イオン総会
平成27年5月27日
 
 司会者 定足数を満たしている旨の報告
開会のあいさつ  
 監査報告 田崎 正しく示している。法令定款違反はない。
 内永 ガバナンスの概要 取締役は5名が社外。報酬役員は4名中三名が社外。イオンがどのような進化を遂げるかなどを取締役会で議論。ダイバーシティ企業100選に選ばれた。取締役の機能を果たすことで株主の期待に応えたい。
 剰余金配当 議長…14円として支払開始。年間配当は2円増配し28円。
 報告事項の報告 議長…アジア、都市、デジタル、シニアがキーワード。
資産七兆八千億円
負債六兆円
純資産一兆八千億円
影響収益 過去最高七兆円
営業利益 1400億円
 岡田社長 増収だが営業利益が期待外れとなったことのおわび。 
今年は消費税の影響による駆け込みなどはなかった。
第一四半期は昨年を上回っている。
ドラッグストアは三月落ち込むが四月回復。
イオン。ダイエーは、三月は駆け込みがなくなった分、前年度より悪い。四月五月は上回る。
グループ経営改革 事業統合などを行いながらやってきた。スリム化、スピードアップを図る。
ヘルスウェルネスと経済圏構想が方向性。
今日、健康への関心が高まっている。
また、地域に根差した生き方が根付いてきている。また、東京一挙集中に対する批判もある。地域化が生じている。
ヘルスウェルネスは、薬だけでなく、食品なども含めたものである。健康への貢献を強化。食品だと、ナチュラルであることが求められている。
経済圏構想は、地域におけるあらゆるニーズに応えられる生活プラットフォームの構築である。地域生活全般を支援。お客様一人ひとりのシェアを高めたい。
価値観が地域を背景に変わっている。また、客は誰にも当てはまるものではなく、カスタマイズされた商品を求めている。さらにネットの脅威もある。人口の減少により、一人一人の金額を拡大する。
営業利益 1413億円 今年は1750億円。これは保守的な数字だが、確実に達成し、超過達成を目指す。
イオンリテール 岡崎社長
 GМS改革を行った。権限移譲をキーワードに改革を行った。
エリアの特徴のある品揃えなどが必要。本社をスリム化し、地域カンパニーに移動させてスピードある意思決定ができるようにした。
全店全新。
店舗改装 平均店舗年齢18年 そこで積極的に改装を進める。ゴールデンウイークは五%のびたが、改装した店舗では十五%伸びた。五割伸びた店も。今年度も改装を行う。
プロモーション方法の変更。ギリシャヨーグルトなど。全体で350万個の販売で品切れしたほど。
支社長が全員変わった。
レジ体制など基本の実行。
夏ギフトは本社版だけではなく、地域版も用意。
WAONでJリーグ四チームを支援。
ごちそうマグロを開始。完全養殖のおいしいマグロ。
セグメントされた専門店の集合体に。45ユニットをセレクトしている。これを今年中に150、最終的に200に増やし、ユニットの入れ替えを行って新鮮さをアピールする。
ダイエー 近澤 
お客様第一、地域密着、現場主義
選択と集中で成長をめざす。首都圏と京阪神に集中する。
北海道。九州は、イオンに承継。
関東90、近畿99にする。
ダイエーは自社グループ完結が強み。
例 日本中を美味しいと言わせる、では、黒毛和牛などを提供している。
 油・煙が出にくい焼肉など。子会社を活用して提供。
フードスタイルストアは都市型スーパーに食品専門店等をプラス。
 ジュースバーなど。
現場力強化のため、人材育成に努めている。1700名の研修などを実施。
現場力強化により特に食品の売り上げは上昇している。

10時50分 従業員映像 
 鮮度の高い野菜を提供する中年女性1 新鮮さを訴求
 薬剤師の中年女性2 在宅マインドが必要。
 コンシュルジュの中年女性3 感じよく接することで買ってもらえる。
  同 同⒋ お客様の立場に立って
 同 同3再び お客様の立場に立って。
 プライベート商品ハンバーグ担当の男性 タスマニアビーフでつなぎが少なく、おいしい。現場で直接話さないと伝わらない。お客様の声にこたえる商品を作る。
 イオンマレーシア 30年 中年女性イスラム教徒 ゼロからスタートし勉強した。従業員は家族。30年努められたことは喜びである。最高のコミュニュけしょんがあればお客さんは来てもらえる。
 11時3分 議長 ご視聴ありがとうございます。
議案の上程 議長 
 取締役9名 指名委員会の指名に基づく
 買収防衛策 2割以上を取得する場合に適用対象。意向表明書の提出を求める。

