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映画製作者 北田直俊の活動を報告するブログです。

北田直俊

封印映画『イヌ』20年ぶりの上映

イヌ画像
映画『佇むモンスター』が横浜シネマノヴェチェンで公開されるのを記念して
僕の20年前の映画『イヌ』(2002/100分/白黒・特殊カラー)が一度だけ上映される。

昨年、『彷徨う魂』を公開した横浜シネマノヴェチェンの映画館主の箕輪さんと
立ち話で何気なく、その昔僕がたった一人で35ミリ自主映画を作った話をしたのが
きっかけだ。

20年前の2003年9月にシネマ下北沢で2週間公開して以来、ずっと押入れに眠って
いた20キロ以上もある重たいセルロイドの塊。35ミリフィルムで全7巻もある。

正直、引っ越しの度に邪魔で何度今まで廃棄しようかと考えたことか。
そんな封印フィルムを、箕輪さんは保存状態を確認後、試写までやってくれた。

アバンギャルド過ぎる内容なのに、箕輪さんにやたらと気に入られた。
「海外の映画祭に出品していたら、賞取ってたぞ!」とまで言って頂いたが、
当時はもう字幕を入れたり、そこまでの余力は残っていなかった。

いかにアバンギャルドさを表現しているのは、チラシの裏に書いてあるけれど、
映画監督の山本政志氏が残してくれたコメントが最も的を射ている。 
                        ↓
  
   口当たりにイイモノが氾濫する“今”
   『イヌ』を観た時の居心地悪さは異次元だった。
表現力も語り口も極端に雑で、極端に観心地悪い。
映画になっていない、と言ってもいい。
ただ、ホコロビだらけの画面から、
作り手の熱い“志”だけは垣間見れる。
しかも、35mmでの挑戦とは・・・恐れ知らずメ!


褒められているのか、貶されているのか判らないコメントだが、
この表現が映画『イヌ』を端的に言い表せているだろう。

25歳から10年ほどかけて作った35ミリの自主映画。総製作費1800万。
個人映画の8ミリや16ミリ、ビデオという媒体ではなく35ミリの商業
フイルム。貧乏人の僕が、昼夜問わず肉体労働に明け暮れて制作し、
完成したらこの世からおさらばしようと、まるで遺書を遺すつもりで
フィルムを廻し続けた。

今でいう失われた30年が始まった90年代初頭ごろ東京でのアルバイト
生活に明け暮れていた僕は20代前半で突如パニック障害に悩まされ、
電車や人混みがダメになり(勿論、当時はパニック障害なんて言葉も
概念も無かった時代)、なんとか人のいない栃木県那須町の僻遠の地で
産業廃棄物処理施設という職を得た。おそらく人と接しない環境が功を
奏したのだろう。少しずつパニック障害を克服していった。
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地元で見つけた野良犬の子犬を相棒に暮らしていた25歳のある日、
たまたま立ち読みした雑誌に掲載されていた1枚の写真に衝撃を受けた。
その写真には、人間に虐待された挙句に片足切断の片輪にさせられた
一匹の老犬の姿を写していた。
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僕の中の人間に対する憎悪や怒りが噴出した瞬間だった。
この虐待されたイヌを通して、人間の偽善や欺瞞を描くことはできないか?
それが、この先延々と10年も制作が続く映画『イヌ』の初期衝動だった。
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今でこそ動物福祉や動物虐待事件という言葉が広く一般的になってきたが、
30年前はそういった概念自体なかったと思う。動物虐待に心を痛めると
変人扱いされた時代だった。捨て猫も、放浪犬も当たり前の時代。
インターネットも普及しておらず、勿論SNSもない時代において、
僕一人社会に対して絶望していた。
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2011年の原発事故に伴う数百万以上の動物置き去り事件に端を発し動物福祉
問題のドキュメンタリー映画を制作してゆくなんてこの頃には思いもよら
なかった。(勿論、2000年後半からフルハイビジョンでカメラが回せるように
なった事も後押ししているが)しかし、【怒り】が原動力となり映画を始動さ
せたのは、その頃と同じか。

