福島警戒区域周辺においても圏内に残された動物を
想う避難民が行政側から『どこそこのグループや団体に
協力すると一時帰宅公益申請を受理しない』と脅され、
言われた側もその怒りの矛先をあろうことか
そのグループに向けたり、あるいは僕も
圏内エサまきボラしたときに『動物たちに水道水を
分けてください』と立ち寄ったコンビニ店員にあなた方に
ただでやる水は無いと言われ、
『みんなで何千円分の買い物しました』と哀願してもダメ
だった。よく聞いてみるとその店員も圏内に飼い猫を
置き去りしたままで
『ペットを失ったのはその人達だけじゃない!』と
訳のわからない理由で恫喝されたりと散々だった。
除染作業員が長靴をジャージャー流しているその
水道水ですら・・・。僕ら全員顎が外れそうだった。
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日本がアジアに侵略した世界戦争時にも何故、誰一人
『戦争反対』を唱えなかったのか子供の頃から疑問だったが
実は国民全体が変なのだった。そういう空気にさせられる
ことを実感した。当時の詩人・金子光晴がそんな日本人の
風潮を『一人vs一億人だ』と嘆かれた言葉を残して
いましたが愕然とします。戦後、戦争は無かったかのように
報じられ、今も東北から離れれば東日本大震災は
終わったかのようだ。東京ですら原発事故は終わった。
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関西など西に行けば原発事故そのものが無かったかの
ようだ。誰も口にしないし、そういった話を振っても
胡散がられる!そんなことでいいのだろうか?
報道や記録はだからとても大切なこと。

僕の今回の動物に関わる記録映画は3度目のトライ作品だ! 
2002年、1作目は宇都宮で少年が近所の飼い犬を
ゴルフクラブで撲殺する事件が起きた。タイトル『ムッシュ』
といってその殺された犬の名前を題名にした。
僕と同棲中だった彼女と二人で事件の真相を追った。
同時に動物やペットに携わる様々な闇に向き合うことになり
彼女は次第に精神を病み、とうとう睡眠薬で自殺してしまった。
この世に一人取り残された僕はそれでも一人で取材を
続けたがやがて撮影テープを封印することになった。

数年後、2005年に撮影チーフと悪役出演で関わった35ミリ
長編映画・渡辺文樹監督作品『御巣鷹山』で数ヶ月に渡って
福島県田村郡でのロケ合宿で知り合った井上貴弘氏と
意気投合し1年後には共同監督で『EXIT』という動物虐待に
関する長編記録映画を制作したが、動物実験にまで視野を
広げるべきだという僕の見解と、今回はペット業界の真実に
だけに主題を絞るべきだと双方で食い違い、やがて彼は
一人で『犬は想い出に遠吠えする』というタイトルで活動を
始めたが直ぐに千葉県の悪質ブリーダー取材で相手に
高級カメラを叩き壊され、勿論相手は即、逮捕されたが。
その後、僕がプレゼントしたボロボロのハンディビデオで
取材開始したがペット市場は想像異常に闇だらけで結局
頓挫してしまった。僕ももう二度と動物に関わるドキュメンタリー
は製作しないと心に誓ったが、今回の原発事故による
圏内動物閉じ込め事案とそれに携わる人々との出会いが
なければ動くことはなかっただろう。
実際、僕がやらなくても誰か他に誰かやっているだろうと
高を括っていたからだ。

そういえば原発事故から実に17年も前に渡辺文樹監督は
福島第一原発とその誘致に関する巨大な闇を描いていた。
原発はカネを産む生き物。
永久に安全だから異を唱えてはいけない!
それがこの街の常識だったし、暗黙の暮らしだった。
だから同郷の渡辺文樹監督でさえ異端者扱いだったし
乱暴者の厄介者視されてきたのだ。
渡辺文樹監督作品『罵詈雑言』
18秒目あたりからご覧ください。

続き

続き

もうちょい

ラスト

福島原発の歴史です。