福島警戒区域・長編記録国辱映画
『Zone 半径20キロ圏内・強制避難区域』の編集真っ最中である。
ただブログ更新も久しく書いてなかったので、編集映像データを
取り込み中に書いてみる。
新しいホームページも着々と進んでいる。
そこで紹介したいのが2006年製作、2009年劇場公開作品
『朝子』の
主役を演じた村井美波子さんのコメントです。
『朝子』の影の監督です。
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僕はこの人に監督させられたようなもの
ですから。出会いは僕が26歳の頃に作っていた長編映画『イヌ』で
共演者の紹介だったのでかれこれ18年の付き合いになります。
と言っても間10年程のブランクありますが・・・。
いつの日がまた彼女でもっと過激な作品を作ってみたい。
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その僕の悪巧みに心から共犯関係を結べる唯一の女優さんです。
必ず実現させてやる!
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過去の作品を無料で鑑賞できるように環境を整えている最中
なので、サーバにアップした時点でここでも告知致します。
その『朝子』のページ向けに今回、村井さんが改めてメッセージ
書いてくれました。ちょっとご紹介致します。
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  『朝子』コメント

北田さんは、映画の神様に愛されている映画監督だと思う。
私のイメージの中の北田監督はいつも荒野で一人、吹きすさぶ
向かい風の中歩いている。でもその荒野を包む女神の、
北田さんを見る目はいつもやさしく、慈愛にみちている。
 
今思い返してみても、『朝子』の撮影は何かの熱に浮かされ ている
ような日々だった。 クランクインが5月、クランクアップが10月だった
と思うが、 私にとっては暑く長い夏の記憶のように感じる。  

数年ぶりに会った監督は、生涯を誓った女性の死という越え
難い苦しみの渦中にあった。目黒の駅ビルののどかなカフェで、
似つかわしくない内容の会話で向かい合いながら、北田監督は
私に新作の構想を語り「また映画を撮れるようになるかはわか
らんけど、いつか撮れるようになったら」と言った。
それに対 して「いつかじゃなくて、今撮りましょう。そのままの
北田さ んが撮るしかないでしょう。」と言ったのは、私であって私で
ない。何かに押されるようにして出た言葉だった。    

撮影中もよく何かに守られているような気がしたものだった。
監督はストイックで、現場はいつも真剣だった。助監督兼役者
だった小澤発情君は、全裸で野外撮影中、降り出した雨に、
カットがかかった瞬間迷うことなく監督に走り寄り、自分の局部
ではなくカメラを守った。スタッフだけではなく、監督が役者た ちの
熱に、予定外の長回しや、シーン増を余儀なくされることも
多々あった。誰もが真摯で、本当に余計なもののない現場だった。    

撮影は概ね天候に恵まれ、演出上効果的なタイミングでいつも
雨は降った。クライマックスの倉庫街の凌辱シーンでは、
これ 以上ないというタイミングで大粒の雨が降り出し、
役者の一人が 「あーめーふってきたぁ!」と叫ぶと同時にみんなの
テンションが 狂気に舞った。朝子にとって残酷で過酷なシーンにも
関わらず、 私はその光景を美しいとすら感じた記憶がある。

張り詰めた緊張感 のなか、土砂降りの雨に打たれカメラを回す監督と
スタッフのもと 出番を終えたエキストラの役者たちもが、
誰も傘をささなかった。
『朝子』は映画の神様に愛されていた。              
              「朝子」主演 村井美波子
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まぁ、こんな感じです。
ブログネタに少し困ったので使わせてもらいました。
そういえば『朝子』公開した横浜ジャック&ベティの舞台挨拶した
以来3年ほど会ってないなぁ・・・。