合同会社adg-ethics

映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2016年05月

ポラロイド写真

陽子との二枚

部屋を片付けていたら、ずっとその存在すら忘れていた2枚の
ポラロイド写真が出てきた。

もう随分と昔に自らこの世を去った彼女とのツーショット写真だ。
当時流行っていたチェキとか言うポラロイドを使っていたような・・・。
それも、曖昧になってしまった記憶・・・。

そう、生前の彼女の影響で、この世に人の命を助けるという名分の
悪魔のような動物実験の存在と、ゴミのように消費され捨てられる
ペットという存在を知ったのだった・・・。

当時は正直、話を半分以下にしか聞いていなかったし、その実感は
掴めなかった。精神を病んだ彼女の戯言のように、適当に受け流して
いたように思える。

その病気もいつかは治ると漠然と信じていたからから・・・。

あれから、僕はこの世でたった一人だという孤独と絶望を味わった。
もう僕も死にたいと思いながら、かろうじて過ごしてきた。

数年前からだろうか、SNSを通じて、この世の動物に対する余りにも
残虐過ぎる実際を目にしてきた。特に、一番やりきれなかったのは
拷問を与えながら殺さずに殺すアジア圏の犬肉屠殺の方法だった。

恐怖と痛みを受け続ける絶望。それに対して何も出来ないで傍観
し続け、いつかは未来があるのではないかと信じる絶望。そして、
金の為、慣習の為、その痛みさえ麻痺した人々の絶望。
三者三様の絶望があることを知った。

それでも、今度生まれ変わるなら、この三つの絶望でどれを選ぶと
したら、やはり全員が【恐怖と痛みを受け続ける絶望】だけは選択
しないだろう。何故なら、それは余りにも生々しくて直感的過ぎるから・・・。

人間の絶望とは、そういったことじゃないだろうかと考えたりする。

江古田映画祭のトーク模様

すごーーく遅くなりましたが三月に行われました
江古田映画祭のトーク模様をアップしました。

https://youtu.be/Lsfyw9Vmg9c
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