KID A + DのROCK数珠繋ぎ

KID Dが1枚のCDをピックアップ。そしてそのCDに影響を与えた作品や、影響を受けた作品などを、ピックアップしたCDに関連づけて紹介します。KID A氏も常時登場。

2006年10月

RADIOHEAD / HAIL TO THE THIEF

ちょっと間が空きましたが、3回目のロック・リレーです。

前回はニール・ヤング「WELD」をご紹介しました。
今回リレーするのはレディオヘッド「HAIL TO THE THIIF」です。











世界NO.1バンドの地位を確かなものにし、世界中の期待が集まる中で2003年にリリースされた6thアルバムです。
当時も賛否両論でしたが、現在の評価も微妙な位置付けですね。
ただ、クオリティーはとんでもなく高いですし、これだけの音楽的クオリティーを持った作品を他の誰が作れるかと言えば、ほとんどいないのではないかと思います。
じゃ、なぜ微妙な評価に甘んじているかと言えば、
「OK コンピューター」「KID A」が凄すぎた。
この一言に尽きるでしょう。

この2つの作品は、レディオヘッドというバンド内だけではなく、ロックの歴史においても重要な位置を占めるほど革新的で意欲的な作品だったわけですが、「HAIL TO THE THIEF」は、レディオヘッドがいかに巨大なバンドかと言う事を示してはいても、ロック界全体の価値観を揺れ動かすほどの新しさを持っていなかったわけです。
この一点において前途の2作ほどの評価を得ていないと言ってもいいのではないでしょうか。
それでもレディオヘッドという1個のバンドの中では、色々新しい試みもしていますし、「2+2=5」のようなストレートなギター・ロックの楽曲でも以前とは違った質感を持っています。

ある意味レディオヘッド初心者にもお薦めできますね。
歴史に残ると言う意味では「THE BENDS」「OK COMPUTER」「KID A」の3作をお薦めするべきなのでしょうが、このアルバムはギター・ロックもあり、打ち込みものもあり、ジャズやブルースに影響を受けたものもあり、美しいメロディーものもありとレディオヘッドの音楽スタイルの見本市みたいな役割も持っていると思います。

あとライブ映えする曲が多いですよね。
もともとオーディエンスとの直接的なコミュニケーションというのも、このアルバムの目指すものの1つっだったらしいので、自然とライブ映えするものになったのかもしれませんね。

まぁ、今回はこれぐらいで(笑)。
機会があればまたゆっくりと取り上げたいと思います!

Hail to the Thief


レディオヘッドに関連して3枚のアルバムをピック・アップ!

アビイ・ロード
「HAIL TO THE THIEF」製作時にニール・ヤングと共によく聴いていたロック・アーティストはビートルズといった発言があったと記憶しているので、ここに挙げておきます。まぁ、ビートルズですからね。普通に聴いているんでしょうけど(笑)。ロックの最強のカードですからね。

The Soft Bulletin
フレミング・リップスの99年作です。前作までは若干ガレージ・ロックの名残も感じさせてくれていたのですが、このアルバムでその後の音楽スタイルを確立させた、そんなアルバムです。非常にドリーミーで麻薬的な癖になるメロディーが美しいですね。2003年にレディオヘッドの「KNIVES OUT」をカバーしています。

After The Gold Rush
またニール・ヤングに戻ろうかなと(笑)。
レディオヘッドならびにトム・ヨークがよくカバーしている「AFTER THE GOLD RUSH」を収録しているのがこのアルバムです。切なく痛いアルバムですね。ニール・ヤングの情けないとすら言えるヴォーカルは男心にきますよねぇ〜。ニール・ヤングの数多いアルバムの中でも最も評価の高いアルバムの1つです。

上記の3枚の中から1枚を次回ピック・アップします。

DANCING QUEEN

「どっちがお好き」

ある曲の、原曲とヴァージョン違いを取り上げるこのコーナー、
今回もカバー曲を取り上げたいと思います。

今回取り上げるのはアバ「DANCING QUEEN」です。











まぁ今更ですが、スウェーデンが生んだスーパー・ポップ・グループ”ABBA"の代表曲です。
日本でも、最も有名な洋楽ソングBEST10ぐらいには入るかも・・・、
と言うぐらい有名な曲なので、
意識して聴かなくても、どこかで耳にしていることでしょう。

