2002年。今から18年前、狭くて汚い浴槽の中で痛め付けられ、
この川に遺棄された小さな命。
九州大学理系卒業で、広島呉市出身の松原潤という
当時27歳の男(現在45歳)が、このアパートの408号室で
やらかした事件。
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近所でご飯を貰いながら、かろうじて命を繋いでいた子猫を
取っ捕まえて、自宅の浴槽でゆっくりと切り刻む過程を
実況中継したサイコパスエリート崩れの人間。
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ここからインターネットによる動物虐待事件の幕は開けられた。

18年経った今も、この部屋だけは賃貸として募集はされていない。
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犯人の父親は呉市の中学校教頭であった。
明らかに教育者として失格な筈なのだが、その地位の恩給を受け
現在は広島市南区に妻と二人でくらしている。
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その父親に接触し、息子であり上記の残虐行為を行った松原潤の
行方を聞いた。
現在は、広島には居なく、遠い地で社会人として真面目に働いている
との事。過去の事件に関しては、心の底から反省し、悔やんでいると
言った。

だが、殺害された子猫に対する言及は、当たり前だが一言もなかった。
そのような発言をする教育者なら、当然の如く松原潤という様な
普通の仮面を被った怪物は生まれなかっただろう。
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この世界でも唯一の被爆国であり、爆心地の広島。
最も命に対しての尊さを訴え発信していかなくてはならない筈の
この場所から、最も命に対しての冒涜事件が始まってしまった。
まだ動物愛護法がまともに機能していなかった18年前。
だが、残念ながら今もほとんど変わらない。