合同会社adg-ethics

映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

2018年11月

佐藤榮記監督『かわいそうな象を知っていますか』

佐藤榮記監督作品『かわいそうな象を知っていますか』(97分)
来月、シネマハウス大塚にて劇場公開を開始します。
取り敢えずは3日間限定のプレミアム上映で、連日佐藤監督の
トーク付きです。
同時上映は『はな子さんからのメッセージ』(40分)
こちらは短編作品になります。
ようやくフライヤーも出来ました。
象チラシ表

象チラシ裏

2018年12月22日(土曜日)、23日(日曜日)、29日(土曜日)の3日間です。
入場料は1,500円。大学生は半額。高校生以下は入場無料です。
それでは、皆さん宜しくお願いします。

みえない汚染・飯舘村の動物たち【無料配信開始しました。】

【無料配信開始しました。】
誰も成し遂げる事が出来なかった福島原発避難区域内に動物シェルターを立ち上げた一介の会社員の執念の軌跡を追った記録映画。
この記録映画は原発事故被災地・飯舘村に於ける惨状のごく一部です。
被災者側を批判する意図はなく、あくまでも動物たちを数年間も放置という犯罪行為に対し、政府・行政及び東京電力・大手マスコミに対して、動物たちの置かれた現状と権利・福祉及び法整備の遅れを告発する目的で制作されました事をご理解ください。
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https://vimeo.com/227587819

満を持して僕の過去の二本のドキュメンタリー映画を無料配信することにしました。
『アジア犬肉紀行』の上映にまでこぎ着けた安堵感もありますが
原発事故が完全に風化した現在に、もう一度人々に呼び掛けたいという想いにも
駆られました。
【22】の替わり
原発事故から八年。ずっと無人の村で、今もひとりぼっちで寒さに凍え、
空腹とのどの渇きに耐え、生活音さえない空間に取り残された命がある。

『Zone存在しなかった命』を製作した強制避難区域内には、まだ取り残された動物たちを救出・保護するという大義があった。僕も撮影をしながら、それなりの達成感もあった。
だが『みえない汚染・飯舘村の動物たち』の舞台となった居住困難区域・飯舘村は違った。
詳細は、映画で描いているので、ここでは語らないが、餓死・殺処分の方が
マシだと思えるほど、僕の心は粉々に折れてしまった。
今もその後遺症は残っているし、今後も心の底から笑えないと思う。
それほどまでに人間への絶望感に打ちのめされた。
分かりやすい善や悪ではない人間の営みという絶望感である。
10-B
あれから僕は言葉を失いかけている…。
もうどうでも良いという刹那感に覆いつくされようとしている。
おそらく僕の中で、全てが終わってしまったのだろう。

Zone存在しなかった命【無料配信開始しました。】

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https://livedoor.blogimg.jp/adg_movie/imgs/6/d/6d1274c5.png" title="safe_image" target="_blank">
ようやく『アジア犬肉紀行』に関するバタバタも一段落したので、
もともと僕が動物福祉に関する映画を連作するきっかけにもなった
福島原発事故に取り残された動物たちを描いた『Zone存在しなかった命』を
もう原発事故から7~8年経ち、完全に風化した今だからこそ無料配信を
することにしました。
https://vimeo.com/241180873
【21】の替わり

日本政府や大手マスコミによって存在しないものとして闇に葬られた
無数の命たちの鎮魂歌になればという思いで製作した本作。
禁断ゾーンに非合法な形で潜入し克明に活写した、ある意味存在しては
いけなかった作品に仕上がっています。
残酷描写はございませんので、気構えなくご鑑賞いただけます。
これが日本政府、そして我々一人一人が犯してしまった重罪を
後世に残したいと切に願います。
https://vimeo.com/241180873
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水面下

水面下で進めていた和歌山県太地町での『アジア犬肉紀行』の
上映会は諸々の諸事情から来年に延期致しました。
詳細はこちらで詳しく書かれていますのでどうぞ。
http://animalliberation.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

しかし読み応えのある、面白いブログだなぁ…。

https://vimeo.com/292565805
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