ロック中心のこのブログなのですが、
実は私この曲が・・・
大好きなのです!
まぁ、ポップス好きなので
僕のことをよく知っている人は全然意外でもないでしょうが。

もうね、完璧ですよ(笑〕。ポップ・ミュージックとして。
この曲を聴くと元気にもなれますし、切なくもなりますねぇ。
なんで元気になれるかというと、
希望を感じるんですね。
そして何で切なくなるかと言うと、
結局その希望がまるで幻かのような儚いものに思えるからなんです。
このパターンは僕のツボの王道ですね。

曲の中では17歳の少女に向かって
「あなたはダンス・クイーンになれる」
「あなたならスイングできる」
と歌っているのですね。
自分の人生もスイング出来るんじゃないかと思わせてくれますね。
この3〜4分間は。
まぁ、17歳から遠く離れた年齢の男ですが(笑)。

アバ / DANCING QUEEN (MP3)


このアバの名曲をカバーしているのが、
U2です。

U2 photo








11月末から来日公演を行うU2ですが、
92年のライブでアバの男性陣をゲストに迎えてこの曲をカバーしています。

92年と言えば、英国のロック・フアン、アーティストの間でアバの再評価が高まっていた時期ですね。
確かトリビュート・アルバムもリリースされたりしていましたし(コステロも参加していたような・・・スミマセン確かな記憶じゃないです・・・)、
再結成してレディング・フェスティヴァルに出演したりしていました。

で、このU2のヴァージョンが良いんですよ!
アコースティック・ヴァージョンなのですが、
Uが持っているメロディーの切なさ、
希望を鳴らそうとする理想主義的なところと、
この曲のメロディーが凄くマッチしていて感動的なんですよね〜。
会場の雰囲気も良さそうですし。

更に感動的なのが、
演奏が終わってから、再び会場中で大合唱がまき起こるんですよ。
スタンダードとなった楽曲の凄さを感じさせてくれる瞬間ですね。
やっぱり、みんなが知っている楽曲の力って凄いなぁって改めて思いました。

視聴→ http://youtube.com/watch?v=BkBQjJveXHU



アバ・ゴールド〈スペシャル・エディション・ベスト・オブ〉
Gold: Greatest Hits

WONDERWALL

「どっちがお好き」

ある曲の、原曲とヴァージョン違いを取り上げるこのコーナー、
今回もカバー曲を取り上げたいと思います。

今回取り上げるのはオアシス「WONDERWALL」です。












11月にベスト盤がリリース。
また話題を集めそうなオアシスですが、
当然この曲も収録ですね。
オアシスが正真正銘イギリスのNo1バンドの座についた
大名曲と言っていいのではないでしょうか!
当時はライブでの大合唱と言えば、
「DON'T LOOK BACK IN ANGER」よりも、この「WONDERWALL」のほうがイメージ強かったですね。

ファースト・アルバム〜WHATEVERの流れでも
充分イギリスを代表するバンドになっていたわけですが、
「WONDERWALL」と「DON'T LOOK BACK IN ANGER」の2曲は決定打ですよね。
日本のロック・フアン以外の方も、
この2曲でオアシスを認知した方は多いのではないでしょうか。

まぁ、いまさら説明するまでもないかもしれませんが、
メローで誰でも歌えるキラー・メロディーを持った曲です。

視聴→ http://youtube.com/watch?v=eESLa6XNsSQ

このオアシスの名曲をカバーしているのが
キャット・パワーです。

cat power photo






まぁ、色々な人がカバーしているのですけどね(笑)。
このカバーが一番好きなのでご紹介を!

