今回ご紹介するのはPETE AND THE PIRATESです。
微妙に説明の難しいバンドなので上手く説明できるか・・・かなり不安です(苦笑)。
イギリスはレディング出身の5人組のギター・ロック・バンドです。
音楽性はと申しますと、UKギター・ロックといえばそう言えなくもないし、オルタナっぽいところもあるし、米インディー・ギター・ロックっぽいといえばそう言えなくもないかなぁと・・・。
おそらく基本になっているのは米インディー・ギター・ロック、まぁCLAP YOUR HANDS SAY YEAHやカナダ・オルタナ勢に近い音楽性でしょうね。その辺の音楽性に、英国風のスタイリッシュさが多少加味されているのかなぁという印象です。
今回もMySpaceの4曲をご紹介するのですが、1曲1曲のキャラが立っていてなかなかいいですよ〜。
シングルはSTOLEN RECORDINGSというレーベルから何枚か出しているようですね。輸入盤店ではそれなりに話題にもなっているようです。
試聴→ MySpace
「KNOTS」
先程名前を挙げたCLAP YOUR HAND SAY YEAH!のような、高揚感のあるメロディーを持ったナンバーです。ただCLAP YOUR HANDSほどひねりは無く、もうちょっとスッキリとしたスマートな印象があります。
普通にギター・ポップといっても違和感がないですしね。
なんと言ってもメロディーが良いわけですが、勢いがあり、さらにコンパクトにギュっ詰め込んでいるところ好感度が高いです。
「BRIGHT LIGHT」
この曲もいいですね。
勢いのあるオープニングですね。
延々と繰り返されるコーラスの中に入ってくるヴォーカルが印象的ですね。
ヴォーカルは繊細なんだけど、ギターはハード、リズムは小気味よく、軽快なナンバーです。
「MOVING」
この曲はフォーク・ロックですね。
イギリスのトラッド系の雰囲気ではなく、米インディー系のフォーク・ロックですね。
美しいメロディーと繊細なヴォーカルが印象的です。
上記2曲とは、また違った感触を持った曲で、バンドの幅広さや懐の深さを感じさせてくれますね。
それにしても、どの曲もコンパクトですね。
「COME ON FEET」
この曲は米・インディーっぽいと言えばそんな感じですし、英国ひねくれポップっぽいと言えばそんな感じですね。非常に小気味良いポップ・ソングです。
こういう音を聴くと、本当に英国と米国、更にはヨーロッパの垣根は無いなぁと感じさせてくれますね。特にインディーズの垣根って年々低くなっているなぁと思いますね。
CLAP YOUR HANDSやARCADE FIREほど強烈な個性は感じませんが、そのぶん多くの人にとって聴きやすい音楽ではないかなぁと思いますし、なによりメロディーやアレンジがいいので、今後期待出来るバンドなのではないかなぁと思います!!
今回はレディング出身の、インディー・ロック・バンドPETE AND THE PIRATESをご紹介しました。
Knots [7 inch Analog]
Come on Feet [7 inch Analog]