そういった意味で、映画『イヌ』は僕の全てが詰まったある意味原点の映画。
この映画を完成させて死ぬつもりだったのに、皮肉にも完成後に自ら命を
絶ったのは同棲中の彼女の方だった。
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一匹のイヌが人間に翻弄された挙句に交通事故に巻き込まれて死ぬ。
悪魔の導きによって人間を血祭りにあげるために案山子として生まれ変わる
貧乏たらしい映画。そんな20年間も封印されてきた35ミリ自主映画を
いったい誰が観るんだ? とツッコミどころ満載だが、横浜シネマノヴェ
チェンの箕輪さんの御厚意に甘えて、6/4日曜日の13時から1回きりの上映を
させて頂きます。

しかも、上映後に90分もトーク時間を設定され、僕は口下手だから20~30分で
イイって言ったのだが、箕輪さんは「俺がMCやるから大丈夫だ! 90分でも
短いくらいだ」と半ば強引に決まった企画です。
イベントの予約サイトはこちらに貼り付けておきます。
金額設定も高めなんですが、他のイベントでもこれくらいで統一してるみたい。
https://cinema1900.wixsite.com/home/monster

まぁ、おそらく日本映画の歴史上、最も最後に作られた35ミリの自主映画
じゃないだろうか? しかも、たった一人で35ミリ映画を作ったのも、
世界広しといえども誰も居ないんじゃないかな?
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彷徨う魂

数ヶ月前から申請していた文化庁の映画製作事業助成金
交付決定が正式にされた!
劇映画制作分一本分の予算である。
4年前から制作してきたドキュメンタリー映画『動物愛護法』では
表現しきれない想いを劇映画という形でも発表する!
ただし今年中に完成、初号ラッシュを終え、来年中に劇場公開を
する事が条件の助成金だ!
ドキュメンタリー映画『動物愛護法』の仕上げも、ラストシーンとして
扱う【生き餌】問題で、現在も取材を続けているが、こちらも
何としても来月には完成させなければ間に合わない!

劇映画の方のストーリーは、子供のいないある夫婦が可愛がっていた猫を
隣町に住む市役所勤めの50代の男に惨殺されネットに晒されて旦那が
復讐を誓うが、復讐すれば公務員の妻に迷惑が掛かり、忸怩たる想いが
募る旦那の前に、執行猶予で自由の身となった犯人が何食わぬ顔で
普通に生活をしている姿を目撃する度に精神のバランスを崩すという内容の
劇映画を製作します。
 シナリオ執筆も完成まじかで、来年は『動物愛護法』の矛盾点を指摘した
同テーマを、いま編集中のドキュメンタリーと劇映画という2つの表現
方法という形で世に投げ掛ける事ができると考えています。


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映画『動物愛護法』クラウドファンディング開始しました。

2017年から、ずっと取材を続けてきた撮影データを
一本の映画『動物愛護法』として編集を始めました。
それに伴いこの度、クラウドファンディングも開始しました。

微調整

https://motion-gallery.net/projects/wasurenai2021

応援のほど宜しくお願いいたします。
こちらは【或る動物虐待魔への手紙】
https://note.com/asiandogs/n/nc8cb408f9076

Zone存在しなかった命


私が自主制作した福島原発事故に伴う半径20キロ圏内の強制避難区域に取り残された動物たちを記録した映画『Zone存在しなかった命』が満を持してYouTubeに於いて無料配信された。

 公開から五年。全国2,800ヵ所以上のTSUTAYAやゲオにリリースされてから三年半。そのリリースに向けて尽力くださったのは昨年『カメラを止めるな!』で空前の大ヒットを飛ばした本編カメラマンの曽根剛さんだという事実はここだけの話(笑)