オルタナ界の歌姫・・・こんな表現でいいでしょうか(笑)?
今、最も評価の高いシンガーソング・ライターの一人
キャット・パワー
今年の頭に「THE GREATEST」という素晴らしいアルバムをリリースしましたね。
過去最高のチャート・アクションも記録し、
ますます評価の高まるアーティストです。

この気だるく、アシッドな香りが良いですね!
ただアコースティック・ギターで弾き語りをしているだけなのですが、
それでも全く原曲と違った解釈、魅力を表現している所に
キャット・パワーのアーティスト・パワーを感じますね。
秋の夜長にピッタリのヴァージョンではないでしょうか。

試聴→ http://www.slyblue.com/trgaw/Cat%20Power%20--%20Wonderwall%20(Peel%20Session).mp3

ついで・・・と言っては何なのですが、
キャット・パワーのMySpaceでのページも。
1曲だけですがフルで聴けます。
この曲も秋の夜長に良いのではないでしょうか。
試聴→ www.myspace.com/catpower


さてさて、オアシスのベスト盤リリースが来月となりましたが、
個人的にはブックレットやDVDは手に入れたいですが、
実は・・・あまり盛り上がっていません。
なぜなら・・・あの曲入れたい!この曲は?!
などと考えていると
「自分でMY BEST盤作った方が良いなぁ」なんて気に・・・(笑)。
名曲が多すぎるんですね。やっぱり。
まぁ、どちらにしても買うんでしょうけどね(笑)。

Wonderwall
The Greatest



TAPES ’N TAPES

新人さん、いらっしゃ〜い。オヨヨ。

前回宣言したとおり、今回もこのコーナーです。
今回は話題のバンドTAPES ’N TAPESを取り上げます!













MySpaceでインディ・バンドの人気投票1位を獲得。
Webから人気に火がついたことから、
クラップ・ユア・ハンズと比較されたりしていますが、音楽的にはもっと雑多なものが詰まっているバンドですね。

基本はオルタナ、ローファイといったところになるのかもしれませんが、
更にブルースやフォーク、民族音楽っぽいものまで詰め込まれています。

英米ではかなり話題になり、
数多くのレーベルが獲得に名乗りを上げ、その中からXLレーベルと契約。
トム・ヨークやMIAが所属しているレーベルですね。

最近このアルバムにかなりはまっています!!
良いですね!このアルバム!
ただ・・・まだどう書いて良いのか自分の中で整理できていないんですよね〜。
じゃ、取り上げるなって気もしますが(苦笑)。
前回の投稿で、次も新人バンドの紹介だって書いちゃったし、
日本盤もリリースされるので、取り上げるにはBESTのタイミングだし・・・。
なので、とりあえず気に入っていますという感想のみです。

まだ整理できていないというのは、
それだけこのバンドがユニークで、雑多な音楽性を持っているからだと思います。
上手く言葉で言い表せない。
それだけ独自性を持っているというか・・・。
ハイ。言い訳がましいですね(笑)。

とにかく聴いてください(笑)!!
試聴→ www.myspace.com/tapesntapes

まずアルバムの1曲目
「JUST DRUMS」
から聴いていただきたい!
イントロの最初の10秒が素晴らしい!
ローファイなギターから、ベース&ドラムが入る瞬間。
この10秒ほどで、このバンドの基本的な世界観が伝わってくるような気がします!
この基本的な立ち位置から色んな所へ飛び出していきますけどね。
最初の10秒だけで、今までにもありそうなんだけど、でも誰とも似ていない感覚を持っているというバンドのユニークさを感じました。
とにかく今はこの曲にはまってます!!

「COWBELL」
僕のボキャブラリーの中ではどういう風に書いていいのかわからないです・・・。
基本的にアメリカの音楽とかルーツ・ミュージックは弱いので・・・。
まぁ、その中でも言えるのは非常にメロディーがしっかりしていると言う事と、
「JUST DRUMS」同様、ギターのローファイな感覚とうねるベースの組み合わせが良いですね。

「INSISTER」
1曲1曲のキャラが立ってますよね〜。
アメリカンっぽいですよね。最初のギターの音色とかリズムとか。

「OMAHA」
こちらはミドル・テンポの美しいメロディーを持った曲です。
一番インディー・ロックっぽいですかね。
綺麗な良い曲です!
でも本当に1曲1曲のキャラが立っていて飽きさせないですね。

