証券非行被害者救済ボランティアのブログ

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2007年06月

ニレコの判例。

山浦美卯さん、と聞いて、
「ミウさんって美女かな?」
と期待したあなたは、私と同じ知能レベルです。笑。
とある訴訟で、準備書面にその名を見つけて、少し期待して審尋に行きましたが、「美卯」と書いて「はるしげ」と読みます。
残念ながら男性です。
とはいえ、敵方の弁護士にはめずらしく(?)誠実な印象を受ける方でした。

名刺交換をして、名前のローマ字表記をみて、
「本当にはるしげだぁ」と思わず感嘆の声をあげてしまいました。
それに対して山浦先生は、
「名前で嘘をついてもしょうがないですよね。」
なるほど。大変説得力があり、流石は弁護士だと思いました。
なんで、こんな話しをするかというと、ニレコ原告弁護団の中に、山浦先生の名前を見つけたから。
 
 話しを本題に戻すと、ニレコという会社が、買収防衛策として、一定時点の株主に対して、1株1円で2株割り当てる、というのを導入したとき、山浦先生らがファンドの代理人として、これを差止め請求しました。
 一審の東京地裁、二審の東京高裁ともに、差止めを認めました。
「買収と無関係な株主も損失を蒙るし、経営権の確保が目的である。」というわけです。

 私が注目したのは、その1節です。東京高裁平成17年6月15日。
 「取締役は、会社の所有者である株主と信認関係にあるから、新株予約権の行使にあたっても、株主に対していわれのない不利益を与えないようにすべき責務を負うものと解される。」
 そう、取締役と株主の信認関係を認めているのです。
 これは、大きな判例です。
 これを突き詰めていけば、「買収が不可避な場合には、取締役は、株主にとって最善の買収価格を追及する義務を負う」というレブロン基準に行きつきます。アドバンテッジとしか交渉していない西山はピンチですね。

集中日開催

 カネボウの株主総会に、アドバンテッジの竹井友二氏が出席していました。

 それはそうと、6月28日は株主総会集中日です。
 この日に半数の会社が株主総会を開催します。

 このことについて、私は、株主軽視であると考えます。
 私自身、株主総会は余り好きではないですし、発言したことも二度しかないです。

 しかし、株主の出席が困難となるような日に開催するのはいかがなものでしょうか。
 
 一部の「特殊株主(いわゆる総会屋)」がいることは事実ですが、現在では昔と違い、会社法で利益供与の要求が禁止されているわけですから、警察に通報すればいいだけです。

 また、不祥事を特殊株主に察知されたら、特殊株主より先に公表すればいいのです。公表してしまえば、怖くもなんともありません。隠そうとするから、弱みになるのです。
 
 極めて少数の特殊株主が存在していることをこれ幸いと、株主軽視を改めないのはいかがなものかと思います。

第2回審問

 月曜に第2回審問が行われました。

 被申立人は、反対通知が届いていないとしている3人について、再度調査すること。また、具体的な価格を主張すること。
 申立人は、今回の準備書面に対する反論を提出すること。
 などが申し渡されました。
 
 また、裁判をしていない方に対する端数の任意売却の許可については、本件とは別に進めるそうです。本件には影響しないと明言していました。
 そして、次回期日の決定ですが、八月3日の午前10時になりました。
 
 

フィナンシャルタイムズに掲載されました。

フィナンシャルタイムズに掲載されました。
http://www.ft.com/cms/s/5123f82c-1edd-11dc-bc22-000b5df10621,dwp_uuid=e8477cc4-c820-11db-b0dc-000b5df10621.html
レックス・ホーディングスは反論を少数派株主に支給します。そして、第2回審問が、6月25日に行われます。

経済界掲載

経済界7月三日号に掲載されました。
まさか写真まで載るとは思いませんでした。

中吊り広告にもでていると知人からメールを頂き、少し恥ずかしいです。〔笑〕。
興味のある方はお読みになって下さい。

レックス側の反論

 レックス側から反論が出できました。

 突っ込みどころ満載ですね。笑。レックス側の主張をレ、私の主張を山としておきます。



 レ 「経営者が単独でMBOをする場合と、ファンドが絡む場合とで区別すべき」

 山 「経営者の金儲けである点に変わりはない。共犯がいるかいないかの違いである。」

 レ 「ファンドと1年前から交渉をはじめても、契約成立はMBO直前」

 山 「事実上の契約成立は、交渉開始直後。正式契約の時点ではなく、実質的な契約時で判断すべき。また、今回については、西山氏が、他のファンドと交渉していないのだから、事実上、早期に契約が成立したことが明らか。」

 レ 「MBOが実施される保証もない。」

 山 「99.9%実施されます。」

 レ 「価格を下げたりすれは、代表訴訟のおそれがある。」

 山 「まさに、そのために、我々から株式を強制取得する必要がある。代表訴訟の原告的確を奪うために、MBOをしているのである。」

 レ 「経営者が大株主である以上、売主としての立場もあるし、企業価値を下げるいわれはない。」

 山 「経営者が買収者であることに代わりはない。特に、本件では、西山氏の持分が、エタニティの分と合わせて30%弱であったのが、単独で33%を保有するに至っている。売値を下げるインセンティブはある。」

