(KID Dの独り言)
thom yorke cd









ここ数日は、このアルバムばかり聴いているのですが、
やっぱり・・・
素晴らしい!!

聴けば聴くほど、好きになっていきます!

トム・ヨークが事前に
「『The Eraser』のサウンドは「ビートや電子音の方が多いが、(それでも)歌ではある」
と語っていた通り、
エレクトロ色の強い作品に仕上がっています。
エレクトロ色が強いと聞いて、思い浮かぶのは
やはり”KID A"ではないかと思うのですが、
作品の傾向は全く違いますね。

”KID A"という作品は
今までギター・ロック・バンドであったレディオヘッドが
大胆にエレクトロな作品に挑んだ
ロック界全体に衝撃を与えた作品でした。

感情を抑えた、冷ややかなヴォーカル、
異常なまでに作りこまれた1つ1つの音、
打ち込みを主体にしながらも、バンドのダイナミズムを感じさせるマジック。
”KID A"というのはそういう作品だったと思います。

一方、今回の”THE ERASER"は、
素晴らしいアルバムですが、決してロック界全体に衝撃を与えるといった
性格の作品では無いように思えます。
もっとパーソナルな作品のように感じられます。

メロディーに優れ、ヴォーカルはエモーショナル、
1つ1つの音は研ぎ澄まされているようでもありラフに作られたようでもあり、
そしてミニマルでありながら、親しみすら覚える
素のトム・ヨークを感じる作品です。

その中でも一番の違いは
ここ近年になかったポップなメロディーと
エモーショナルなヴォーカルでしょう。
”KID A"のヴォーカルが暗くて冷やかであったのに対し
今回のヴォーカルは暗いけど優しい感じがします。
その点が、一番このアルバムを特徴づけている気がします。
レディオヘッド同様、
世界の矛盾や、混乱を描いているのですが、
どこか温かみ、ぬくもり、素朴さを感じさせてくれる作品でして、
それは、やはりポップなメロディーとヴォーカル・スタイルによるところが一番大きいように思います。

更にトム・ヨークがいかに優れたメロディー・メイカーかと言う事も再認識させてくれます。

トム・ヨーク 画像1







そして、サウンド面なのですが、
ラフに作られているようでもあり・・・と書きましたが、
それでも非常に1つ1つの音が優れていて、
これだけのものを、トム・ヨーク以外の誰が作れるのか!
と言う気分になってきています。最近(笑)。

例えば1曲目の”THE ERASER"!
このイントロのピアノの音。
凄いですよね!
これだけで世界観伝わってきますよね!
最初の一音で。
更に、これだけのメロディー!
やっぱり、巨大な才能だなぁと思いますね。

そんな巨大な才能を感じさせながらも、
シンプルでポップで親近感のある
トム・ヨークのソロ・アルバム。

そんなアルバムを作り上げた彼が
次はレディオヘッドでどんなものに
挑むのか!
まだまだ目が離せないですね!

レディオヘッド 画像1







試聴→ http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=90712562 (3曲フルで試聴できます)

The Eraser HP→
http://www.theeraser.net/Stage4UK/

インタビュー→
http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendID=90997657

bounce→ http://www.bounce.com/review/recommend.php?cd=30992&K=
                  http://www.bounce.com/interview/article.php/2743
The Eraser
ジ・イレイザー