証券非行被害者救済ボランティアのブログ

旧アドバンテッジ被害牛角株主のブログ。管理人 山口三尊 メルアド kanebo1620@tob.name ツイッタ sanson162 @kanebo162 電子書籍「個人投資家の逆襲」を刊行個人投資家の逆襲

2011年08月

シャルレ事件と商事法務

商事法務1939号(八月五日号)のスクランブル欄で、SDSN氏が、シャルレ事件について、言及しています。

 で、その内容なのですが、「被告らの行為が不法行為を構成するか否かの判断と、被告らの行為と原告らの損害との間に因果関係が存するか否かの判断が渾然一体となってしまっている」と判決内容を批判しています。
そして
 「端的に被告らの行為について不法行為の成立を否定する途もあったのではないだろうか」と、ま、要するに、「何やってもセーフにしろ」と言っているわけですね。

 このあたりは、商事法務ならではという感じがします。

判決は、「利益相反行為の存否は市場における投資者一般の投資判断には特段影響を及ぼさなかったものと認められる」としていますが、MBOが公正に行われることを期待して投資をすることは通常ありうるわけですし、公開買い付け時に利益相反行為が開示されていれば当然投資をしていないわけで、このあたりの判断はかなり強引と思われます。

また、本件とは外れますが、会社との関係で善管注意義務違反があったことは間違いなく、代表訴訟の方は勝訴できるものと思われます。従って、商事法務のもくろむ「何をやってもセーフ」にはならないと思われますので念のため。

会社法改正案

どうでしょう?
ちなみに831条の改正案は私ではなく、Y氏が考えたものです。

会社法 第831条 (株主総会等の決議の取消しの訴え)

1  次の各号に掲げる場合には、株主等(当該各号の株主総会等が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)は、株主総会等の決議の日から三箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより取締役、監査役又は清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第三百四十六条第一項(第四百七十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役又は設立時監査役を含む。)となる者も、同様とする。

一  株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令若しくは定款に違反し、又は著しく不公正なとき。

二  株主総会等の決議の内容が定款に違反するとき。

三  株主総会等の決議について特別の利害関係を有する者が議決権を行使したことによって、著しく不当な決議がされたとき。

2  前項の訴えの提起があった場合において、株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令又は定款に違反するときであっても、裁判所は、その違反する事実が重大でなく、かつ、決議に影響を及ぼさないものであると認めるときは、同項の規定による請求を棄却することができる。



会社法 第831条 (株主総会等の決議の取消しの訴え) 改正案

1  次の各号に掲げる場合には、株主等(当該各号の株主総会等が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)は、株主総会等の決議の日から三箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより取締役、監査役又は清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第三百四十六条第一項(第四百七十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役又は設立時監査役を含む。)となる者も、同様とする。

一  株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令若しくは定款に違反し、又は著しく不公正なとき。第三百三条、第三百四条、第三百五条の規定に基づく、いずれかの株主提案権を無視して行われた株主総会の決議は、係る決議が株主提案権の決議の修正提案または反対提案であるかどうかに関わらず、当該株主総会におけるすべての決議を取消しの請求の対象とすることができる。

二  株主総会等の決議の内容が定款に違反するとき。

三  株主総会等の決議について特別の利害関係を有する者が議決権を行使したことによって、著しく不当な決議がされたとき。

2  前項の訴えの提起があった場合において、株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令又は定款に違反するときであっても、裁判所は、その違反する事実が重大でなく、かつ、決議に影響を及ぼさないものであると認めるときは、同項の規定による請求を棄却することができる。



(文書提出命令の規定の準用)

第八百七十条の二(新設)

 870条4号及び6号に掲げる裁判をする場合には、民事訴訟法219条の規定(文書提出義務)を準用する。



(鑑定費用の負担)

第八百七十条の三(新設)

 870条4号及び6号に掲げる裁判における鑑定費用は、原則として当該会社が負担する。

三洋、CCC、シャルレ

1 8月10日三洋電機株式買取価格決定申立事件
 裁判官から、「当面、併合はしない。三洋電機は、シナジーが生じることを前提に、公開買い付け価格138円に対して、なぜ、116円なのかを次回までに補充してください。」
 