11時10分 質疑応答開始
 問1 去年と変わった。株主に沿った総会。去年は岡田さんだけが話した。今年はイオンリテールの社長などの話が聞けた。従業員ビデオもよかった。研修の内容。
 答1 イオンは教育に力を入れている。ダイエーも昨年からイオンなみの研修をおこなった。現場目線での研修を行った。
 社長 全従業員がお客様第一の理念を共有し努力。
 問2 ネットを使っている。ネットの利便性。お届けの平日の時間帯が6時から8時まで。WAONで決済できないなど。
 答2 ブラック(英語) 質問ありがとう。継続して改善するので引き続きご利用ください。ネットには力を入れていく。届ける時間についても真摯に改善する。商品の品ぞろえも改善する。またローカルな商品調達も取り組む。WAON決済は今取り組んでいる。いずれ発表する。数か月で改善する。
 問3 女性 イオンカードを持っている人は女性が多い。色を選べるようにしてほしい。ピンクがいい。
 答3 山下 実験的にやっている。貴重なご意見として、今年度中にはお知らせしたいと思っている。
 問⒋ 中小型店舗の改革について。
 答⒋ 岡崎 小型店についても予定より多く改装するつもりである。また、部分的な改善点をみつけたので実施する。
 問5 従業員の意欲をアップするために何をしているか。
 答5 高橋 インドネシアにも出店を予定。アジアで一番働き甲斐のある会社を目指して取り組んでいる。その一環として優秀従業員賞などを実施している。日本によんで表彰している。中国の従業員全員を表彰したこともある。
 問6 船橋支店の駐車場の出はいりが危険だ。
 答6 岡崎 さっそく調査する。可能な限り手を打ちます。
 問7 船橋のマックスバリューがいまいちだ。
 答7 スーパーの内容が似ていて規模が小さい。独自性が必要。改善したい。
 問8 女性 野菜がよくない。野菜がよくないので、野菜はイオンでは買ってない。ダイエーがおかしいと思ったのは、野菜が悪くなってからだ。内容の充実がヨーカドーに似てきた。差別化も必要。ハウスのカレー粉などは価格競争しかない。品質で勝負できるは野菜だ。まずは野菜だ。
 答8 貴重なご意見。柴田執行役 野菜の品質改善について 地域密着のため、本部中心ではなく、地域に仕入れの権限を委譲し、春からやっている。イオンアグリも立ち上げた。引き続き、努力する。
 リテール執行役 土屋 一つは仕入れを変えよう。もう一つは店についてから早く届けるようにする。タイムリーな発注などの従業員改革を開始
 問9 トップバリューやめようか。わくわくする商品がない。陳腐化。対策。
 答9 日経ビジネスの取材でこのようなことを言った覚えがない。なぜ書かれたのかわからない。率直に言ってセブンの提燈が多く、ジャーナリストとしての姿勢に疑問。対抗手段はないが、どのように世間に訴えるか考える。
 電子版には役員の回答が出ている。紙版は、それをセンセーショナルに集約している。電子版の方も見てほしい。
 議長 重要な戦略商品と位置付けている。改善に努める。
 問10 WAONのチャージ。チャージが店でしかできない。
 答10 専用機器の増設は年度計画で着実に実施。1500台を毎年増設。ファミマなどでもチャージできる。今後も安定的に増やしていく。
 問11 ポイントが低い。使いずらい。
 答11 森 イオンのポイントはいろんな店がカードを発行していて不便。ポイントも他社より少ない。現在プロジェクトチームを発足させ統合し改善することを検討中である。
 問12 ラウンジの利用時間。土浦では、7時まで。6時半以降入室できないことになった。
 答12 理由は分らないが人の手配の問題ではないかと思われる。そうであれば人材が確保できればもとに戻せる。
 問13 スーパーマーケットの価格帯戦略。いいものを提供するという印象。高くなるか。
 答13 お客様の求めるものをと考えている。効率の改善を図りながら適切な価格で提供。いいものだから高くなるわけではない。
12時4分あと二人
 問14 旧態依然としたやり方がダイエー凋落の原因。どう融和するのか。
 答14 近澤 2007名の提携以来、人材交流などを進めてきた。トップバリューについても、同様。ダイエーには仕入れ等に秀でた人材がいる。人材の力を発揮しながら再構築していきたい。
 問15 フィリピンの店で日系らしさがなかった。pBもなかった。
 答15 議長が担当した店だ。 岡田 現地化している。それなりに実績をだしている。昨今は日本ブームなどもあり、日本からの商品の要望が強くなっている。進出した当時は現地化がテーマだった。また、輸入は得意だが輸出は経験が少ない。輸出できるような体制づくりを進めている。ベトナムマレーシアなどでもそのような体制を作りたい。

 12時10分採決 
 役員選任 可決
 買収防衛 可決