な言葉は慰めになるどころか歩美の心の傷を深めるばかりだと分かっているので、あえてそのことに言及はせず歩美自身の力で立ち直るのを待っている状況だった。
でも、それが三週間も続けばさすがに口を出さずに入られなくなる。
放課後、一人でとぼとぼと家路を進む歩美に、見かねた琴と吟が後ろから追いかけてきた。
「歩美さん、待ってください!」
「少しはこっちを向きなさいよ!無視するなっつぅの!!」
後ろから琴と吟の声が聞こえるが、歩美がその足を止めることはなかった。
琴と吟が自分を心配してくれていることは痛いほどわかる。自分がいつまでも腐っていることで、みんなに迷惑を掛けていることも自覚している。
はやく立ち直らなければならないというのは充分に理解している。のだが、自分が行ってしまった数々の淫行を思い出すとどうしても鬱になってしまう。
歩美7−7
「お願い…。お願いだから、もう少し私のことはほうっておいて……。必ず、必ず立ち直るから……」
「そんなこと言って、もう一ヶ月近くになるじゃないのさ!!」
明らかに怒った声で、追いついた吟が歩美の肩を掴んできた。そのショックで、歩美の体がビクン!と跳ねる。
歩美7−8
「触らないで!!」
自分に触れると吟が穢れてしまうような錯覚を覚え、歩美は吟の手を叩いて除けようとした。が、それより前に琴の腕が歩美の体を抱きしめてきた。
「歩美さん!お願いです、もう自分を責めるのはやめてください!見ているこっちまで辛くなってしまいます!」
「放して、放して!」
なんとか二人を振りほどこうともがく歩美を、琴と吟は放すまいと必死に抱きしめていた。
「あれは仕方がなかったのです!歩美さんが悪いわけではありません!」
「過ぎたことはもういいじゃない!時間が巻き戻ってなかったことになるはずがないんだから!」
「でも…でも私、皆にひどいことしたんだよ?!玉王のいいなりになってみんなを襲って……たくさんたくさん…エ、エッチなことして、使徒にしちゃったんだよ?!」
「ですが歩美さんは玉王を倒して皆を助けたではありませんか!」
「!」
皆を助けた。その一言は荒みきった歩美の心にズキンと響いた。
「歩美さんが玉王を倒さなかったら、今でもみんな玉王の奴隷……いや、下手をするとこの町全てが玉王の手の中に落ちているかもしれません!
歩美さんは皆を助けたのです!これは紛れもない事実なのですから!」
「私が……みんなを、助けた……?」
この言葉は歩美にとってまさに救いだった。今までは自責で潰されそうになっていた心が、みんなを助けたという思いによって少しづつだが枷が外れていっているような感じを受ける。
「そ、そうなの、かな……」
歩美の顔に僅かだが笑みが戻っている。それはそれまで皆に見せていた無理矢理作った笑顔ではなく、歩美本来が持っていた笑みだ。
「んっ?ようやっと元の歩美のバカ顔に戻ってきたかしら?」
「ギンちゃん…こういうときに茶化してはいけませんよ……」
歩美の顔を覗き込んで意地悪く笑う吟とそれを嗜める琴。それを見ていると歩美の心のつかえも幾分和らいでくる感じがした。
「ごめんなさいね歩美さん。ギンちゃんが無作法なことを言って……」
「い、いいよ琴ちゃん…。吟ちゃんも私のことを思っていっているわけだし……」
「そういうことそういうこと。軽いジョークなの気にしない気にしない」
あくまで茶化した態度を崩さない吟だが、歩美を心配していてのものというのは歩美も理解しているので気にはしていない。
むしろ、そういう軽い態度を取ってくれることが歩美にとっては嬉しかった。
「歩美さん、先ほども言いましたがあれは仕方のないことだったのです。
過ぎたことを後悔せず、明日に向って歩いていきましょう」
「うん……、ありがとう琴ちゃん、吟ちゃん」
二人に向って改めて御礼を言った歩美の顔には、さっきまであった暗い影は薄れていた。まだ多少割り切れないところが残っていそうだが、これなら日を重ねていけば完全に消え失せてしまうだろう。
歩美7−9
「もう私、悔やんだりしない。忘れることはできないけど…、もう二度と、みんなをあんな目にあわせないようにがんばる」
「…それでこそ歩美さんですわ」
「やぁっとそこに気がついたか」
琴も吟も、歩美の決意を聞いてようやっと胸を撫で下ろした。
「じゃあね琴ちゃん吟ちゃん。また明日学校で!」
「えぇ。また明日……」
二人に向って深々と頭を下げた歩美は、そのままパタパタと走っていってしまった。琴と吟は歩美が見えなくなるまで、その場で手を振っていた。
「……行ってしまいましたね、ギンちゃん……」
「うん……そうだ ね……」
歩美を見送っていた琴と吟だが、突然吟はふらりと体を崩し琴のほうへもたれかかってきた。その顔は真っ赤で、辛そうに荒い息を吐いている。
「ん?ギンちゃんどうしました?」
「キ…キン姉……、わかっているくせ、にぃ……。今まで、歩美の前だからずっと我慢、してきたのよぉ……は、はやくぅ……」
まるで何かを急かすように濡れた瞳で吟は琴を見つめている。それを眺める琴の表情は、先ほどまでと違い酷く淫靡に感じられた。
