合同会社adg-ethics

映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2010年06月

the FILM

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最近はよく世田谷の瀬田5の農家の直売所で野菜を購入してる。

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人参の葉は茹でて灰汁を抜き、充分、水切り千摺り・・あ、いやいや
千切りにしてごま油で炒めると良し。ナンプラーでも良し。
ピーマンは真っ二つに切り種取り、バターで炒めた鶏肉を
詰めて、生のまま頂く・・・そうそう食べる直前に塩を
振掛けると最高。

ところで世田谷区瀬田といえば高倉健の家があるところ。
高校生の頃、高倉健ファンクラブに入会したなぁー。
あの頃、いつか健さん主演で映画撮るのが夢だった。
中国のチァン・イーモウはそれを実現したのだから凄い!
彼は文化大革命の頃、娯楽といえば数本の日本映画だったらしい。
その内の1本、健さん主演『君よ憤怒の河を渡れ』を
何度も食い入るように鑑賞したらしい。
そしていつの日にか健さん主演でと夢を膨らませていたらしい。
それが『単騎、千里を走る』で実現した。

不思議な映画だった。
世界的巨匠チャン・イーモウが何故こんな8ミリ映画的な
シナリオ構成と演出で高倉健主演映画の全編を貫いたのか?

それを理解できた時、映画以上に感動した。
矢張り巨匠はその辺のチンケな映画発想には拘らないのだ。

アメリカの映画学生が卒業制作で作った15分の短編実験映画で
とっくの昔に引退隠居してたバスター・キートンを引っ張ってきて
彼の老いぼれた歩く背中だけで構成された16ミリ『the film』
みたいに僕の卒業制作として健さんの背中だけを追って
カメラを廻したいものだ・・・。

ダメもとで出演交渉してみるか・・・。
白黒映画で・・・ダメに決まっとるやろ!

港の犬・ドン

午前5時、旧湾岸線の汐留インター付近にてスピード違反で捕まりました。失点3点、罰金18000円は痛い!法定速度50キロを76キロで走ってました。幹線道路よりも生活道路での違反に重点を置いて欲しいものだ。暴走タクシーとか! 若い頃はタクシードライバーと喧嘩ばかりしてた。昔、京都でタクシー運転手が強盗を働き、その裁判時に裁判長が巷のタクシー運転手は雲助が多いと職業差別的な発言で問題に上がったが個人的には十分頷ける。ちゅうか経営者に問題有りなんだろうが。まぁ問題あげれば規制緩和しタクシー台数が飽和状態で客のモラルも関係してるし、加速度的サービスばかりで最近ではサイレンスなエコという名の危険電気自動車を売り付ける車屋にも責任あるんだろうけど。また脱線してしまった。

そうそう唐突に話し変わりますが(唐突が好きなもので)最近はよく子供の頃、テレビで二度程見たソ連児童映画『港の犬ドン』の事を思い出す。大好きな作品だ。何処かの野良犬の生まれたばかりの子犬の4、5匹程の群れている画面左側から人間の腕が伸びて一匹の子犬を掴み上げる。そこにロシア語でタイトルが浮かび上がる。あちこち飼い主が替わり、その運命の顛末を描いた低予算映画だった。でも児童向けなのでラストは優しい水兵さんに貰われハッピーエンドなのだが、この映画を覚えている人はこの日本中に100人いるのだろうか?16ミリをブロードアップしたような汚らしい画でできた社会主義国家製作の40年も前の児童映画を。有名俳優も監督もいたく映画の歴史上にも多分抹殺され原版ネガもジャンクされ輸入先も消え失せたかもしれないこの幻の映画をよく思い出す。実際、僕の想像力でできた映画だったかもしれない。そんな映画は実は存在していなかった? 映画とは固定の絵の具で描かれた画ではなくあくまでも流れるイメージだから、自分の中で勝手に変貌してゆくものだと思っている。その時々で見識や感想
が変わるもの。
いつの日にかインターネットが今の100億倍整備され、過去のどの作品も簡単に鑑賞できる時がくるのだろうか? それとも心にいつまでも思い出として眠らせておいた方がよいのか?多分、今その『港の犬ドン』を見たらスゲー幻滅するんだろうなぁ。僕が作った映画もできれば沢山の人に観て貰いたいが、根本的には何処かの全く知らない人の心にいつまでも残っていて欲しい。話題作もいいが、できればひっそりと、たった一人でいい。よく僕は他人から空しい生き方をしてると指摘されるが、結局は人生も映画も儚いものだから早くそれを受け入れた方が楽しいと思うし、映画製作においてもその方が進行しやすい法則を見つけただけなのだ。