 もっと多くの方にこの現実を理解してほしいという願いから、この度無料配信に踏み込んだわけです。 

 よく画面が荒れて観づらい部分が多かったというご指摘がございましたが、それもそのはず何故なら警戒区域の中での撮影では、私は殆どカメラファインダーを覗かず撮影していたもので。私も初めて警戒区域に入るまで、中で撮影してはいけないという規制など知らなかったのです。当初は業務用の少し大きめのカメラを用意していたのですが、そちらは目立つので殆ど使えず、たまたま予備で持って来ていた小型のハンディフルハイビジョンカメラがメインに活躍することになりました。20キロ警戒区域に入るには勿論、検問所がそれぞれの道路に設置されていて、私はその都度様々な方法で中に入りました。中にも日本中から駆り出された警察官が被曝しながら常時パトロールしているわけで、もし撮影記録しているのがバレたら逮捕されます。まぁ、私自身が逮捕勾留される分には一向に構わないのですが、一番危惧していたのが協力者さんに迷惑がかかるという想いだったので、撮影中はカメラレンズを被写体に向けてはいるけれど、私の視線は常に辺りをキョロキョロし、いつパトロール中の警察官に遭遇しないかに留意していました。そのせいで画面が一部観ずらい箇所があるのです。
映画ではカットしましたが、何度か警察官と遭遇しカメラを隠したりしているシーンなどが実は存在します。

 思い起こせば、当時東京23区のゴミ収集の運転手として働いていた私が、この映画を製作するにあたってはいろんな思いが馳せられる。若い頃は、劇場用の35ミリ映画をたった一人で完成することができるかという無謀な発想から26歳からほぼ10年かけて白黒長編映画を製作したりしていたが、所詮プロの映画監督になる意思も、業界で下積み生活を送るつもりもなくただ漠然と映画を作っていただけなので、その後同棲中の彼女が自殺したこともあり、自然に自主映画も撮らなくなり(一時は路頭に迷い、当てのない放浪をしていたこともあるが)、2011年の震災時は普通に勤労生活を送っていた一介の運転者だった。(その話はいずれ書きたいと思います。)

 東日本大震災の三日目、原発が水蒸気爆発を起こし放射能が撒き散らされたかもと日本中が迷走し騒がれていた時も、私はどこ吹く風で、池袋の映画館で韓国映画『悪魔を見た』を鑑賞しながら韓国映画の水準の高さにただただ感服し、パンフレットを読みながら悦に入っていたのを覚えている。原発が爆発してもどこか遠い場所での対岸の火事のようだった。

 そんな私でも徐々に事の深刻さを理解し、特に原発事故から数ヶ月が過ぎた頃、テレビニュースで警戒区域に取り残された動物たちは全て救出されたような報道で安心したような記憶がある。日本は先進国だし、むかし『南極物語』が空前の大ヒットを飛ばしたように動物に対して優しい民族だし、日本はそういう国だと信じていたが、更にその数か月後にあるネットに書かれていた「実は警戒区域には多くのペット・家畜が取り残された儘である」という誰かが書いた記事には、正直驚かされた。

 一体、その真相を知るにはどうすればいいのか? やはり自分の目で確かめるのが一番だろうか? 預金口座にはそれなりの余裕もあった。 マジで行こうか? 被曝するぞ! また自主制作で映画ごっこを再開させるのか? お前がやらなくても他に同じ考えの人間がわんさか居るよ! ドキュメンタリーなんて作ったこともないだろ? 放射能数値が高すぎてカメラの撮影データには記録されないかも? そんな自問自答が数日続いた。そんなウジウジした自分が嫌になり意を決し、後戻りできないように数十万する高価な、前述の業務用カメラを購入したのもその頃だった。これで、もう行くしかない!(若い頃は映画はフィルムだった。私が30代半ば頃からデジタル化が進み、デジタルテープで記録する時代で止っていたので、初めてSDカードで記録する方法に当初は躊躇したが…)

