合同会社adg-ethics

映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2015年06月

6/28(日)台東区民会館にて無料上映会

6/28(日)台東区民会館にて警戒区域の動物たちを
描いた『zone存在しなかった命』の無料上映会が開催されます。
ご参加希望の方はJAPANIMALSブログまでお願いします。
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当日は『みえない汚染・飯舘村の動物たち』(92分)のDVDも
無償でお配りする予定ですが、数に限りがございますので、
必ずブログ記載のメールまで参加希望の予約をお願いします。
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新作『みえない汚染・飯舘村の動物たち』の方は、ようやく
英語翻訳字幕作業も終わり『Hidden Contamination』という
タイトルで来週から順次、海外の国際映画祭に作品を応募して
ゆきます。
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またホームページの方も近日に発表させていただきます。
都内に於きましての無料試写会も現在準備を進めておりますので、
もう少々お待ちくだされば幸いです。
http://jpanimalsadvocacy.blog.fc2.com/blog-entry-3.html

サイレントランニング

子供の頃、深夜テレビで見たアメリア映画『サイレント・ランニング』に幼いながらも切なくて胸が押し潰されそうになった思い出がある。設定は近未来ではなく超未来。地球は環境、温度全てがコンピューター制御され植物は完全に絶滅した。唯一、土星衛生の探索宇宙船の中だけで植物は国家レベルの保存計画によって保たれていた。だが、ある日その計画も白紙に戻され核弾頭によって、その植物を木っ端微塵に吹き飛ばす命令が下される。主人公の男は植物の重要性を説いたが認められず仕方なくその命令に背き、仲間達を殺害し、任務遂行ロボットのプログラムを書き換え自らも自害する。映画のラストで地球からの攻撃船から逃れるように奥宇宙に永遠に飛び立った宇宙船では、男がプログラミングした小型ロボットが植物に丁寧に水を与えるシーンでエンディングを迎える。
子供心に、このシーンの絶望性に胸を打たれた。
今はもう誰も知らない40年前の映画。
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ごっこ。

福島の警戒会区域に初めて足を踏み入れた時の率直な感想は、ああ全部騙されていたんだという想いが強烈だった。それは、色んな意味で私達を支配していて培ってきた大手という存在に。大手の政府。大手のマスコミ。そして大手の国民。そう、私たち自身がいつの間にか大手だったのだ。その昔、『南極物語』が日本中で大ヒットを記録し、南極に置き去りにした数十匹の犬の為に日本中が涙し、何て日本民族は動物に対して思いやりが有るんだと感じていた現象は、この数百万匹を犠牲にしても尚報道もしない現実に僕自身を怨んだ。そうなんだ、皆んな何かを演じているゴッコ社会に真実を探ろうとした僕がバカだった。この山本美絵ほど真実を歌い上げた歌手はいない。僅か数曲を発表した後に忽然と自ら音楽偽善業界から消え去ってしまった。だが僕の中では音楽アーティストNo.ワンの地位は揺るがない。この人は確信犯だった。そして、僕も確信犯だ。音楽業界で歌い上げてはいけないものが一つだけある。それは真実だ。どんな業界でもそれは共通する!真実を描けば、それでthe endなのだ。それを完全に皮肉った楽曲が⭕️⭕️ゴッコ。
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