トリ・ムシ・サカナの子守唄

 殆ど一年振りくらいに家の近くのレンタルビデオ屋にDVDを借りに足を運ぶ。
 邦画が見たくて色々と物色する。だが見たい日本映画が見当たらない。
 昨年公開で見たいのは松本人志監督作品『しんぼる』と韓国人女優の誰だか
   忘れたベッピンさん主役の『空気人形』くらいなのでとりあえず
 『しんぼる』を借りる。受付カウンターに向かう途中で店の隅っこの棚の
 更に隅の最果てのゴキブリの死骸でも落ちてそうな箇所に亀井文夫監督作品
        『闘う兵隊』を発見し、借りる。
    松本人志監督作品『しんぼる』なかなか面白かった。
もう20年も前の初期実験作品『頭頭(とうづ)』を連想させられる意欲作に
感じられたが一般的には受け入れられないのも分かる。日本のラズベリー
3冠受賞したのも頷ける反面、次回作もその次も作り続けて欲しいと願う。
  世界でも彼の映画製作におけるセンスは貴重で誰も真似できない
全く新しい映画概念を持っていると感じられる。世間の批判には耳を傾け
 ず真の映画製作に没頭して欲しいとエールを送りたい。すくなくても
 『大日本人』は傑作だった!『しんぼる』もテーマさえ理解できれば、
   とても面白い映画なのだが!批判と評価、両方分かるなぁ~。
       そういう意味でも僕にとって珍しい映画。

 続けて『闘う兵隊』を数年ぶりに鑑賞する。この映画の評論はこちらの
     blogに的確に言い当てているのでどうぞ。↓
http://akaboshi07.blog44.fc2.com/blog-entry-136.html

  
亀井文夫監督。僕が高校生の頃、過去と現状と将来と未来に何の希望も
見出せず酒、タバコ、女にも逃げ道も作り得なかった頃、何の目的もなく
上京した時があった。不良少年じゃなく一応、テストでは毎回学年トップ
だったから担任もどうしても大学進学をさせたくウズウズしてた反発も
あったのだ。実家近所の焼き肉屋でバイトした五万円程を握りしめ上京した。
一ヶ月程の住所不定放浪で所持金も無くなり、新宿の店で
いかがわしい日払いバイトを同性愛者でもないのに精液臭いその部屋で5日ほど
して暮らした。客に大手音楽プロデューサーもいた。金のために年増の
水商売女を舐め回すバイ
トもその頃知り合った人の紹介で2日やった
のも微かに覚えている。生きるためだ密売だろうが人から紹介されれば
何だってやっただろう。

そんな時、本当に偶然に立ち寄った水道橋あたりでやっていた自主上映会で
亀井文夫監督の3時間余りの新作『生き物みなトモダチ トリ・ムシ・サカナ
の子守唄』を観た。監督は骨董品屋の主人で資産全てを費やしてこの映画を
 製作したらしい。この上映会の数週間前に死亡したと会場で配られた
     チラシで知った。高校生が見る映画じゃないと思った。
    そこには真実が描かれていたからだ!この世界の真実が・・・。
なぜ監督は死ぬ間際にこの映画を自主制作で製作しなければならなかったのか?
  僕がその先、映画製作を目指す信念と同時に向上心を棄てるきっかけを
       教えて頂いた先生のような人である。

『生き物みなトモダチ トリ・ムシ・サカナの子守唄』のラストで恐竜の
        化石が映されナレーションが流れる。

大きくなり過ぎてもダメなんだ、強くなり過ぎてもダメなんだ・・・と。

  この言葉は今を生きる人間にだけに与えられた貴重な教訓なのだ。

またまた

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またまた登場。
ホームセンターカートも慣れたみたい。

少し眠い・・・
ムニァムニァ・・・。

こう見えても女の子だよーん

原点

鳩山首相が退陣いたしました。
陰ながら連立政権を応援していたので残念である。
管直人新総理もいいんだけど今の時代、総理大臣に求められるのは政策よりも、
日本の顔としての存在感である。キャラでかなり国益が左右される。
そういう意味で個人的には田中真紀子や蓮舫あたりに日本のリーダーになって
貰いビシバシかまして頂ければ、日本国のイメージも改めて変わるのだが。
ここいらで女性総理誕生もいいんじゃなかろうか?
自民の小池あたりは打算的でキャラも発言内容もチンプンカンプンで最悪だが。

