ネットなどで見つけた素晴らしい音楽をご紹介するこのコーナー、
今回ご紹介するのはLITTLE COMETS 
す。

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ニューキャッスル出身の4人組のインディー・ギター・ロック・バンドです。
音楽性はと申しますと、ヴァンパイア・ウィークエンド以降を感じさせる、ポップなインディー・ギター・ポップです。

現在MySpace には6曲がアップされているのですが、とにかく、どの曲もポップ!
ヴォーカルにはニュー・ウェイブっぽさがありますが、どの曲もポップ。そして2本のギターの絡みも絶妙で、ヴァンパイア・ウィークエンドっぽい音色も楽しい気分にさせてくれて良いです。
更にリズム隊は、ダンスビートも消化したファンキーなものです。
そういった要素を、ローファイなサウンドに載せて聴かせてくれる、まさに現代インディー・ポップといった感じのバンドです。

ヴァンパイア・ウィークエンドには・・・今流の言葉で言うと、エキセントリックな部分もあると思うのですが、このバンドは全体的に、もう少しポップ寄りかなぁという気がします。
確かに、リズムを取ってみれば、単純な8ビートのインディー・ポップものではなく、様々なものを取り入れて行こうという姿勢を感じますが、どの曲もポップであることが前提にあるように思います。

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試聴→ MySpace

「ONE NIGHT IN OCTOBER」
この曲は、先週のNMEの"10 TRACKS" の10位にランク・インされていました。ちなみに、そこでこのバンドの名前を知り、今回ご紹介しています。
ポップで良いですね〜。ギターのトーンやリズムの感じはヴァンパイア・ウィークエンドに近いですね。2009年、今のインディー・ポップの形の1つという感じがします。
ちなみにNME の記事にはヴァンパイア・ウィークエンドとウォンバッツ、グッド・シューズの名前が引き合いに出されていました。

「JOANNA」
この曲もポップで良いですね〜。
キャッチーで、ライブでも盛り上がるのではないでしょうか。
ヘナヘナでゆる〜い感じですけど、ダンサブルなビートも効いています。

「ADULTERY」
この曲も良いですね〜。捨て曲無しです(笑)。
最近のこの手のバンドは、演奏力があるのかどうかは分かりませんが、アレンジ能力は高いですね。各楽器の絡みは聴き応えがあります。
ヘナヘナなファンキーさとキャッチさを持ったギターがいいですね。

「HER BLACK EYES」
浮遊感があるジャジーなナンバーです。
歌メロに関してはそれほど幅広くは無いかもしれませんが、演奏、アレンジは間口が広いのかなぁという気がします。

「DANCING SONG」
この曲はLIVEと表示されていますが・・・録音のクオリティーは他の曲と変化がありませんね。まぁ、要するに、他の曲も一発録りのノリなのでしょう(笑)。そして、演奏的にも大きな変化がないので、これぐらいは確実に演奏できるバンドだということなのでしょうね。まぁ・・・どちらにしてもロー・ファイなノリですけど(笑)。

「FRIDAY DON'T NEED IT」
いや〜、この曲もポップでいいです。ヘナヘナ感もいいですね〜(笑)。
楽しくて、思わず体を揺らしてしまいます(笑)。

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ローファイ感が、このバンドの特徴の1つでもあると思うのですが・・・もう少し良い音で聴いてみたいですね。各楽器の絡み具合とか、もう少し良い音で、じっくりと聴いてみたいです。
「もっともっと、しっかりと聴いてみたいなぁ。」
と思わせるだけのものがアレンジにあると思いますし、楽曲にも、そう思わせるだけの掴みがあると思います。

個人的に、大きな期待を寄せているTWO DOOR CINEMA CLUB やMAGISTRATES と並んで、2009年期待のポップ・ロックとして注目していきたいと思います。

今回は、ヴァンパイア・ウィークエンド以降を感じさせるUKのインディー・ギター・ポップ・バンド LITTLE COMETS をご紹介いたしました。