 片っ端から警戒区域に通う方々に連絡し、中に入る協力をお願いした。どこの組織にも属さないし何の経歴も無い、ただただ胡散臭いしどこの馬の骨かもわからない人間からそんなお願いをされても、当事者たちも困っただろうが、意外と皆さん結構協力的で、私の取材依頼を断わりを入れてきたのも一例くらいだったろうか? ということは、皆さん必死でどんな媒体でもいいからこの惨状を発信してほしいという願いがあったのだろう。SNSを利用し始めたのもこの頃。

 実際、ある農家さんからこの原発20キロ強制避難区域にカメラを持ち込み記録しているジャーナリストは誰もいないから是非、記録に残してほしいというお願いをされたことがあった。その言葉に気付かされた。「ほんとうだ! 誰も記録していない…」 時々、警戒区域の写真や記事を見掛けるが、ほんの一過的なもので、警戒区域を一つのストーリーとして描く必要に気付かされた。交通費だけでも毎回3~5万円かかるが、地道に通いながらこの警戒区域の朽ち果ててゆく姿を最低でも五年間は記録に収めていこうという想いだった。

  最初は、この先進国日本がこのような残酷な仕打ちをして、しかも大手のマスコミが挙ってそれらを報道しないなんて有り得ないと信じていました。しかし、現実はそうではなかった。中に入り、最初の第一印象は『ああ!全て騙されていたんだ!』という想いでした。映画ではカットしましたが、私が一番最初に出会ったのはたった一頭で何処かの農家の納屋に佇んでいた馬でした。いろんな想いが巡ってその場でボロボロに泣いたのを覚えています。誰もいなくなり生活音が全くしない村、そこにポツンと寂しく一頭だけ取り残されたポニー。私を中に入る協力をしてくださった地元民の方は、そんな私に『もうあんまり泣くなよ…』と優しく声を掛けてくれた事も思い出した。

 そんな平日は東京で仕事し、週末の土日に福島に通う日々が何か月も続くと当然の如く、数百万あった預金も全て使い果たし、平日の夜勤に2t車での新聞輸送の副業も掛け持ちして、まさしく死に物狂いで生活していたことを思い出します。映画の中盤に登場するボランティア活動の女性が独り言のように呟く『こんなに生活破綻するまで続けるとは思いもよらなかった』と愚痴をこぼすシーンがありますが、私自身がまるでミイラ取りがミイラになるが如く、この福島取材によってとことん生活が破綻していきました。

 この『Zone存在しなかった命』製作時にはまだ残された動物がいるとレスキューするという大義があり、それなりに達成感もあったのは事実で、本当に私自身を精神的にズタボロにさせたのは、この後に製作した姉妹編『みえない汚染・飯舘村の動物たち』でした。こちらも昨年末から無料配信を開始しましたので、是非ご覧くださればと思います。その映画では、そこに悲惨な動物たちがいるのに何もできないという法治国家であり放置国家そのものの日本に心底失望し、東京と飯舘村との果てしないギャップで離人症のような症状に悩まされて以降心から笑うこともなくなりました。(こちらの映画はまた改めてご紹介したいと考えています。)

 話を『Zone存在しなかった命』に戻します。朽ち果ててゆく警戒区域を五年単位で記録してゆくという当初の予定は、映画の後半に突如として現れた一匹の柴犬との出会いで大きく舵を切ることになりました。あまりにもボロボロの姿で発見されたその犬(のちにキセキと名付けられ私が里親として引き取った。)に「五年も悠長なことを言ってる暇はないぞ!」と教えられたような衝撃だった。他の出演者さんも皆、早く仕上げてほしいという要望もあり、撮影取材は八ヶ月ほどで打ち切り編集作業に入ることにした。とはいうものの撮影データは優に150時間を超えた。

 知り合いの格安映画編集者の元へ電話し、編集を依頼したが今はもう編集業務を廃業した旨を聞かされた。仕方なく、また別の知り合いの学生の子に編集をお願いし、構成プランを打ち合わせし、データを渡した。だが膨大すぎるデータを前に、泣きの連絡が入り私自身、途方に暮れながら撮影だけ済ませておいて、編集のことを一切考えていなかった現実に心底、己を恨んだ。一体、どうすれば完成できるんだ?

