
平山ガンマンさんと飯舘村に数年間も繋がれた儘の
番犬たちに同行取材し、感じたことだが、
我々人間も一年に一日で良いから、短い鎖に
繋がれ水も食事も運動も娯楽何一つない、
そんな日を強制的にも作ったほうがいいと思った。

みんな自由過ぎて、幸福過ぎて
この番犬たちの置かれている境遇を
想像出来ずにいる。

この番犬たちは最悪的に不幸だ!
だが、その現実を知ろうとしない、また
知る術もない、想像も出来ない我々
人間はもっと絶望的に不幸だ・・・。
もう、芸術などで感動する奴らを信じない!
もう、愛など口にする奴らはぶっ殺す!
もう、己の信念を持つ奴らの顔も見たくない!
もう、本当の事などどうでもいい!

この写真の子は鎖の長さが3m程ある。
つまり3mの世界だがまだ長いほうである。
何も無い毎日。繰り返される無駄な日々。
もうこの子の青春も犬生も帰っては来ない。
ただ、そこに誰もいないそこに
繋がれた儘の一生・・・。
幸せを求める人間達の犠牲になった番犬。
すべて終わっているし、
人間は終わっている。
果たしてそんな終わってしまった世界と
これからどうやって対峙しようか?
zone存在しなかった命・HP
zone存在しなかった命・DVD
そして次回作の飯舘村の動物たち・予告編
- カテゴリ: