しまむらの記事を書いていて思い出したのですが、行政が企業に対していやがらせをした事件として、明和地所が国立市にマンションを建てた事件がありました。この事件では結局国立市側が負けています。
 MBOと異なり、直接の財産権侵害ではないのですから、行政にも行き過ぎがあったのではないでしょうか?
事案の概要
平成12年1月5日 明和地所が建築確認を受け、根切り工事を開始
平成12年2月1日 国立市の条例が施行(高さを20mに規制)
平成13年12月 高さ44mのマンションが完成
1 行政訴訟
 建築基準法の「現に工事中」に当たるかどうかが争われ、東京地裁は、「根切り工事は現に工事中に当たらない」とした。しかし、東京高裁平成14年6月7日は、根切り工事をもって着手と認め、住民の訴えを退けた。
2 建築物撤去等請求事件
  東京地裁は、景観利益を侵害したとして撤去を認めたが(平成14年12月18日)、高裁は、これを否定。平成18年03月30日、最高裁も高裁を支持
3 明和地所→国立市への損害賠償
  こちらは、地裁、高裁とも、一貫して営業妨害を認め、2500万円の損害賠償を認める判決が確定した(平成20年3月11日)。ただし、明和地所はこれを全額国立市に寄付しています。