5月つくばの会シェアリング
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事例提供者さんからの投稿をシェアリングします
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一昨日つくばの会で事例を出させていただきました。
事例は、2歳7ヶ月の孫の行動をめぐる、娘とのやりとりでした。
孫はトイレットトレーニングを始めて3ヶ月になりました。最近のエピソード。2場面あります。
…☆…☆…☆…
夕方娘の家に行くと、お昼寝から起きたばかりの孫に、
(エピソード1)
娘:おしっこ行こうか?(と、リビングのすみに置いているおまるに誘う)
孫:出ない
娘: 出ると思うよ
孫:出ない
娘:そうなの
孫:(おまるのそばでおもらしする)
娘:あらら出ちゃったね(と言って、雑巾をとりに行く)
孫:(おしっこを指差して)ばあば、ふんじゃダメだよ。べちょべちょになっちゃうから。
私:そうだね〜。(+2娘から言われていることを覚えていて私に言うのが、かわいいな〜成長したな〜と思ってました。)
娘は淡々と床を雑巾で拭いて、パンツは孫が自分ではきました。そのあとすぐに夕食となりました。わたしもテーブルに座っておしゃべりしていました。
(エピソード2)
娘:おしめとるの(時間が)かかりそう
私:そうかもねー(-1心配)
娘:うーん
私:でも、まあ、進んでるんじゃない(-1心配)
娘:うん、まあね、うんちは毎日おまるでできるようになったしね。
…☆…☆…☆…
エピソード2を取り上げて検討してくださいました。
「そうかもねー」と言ったとき、わたしが考えていたことを聞かれました。
『孫は大人の話をもうよくわかっているから孫の前ではあまり言えないけど、3ヶ月はたしかに長引いてるよね。膀胱の発達も関係あるのかな。5ヶ月前に妹が生まれて、注目関心も混ざってるよね。娘の力になりたいけど、どうしたらいいんだろう。必ずおしめは取れるから、やっぱりコツコツやるしかないよね〜。』です。
娘・孫・私のストレンクスをたくさんみつけていただいたあと、ロールプレイをしました。
娘役の感想は、「あなたもがんばってるねーという感じは伝わってくるけど、もう少し話を聞いてほしい。でもまあ進んでるじゃない、と適切な側面に切り替わるのが、ちょっと早過ぎ。」「困ってるから、具体的にできることをもうちょっと一緒に考えてほしい」
孫役の感想は、「わたしのこと話してる。うんちはおまるでできるもんねー。」「おしっこは出ないと思ってたけど、でちゃった。これからどうすればいいか、よくわからない。」
というような感想が印象に残りました。
で、みんなでワイワイと盛り上がり、たくさんの代替案のお土産をいただきました。覚えているものとしては、
代替案1)
そもそも孫は、失敗したという意識がないかもしれない。なんだかおもらしするとお母さんが来る(構ってもらえる)楽しい遊びだと思ってるかも。
なので、孫に「適切な行動」を教える、という観点から、娘に情報提供する。
「今日若いママ仲間に聞いたんだけどね、おまるはトイレの中かトイレのすぐ前に置いたほうがいいんだって。それで、孫ちゃんに、『あなたはもうお母さんと同じようにトイレでおしっこできるんだよ。おしっこしたくなったらトイレに行こうね』と、お願いするといいらしいよ〜。娘や孫ちゃんに合う方法かどうかはわからないけど、そんな話を聞いたのよ〜。」と、娘に言う。もちろん娘がNOでもオッケーの構え。
代替案2)失敗と理解できるようなら、後始末をしてもらう。12L
代替案3)年齢が上がると消える不適切な行動なので、基本的に「だいじょうぶ」。みなさんが見つけくださったストレンクス、親子でがんばってるという適切な側面や、親も子もだんだん上手になってる成長している点、他の子と比べない孫も娘もかけがえのない存在である、…ことにしっかり正の注目。言葉で伝える。
です。
早速、代替案1)を実行すると、娘はすぐに実験すると言ってました。
昨日は、夕方行ったとき、娘は晴れ晴れしい風情でわたしを迎えてくれ、孫がおまるではなくて、補助便座でうんちをすると言って、初めて補助便座での排便ができたんだよ、と嬉しそうに報告してくれ、孫もとなりで誇らしげなお顔をしていました。
それ以外は、おもらしのことは聞いていません。
また戻ったり進んだりするのかもしれないですが、それも楽しくやっていけるたくさんの勇気をもらいました。その勇気は娘や孫に確実に伝染していくと思います!
みなさん、ありがとうございました!
長文を最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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