影響を受けたバンドは、ビートルズ、ディラン、ニルヴァーナ、レディオヘッド、初期のスマパン、ペイヴメントと結構普通なんですよね。いや、それぞれのバンドから影響を受けていると言うのはわかるのですが、もっと不思議な独自性を感じますね。

これから当分、最も注目を集める米インディー・ロック・バンドであることは間違いないと思います。
これから更に聴き込んで書きたいなぁという事が見つかったら、また取り上げたいと思います!

ザ・ルーン(初回限定盤)
The Loon

THE FRATELLIS / COSTELLO MUSIC

新人さん、いらっしゃ〜い。オヨヨ。

前回に続いてこのコーナーです。
次回もこのコーナーのつもりなので、オヨヨのコーナー3連投の今回が2回目ということになると思います。
今回ご紹介するのは、最近ネット・ミュージックのコーナーで紹介したTHE FRATELLISのデビュー・アルバム「COSTELLO MUSIC」です!












グラスゴー出身の3人組のバンドです。
ポップでキャッチーなロックン・ロール&パンク&グラムな音楽性です。

前回ご紹介したときに、
サード・シングルがUKチャートでトップ10入りし、注目を集めていると書きましたが、その後事態は更に加速しているようです!
アルバムは何と2週連続2位!
アークティック・モンキーズ、クークスに続く成功を収めようとしているようです!

つい最近、NHK−FMの渋谷陽一氏の番組の中で、
児島さんがこのバンドの事をリポートしていたので、そこからの情報を(笑)。
とにかく、イギリスではライブがj評判のようです!
今年のフェスのベスト・アクトとの声も高いようですね!
ライブの数もかなりこなしているようで、
多いときには3ヶ月で100本のライブをこなしたとか。
・・・3ヶ月に100本?
完全に数が合っていませんねぇ(笑)。
昼の部と夜の部ですか?!
偉い!

そして曲はポップなのですが、
詩は結構シニカルらしいです。
僕は英語がさっぱりなので”らしい”としか言えませんが(苦笑)。
曲はポップで、詩はシニカル。
このパターンってイギリス人好きですよね〜。
この辺も売れている原因なのかもしれませんね。

では改めてMySpaceでの試聴を紹介!
試聴http://www.myspace.com/littlebabyfratelli

「THE GUTTERATI」
これはライブ盛り上がりますよね〜!
キャッチーで勢い溢れるナンバーです。
勢いで押してはいるのですが、同時に芸達者って感じがしますね。
ちなみにこの曲はアルバム未収録曲です。

「GOT MA NUTS FROM A HIPPY」
この曲は憂いがあって、UKっぽい曲ですね。
ただ、やっぱりキャッチーで一発で頭に残りますね。

「CIGARELLO」
この曲もポップでキャッチーですね。
この曲もライブは盛り上がりそうだなぁ〜。
これもアルバム未収録なんですよね〜。
ただこの曲は今のところMySpaceでDLもできます!

「CREEPIN UP THE BACKSTAIRS」
この曲はアルバムに収録されていますが、
ここで聴く事ができるのはアルバムのヴァージョンとは違うアコースティック・ヴァージョンです。
やっぱり実力ありますね〜。
アコースティックでもしっかりと聴かせてくれています!
この曲もキャッチーですね。


更にこちらでも試聴が!
試聴→ http://hype.non-standard.net/search/the%20fratellis/1/

「BABY FRATELLI」
どうですか(笑)!!
盛り上がるでしょう?!
このドがつくほどキャッチーな曲を、3ヶ月100本で鍛えた演奏で聴かせてくれる訳ですから、当然ライブは盛り上がりますよね〜!フェスでのベスト・アクトとの声も納得ですね!とにかく楽しい曲です!

「HENRIETTA」
アルバムの冒頭を飾る曲です。
冒頭を飾るにふさわしいポップで勢いのあるナンバーです。
これもライブは盛り上がるでしょうね〜。
ってそればっかり書いてますね(笑)。
でも、本当にライブ映えする曲ばかりなのですよ!

「CHELSEA DAGGER」
2回目の、どうですか!!
これが盛り上がらないわけない!
ハッピーなグラム・ロックって感じの曲ですね。
シリアスな曲や切ない感じの曲も好きなのですが、
こういうパーティーな楽しい曲を聴くと、それだけで気分が楽しくなってきて良いですよね〜。

「STACIE ANN」
3回目の、どうですか!!

大盛り上がりですよ(笑)!
この曲はちょっと初期のスーパーグラスっぽいところもありますね。
これ、クラブ・イベントのインディーズ・ナイトでかかっても、パンク・ナイトでかかっても、モッズ・ナイトでかかっても盛り上がるんじゃないでしょうか?!
でも・・・この曲もアルバム未収録なんですよね〜。
勿体無い!
なんか、もう既にアルバム未収録曲だけで1枚アルバム作れそうな気がするのですけど(笑)!


絶対日本でも盛り上がると思いますよ!
ラジオとかでもかかりやすそうですし!
UKロックが好きな方には勿論、
メロコアやスカ好きな方にも聴いてみて欲しいですね!
勢いとしっかりとした実力を兼ね備えた新人バンドです!
切れ味と幅広さを持ち合わせてギター、しっかりとグルーブしてくれるベース、土台をきっちり支えるドラム、そして勢いで押しているようでいて様々な仕掛けで楽しませてくれる楽曲、見事の一言です。

今回はイギリスで大ブレイク中のTHE FRATELLISをご紹介しました!

Costello Music
Costello Music


THE SUNSHINE UNDERGROUND / RAISE THE ALARM

新人さん、いらっしゃ〜い。オヨヨ。

今回は以前2度ほど、ネット・ミュージック・レーベルのカテゴリーでご紹介しました
THE SUNSHINE UNDERGROUNDのデビュー・アルバム「RAISE THE ALARM」をご紹介します!











毎回書いていますが、
リーズ出身、20代前半の若者4人組によるバンドです(笑)。

ポスト・パンク風のバンドとして紹介したバンドなのですが、
アルバムを聴いた印象は、少し違いますね。
ポスト・パンクというには、メロディーも熱いですし、
もっとストレートな、インディ・ダンス・ロックといったところでしょうか。

sunshine underground photo1





以前、メロディーがマニックスっぽいところがあると書きましたが、
アルバムを聴くと、メロはやっぱりマニックスっぽいなぁと
改めて感じました。
非常にエモーショナルなメロディーを書くバンドですね。
そこにダンスな要素が入ってくるわけですが、
バンドの表現の核となるのは、このエモーショナルなメロディーの方なのかなぁと思います。
そういう意味ではハード・ファイに近いですかね〜。
ハード・ファイからクラッシュの要素を抜いて、
インディー・ダンスの要素を加えた感じ・・・
スミマセン、いま完全に思いつきで言ってみました。

実際ライブも、よりロックの要素が強いものになっているようですし。

sunshine underground photo2












試聴→ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=20728538
「COMMERCIAL BREAKDOWN」
これのサビのメロディーなんて、やっぱりマニックスを思い起こさずにはいられないですね。
熱血です!踊れる要素も充分ありますが、印象に残るのはまずメロディーですね。

「THE WAY IT IS」
え〜、この曲は感想が難しいですね(苦笑)。
出だしは、ニューオーダーからマッドチェスター、そしてそれ以降のインディー・ダンスの流れを汲むものだと言う気もしますが、あまりダンス・トラックとして優れているとは・・・思わ・・・ない・・・かな。
まぁ、こういう曲もありますよ、こういう部分も併せ持っていますよということで・・・。

「PANIC ATTACK」
この曲は好きです!
なかなかファンキーなギターに導かれてはじまる曲なのですが、
やっぱりメロディーですよね!サビの!青臭い!そこが良い!
メロディーが基本にあって、でもダンスも出来ますよぐらいの感じの曲の方が良いなぁという気がします。