 パソコンもろくに扱えず、文字変換さえできなかった私が一念発起して編集ソフトを購入し、自分で編集し仕上げるだという思いに駆られたのもそういった背景からだった。Wordすら使ったことがないのに、いきなりプロ並みのフルハイビジョン動画編集である。日々、説明書と睨めっこして数ヶ月かけて完全独学でマスターした。人間の執念とは凄いものである。一日二箱吸っていたタバコをやめた! 酒も完全断酒し編集に没頭した。(お酒の方はその後また飲むようにはなったが)様々な、活動家さんや農家の方々、取り残された動物のために一所懸命に走り回る人々、切っても切っても撮影素材は残った。結局、3時間3分で完成し、すぐに英語字幕を入れ20ほどの海外国際映画祭のコンペに応募した。だが、どれも落選した。やはり長いか? そして現在の117分に仕上がるまで、更に一時間以上を泣く泣く切った。当初の五年間記録していたら、いったい何時間の映画になっていたことか?

 しかし、この時の編集に於けるピンチがなければ永遠に自分で編集ソフトをマスターしなかっただろし、編集技術を得たからこそ次回作の『みえない汚染・飯舘村の動物たち』や、最近作の『アジア犬肉紀行』http://www.adg-theater.com/asiandogs/ への製作にと移行する事が出来た。ちなみに若い頃に映画の専門学校で映画フィルム編集の勉強は少しだけしていたのだが中退しました。日本映画の編集の世界では大御所の鈴木晄先生の元で、同期で大親友だった西原昇氏は現在、大阪の住之江区長を務めています。

 そんな完全自主ドキュメンタリー映画の『Zone存在しなかった命』ですが、各方面でも話題になり名古屋大学の論文にも取り上げられたりもしました。映画の内容自体は女優の杉本彩さんがご自身のブログにてご紹介してくださっているので、映画のタイトルと杉本彩さんを検索していただけると出ると思います。こちらですね。 https://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-11835040555.html

 そうそう、前述した柴犬のキセキは私が引き取って6年半が過ぎましたが、今でも元気で暮らしています。

 それでは、どこのマスコミでも記録されることのなかった福島強制避難区域ZONEへ、ようこそ!
是非、ご覧になってください!

『アジア犬肉紀行』大阪シアターセブンにて公開されます。

『アジア犬肉紀行』劇場用予告編90秒。

4月13日(土)~1週間限定で大阪シアターセブンにて公開されます。
劇場公式HP http://www.theater-seven.com/2019/mv_s0039.html
大阪近郊の方で映画チラシを設置して頂ける方は、メッセンジャーか
E-mail【small.one.cinema@gmail.com】までご連絡ください。
5月には韓国での上映を準備中。
また6月には英語・中国語・韓国語による世界配信を行います。
作品ニュース【 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190130-00555944-shincho-soci
DVD販売再開しました!こちらからお求めください。【 http://www.adg-theater.com/asiandogs/shop-support

Zone存在しなかった命【無料配信開始しました。】

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https://livedoor.blogimg.jp/adg_movie/imgs/6/d/6d1274c5.png" title="safe_image" target="_blank">
ようやく『アジア犬肉紀行』に関するバタバタも一段落したので、
もともと僕が動物福祉に関する映画を連作するきっかけにもなった
福島原発事故に取り残された動物たちを描いた『Zone存在しなかった命』を
もう原発事故から7~8年経ち、完全に風化した今だからこそ無料配信を
することにしました。
https://vimeo.com/241180873
【21】の替わり

