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映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2010年03月

朝寝坊の宿

久々に温泉。
決まってというか当然、僕はワンコ宿泊OKの宿しか泊まらない!
密かにワンコ同伴宿の全国制覇を企んでいるが、今現在
家から2時間かからない距離で、気楽に温泉を楽しめ、ワンコ同伴で
肩身の狭い気疲れなしNO.1は群馬県みなかみ市の
『朝寝坊の宿 だいこく館』である。
2年ほど前からのマイブームで数ヶ月に1度の割合で宿に足を運んでいる。
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何と言ってもチェックアウトが11AMというのが嬉しい。
宿の直ぐ前にスマートボール屋もあるし。
まぁ、昭和の雰囲気を漂わした寂れた場末の温泉地だが僕は大好き。

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飯も旨いし、って言うかメシ不味い温泉宿は未だかつて1度も出会ってないが。



屋上には貸切露天もあり冬の外気には打って付け。
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この宿の客のほぼ全員がペット同伴だから気兼ねなく温泉が楽しめる。
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そこから車で小1時間走れば谷川岳もありまっせ!
夏場もスキーリフトで頂上まで登れるし。

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あーぁ。マッコリも旨いし眠い!
おっっと!象の鼻さん出てないな?
(いやいやジャンボフランクでしたな・・・。)
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この男、映画撮る気ゼロ!






ワンコの写真忘れたー

ひまわり

今月に入り、ずっと虫歯に悩まされ歯茎の腫れと頭痛も併発して
最悪の日々を過ごしている。市販の鎮痛剤で一番強い「セデスハイ」
のピリン系もとうとう効かなくなりアルコールに頼っている状態・・・。
20代の頃、歯医者で神経を直で切断された激痛のトラウマから
歯医者には死んでも行かない! まぁ、それ以前に健康保険証もないから
行けないのが現状なのだが・・・。

まぁそれはともかく、今更ながらやっと『ターミネーター4』を見る。
3に比べるとまぁまぁだったが、ため息を吐く。
同じタイムトラベルもの『猿の惑星』シリーズを引き合いに出すと
今回は『猿の惑星 征服』の位置だろうか? そしてターミネーター5で
人類と機械は末永く幸せに共生してゆくのか? そんな訳無いか?
多分、次あたりで完結編だろうが僕に『ターミネーター5 完結編』監督の
依頼があれば、人類を鼻糞みたいに絶滅させ、意識を持った機械世界で
反乱するターミネーターが出現し機械vs機械の永遠の全く意味のない
戦争で終結させる。
今回の4で一番ジーンとさせられたのは少年期のカイル・リース登場だろう。
人生で何の楽しみもない儘、虫けら如く死んでしまう最期を知っているからこそ
不憫でしょうがない。元々1作目の爆発ヒットの要因はカルフォルニア州知事の
演技じゃなく、あの絶望的なカイルリースのキャラに同情したからでしょ?
70年代のマイケル・サザラン?一人ぼっちの青春の主役やった人を彷彿とさせる
あのキャラでしょ。
『猿の惑星』シリーズの各作品のラストは全て深みがあったよなぁ。
第3作『新・猿の惑星』のラストの檻の小猿の「マンマ・・・マンマ・・・」
の繰り返し映像には鳥肌立ったもんなぁ。
SF映画なんてのはバックに文明や人類・社会体制批判のメッセージがないと
面白くないのだ。製作費なんて関係ないのがSF映画の真骨頂だったのに。

あと『フィースト』の1作目も見る。メキシコか何処かの砂漠地帯で
繰り広げられる変態怪物映画。面白いがまぁまぁだった。
2作目3作目も楽しみだが。

それとシナリオ書きの参考に名作、イタリア・ロシア合作『ひまわり』
のDVDも借りてくる。ロシア娘が極寒の僻遠地で凍結死寸前のイタリア兵士を
救出みたいな人間カッパライのカット割りを勉強する為である。
因みに僕の母親の生涯のベスト1はデシーカの『自転車泥棒』。

歯がガンガン痛くなったので、この辺で突然やめます。
お大事に・・・・・・・・・・・・-。

三月のライオン

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寒暖の差が激しいらしい3月ですが、そんなことはどうでもよく
また当て所なく関東地方を彷徨う。
昔、小学生の頃、休み時間が一番きらいだった。
誰とも話も仲良くもしたくなかったし
誰かをいじめたり、いじめられるのもいやで、
いつも一人で寂しい奴だと指摘されるのも嫌で
授業終了のチャイムと同時に体育館の裏に逃げ隠れていた。
子供心に人と接するとそれだけ自分の世界が破壊されると
本能的に理解していたのだと思う。