「I AIN'T LOSING ANY SLEEP」
シャーラタンズにこんな感じの曲なかったでしったっけ?
なかったかなぁ。
まぁ、どっちでも良いです(笑)。
好きな雰囲気の曲ですね。

他にも数曲こちらで試聴できます。
試聴→ http://hype.non-standard.net/search/the%20sunshine%20underground/1/
なんと言っても「PUT YOU IN YOUR PLACE」ですね!
やっぱりかっこいいわ!
初のTOP40入りを果たした曲なのですが、
この曲はメロ良いし、もダンス・トラックとしてもカッコいいなぁと思います!

まだ自分たちの、どの部分がキラーな部分なのか捕らえきれていないところもあるのかなぁという気もしますが、逆にそのぶん今後に期待を抱かせてくれますし、その期待に応えてくれそうなポテンシャルの大きさは窺えます。

あと名前が良いですよね!
単にケミカル・ブラザーズのセンスが良いということかもしれませんが(笑)。

とにかくインディー・ダンスものが好きだと言う方にも、ポスト・パンクが好きだと言う方にも、マニックスのような王道メロディーが好きだと言う方にも一度耳にして欲しいバンドです!

Raise the Alarm

THE KILLERS / SAM'S TOWN

今回フリー・レビューで取り扱うCDはこれ!










ザ・キラーズのセカンド・アルバム「SAM'S TOWN」です。

フランツ・フェルナンド以降のポスト・パンク勢の中で
最も成功を収めたラス・ヴェガス出身のキラーズ。
ニュー・オーダーのPVの中に登場する架空のバンド
ザ・キラーズをバンド名にしただけあって、
ニューウェイブ風味な音楽性とセンチメンタルなメロディーで
UKを中心に人気を博したわけですが、
このセカンドでいきなり大きな変化を遂げましたね。

このアルバムの楽曲は、UK的なセンスよりも、
アメリカの大陸的な広がりを持っています。
本人たちも、今作を作るにあたってアメリカを強く意識していたようですね。
タイトルの”SAM'S TOWN"というのも、
地元ラスベガスにある場所のようですし。

このセカンド・アルバムでもセンチメンタルなメロディーは健在です!
しかし、音楽性はニューウェイブというより、
中期のU2,ブルース・スプリングスティーン、そしてクイーンからの影響を強く感じさせるものになっています。
ようするにスタジアム・ロック仕様になっているんですよね〜。
(装飾が豪華なので、ビートルズっぽい曲はELOを思い起こしてしまいます)

まぁ、一番ビックリした変化は髭面ですけど・・・。

この辺は(髭の話じゃないですよ)、
ブルース・スプリングスティーンの魅力の再発見と共に、
U2の前座をつとめたことが強く影響しているようですね。

U2の前座をつとめて、
「こんな大きな場所でライブやりたくないよなぁ〜。もっと客の顔が見える場所の方が俺らに合ってるなぁ。」
なんて思っていたら、こんな方向性には進んでいなかったと思うのですね。
勿論、単なる音楽的な志向性による変化が一番大きいのかもしれませんが、
このアルバム全体に流れるダイナミズムからは、
今まで以上に大きな一体感を求めているような、
そんな意思を感じさせてくれますね。

ニューウェイブという一つのジャンルに分断されるのではなく、
もっと大きな一体感を求めて、ギアを入れた
そんな印象を持ちました。

そして、今まで以上の大きな一体感を手に入れるだろうなぁと思いますね。
何と言っても、このバンドが持つ
メロディーのセンチメンタリズムは強力ですからね!

ライナノーツによると、
来年のグラストンベリーの初日のトリをつとめそうだと書かれています。
このアルバムを聴く限り、
その大役も充分務まりそうですし、
これからのキラーズへの期待も高まりますね!!

試聴→ http://www.myspace.com/thekillers
ニューアルバムからは1曲だけですが・・・。
「WHEN YOU WERE YOUNG」の間奏のギター!
エッジしてますね〜(笑)。
こういうの弱いんですよ(笑)。←良い意味でですよ。
大好きな曲です!