日本政府や大手マスコミによって存在しないものとして闇に葬られた
無数の命たちの鎮魂歌になればという思いで製作した本作。
禁断ゾーンに非合法な形で潜入し克明に活写した、ある意味存在しては
いけなかった作品に仕上がっています。
残酷描写はございませんので、気構えなくご鑑賞いただけます。
これが日本政府、そして我々一人一人が犯してしまった重罪を
後世に残したいと切に願います。
https://vimeo.com/241180873
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【北田直俊監督・Zone存在しなかった命】における鳥の広場・誹謗中傷(仲市素子)

何だか悪名高い鳥取県在住の仲市素子と称する人物が管理する
ブログ•鳥の広場から謂われなき言葉の暴力に遭っています。
通勤電車に乗車して、いきなり痴漢扱いされるような恐怖を
このネット情報は別の角度から提示してくれます。
かなり偏った性格の人物なので、ご覧頂く方には
不愉快な想いを持たれるかもしれませんが
下記がfacebookコミュニティ『飯舘村の動物たち・記録映画製作過程』
2014年1月16日記事のコメント欄に書きこまれた文面です。
この『鳥の広場』では過去に様々な動物保護団体さんが
根も葉もない捏造記事で被害を被りました。
勿論、その影響で数多くの動物たちが息絶えた事でしょう。
この仲市素子は様々な団体•個人から民事及び刑事訴訟
されておりますが、反省の兆しが全くございません。
このような悪質極まりない記事が数年間も放置されているとは、
fc2ブログの管理体制の無さに愕然としてしまいます。
警戒区域に置き去りにされた動物同様に、このネット社会も
秩序もなにもなく、なんでもありなんだと再認識致しました。

その後、鳥の広場ブログに記載されている携帯に電話し
仲市と直接話しましたが、いかにも団塊の世代だと判る
人の話を聞かないなど、幾つもの特徴がありました。
理論武装だけは長けていて本人としては必死のパッチ
なのだろうが、どうも印象として全てにおいて要がない。
よく勉強もして、突っ込まれないように動物関係の法律を
学んだんだろが、何処まで行っても机上の妄想止まり。
だいたいブログ読めば分かる。理路整然と記事にしているの
だが、長ったらしくて読めない!
一言で言えば、面白くない! つまらない文体!

しかも僕の事をゴミ収集運転手と新聞配達を兼業と書いて
あって、『おいおい! どっちも早朝の仕事やないけ!』
と突っ込みどころ満載なのだが、当の本人は無職で
社会の実体験が乏しいから判らないのだろう・・・。
僕の体は一つです。同じ時間帯に2つ仕事は物理的に
無理だろう。嘘付くなら早朝と深夜の兼業とかにすれば
良いのに、結局全編において適当に人の話とか妄想を
張りぼてパズルの様に組み合わせているからこんな風になる。