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あの時の小学校の塀の内側を彷徨っていた時と
僕は幸いにも基本的には何も変わっていない。
今でいう学習障害児だったのか?
それはもう幼稚園の頃からだった。
お遊戯の扱いも保母さんの話しも聞けなかった。
園児(人間)の集団が怖かった記憶は鮮烈に覚えている。
一度、寄生虫だらけの迷子の子犬が園内に紛れ込み
皆に集団で撫でられていた時に、その子犬は恐怖で震えていたが
幼いながらもその子犬は僕だと認識したのも覚えている。
あれから37年も経ったが、あの時の子犬はその後
どんな人生を送ったのだろうと今でも考える時がある。
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話は唐突に変わりますがアメリカンアカデミー賞の受賞式が
先日、行われましたが、僕が矢張り嬉しかったのは
長編ドキュメント映画『the cove』の受賞である。
何処かの国の人がその行為は残酷だと告発しているのだがら
我々は素直に耳を澄まさなくてはならないと感じる。
よく屠蓄の話になると、蚊の命は?ゴキブリの命は?
と話しをすり替え、揚げ足を取る大馬鹿野郎や論理合理主義者
の絶好のストレス発散場に終結してしまうが
例えば中国の一部に生きた猫を客の目の前でサバく行為も
欧州や中国内の動物愛護団体の精力的な運動で縮小しているし
今回の『the cove』の映画騒動での地元・太地町や一般日本人の
インタビューを聞いていると、概ねイルカ漁は日本の文化伝統だとか
我々は昔から食べているだとかなのだが
僕の感想はただ一言、日本に文化も伝統も無いやろ!である。
普段、特定の人物をワイドショーなどで総日本人形式バッシングして
るくせに、今回の騒動で、海外が日本バッシングに走る危険性を
異様なまでに危惧しているのを見ると呆れて脳震盪を起こしそうになる。
昔からイルカを食べてイルカらと言う言い分には
解決策が有る。これから食べなければいいのだ。
(オヤジギャグを使ってしまった! 悔しーい)

イルカ漁で飯を食っているなら、諦めて都会に出稼ぎして
工事現場の日雇いか引越しのバイトでも勧める。
漁一本で暮らしてきたは言い訳にもならない。
人生は変わるものだ。
職場も考えも生活も足元も家族も趣味趣向も哲学も
変わるのが人生だ。
映画もこだわりを替えない監督ほど惨めな奴は居ない。
変化に対応することが文化・伝統だと思う。

一昨年公開された『闇の子供たち』という映画で描かれていた
タイの幼児売春・臓器売買でもタイ王国は積極的にその映画の
製作に協力したと聞くし、作品を見た僕もイコール、タイ国が
醜いという印象は持たなかった。
なぜなら幼児売買春なんて世界中で太古の昔から伝統・文化
で闇に行われていたと容易に想像できるからだ。
世界中の私たちの善良なご先祖様たちの間で・・・。

イルカ漁がダメで、牛・豚・鶏・魚の屠殺はokとは言わない。
出来れば宮沢賢治の様にストイックに野菜穀物だけを接収したいものだが
(野菜にも命があるという、また揚げ足取る奴は必ずいるが
そういう奴にこそ幻の傑作『サイレント・ランニング』をみせて
ラストで泣けるかどうか実験してみたいが・・・
そいつが心底、植物に敬意を持って言っているのか見てみたい)
百歩でも一万歩でも譲ってイルカ漁を容認するのなら
同じ伝統・文化・人間の歴史営みとしての幼児売買も児童ポルノも
一夫多妻も奴隷市場も生産業の派遣労働も鮮魚活け作りも
臓器売買も食用の為の希少動物狩りも、犯罪者の公開処刑も
ハンセン病患者隔離も特異な身体奇形者の見世物小屋も白人至上主義も
偉大な神様が人間に与えた男性本能としての強姦やリンチも
闇闇闇闇の全く意味のない動物実験も生きたサルの脳みそ食いも
ペット販売も人柱・神仏の生贄崇拝もアレもコレも
認めればいい。復活させればいい。
全て復活維持させればいい。
人間の文化だから。
芸術的な壁画などを残したネアンタール人を捕食していた
先祖を持つ子供なのだから。私たちは。
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