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映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2011年11月

ロケハン2

連日、暇を見つけては次回作のロケハンを繰り返している。
だが、暇がない。
貧乏、暇無しである。
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今月末には岩手県と秋田県で果てしないロケである。
実は撮影場所にかなり拘る男である。



僕の心の拠り所は唯一、この子との散歩である。
今日は自転車でヒョーイ、ヒョーイ・・・。
風がつめたい・・・。
そして放射能雑じりの北風を肺いっぱい吸い込む。
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北田直俊監督作品

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約一年間を費やして次回作『怪人』のシナリオが95%完成した。
各シークエンスを盛って盛って最終的にシンプルに加工する。
勿論、製作も兼ねるので予算、スケジュール、気力体力との折り合いを
つけ、また改稿する。
その繰り返しでようやく形になった。
相変わらず今まで通り製作・監督・脚本・撮影・照明・録音・編集・
記録・絵コンテ・特殊造形・美術・衣装・車両・ロケ交渉・出演者探しと交渉・
小道具・機材・弁当手配からほんの小さな雑務等を兼ねるので
てんやわんやである。
だが結局のところ僕にとって身の丈で映画を
作るとはこういうことなのである。
とは言うものの、ぶっちゃけスタッフを
雇うだけの資金は最低限欲しい。
誰からも何の期待も、将来の展望もない映画製作なので、
この状況は必然であり、損ばかりしている。
今回、カメラは初めて触るフルHDだが同録は拒否し、オールアフレコである。
台詞はオールオリジナル語で日本映画なのだが日本語ではない。
何処の国にも存在しないし誰も理解できない完全オリジナル言語。
よって、日本語をはじめ英語、仏語、韓国語と翻訳と
字幕作業が最終的に待っている。
映像は白黒と特殊カラーと純粋カラーが絡み合ってくるので
『イヌ』とwる感じであるし、それが僕の生理にピッタリくる。
まさしくハイブリッドな映画と言えるだろう。言い替えれば雑種映画。
あらゆるボーダーをとりはぶきたいし、その努力がしたい。
そして、何よりもそういう映画が見たい。誰も作らないから僕が作る。
ただそれだけである。
だから、実のところ自主映画も商業映画もどちらも嫌いである。
その中間のボーダー映画が好きだし、目指している。
わかんねぇ~だろうなこの感覚。

そうそう撮入は2013の夏~秋。ということは完成は2014の暮れか・・・。
まだ三年後。僕は46歳になっている。
前作『デモーニッシュな街から遠く離れて』が37歳の時に撮影したから
9年振りの作品になるのか・・・。
99歳の新藤兼人監督のように長生き出来れば、僕もあと死ぬまでに
6本くらい映画が撮れるだろうか? だが僕は長生きはしない。
適当にの垂れ死ぬのだろう。だからあと一本は創りたい!
なんて絶望的な作業なのだろう。
製作資金もまだ500万ほど足らない・・・。というのに。
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ロケハン

現代も日本の財源を食い散らかしている老人が
多数いるが・・・おば捨て伝説が残りそうな日本のへそ辺りで
次回作のロケハンを決行している。
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ちょっと寄り道して珍宝館にて・・・
館長のおばさんにシコられまくりながら・・・。
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イヤー、ええ映画になるわー。
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