そもそも松村直登氏と鳥の広場が組んで様々な動物愛護
団体を攻撃し始めたのは、2012年に福島県二本松に
拠点を置いた或る宗教団体が松村氏に近付き、支援金
集めに利用されたことが発端だ。後にその宗教団体は
バックに右翼団体等が絡んでいる事が発覚した。それ以降
松村氏は疑心暗鬼に陥り、鳥の広場が書いた星広志氏に
対する根も葉もない誹謗記事を信じるようになった。
2012の末には星広志氏に協力していた地元住民の
佐藤さんも鳥の広場記事を読み(田舎の人だからそのまま
記事を信用し)松村氏に星広志氏と縁を切りたいと泣き
ついた一カ月後に星親子は警戒区域潜入における公文書
偽造で逮捕された。それによって松村氏の星氏に対しての
疑念は一気にピークを向かえ、怪しい団体は一つづつ潰す
という発想になったのでした。しかし、星親子は検察に
PCデータから預金通帳から全て押収され、叩かれたが
実は埃一つ出なかったのが実際だった。という事は
誰よりも星親子は真っ白だったという事だ!
ちょうど、その頃『zone存在しなかった命』仕上げ作業
だった僕の所に頻繁に松村氏から電話があり(たいてい
夜中に酔っ払ってだが・・・)逮捕された星広志と同じ
映画に出るのは嫌だから俺のシーンは全てカットしろ!
と(その内容が実に幼稚臭いが・・・)半ば強要してきた。
数ヶ月を費やした映画編集が終わり、仕上げ作業の状況で
妨害され怒り心頭だった!
おそらく日頃のストレスや憂さ晴らしを僕に向けて
発散してたのだろう。そもそも松村氏は数カ月にも渡る
撮影には同意していたし、この警戒区域の実情を記録し
後世に残してくれとお願いされたし(その割には僕からの
撮影謝礼15万円と支援物資3~5万分は受け取っていたが)
全ての撮影が終わり(2012年10月)その場にいた数人の
前で松村氏は『頑張って完成させてくれ』と握手して
別れて、なんでその4ヶ月後に『星広志が逮捕された!』
『やっぱり詐欺師だ!』『俺のシーンをカットしないと
映画を潰すぞ!』って余りにもおかしくないか?
狂ってないか? 残念ながらこれは脅迫でしょ?
執拗に嫌がらせのストーカーまがいの長電話をよこし
こちらがいくら丁寧に説明しても、同じ事をオウム返しの
様に繰り返し、僕自身精神的にとことん追い込まれました。
ただ映画を護りたいの一心でここまで頑張ってきたのだ!
そもそも言っておくが、この映画は福島で無残にも
死んでいった動物たちに鎮魂の想いで製作され、
間違っても松村氏やその他の誰々を英雄視する作品ではない。
そこが松村氏の本質的な間違いの発端だ!
だが何を言っても馬の耳に念仏だろう・・・。

そもそも松村氏のライブドア・ブログを開設してやったのは
皮肉にも僕だぞ! IDとパスワードを記入し立ち上げ
そしてfacebookの存在とやり方を教えたのも僕と前述の
遠藤カズオさんと共同通信の原田さんだ。
原田さんに関しては恩義もあるし、或る意味尊敬している
部分もあるからこれ以上は一切記述しません。
結局、警戒区域で≪ひとりっきり≫を演出したかったから
映画『Zone存在しなかった命』の存在は疎ましかったの
でしょう・・・。

その後、前述の佐藤さんは
鳥の広場の捏造記事を信用してしまった事を後悔し
星親子を筆頭に関係者に謝罪した。こんな感じが顛末で
話せばまだまだ永遠に続いてしまう。要は全ての諸悪の
根源が鳥の広場・仲市の妄想・捏造・誰々の適当に聞いた
話しが根底にある。おそらくこんな事実を書いていても
そして、読んでみても誰も面白くないだろう・・・。
だって、どうでもいい話しだから!
だが、鳥の広場の誹謗中傷記事が続くものだから敢えて
僕から今回の顛末を記させて頂きました。

地元、鳥取の殺処分をゼロにするとか何故に実用的な
発想にならないのか? 疑問だらけ・・・。
世の中には悪・正義と線引き出来ない事だらけなのに、
社会経験が非常に乏しいのか、その頭に叩き込んだ
ヘボ知識が全くに生かされていないのが残念だ!
それとも本当に純粋過ぎるのか? 20歳そこそこの
ガチガチに頭でっかちの不毛な女子学生がそのまま
60代になったような印象を受けた。




以上、仲市とのやりとりでしたが、仲市の住所を
問いただした途端に、書き込みが止まりました。
まだ、R1すら終了していません。
自ら突然に喧嘩を売って来て、都合が悪くなると
逃亡する。まるで通り魔です。
他人を誹謗中傷し続ける通り魔です。