 レ 「公開買付成立には、実務上90%が必要であり、それなりの価格をつける必要がある。」

 山 「そもそも、2006年11月10日の時点では、MBOを拒否するという選択肢があること自体、社会的に認知されていなかった。例えば、2007年1月29日の日経新聞では、弁護士が訴訟リスクがないとまで発言している。また、みなし配当の問題、脅迫的文言の問題などがあり、やむなくMBOに応じたものと考えられる。」

 レ 「MBO価格が低い場合、対抗的公開買付の可能性もある」

 山 「日本では、敵対的ТOBに対する嫌悪感が強く、友好的ТOBに対して敵対的ТOBが来るというのはありえません。」

 レ 「レブロン基準があるので、一定の高い買いつけ価格が必要となっている。」

 山 「レブロン基準では、株主が取得する利益を最大化する義務があるとされているところ、アドバンテッジ以外と交渉していないのだから、この義務を果たしているとはいえない。」

 レ 「下方修正の公表は、取引所規則の義務である。」

 山 「保守的な評価をしたのであれば、それを公表する義務があるが、そそもそも保守的な評価自体すべきでなかった」

 レ 「基準日は、5/9日」

 山 「なぜ、レックス側が、都合の良い基準日を設定できるのかが不明である。」

 レ 「市場価格のみには依拠できない。」

 山 「自ら上場廃止にしておいて、上場廃止となったから、他の基準も考慮せよというのはおかしい。」

 レ 「対象期間を1年としている令は1つもない。」

 山 「1年平均を下回っている例も1つもない。」

 レ 「8月21日以降を除外するのは、二枚舌である。」

 山 「仮に除外しなかったとしても、35万円であり、23万円が正当化されることはない。」

 レ 「買いつけ価格を高くする交渉はした」

 山 「他のファンドと交渉しないと無意味ですね。」

 レ 「他の会社においても、優待の廃止等は行われている。」

 山 「それは、ТOBを成立させるための慣行である。とすれば、そのような条件の下でТOBが成立したからと言って、その価格が妥当であるとはいえない。」

 レ 「東京地裁の判例は、6ヶ月平均と決め付けているわけではない」

 山 「東京地裁の判例は、合併の判例であり、合併後の株式を市場で売却することも可能だから、高い価格をつける必要はなかった事案である。にもかかわらず、6ヶ月とされているのだから、6ヶ月平均は最低値というべきである。」

 レ 「東京地裁の判例は、合併の発表後に、発表を知って買いつけた場合の判例である。」

 山 「ならば、MBO前から、MBOを知らずに買っている今回は、さらに高くならなければおかしい。」

ТОBに応じた方のアンケート

1 月曜の日経にみなし配当の件が出ています。

2 レックスのTOBに応じた方がいればアンケートお願いします。会員の方でも、一部応じていれば結構です。
 
http://www.geocities.jp/kanebou1620/toban.htm

S証券と夢

 私が「市場を変えないといけない」と思った最初の出来事は、S証券の事件でした。
 始めた頃は本当に下手で(今もですが)、よく損をしていました。

 ある時、S証券が、プラント会社を、新規「1(強い買い推奨)」にします。
その年のS証券は調子がよく、推奨する銘柄は上昇しました。

 プラント会社株は、既にかなり上げてましたので、正直、「まさか」と思いましたが、S証券を信じて買いました。
 ところが、ほとんど上がりません。

 ここまではよくあることですが、当時公開されていた「手口情報」を見ると、
 なんと、売り手口のトップは、新規に強い買い推奨をしたS証券自身なのです!

 この時、私は、「日本に公正な市場を作らないといけない」と強く思いました。
 
 ただ、その時はそのために何をしたらいいのかが分かりませんでした。
 初めて具体的に行動したのは、カネボウの時ですね。

 日本に公正な市場が出来ますように。
 これが私の夢です。 

西武HD、痴漢防止に反対

 西武ホールディングスは、6月11日、痴漢・冤罪防止策として、カメラの設置と混雑緩和を求めた株主提案に対して反対することを明らかにしました。
 その結果、6月28日の総会では否決されることになると思います。そして、10%以上の得票を得られなかった場合、3年間同一の提案ができなくなりますが、鉄道事業の公共性に鑑み、お客様の生命身体を守るため、西武鉄道自らが、方針を改め、自社的にカメラの設置や混雑の緩和に勤めていただくよう、強く希望致します。
 
なお、私は、以下の理由で、西武ホールディングスに対して、代理人弁護士の出席を求めています。
 西武には、代理人は株主に限るとする定款があります。しかし、この定款を有効とした最高裁判例は、
「総会をかく乱するおそれがない場合にまで代理行使を認めないと、不当な結果をもたらす」としています。

今回は、非株主代理人を認める特段の事情があると考えます。
 \症陲蓮∈鯒、集中日の前日に総会を行っていること。
◆^貶、山口は、カネボウ個人株主の権利を守る会の代表であり、カネボウの株主総会には欠席するわけにいかない立場にあること。
 カネボウが、集中日である、28日に総会を行うことは、4月27日に公表していること。
ぁ,砲發かわらず、西武は、あえて株主総会の日を変更し、集中日にしていること。
ァ‖省、西武鉄道には、株主30名が株主提案をしているところ、山口はその中心人物であり、他の株主を代理人とすることは、提案理由の説明等に支障があること。

ビジネス法務

ビジネス法務に、清原先生と、田中准教授との対談後編がのってますね。

取締役の交渉義務を認めるなど、踏み込んだ内容と成っています。

MBOについては、何らかの法的規制が必要なのが明らかですから、

そのための第一歩として、必要な議論であると思います。
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