琴7−11
「うふふ、仕方がないですねぇギンちゃんはぁ……」
大きく開いた口から舌を伸ばしてせがむ吟に、琴はその顔をゆっくりと近づけていき、その唇を吟の唇へ重ねていった。
「んむっ?!」
その瞬間、吟の顔は幸せそうに蕩けうっとりとした目は虚空を彷徨い始めた。
「んっ、んっんんっ………」
吟の口の中で何かがもごもごと蠢き、その度に吟の表情が悦楽に歪む。明らかに道中ということを忘れ、吟は琴の為すがままにされており、暫くの間重ね合わせていた琴の唇が堪能しきったのか吟の唇から離れた。
琴7−12
「んふふふ……」
そして、ぷちゅりと唾液の糸を引いて離れた唇の間から飛び出てきたのは明らかに人間の長さとは思えない舌だった。
ぶよぶよとしたピンク色の舌は意思でもあるかのようにぐねぐねと蠢き、その先には蛭の口のような口吻がパクパクと息づいている。
その形状は紛れもなく、歩美が玉王の使徒に堕された時に変化した舌触手だった。
「……んぱぁっ」
完全に吟の口から飛び出た舌触手に、吟は名残惜しそうにピチャピチャと舌を這わせていた。その瞳からは光が失われており、意思のない人形のようにしか見えない。
「…ふふ……。そうなんですよ歩美さん。あれは仕方がないことだったのです。
玉王様のお力に逆らえる人間など、いるはずがないんですから……」
不気味に微笑む琴の瞳と髪は、血のような真っ赤な色になっている。その姿は紛れもなく、性戯使徒のものであった。
『ぐふふふ…。経過は順調なようだな…』
琴の心の中から不気味な、それでいて絶対の支配力を持つ声が聞こえてきている。言うまでもなくその声の主は、約一ヶ月前に歩美によって滅ぼされたはずの玉王のものだった。
あの時、確かに玉王は歩美の炎によって燃やし尽くされたはずだし、玉王自身も覚悟を決めていた。
しかし、玉王が気づいた時、非常に力は弱まってはいたものの玉王は琴の体の中に残されたままになっていた。
なぜなんだろうか?と玉王は疑問に思っていたが、ふとある決まりを玉王は思い出した。
それは、『歩の力を持つ天使では決して王に止めをさせない』ということ。それだからこそ、最初に歩美の力を吸って自爆したときも完全に滅びはせず、逆に歩美の体を支配することが出来たのだ。
あまりにも古い決まりであり、おそらくキングジェネラルも失念していたのであろう。
結果、玉王はその後二週間かけ、他の天使にもキングにも気取られぬようにじっくりじっくりと琴の体内から堕としていきその体を使徒に成らせることが出来た。
今の琴の胸には以前の歩美と同じく『玉』の印が浮かび上がっている。これこそ、体内に玉王を宿している証であり、琴が玉王の忠実な下僕である性戯使徒に生まれ成った証拠であった。
『今度は以前のような失敗はせぬ……。誰にも気づかれぬよう、じわじわと天使どもを使徒に変えてくれるわ……
我が下僕、琴よ、お前に与えた力で今度こそ全ての天使を使徒に堕とし、俺の体を蘇らせるのだ。
さすればお前に、永遠に続く闇の快楽を与えてやろう……』
「承知いたしました。玉王様……フフフ…」
心に響く玉王の声に、使徒となった琴はこくりと頷いた。
琴7−13
「キ、キン姉ぇ……私、もう我慢できない……。欲しい、生気が欲しいよぉ…」
熱そうに服を捲り、はだけた胸から『全』の印を浮かび上がらせた吟は、薄笑いを浮かべながらスカートをたくし上げた。
そこから見えるびしょびしょに濡れた内股の間からは、ずるずると伸びた肉色の子宮触手が顔を覗かせている。
やがて、雪のような銀髪がうっすらと赤く染まっていき、吟もまた性戯使徒へと姿を変えてしまった。
琴7−14
「ふふっ、吟ちゃんもすっかり元に戻りましたね。とても悦ばしいことです。
じゃあ、帰りがけにちょっと食事でもしていきましょうか。でも吸い尽くすのはダメですよ。
まだまだ皆さんに気づかれるわけにはいきませんからね…」
「うん…うん!わかったから、わかったから早くぅ……」
子宮触手を切なそうに扱く吟の腕に手を回し、琴たちは裏道へと消えていった。
歩美達翔儀天使への終わったと思われていた淫の連鎖は、形を変えて再び始まろうとしていた…


翔儀天使アユミ〜成淫連鎖 終










いなづ様、ありがとうございました…
そして【翔儀天使アユミ】の完結おめでとうございます。
私は文字でしか誠意を表せませんが心から嬉しい限りです。
今までご覧になった方々も、ありがとうございます。
前説であんなこともありましたが、こんな私でよければこれからも
いなづ様と末永くお付き合いしていきたいです。
最後になりましたが、これからもいなづ様や
そして悪堕ちSSを書いてる作者様達の応援をお願いいたします。

いなづ様の期待に答えられたかどうか分かりませんが、
編集の点について何かあれば、コメントにどうぞお書きください。
あとご覧いただいた方は、作者様にご感想があればコメントにどうぞ。
作者様もその返事を書いてくれちゃって構いません。

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