ニューアルバムからの試聴が少ないので、
こちらも聴いてみてください。
試聴→ http://hype.non-standard.net/search/the%20killers/1/
アルバム収録曲では、
「READ MY MIND」、「BONES」、「SAM'S TOWN」あたりがお薦めです!
是非聴いてみてください!

サムズ・タウン(キラキラ・ラスベガス・プライス)
Sam's Town

THE RAPTURE / PIECES OF THE PEOPLE WE LOVE

今回フリー・レビューで取り扱うCDはこれ!










少し遅れましたが、
ラプチャーのニュー・アルバム「PIECES OF THE PEOPLE WE LOVE」です。

なぜ遅れたかと言うと、
最初、試聴した時に
「前作の方が良かったかなぁ」
と思いスルーしてしまったのですよ・・・。

いや、良いですよ〜!凄く良いです!

今作の話題はなんと言っても、
プロデューサーがDFAからデンジャー・マウス、ポール・エプワース、ユアン・ピアソンに代わったということでしょう。

ラプチャーと言えばDFA。
それ言い切れてしまうほど強力なタッグだったと言えるでしょうね。
ポスト・パンク&ディスコ・サウンド。
そのユニークな音楽性は両者の幸福な出会いから生まれたものと思っていました。
フランツやキラーズほど爆発的に売れたわけではないですが、
ポスト・パンク・ブームの中心的存在の1つと見られるまで注目されたわけですね。

ところが、本人たちはラプチャー=DFAと見られることが不本意だったようですね。
あくまでラプチャーとしての実力を示したいと言う思いがあったようです。
まぁ、考えてみたらそりゃそうですよね。
モーニング娘とつんくは一体でも、
ラプチャーとDFAは一体と言うわけでは無いですしね。
あくまでラプチャーはラプチャーですもんね〜。

で、話は戻りますけど、
最初に試聴で聴いた時は、
「ファーストにあった先鋭的な音作りが減って、地味になったかなぁ・・・。やっぱりDFAという異物があったほうが良かったんじゃないかな〜。」
って思ったんですね。
まぁ、でも好きなバンドですし、
少し経ってから一応買って、徐々に聴きだしているうちに
・・・凄く良い!
と感じてきて、今ははまっています!

ファーストにあった先鋭的な音作りは〔バンド自体は先鋭的なバンドだとは思いませんが・・・あくまで音作りです)、全体的にぎこちなさと冷たさをもたらしていたと思うのですが、
今作では、ラプチャーの素の部分を音でも提示している感じで、全体的に滑らかに、そして暖かさを感じさせるものになっていると思います。
暖かさと書くとちょっと違うかなぁ・・・。
要するにラプチャーの体温や熱をストレートに感じさせてくれる作品になっていますね。

バンドのメンバーが雑誌のインタビューで、
「ラプチャーはR&Bバンドです」
と発言しているのを読みました。
個人的にはR&Bバンドだとは思いませんが、
わかりますよね〜。そう発言するのも。
彼らのもつグルーヴの基本になっているのは、
R&Bなどのブラック・ミュージックなのかもしれませんね。

全体的な音の感触は変わりましたが、
ポスト・パンク的なファンキーなギターも健在ですし、
相変わらず個性的なバンドだなぁと思います。
すぐに、「あっ、ラプチャーの音だ」ってわかりますよね。

ファースト・アルバムが非常に即効性があるものだったのに対し、
このアルバムはじんわりと愛情が広がって行くようなアルバムだと思います。
なので1度はまると、こっちの方が生涯を通して聴く事になるのかなぁという気もしますね。

素のラプチャーを示した好盤です!
是非ラプチャーのグルーヴを感じてみてください。

でも・・・この楽曲をDFAがリミックスしたらどうなるのか・・・聴いてみたい。
本人的には、こういうこと言い出す奴が一番迷惑なのでしょうけど・・・(苦笑)。

試聴→ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=19328672

Pieces of the People We Love
ピーセズ・オブ・ザ・ピープル・ウィ・ラヴ

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