まぁ、これ以上僕も能書き垂れても埒が明かないので
鳥の広場を見事に表した事実がこちらです。↓
凄い!誹謗中傷の嵐、日本一!
http://internet.blogmura.com/arashi/

*追記
その後、鳥の広場ブログ•コメント欄に載せた僕の電話番号を見て
鳥取市在住の或る年配女性から電話を下さいました。
そして、仲市素子という人間は鳥取では知らない人が
いないほどトラブルメーカーであることを訴えてきました。
仲市のお父さんは地元で塾などを経営し、かなり信用のあった人徳者で
ありました。現在は亡くなっていません。お母さんは高齢で、仲市は
夜だけ介護に実家に戻るらしいです。
以前は地元ボランティアセンターのパソコンを朝から終日独り占めし、
ほぼそこで携帯充電など私物化し、生活している状態で、関係者はとても
迷惑がっていたとの事。今年になって、ようやく追い出しに成功し、
現在は何処でネットをしているかは不明ですが、地元では仲市に関わる
人物がいないので、そこは謎との事。現在は本当に誹謗中傷だけが
生き甲斐らしいです。こんな話もしていました。数年前、お金がない
仲市に同情して或る人物が、仲市を生命保険の営業職に紹介しましたが
一ヶ月も経たないうちに、その企業の内部告発をし、紹介者の顔を
思いっきり潰した経緯もあったそうです。そんな事を繰り返し、
現在は関わる人間は殆ど居ず、親戚•親族も逃げて行って
唯一、妹さんが一番被害を被っているとの事です。
最後に『北田さんもあんなにひどい記事を書かれて同じ鳥取県民
として謝ります!ただ、これ以上関わっても蟻地獄のように益々
引き摺られるだけなので、最善の方法は無視か放置がベストです』
と助言されました。そして僕としましては、仲市に対してはそうかも
しれませんが、あの様な記事が平然と数年間も放置されるネット環境に
とても異議がありますと伝え、御礼を言って電話を切りました。

そういえば以前テレビの『世界仰天ニュース』でやっていた
殺人者にでっち上げられた芸人・スマイリー・キクチ事件を
思い出した。これ本当に怖いですから皆さんに是非見て頂きたい。
鳥の広場記事とは概ね、こんな感じです。
周防正行監督作品『それでも僕はやっていない』を彷彿と
させられます。だいたい、やっていない事を証明するのは
非常に困難だ。確信と証拠があるならブログ記事にする前に
警察に行け!と言いたい。仲市自身にも言いたい、あなたが
根も葉もない何処そこのスーパーで万引きしたなどと吹聴
された場合どうやって【やっていない証拠】を出すんだ?

【2014年9月1日、仲市素子は兵庫県警と埼玉県警の合同捜査の末、他の2保護団体からの名誉毀損容疑で逮捕・勾留されました。3週間後起訴猶予という形で釈放されています。起訴猶予なので前科は勿論つきませんが、逮捕勾留という前例は残りました。】
結局、こんな下らない記事で時間を費やすくらいなら
飯舘村の記事が忙しくて全く更新出来ていない!
映画の方は、飯舘村の動物たちから少し視点を変え
第2章に突入してゆきます。
下高井戸での上映会も忙し過ぎて毎週火曜日はお休み
させて頂いてます。第3週の土曜・日曜だけです。


ここで、少し話しがかわりますが
福島警戒区域に置き去りにされた動物たちを描いた
記録映画 zone存在しなかった命 DVDのご紹介です。
映画zone存在しなかった命・公式ご購入サイト

現在取り組んでおりますzone2飯舘村の動物たちの
撮影・取材に是非ともDVD & Blu-rayをお買求め
頂くという形で、皆様方の心あるご支援を
お願い申し上げます。
スポンサーも支援団体もいない
ほぼ個人による記録映画製作体制でございます。
何卒、宜しくお願い致します。
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