2 CCCの審問は十月五日午後二時に決まりました。

3 シャルレに対して、平成20年4月15日の取締役会議事録を改竄した件についての、取締役会議事録閲覧・謄写の許可を求める申立をしました。

4. シャルレ控訴審説明会のお知らせ
  シャルレ控訴審に関する説明会を行います。当事者の方はご参加ください。
  12日1赤坂区民 センター 第1会議室19時30分から説明会を始めたいと思いますので、
   http://www.koyukai.org/akasaka_guide.html

1 まず、三洋電機ですが、これ、三洋電機が弁護士に騙されている可能性はないんですかね。弁護士としては、当然、併合しない方が、タイムチャージも多くなるわけで、得です。
 私の持ち株は1000株ですので、タイムチャージの方がよっぽど高いと思います。
 私は、パナソニックの株主も所有していますので、「人の財産を勝手に使うなよ」と言いたくなります。少なくとも三洋=パナにとっては、併合することが経済合理的なのですが。

2 CCCですが、こちらは、期日が決まっていたにも関わらず、「こっちの都合が悪い」とのことで、第一回期日を破棄されました。 

CCC価格決定申立事件の代理人は西村あさひ

CCC価格決定申立事件の代理人は西村あさひに決まりました。
しかも、既に決まっていた審問期日を「その日は都合が悪い
」として取り消してきました。
嫌がらせしているつもりですかね?
おまけに、「答弁書を書くから期日は1ヵ月以上先な」と言っているそうです。
ちなみに申立書には「具体的な価格は追って主張する」としか書いていないのですが。
あの内容のない申立書に何を答弁するきなんでしょう?

仕方がないので、こちらも準備書面を提出しました。
ま、一ヶ月も暇にさせちゃ悪いですからね。

CCCは全部取得価格が第三者算定ののDCF価格を下回るケース。
こんなのが認められるのか?
探したのですが、他の事例ではこんなのはなかったです。
一部の悪徳弁護士は主張する「手続きさえ仮装すればいいんだ」と言っているわけですが、
CCCは第三者の価格すら下回っているわけですから、手続きさえ踏んでないと言えます。

答弁書で何を言ってくるのか?
とても楽しみです。

花王の不買運動とカネボウ事件

フジテレビが韓流をやりすぎた問題で、なぜか花王の不買運動に発展しているようです。
8月7日にはデモまで企画されているとか。
韓流と花王の関係がわかりませんが、花王と言えば、カネボウ事件の印象が強いです。

花王はカネボウ化粧品をほしがっていましたが、労働組合の反対でうまくいかず、結局
カネボウは産業再生機構入りします。

問題はその後です。
機構が再生した後、入札が行われます。
ある外資は、化粧品と中核三事業を一体再生させ、再上場を企図していました。
入札額も、報道によると一番高かったと思われます。
しかし、結局は花王・ファンド連合が安値で買い受けます。

この時のカネボウ本体の劣後株は、201円という馬鹿安値でファンド連合に譲渡されますが、
売値は、秘密にされます。これは、国会でも追及されたのですが、政府は売値を言いません。
劣後株の取得価格は320円ですから、機構は大赤字のはずです。しかし、この年、再生機構は
200億円もの黒字を出します。
一方、カネボウが持っていた、カネボウ化粧品株と商標権は、安値で花王側に譲渡されます。
この時の譲渡契約の内容について、カネボウは黙秘していますので、真相は分かりません。
しかし、考えられるのは、
花王が商標権を安く買うかわりにカネボウ化粧品を高く買う。
このような密約があったのではないか、ということです。
実際、カネボウの中嶋氏は株主総会で、商標権の売値はスポンサーが協議した価格を参考とすると明言しています。
そうすると、花王自体も、カネボウ株の引き下げに関与していた可能性があるといえるのではないでしょうか?

カネボウ株はその直後に、戦後最安値の277円すら下回る162円で公開買付されます。
そして、裁判をした株主だけが、360円を受け取ります。
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