13日からセンター試験ですね。受験生の皆さん頑張ってください。ところで、大学の学費はかつてよりもかなり値上がりしています。その理由の一つとして、予算が限られるなかで、大学の数が増え続けているというものがあります。

 ここでいう「大学」にはFランクの大学も含まれるわけですが、Fランク大学への補助金は必要なのか、むしろ弊害ではないかと思います。というのは、Fランク大学はどれだけ成績が悪くても入学できてしまうわけで、基本的には「高校時代に勉強しなかった人」が行く大学です。

 しかし、高校で勉強しなかった人を大学で勉強させるために、税金から補助金を出す必要があるのでしょうか?

 また、大学進学率は五割程度なわけですが、それでもFランク大学が存在するということは、「人並以上の成績を取っていたのに経済的理由などで大学に行かない人」が存在することを意味します。

 つまり、「高校時代に勉強しなかった金持ちの子息」は大学に行くのに、「高校時代に一生懸命に勉強した貧乏人の子息」は大学に行かないという極めて不合理な事態が生じているわけです。 

 これを是正するには、Fランク大学の補助金を削って上位校の学費を値下げすべきではないかと思います。これにより、「高校時代に一生懸命に勉強した貧乏人の子息」は、安い学費で大学に行き、「高校時代に勉強しなかった金持ちの子息」は、ヒトより高い学費を払って大学に行けばよいのではないでしょうか。