沖縄の決起集会もどないなってんねん?基地なくなったら生活もできない
ような政策を優先してきた過去の政治にはノーと言わないのに。
ところで沖縄舞台にした映画では『オキナワの少年』がぴか一でっせ!
沖縄本土返還後、上京してバイトしながら映画監督だったか脚本家を
目指している少年の余りにも悲し過ぎる挫折を描いている。
30年後に『誰かは誰かの為に死にに行く』みたいな石原都知事原作の
糞のような題材を映画化した新城卓監督作品だが。
描いてる内容が真逆じゃねえの?
特攻を美化するのもなぁ・・・。 お国の為に飛んだのは
今でも僕の周りに、うじぁうじぁ居る人々で
大半は逃げたかったろうに。
まぁ、どうでもいいか。

一年前のアホウ総理大臣の時に比べて今回の鳩山首相退陣劇で
日本国民は心底あのぶら下がり記者や政治評論家と称する
ゴロツキのデタラメさに嫌気がさした事でしょう。
小沢潰しも馬鹿馬鹿しくて見てらんない。
もうテレビも新聞も愛想尽きまして早速解約致しました。
それより国家機密費で名のあるジャーナリスト機関に金がばらまかれていた
報道は何故かイワザル如く口チャックである。なんだか世論調査もかなりの
確率で怪しくなってきた。そもそも改革の道程、志を評価すべきで極論言え
ば結果はどうでもいいのだ。昨年の総理就任会見で鳩山首相は今回の政権交
代で混乱を招く事があろうかと思いますが60年以上続いた自民時代の膿を出
し切るには国民の皆様にも辛抱強く見守って下さいと訴えていたじゃないか。
そんなに成果結果ばかりを重んじる日本人の意識改革の方が優先しないとダ
メみたい。まぁ、鳩山さんは賢い人だから、あの上げた親指の真意はいずれ
分かるかもよ・・・。

あとイルカ漁を追った記録映画『ザ・コーブ』の渋谷の映画館が上映反対抗
議にひざまずき上映中止を決定したという。何なのか?双方に呆れて脳震盪
起こしそうになる。抗議して上映中止になるのなら、今、やってるくだらな
い日本映画全てに僕は抗議する。
毒にもならない映画なんて製作も上映もするな~って。抗議活動が怖いなら、
さっさと映画館ごと店じまいしてしまえ!同罪じゃ~~
まぁ、それも一種の宣伝方法かもね?昨年『靖国』みたいな。

          政治も映画も似たもの同士。
         そろそろ原点に戻りましょうや!
         ねぇ、僕が尊敬する唯一の政治家
        http://www.sekihin.net/index.html
          田中正造先生!

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二十歳

 おそらく僕の次回作で一緒に組むであろう京都在住の
 映像作家・孝学直の数年前の短編処女作がYouTubeに
 アップされていましたので、ご紹介します。
        爆音でご覧下さい!

        タイトル『二十歳』
    撮影・脚本・編集・音楽・監督 孝学直。
      15分の短編白黒作品である。

そして続き


  タイトルの青いイメージとは程遠く鮮烈な情念の記憶、
  想いを斬新に切り取っていて、途切れそうな映像または
     途切れた時間を見事に造形している。
  僕としては、そのまま80分か90分の長編として
        観ていたい心地好さです。
  オープニングで昔のフランス映画『ラ・ジュテ』を
       連想しドキっとしました。
  あと音楽がいいなぁと感じながら見ていたのですが
    エンドタイトルで音楽も自分で手掛けてる。

  実験映画と称される作品も今まで千本ほど見てきたが
        『二十歳』は傑作です。
   (実験映画というジャンルに縛るのは嫌ですが)

 非常に映画本来の想像力を可能な限り具現化させた映画であり、
 この作家と僕の次回作でどうシンクロするか楽しみである。
    彼とは言語でコミュニケーションは必要ない。
  映画というコミュニケーションを優先できる希有な人間だ!



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