7月6日、知的財産管理技能検定3級を受けてみました。
同検定は、今回から国家資格となっています。まあ、初回だから、やさしかったです。
そこで、勉強したことを少し。

森進一さんが、川内康範作詞の「おふくろさん」を改変した問題は、著作権法でいうと、著作者人格権といわれるものです。
著作者人格権は、著作権法で認められた権利で、公表するかしないかを決める公表権、実名を使うか等を決める氏名表示権、改変を禁じる同一性保持権があります。
この、同一性保持権があるため、森さんは、「おふくろさん」の歌詞を勝手に変えたりすることはできません。
しかし、一方、改変せずに、元の歌詞のまま歌うのであれば、「歌うな」という権利は、著作者にはありません。

森進一さんが「おふくろさんを歌えなくなった」等といわれていますが、法律的には、そんなことはありません。法的な問題は全くないのです。改変さえしなければ。
森さんが、改変前の「おふくろさん」を歌わない理由は、道義的なものです。川内氏は、改変に激怒し、「二度と歌わせない」と言って亡くなりました。繰り返しますが、川内氏には、「改変するな」という権利はありますが、「歌うな」という権利はありません。
にもかかわらず、森さんが歌わないのは、川内氏の気持ちに配慮したからとしか、言いようがないのです。
そして、誰もがそれを当然だと思っています。法的にはともかく、道義的に許されないということです。

このあたりは、アドバンテッジらにも見習ってほしいですね。
アドバンテッジらの考えは、「違法でなければ合法」「法に触れなければ何をしても良い」「一枚目のイエローは反則ではない」というものです。
彼らのしていることは、違法だと思いますが、彼らはそう思ってません。
しかし、道義的に許されないことであるのは、明らかです。
道義的に許されないことはするべきではないと思うのですが。